ダーク・ファンタジー小説
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- 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】
- 日時: 2013/05/10 21:34
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
序章
私は人を殺してしまいました。
え?一体誰を?そもそもお前は誰だって?
まぁまぁ、そんなに焦らずに。少しだけ聞いていってください
なぁに、たいしたお話ではありません。ただ最後に「人」に話を聞いて欲しいだけです。
とりあえず、自己紹介といきましょうか…
私の名前は阪元笹音。現在は大学生です。でも、事件が起こったのは高校時代。
平均的な女子で、容姿も普通で性格も頭のできも運動神経も全部平均的。ある意味私は手のかからない生徒でした。
高校生の時、特にこれといった事件もなにもなかったのですが、同じクラスの男の子が屋上から「飛び降り自殺」をしてしまったのです。
そこからでした。
今まで過ごしてきた、なんの変わりもなかった「空気」が
いっきに 変わってしまったのは。
- Re: 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】 ( No.29 )
- 日時: 2013/05/10 22:01
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
凛那
才能か…私も欲しいよ… モウ今見返したら泣きたくなるよ…下手すぎて…
- Re: 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】 ( No.30 )
- 日時: 2013/05/10 22:06
- 名前: 凜那 ◆0UYtC6THMk (ID: KkQpSREq)
- 参照: なんか暇。
私ってさ…。
小説書いてた時、ノートに書いてからカキコしてたんだよね・・・。
で、さっきそのノート見つけて心臓とまるかと思った。
字、汚いし…。意味不明だしw
- Re: 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】 ( No.31 )
- 日時: 2013/05/10 22:10
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
凛那へ
へぇ。見たいな〜 見せて^^
- Re: 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】 ( No.32 )
- 日時: 2013/05/10 22:12
- 名前: 凜那 ◆0UYtC6THMk (ID: KkQpSREq)
- 参照: なんか暇。
でも。多分、分かんないと思うよ
えっと…イナズマイレブンとか、ダンボール戦記って知ってる?
それ、書いてる。
- Re: 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】 ( No.33 )
- 日時: 2013/05/11 11:45
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
屋上に呼び出されたその次の日、直哉君は有水先生に呼ばれたらしい
六月十八日頃
「なんスか。俺、あんま暇でもないんですよ」
教室、先生と一対一という状況に少し動揺していた直哉君は得意のポーカーフェイスをとったけど、それもあえなく崩された。
「人の心には必ずしも闇が潜んでいる。それは光があるからだ。曇りひとつないなんてそんな奴いねぇんだよ。でも。少しの些細なことでその闇は光を呑み、支配する。闇に心を委ねることは簡単なもんなんだよ」
「…… 何がいいたいンスか?まじで帰りますよ、俺」
その終わりそうもない演説に痺れをきらして、足の方向を扉に向ける。
その様子を曇ったメガネ越しから映っていたのか、うっすら笑みを浮かべる。汚れている白衣のポケットに手を入れた。
その動作ひとつひとつが直哉君にとって錘になっていたらしい。
スベテに「意味」があるような気がしたんだって
「そんなに警戒しなくったっていいんだよォ。テメーはもう知ってんだろう?俺が言わない いえないって事ぐらいよォ」
「 残念ながら俺はアンタを信用しちゃいねぇ。コノ瞬間。アンタの言葉ひとつ一つすらな」
「それはそれはご苦労なコッタァ… 親友二人を背負ったお前もな」
その言葉に反応してしまったがそれは一瞬。
「そう思うんなら、 あの二人を解放しろ。なんの為に俺が『イイ子』のふりしてると思ってんの?」
「いいのかァ?あの二人を解放したその瞬間、 アイツらは堕ちるぜ?」
直哉君はそこまで聞いて鞄を手にした。
「 先生、何の為に俺が居ると思ってんスか?アイツらを止めるのも救うのも アンタじゃねぇ
俺だよ」
二人は今有水先生の いわば 操り人形と化していたんだ。
私は泣きそうになった。
あんなに信頼していた先生は 自分を正当化するために直哉君達を使っていたんだ。って
でも操り人形にも心はあったんだ。