ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- クランボイス
- 日時: 2012/10/09 22:42
- 名前: 多寡 ユウ (ID: mVHy..WT)
二次小説のほうで少しやっていましたが、このようなものを書くのは初めてです。二次小説を書いている人がシリアス書いたらこんなもんか、程度にみていただいて大丈夫ですので、よろしくお願いします。
更新は二次小説の方と連動してやっていくので、多少ではありますが更新の遅れがあります。それでも時間を見つけてコツコツやっていきますので、よろしくお願いします。
人物一覧表
橘 呼堂(たちばな こどう)
私立聖九輪高等学校一年一組。地球外現象研究会部員。6歳より前の記憶を所持していない。一見すると穏やかな性格だが…。
橘 恵美(たちばな めぐみ)
日本科学センター所属研究員。橘 呼堂の義理の母親。通称:メグ
小鳥遊 遥(たかなし はるか)
私立聖九輪高等学校一年一組。地球外現象研究会会計。橘 呼堂に片思い中。
聖九輪 携太(せいくりん けいた)
私立聖九輪高等学校一年一組。聖九輪グループの御曹司であるが、性格はかなりマイルド。地球外現象研究会部長及び創始者。
星九輪 姫子(せいくりん ひめこ)
私立聖九輪高等学校二年一組。
現私立聖九輪高等学校生徒会長。通称:ヒメ、会長。聖九輪 携太の姉。
- Re: クランボイス ( No.41 )
- 日時: 2013/01/09 13:32
- 名前: 優 ◆zrFYNGqJJY (ID: /Cq5TdiQ)
1個違いとは思えない文才にビビった。
どうかその文才を私に下さい←
えぇっと、面白かったよ。続きが気になるね…。
更新頑張ってね^^
- Re: クランボイス ( No.42 )
- 日時: 2013/01/09 19:00
- 名前: 多寡ユウ ◆HbmctahR4E (ID: 6xDqgJhK)
いやいや、俺なんか文才も画力もないから……。
説明ぐさくて、ながったるいだけだよ。
- Re: クランボイス ( No.43 )
- 日時: 2013/01/11 15:54
- 名前: 優 ◆zrFYNGqJJY (ID: /Cq5TdiQ)
実際ありまくりだよ。
いや、それでこその面白みってのもあるんじゃないかな?
- Re: クランボイス ( No.44 )
- 日時: 2013/01/12 08:06
- 名前: 多寡ユウ ◆HbmctahR4E (ID: fOW/FHMu)
日本科学センター内の、全面ガラス張りにされたエレベーターに、二人の男が乗っていた。
エレベーターが徐々に高度を下げている中、大柄な黒髪モヒカンが、橘恵美が来るつい先ほどまで冷静だった金髪オールバック碧眼に尋ねた。
「おいシン、どういうつもりだ。何故あそこまで恵美さんにきつく当たる?仮にも彼女は、橘 呼堂の母親をやってくれているんだぞ。彼が生まれた15年前からな。そんな彼女に……、あんなにも言う必要性は、無かっただろう」
大柄な黒髪は、シンと呼ばれた男に意味が分からないという表情で言う。
しかし、その巨漢が痩せた金髪の方を向いても、金髪の方は巨漢には振り返らず、じっとエレベーターが降下していくのを電光掲示板を見つめながら確認していた。
やっと声を発したのは、66階で大柄な黒髪が尋ねてから、10階まで来た所であった。
金髪は突如にして、息を軽く吐き、逆質問してみせた。
「じゃあなんだ、ドンさんはあいつを野放しにしてろって言うのか?橘 恵美をこのままにしたら、彼女自身が何をしでかすかわかったもんじゃない。橘 呼堂、以上にな。
それに彼奴、橘 呼堂を、人間じゃない奴を一般人と同じトコろに放ってろつうことはできないだろう。んなコト、できるわけねぇ。させもしねぇよ。
この俺が、な。」
「….…お前の気持ちもあるが、感傷的になっては駄目だ。一番不安なのは、橘 恵美、彼女自身なんだから…………」
「……………………………………………だから無理だっつってんだろがっ!!!!…………………………………………
ドンさんには、分からねえよ。ダチを、仲間を、家族を、好きな、奴を……………………何もかも、ボイサーに、ギタギタにぶち壊され、ぶち殺された奴の、気持ちなんかな。わかって、欲しくもねぇ。………………………………それだけだ。…………………………………感傷的になった点は済まなかった。
次からは、気を付ける」
一気に話された内容に、ドンは何も言えず立ち尽くしていた。
チンッという音に伴い、重力抵抗が全身を襲ったかと思うと、一番下の1階に、やっとたどり着いた。途中で止まるコトなく、66階から1階まで静かにエレベーターは降りて行ったのだ。
「…………………………そうか」
一階のドアがドドンという重苦しい音と共に開いたあと、ドンがシンに言えた言葉は、それだけしかなかった。
癒せない。この男の傷跡は、余りにも深すぎる。
ドンは俯きながら横目でシンを見て、そう感じていた。
- Re: クランボイス ( No.45 )
- 日時: 2013/01/12 17:50
- 名前: 多寡ユウ ◆HbmctahR4E (ID: zx5jjBXL)
登場人物。
友永 深 -Tomonaga Shin-(シン)
とある組織のエリート幹部、苦い過去をもっている様だが知る者は少ない。金髪碧眼オールバックで、バリバリのヤンキーの様な顔立ちをしている。ドンの後輩ではあるが、柔術、計算能力、射撃に長けているエリート。17歳。
築壁 純-Kizukabe Jun-(ドン)
とある組織の幹部。黒髪巨漢モヒカンで、シンの先輩で一応師弟関係であるらしい。シンからは自らの首領ということと、体格からドンと呼ばれている。綺麗な女性にめっぽう弱く、一瞬でメロメロ状態に陥る。空手術、逮捕術、射撃に長けている。25歳。