二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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フェアリーテイル〜呪われた少女〜
日時: 2010/10/22 07:22
名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)

はい。クリックありがとうございます。

初めて書くので心配ですが、読んだらなるべく感想をお願いします。

=注意事項=
1変なコメントは止めてください。
2遅いです。駄文です。ゼッタイ。
3短編になるかもしれません。
よろしくです。

オリキャラ
名前:ルディ・シーリア
年齢:19
魔法:謎
性別:女
性格:クール 短気
備考:外見は普通の女の人だが、クールさと外見とのギャップに大概の人は驚く。

〜プロローグ〜

「なんで…近づいちゃいけないの?」

一回聞かれた事がある。

だって私は呪われている。

呪い…とは、私が触った人が

何らかの事故や不幸な事に巻きこまれる事。

死にたい。私なんかいなければ…

そう思った。けど…

死ねないんだ。

永遠の命を約束されたから

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Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.36 )
日時: 2010/12/05 10:50
名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)

〜第20話 傷の痛み〜

〜海岸〜

被害状況は着いた直後、判明した。

なぎ倒された木々。ぽっかりと開いた穴。
焼けた砂。温度は異常だった。

煙が立ち上げ、天へと伸びている。

煙の中から、人が出てくる。

「……ッ…」

ハミングはそれを見て、後ずさりをした。そして、ここへ来た時のように震えていた。

「ラグリア。」

ハミングは短く合図を取ると、武器を出した。

煙の中から出て来た人々はハミングを見ると、それぞれ声を上げる。
ハミングは睨みつけ、叫んだ。

「…あんたら、ここがどこか分かってるの!?」

そして、後ろからその人々の頭と思わしき男が現れた。

ハミングはその男に飛びかかろうとするが、ラグリアがそれを制した。

「おぉ。分かっているさ。正規ギルドフェアリーテイルの所有している、ルーン島。

俺達はそう言う所専門の盗賊さ。」

「……立ち去れ。」

盗賊の頭がふっと笑った。
ハミングは下を向いたまま、怒り溢れる声で告げる。

「何か言ったか?小娘。」

「立ち去れと言ったのよ!!!!!!」

ここまで感情的になるハミングを見るのは初めてだ。
普段は滅多に叫んだり、怒りに満ちるなど、ありえない。

「ハミング!!落ち着け!!」

「…ごめん。無理。」

「ハミング!!」

ハミングはラグリアの腕を振りほどき、敵を殲滅する。
ルディはラグリアに呟いた。

「どうしたの?急に……」

「俺も、戦いたいんだ。」

「えっ……!?」

ラグリアは持つ太刀に力を込める。
ルディは有り得ないと言うように首を振る。

「あいつは、俺らをさらった張本人だ。だが……」

ラグリアはそこで言葉を区切る。
ハミングが敵に飛ばされ、体から着地する。

「くっ……」

「……ラグリアは何で戦わないの?」

ハミングはまた走りだす。
何時の間にかもうボロボロだ。

「俺らはアイツにはかなわない。」

「えっ……」

「ハミングも分かってるんだ。

魔力の差。実力の差…全てでかなわないんだ……」

ラグリアがこんなに弱音を吐くのを初めて見た。
ルディは魔力を増す。

「ラグリア。」

「……!?」

「人は弱音を吐いたら終わり。だから……










弱音を吐くのは、命の灯火を消してからにして。」

ルディはハミングの加勢に着く。

「ルディ!!」

追いかける気力も無くラグリアは呟く。

「俺は……」

Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.37 )
日時: 2010/12/09 20:10
名前: リリア♪♯ (ID: CA3ig4y.)
参照: 最近フェアリー小説が賑やかだね!!

〜第21話 復讐の渦〜

ハミングとルディの攻撃は続いていて、とうとう“犯人”一人になったが、ラグリアが加勢していても、三人は相当息が上がっていた。

ハミングは最後の忠告と共に、昔の事を聞いた。

「なぜ・・・私達をさらったんだ!!!」

敵はにやりと笑う。 

「ふっ・・・なぜさらったか・・・か。


金の為だ。それの為に俺ら盗賊がいるんだろう?」


「下劣だ。」

「—————ルディ。」

「分かってる。」

敵の下劣さは分かった。目的も。

それが分かったのだから、後は始末するのみだ。

三人は魔力を増し、敵を見据える。

「「「合体魔法ユニゾンレイド!!」」」

ハミングとラグリアは太刀に力を込め、敵に向かって走り、一撃を食らわせる。

常人では目にもとまらない。

ルディは空を仰ぎ、呪文を唱える。

その間もハミングとラグリアの攻撃は止まない。

「第四大木の木々、精霊よ。

契約に従い、我に力を貸して!!」

巨大な四本の木がルディを囲むように生え、そして、凄まじい光を出し、ルディが最後の呪文を唱える。

「四つの太陽(フォーサニー)天の恵み(テンペストウォール)!!!!」

空から雨のような棘が降り注ぎ、一点に当たる。

そして、見た時には、もう倒していた。

「サイテー。」

ルディは敵を貶し、その場を去った。

Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.38 )
日時: 2010/12/12 19:21
名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)

〜第22話 強化合宿の夜〜

ルディ達が無事帰還した時には、ほぼ全てのチームが戻っていた。いずれもボロボロだ。

ハミングは報告を済ますと、腰を下ろす。

「あいつ…か。」

傷は一応処置し、全部のチームが戻った時、強化合宿の1日は終わった。

当然、女子荘、男子荘に分かれて泊まった。

ルーシィとルディは隣同士だったが、どちらも凄まじい戦いの後。
ただ座ったままだった。

「ルーシィは良く無事だったよね。」

「うん…でも、ほぼナツがやった。」

エルザがやって来て配給された弁当を二人に渡した。

ハミングも一緒だ。

「何をバテている。明日もあるぞ。」

エルザの一喝。確かに明日もあった。

「「う…うは〜い」」

「さ、分かったら風呂を沸かして、布団しいて。バテてないS級魔導士は三人だけなんだから。」

「「え…ええ〜!?」」

一方の男子

「おーい!!メシだメシ!!」

「騒ぐなクソ炎!」

男子は、後先など、考えていない。

「「「「「「いただきまーーーす!!!!!」」」」」」

食ったら寝る。それが男子だ。

〜女子荘〜

「な…何か男子荘がヤバい感じになってそう…!」

「あっちはS級魔導士一人だもんね。」

大浴場に先に入った二人。窓越しに見える男子荘がやけに静かだ。

「ラグリアは多分、一人で風呂沸かして、一人で布団敷いて寝ると思う。」

「確かにそうね。」

「「ハミング(さん)いつの間に!?」」

ハミングと、後ろにはエルザ。

「今さっき入ったの。」

〜夜〜

「「「(お邪魔しま〜す……)」」」

ハミング、ルディ、ルーシィ&エルザはこっそりと男子荘に入って行く。

やはり一番広い居間で、全員重なって寝ている。

「(ナツもグレイも…(半汗))」

飲み食いした跡がそのまま残っている。
酒も多く飲んでいるようだ。強烈な匂いが立ち込める。

奥の寝室に二人、寝ている。

「(あ、見て。)」

ラグリアが寝ている。

その横には、マスターがいる。

「「(親子!?)」」

4人は一通り見終わって、男子荘を後にした。

「やっぱりヤバかった。」

「ふ…明日が楽しみだ。」

ハミングとエルザは笑っていたが、逆にそれが恐ろしいまま、夜が明けた。

「2日目だ…」

「よし!頑張るぞォ〜!」

「おおっ!」

意気投合するルディとルーシィであった。

Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.39 )
日時: 2010/12/18 11:36
名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)

〜第23話 アルシェの酒〜

2日目、最終日の朝。

男子は昨日の事もあって、ラグリアとマスターを除く全ての男子が二日酔いしていた。

「やっぱり思った通り…」

ルーシィは笑いをこらえている。
エルザは情けないと言う感じに首を振った。

「ナツまで酔ったの?」

「うん。二人共。」

「ナツまで……?」

ハミングは疑問に思った。

普段、ナツは酒で酔う事はあまり無い。

「まさか…!」

ハミングするは男子荘に向かって走り出した。
エルザも、ハミングに続いて走り出す。

ルディは追いかけようとしたが、マスターの話が始まる。
仕方無く止まり、マスターの方を見る。

「最終日の内容を発表する!!」

男子は元気が無いせいで、歓声は起こらない。

「今回は、シスルと言う秘薬を取って来てもらう。これじゃ。」

固く、人の力ではとても割れない。
周りには棘が生え、色は若草色。

マスターはその葉をしまうと、また言葉を続けた。

「男子は二日酔いの者もいるようじゃが、手加減はしないぞ。」

そして、開始の合図が鳴り響く。

パーーーーン!!

そして、男子も仕方なく歩き出す。

その時、血相を変えてハミングが戻ってきた。

「ルディ!早くシスルの木を!!」

「えっ!?どういう事!?」

「いいから早くやるんだ!!」

ルディはエルザに言われるがままにシスルの木を出す。
十数本程度の木々が一気に出てくる。

「この木がどうしたの!?」

「説明はあと!」

ハミングはシスルの木の葉をちぎると、木にもたれるようにして座っているナツの額に当てる。

すると、淡い光を出して、消えた。

「…?」

ナツは酔いが覚めたようだ。

グレイにも同じ事をする。

「ハミング、何してるの?」

「昨日男子が飲んでいた酒は、アルシェの酒。通称“毒霧酒”。」

エルザは酒を地面に一滴垂らす。

すると、液体がついた所が焼けたように音を立てて消えていく。

「知ってる!飲んだ者は何らかの異常状態になり、最悪の場合命を落とす…!」

「そう。それを唯一治せるのは、シスルの葉。」

「男子達全員にこの葉を当てる。そして、毒を治す。」

「いいか?今は男子の毒を治す事が先だ。」

マスターとミラも、それを承認した。

「ナツとグレイはここに居て。」

「何で…!」

思いっきり立とうとしたのだろう。

しかし、なぜか立てず、そのまま座ったままだ。

「何で…!?」

「アルシェの酒を飲んでいた昨日…ラグリア。」

「午後6時からだ。そこで酒が届いた。」

「じゃあ午後6時。今は午前9時30分。約15時間半の間、毒に蝕まれている間、知らずの内にずっと体力を奪っていたの。」

「しばらくは動けないだろう。休んでおけ。」

ハッピーは拠点に残り、あとのルーシィ、エルザ、ルディ、ハミング、ラグリアは解毒に向かう事にした。

「エルザは東、私は西。ルディとルーシィは南、ラグリアは北に向かって。

もし、分からなかったり、終わったら、点在している紫の木に触って。光って教えてくれる。」

「無事、戻ってこいよ。」

「「「「「フェアリーテイルのためたに!」」」」」

そして、全員散った。

「早くしないと…!」

ハッピーは心配そうに、空を見上げた。

Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.40 )
日時: 2010/12/27 08:26
名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
参照: 久です♪

〜第24話 独奏ソロ

アルシェの酒の毒は、徐々に収まりつつあった


本当の地獄はここからだとも知らずに。


〜ルーシィ・ルディチーム〜

「ルディ!あと何人くらい!?」

全力疾走で森を駆け抜けて行く馬。
馬はここに住んでいる種族で、風のように走る。(ある魔導士に貸してもらった。)

馬にはルディとルーシィが乗っていた。
ルディは鼻をひくつかせる。

「5…6…最低でもあと10人。」

「エルザ、ハミングさん、ラグリアさんの木々はもう光ってたから……」

「御察しの通りね。……一番遅れてるわ。」

「ヤバいよ!!早くしよう!!」

「分かってる!!」

馬はさらに加速した。

〜ハミング〜

「毒は、ようやく収まってきたわね…」

すると、後ろでガサッと音がする。

束の間の緊張が走るが、出て来たのは、ラグリアとエルザだった。

「…終わったようだな。」

「でも、ルディがまだ終わって無いみたい。」

エルザが、急に顔を上げる。

「私達もルディに加勢するぞ。」

「どうしたの?そんなに慌てて。」

「毒に侵された者を一時間放置していると、そこから感染を起こすんだ!!」

「感染!?」

「それは、爆発的に起こる。そうなると、もうシスルの葉も効かなくなる。」

「は…早く言いなさいよ!!!」

ハミング達3人は、ルディの加勢に向かった。





     =残り時間、あと15分=


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