ダーク・ファンタジー小説

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私は誰にも見えやしない
日時: 2012/11/12 15:23
名前: *うさ* (ID: w/qk2kZO)

作品紹介

このお話は、池田日向(いけだ ひなた)が主人公です。とある平和な中学校が、ある事件によってにぎやかになりますが、その事件はありきたりな飛び降り自殺。でも、それは真相ではありませんでした。

気まぐれ更新ですが、ヨロシクおねがいします。

Re: 私は誰にも見えやしない ( No.22 )
日時: 2012/11/13 21:03
名前: *うさ* (ID: d.VkFY9X)

人物紹介①

池田日向

優しくて明るくてちょっぴり面白い。生前はみんなの人気者だった。幽霊だけどただその辺りをさまようだけの、霊力のない幽霊。
肩までのさらさらの茶髪に、栗色の瞳。整った顔立ちのため、みんなのアイドル。妬まれることもあるけど、不思議とみんなが守ってくれる。

Re: 私は誰にも見えやしない ( No.23 )
日時: 2012/11/16 15:05
名前: *うさ* (ID: 4dKRj7K1)

「そっか…仕方ないね」
私は責めるつもりはなかった。それより、一番ムカつくのは早苗だ。
「ちょっと!さな…アレ?」
どうやら、早苗はさっさと逃げてたみたいだ。何それ。ムカつく。
「てか、由希、いつの間に私が見えるように…」
「委員長さんがね、『近藤に恨みのある人間には日向さんが見えるようになるの』って言ってた…多分それでだと思う」
由希はいつもの淡々とした口調に戻っていた。そうだな…私が生きているときも、はじめはちょっととっつきにくいと思ってた。ま、そんなことはどうでもいい。
「早く早苗を探さないと!!」
「ほっとけば?幽霊なんだからのろいもかけられるし」
…のろい?あ、そうか。由希がそんな怖いことを言ったのは初めてだけど、信じられるな。さて…どうしようかな…。まあ、機会を見てやればいい。

Re: 私は誰にも見えやしない ( No.24 )
日時: 2012/11/16 15:12
名前: *うさ* (ID: 4dKRj7K1)

そこから2か月が過ぎた。私は中2になった…はず。とある教室の窓からのぞいてみると、数学の授業中だ。私、生きているときは数学の授業のときだけ生き生きしてた。つまり好きだってこと。…おや????一番後ろの席に、とびきりかわいい女の子が座っている。その横で何かを教えているのは…間違いない…………近藤。
「もぉ〜わかんない!!!」
「サッキー、落ち着いてよ〜」
「だから、俺さっき言っただろ。ここはこれを足したら…」
「わかった〜!ありがとね☆」ニコッ。
屈託のない笑顔で近藤に礼を言う女の子。会話を聞いていると、サキっていう名前なのかな。その子は、近藤と初対面だろう。そうでなきゃ笑顔で接せない。嫌な予感がする。どうか私の仲間にならないで。

Re: 私は誰にも見えやしない ( No.25 )
日時: 2012/11/16 15:24
名前: *うさ* (ID: 4dKRj7K1)

次の日。また同じくらいの時間—6時間目の終わり—に、同じところにきた。
「さぁちゃん、今日居残りだね」
「??…え?あぁ、そっか」
「嫌じゃない?」
「別にね。先生いなかったらいーんだけどー。てかぁー居残り超楽しいよ♪」
私も、ほほえましく思えた。サキちゃん?かな、まぁとにかく学校が楽しいんだと思った。
「サキ、がんばってねぇ☆」
「がんばります!じゃバイバイ!!」
先生と、サキちゃんと、知らない男子と…っ!!?!?近藤がいる!!!!!まぁ、先生もいるし、知らない男子もいるし。
「藤田ー、水筒ここに置いとくぞー」
「サンキュ!じゃね☆」
まじ!!??先生も帰っちゃう。これは…でも、サキちゃんに私は見えないから、意味がないみたいだ。
(ラッキー☆先生いないしー)
サキちゃんの心が見える。大丈夫かな…。
「連休憂鬱だな」
ゲッ!!!!!!!近藤が口を開いた。サキちゃんがくるっと体の向きを変えた。

Re: 私は誰にも見えやしない ( No.26 )
日時: 2012/11/16 18:08
名前: 梅次郎 (ID: 0inH87yX)  

こんばんは(・∀・)ノ

雑談掲示板でお世話になっております!!

偶然小説を見つけたんで読んだら……



ドはまりだーーー!!!

超上手!文才ありすぎよ!
読者になるね☆


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