ダーク・ファンタジー小説
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- 不死身の、独り言
- 日時: 2020/01/19 17:08
- 名前: 妖精 (ID: gKP4noKB)
初投稿です。おねがいします。 … 朝から、教会が鐘を鳴らしている。どうせ、またダンジョンにつっかかっていったバカな冒険者だ。たいてい、ここは子供を4人とか、5人産むから、次の跡取りになろうと必死なのだ。そしてそういうバカは大抵貴族だ。普通気が付くと思うけど。自分程度じゃあどうにもならないって… 私は、泣きはらす親を鼻で笑う。私は、他よりずっと長い時を生きているから、たかだか100年の生命を、もてあそび、狂わせている。それが、唯一の暇潰しだった。15で、今みたいにこういう考え方をしない、仲間がいる時ならば違った未来だったと思うけどね。さてと、今日もダンジョンで金稼ぎますか。私、いつ死ぬのかなぁ…。
目次
一章「ダンジョンの中の出会い」>>1
二章「神の名の元に」 >>9
三章「ユグドラジルと異端審問官」>>27
- Re: 不死身の、独り言 ( No.1 )
- 日時: 2019/11/19 22:37
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
なんか、2話も書きます。 …ダンジョンで、少年と出会った。親の命令で、仕方なくらしい。つくづく酷いね…本当かな。 「兄が、死んでしまって…汚名返上にって…運がいいから、こうして2回もダンジョンにこれるんですけどね…」 その後ろで、モンスターが爪を光らせていた。 「来てるよ。」 「知ってます。」 そう言うと、剣をふりかぶってモンスターに一撃を喰らわせる。親が送り出したのも納得だ。 「一瞬、炎をまとってたけれど。あれは…?」 「何故か、なるんですよ。…助かってますけど。」 多分、アレ。異能主義者、サラマンドラ。こいつ、面白そうだ。家に帰ったら、あいつに言わないと。 全く『魂の悪魔』なんかと契約するんじゃなかったよ。手柄を奪おうとする輩を始末しつつ、いつものことを考えた。
- Re: 不死身の、独り言 ( No.2 )
- 日時: 2019/11/19 23:03
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
3話次から、シリアス多めにします。 「ねえねえ、ビグル君。」 「何ですか?」 「君さあタイマーって知ってる?」 「えっ?」やっぱり知らないかぁ…ってまだ2回目か。まず、何回も来れないしね。「あのねえダンジョンに居れる時間って限りがあるから。あと10分位かな?」「いや…それ大丈夫ですか?」いやいや、すぐ後ろに出口在るし。それに気が付いたビグルは、わざとらしい咳払いをする。いやー、面白い。***家に帰ってきた。あの後、アドレスとか聞かれたなー。面白いから教えたけど。ランタンに話しかける。「ただいま」『おかえり…また、ダンジョンいってきたの?』呆れた声、『魂の悪魔』リーフだ。契約の時、ちょっとした手違いがあって上と下に別れなくなってしまった。以来、友達のような関係である。明日ビグルの家でご馳走してもらえる事になった。人助けはするもんだね!
- Re: 不死身の、独り言 ( No.3 )
- 日時: 2019/11/19 23:29
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
4話 約束 「すみません!」「いや…これはちょっとね…」 目の前に、モンスターを大量に積んだトラックが留まっている。これを、片付けなければいけないらしい。ため息をついて指をふる。消え失せた。トラックごと…運転手も。黙っているビグルに聞いてみる。「なんで、怒らないの?」 「…約束したから。」珍しく見せたその表情に深追いする気は起こらなかった。 **『サラマンドラねえ…』リーフによると、初めは勝手に炎を纏ったりするレベルだが、慣れてくるとそういう魔法が強くなったり、炎を操れたりするらしい。『しかもね、ちょっとあの子は特別で…フェニックスって知ってるでしょ?』うん、常識だからね。『あの子、多分サラマンドラじゃ無くて、フェニックスだと思うのよ』はぁ?
- Re: 不死身の、独り言 ( No.4 )
- 日時: 2019/11/20 18:51
- 名前: 妖精 (ID: 3edphfcO)
5話 デスゲームと死神 コメント求む リーフの話は信じがたい話だった。それと共に真実だ。『どっちかっていうと、使い魔かな。契約と言うよりも勝手にくっついて来てるけどね。』そう言えば、私の使い魔は元気かな。様子を見に行こう。ランプを持って地下へ降りる。そこには、私の実験台がありそして。そこには死神が居た。「タナ。久しぶりだね。」【ご主人!?いつの間に。】いつも通り、声はくぐもっている。「まあこれからダンジョンに連れていこうと思っていてね。」【本当に!?ありがとうございます!】ついでに、ダンジョンで手に入れたグリモワールを渡す。【これ、かなりレアな物じゃあないですか!】興奮している様だ。そうしていると、ノックが聞こえた。ドアを開けると、ビグルが立っていた。「デスゲームに参加してください。」