ダーク・ファンタジー小説
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- 不死身の、独り言
- 日時: 2020/01/19 17:08
- 名前: 妖精 (ID: gKP4noKB)
初投稿です。おねがいします。 … 朝から、教会が鐘を鳴らしている。どうせ、またダンジョンにつっかかっていったバカな冒険者だ。たいてい、ここは子供を4人とか、5人産むから、次の跡取りになろうと必死なのだ。そしてそういうバカは大抵貴族だ。普通気が付くと思うけど。自分程度じゃあどうにもならないって… 私は、泣きはらす親を鼻で笑う。私は、他よりずっと長い時を生きているから、たかだか100年の生命を、もてあそび、狂わせている。それが、唯一の暇潰しだった。15で、今みたいにこういう考え方をしない、仲間がいる時ならば違った未来だったと思うけどね。さてと、今日もダンジョンで金稼ぎますか。私、いつ死ぬのかなぁ…。
目次
一章「ダンジョンの中の出会い」>>1
二章「神の名の元に」 >>9
三章「ユグドラジルと異端審問官」>>27
- Re: 不死身の、独り言 ( No.25 )
- 日時: 2019/12/18 21:29
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
なんか、書き方変わっている…
***
「ロg…いえ、教官は何故店を?」
「お金の問題でね。宝石はいっぱい持ってるけどね、あれは商売道具だし。」
前の世界線は稼いだけど、もうその金もそこをつきそうだし。
「そうですか…!!!エンチャント、出来るんですか?!」
世の中には付与魔術師は少ない。何故なら、よほど才能がない限り、(イブやビグルみたいに。)魔法を習得するのは至難の技なのだ。
「うん、まぁ独学だけど。」
「独学なら増して凄いですよ…」
結局、2人は全身装備を買っていった。
***
んあああああ!!忘れかけてた!急いで庭に出る。
「相変わらずでかいな…」
そこには、2本の大樹があった。
- Re: 不死身の、独り言 ( No.26 )
- 日時: 2019/12/19 22:55
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
紫と、水色の樹。紫は、実はれっきとした妖精である。水色の樹は、近くに長く幽霊がいた証拠。2つの樹に魔力を注ぐ。
「こんなもんかな。」
店も見なければならない。急いで帰るのだった。
***
「おいおーい!俺様は王族の使い、ミール様だぞー!」
出ねぇ…全く、ここの主人はどんな神経してやがんだ…かれこれ1分たつぞ。王の使いは第2優先だぞ?
「くそっ、もういい!」
あの主君、アンナ・カルエ・メール様に殺されるよりましだ。そこらの武器を袋に放り込む。そして、外にでようとすると…
***
都会は怖いね、泥棒が入るなんて。
「さてと、3大王家を配下にするのを目標に。」
メール家を操りますか。
- Re: 不死身の、独り言 ( No.27 )
- 日時: 2019/12/20 21:37
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
第3章『ユグドラジルと異端審問間』
【ごーしゅじーんさまっ、ビグルさんから手紙ですよー】
「あー、そこ置いといて。」
またご飯のお誘いかな?結構美味kっ!?
***
それから、1時間後。私達は空飛ぶ船(飛行船というらしい)に乗っていた。
「でも、よりにもよってユグドラジルとは。」
「何かあったんですか、教官。」
「いやー、それがね、昔ここのダンジョン行ったことあったんだ…400年前にね。」
「でも記録は残っていないでしょ?じゃあ大丈夫なんじゃないの?」
「それが残っているんだよね。私その時中にあった道具持って帰ったんだけど長老が奪おうとしてて。その時犯罪者として、ね…」
そう言えば、ここには樹の女神の信仰があったなぁ…
「いやそれ、大丈夫じゃないですか。」
姿変えるのは、楽勝だけどね。髪を白髪にして、角を生やす。よしばれない。
- Re: 不死身の、独り言 ( No.28 )
- 日時: 2019/12/22 19:26
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
「いや、何です?その格好…」
「ん?本体。」
大体私って呪いにかかっているんだよね。寧ろ今までが変身だったからな。その事を伝えると、物凄く驚かれた。
***
その後、船内で菓子を食べていると、ハルがやって来た。
『コレ絶対あんたの兄弟からでしょ、ちゃんと返事しなさいよ。』
うぇ、アイツまだこの世界線に居るのかよ。しょうがない終わったら行ってやりますか。
***
「ふん、お前たちが騎士団かぁ…弱そうだな。俺様とリリネだけで勝てるんじゃないのか?」
「タヒト君、それは言い過ぎだし、第一失礼だよぉ…」
おい、こんな餓鬼から事情調査とか、罰ゲームかよ。
「えーっと、どうして君たちが事情調査を受けるの?」
地味に言葉に怒りが混じっている。やっぱりビグル君も怒ってんだな。ちなみに長官とビナルスは来ていない。あと、少し前にローグ家にハルがいったけど、オーブとエダムが居なかった。何か、関連が有るのだろうか。考えてたら、話は終わったらしい。しょうがない、ビグル君の記憶覗きますか。
***
「ダンジョンをあんな餓鬼とねぇ…」
今までLv3に付き添いをしたのが一番下の記録で、それ以下をしたことはなかった。それともうひとつ。ビグル君の記録を見た時、あったもの。それは…
- Re: 不死身の、独り言 ( No.29 )
- 日時: 2019/12/26 21:47
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
企画募集中(人気投票とか)
「うーん無いなぁ…」
今、私はこっちに作っていた適当拠点の書庫を漁っている。あの時ビグル君の一部に巣食っていたのは、人食鬼だった。しかも、結構ランクの高い。そういう前例があったのか、そうでないのかは分からない。そういうことで、調べていた。
「これが最後の一冊かぁ…」
あらま、載ってた。まぁ題名が
【魔獣の恐ろしさ】
だからな。私は、読み始めた。
***
そこは、暗い部屋だった。そこに座っている人の顔もよく見えない。声が響き、夜も遅い為、恐さが増す。
「どうやら、王家と騎士団に忍ばせた偵察は、死んだようです。如何なさりますか?」
「まだ、その死体は使えるのか?」
一番大きな椅子に座っていた人物が、威圧感のある声で問う。他の椅子に座っていた者達は、黙った。唯一立っていた人物が答える。
「ええ。…ひょっとして、アンデッドとしてお使いになるつもりですか?しかし、あの死体をアンデッドにすると、生きていないとばれる可能性が高いです。」
「ふむ、大丈夫だ。肉人形として使う。中に入れる魂を持ってこい!」
「「「はっ!」」」
人気の無くなった部屋で、立っていた人物が椅子に座った人物の前に膝をつく。
「全ては、ハデス様と、『逆戻りの時計教』のために。」
そこに朝日が差し込み、2人は消えた。