二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜
- 日時: 2010/11/02 21:06
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
初めまして!ぬら孫で小説を書きます!
あんまり見てない&マンガもちょっとしか見てないので、完全におかしくなります。
ちょくちょく更新するので、見て下さい♪
〜主人公〜
名前:留欄
年齢:リクオと同じ
容姿:黒髪のショート
性格:少し真面目な部分もあるが、ほとんど雜。適当。飯の話には興味を持つ
備考:今は普通に学校に通っているが、実は妖怪の血も半分流れている。その力は未だ分からない。
元奴良組らしい。
宜しくお願いします。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.21 )
- 日時: 2010/11/19 19:23
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
ちょっと唐突な始まり方の番外編でごめんなさい((汗
これから番外編では、他の妖怪達と留欄の出会い等について書いていきます!!
本編も、番外編も宜しく御願いします!!
コメントもお願いします♪
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.22 )
- 日時: 2010/11/20 19:06
- 名前: ミツバチ (ID: CA3ig4y.)
〜第15話 夜明け〜
鈴音は、風邪で休んではいなかった。
糸。留欄と繋ぐ糸だ。今回は様子見で、ガ学校を休む事にした。
「あんたも物好きね。」
後ろから、高校生…丁度リクオと同じ位の少女が立っていた。赤茶色の髪。ショートパンツにパーカーと言う格好で鈴音の後ろで座っていた。
「もう少しで、父さん達の所へ行けるんだ。感謝しろよ。」
「感謝って…死ねばそこに行けるんじゃない。」
「そこに行けないから苦労しているんだろう。」
振り向いて言った。
二人は既に廃ビルとなった所に居た。
「復讐と怨念。二つの邪に纏われ、そして残った。もう時間は無い。」
「早く終わらせよう。兄ちゃん」
「まぁ待ってろ。次の新月、来週くらいか。その時、俺達は元の場所へと帰れる。」
鈴音は立ち上がった。
「同意ね。」
少女は不敵に笑った。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.23 )
- 日時: 2010/11/21 08:37
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
↑の小説、私が作った物です!
友達の名前を消さずにつかっちゃって…
混乱させてしまってごめんなさい!!
〜第16話 人生最悪のお泊まり会〜
今日は休みの日で、留欄は屋敷の自室にいた。
留欄はいつも着ている着物を洗っていた。(着物は一枚しか無く、あまり洗っていなかった。)
「……ふう…」
洗濯が終わると、雪女とリクオが出掛けて行く姿を見た。
清十字怪奇探偵団…だったかの(覚えてない)収集命令がかかったらしい。
「(…私も誘われてたんじゃん。)」
そう思うと、普段着(いつも若奈さんがくれる)を着て、屋敷を出た。
そんなに妖怪が見たいのなら、見せてやろうかとつくづく思う。
集合場所は、勿論、妖怪が出たとの噂がある所。それは、生憎にも前、リクオと戦った場所だった。
「うげ…」
一瞬たじろいだのも見逃された。リクオは苦笑いしている。
「ここは前、夜中に白く光る髪の少女と、同じく白く長い髪を持った男性が、ここで戦っていたらしいんだ!!」
うわ〜完全にバレてる。
清継が出したパソコンには、ハッキリと私の顔が映っていた。一瞬青くなる。
「これが少女だ!妖怪と言えど、綺麗だな〜」
あのぉ…名前分かっちゃってますけど。
下に思いっきり留欄って書いてある。
どこからか撮った物らしい。動画まであった。
音声付き…
ただ、妖怪の時とは少し声が変わる。
人の時は、少し高い声が、妖怪の時はもっと大人じみた声になる。
「そんな事より、今日は何すんの?」
裏返りそうな声を必死に抑え、知らないふりをして話かける。
「勿論、妖怪か出るのをここで待つのさ!!」
え?ここでお泊まりっすか。
「そうだ!今回は三連休だから、月曜日の深夜まで続けるぞ!!」
え〜と言う声が漏れる。
どうしょう!!夜中なんてリクオも妖怪の姿だし!
私なんて2時間くらいは耐えられるけど、お昼過ぎた頃から妖怪だし!!
雪女も同様に、顔が引きつっている。
「と言うわけで、一旦家に戻り、学校の用意や、アウトドアの用意をしてまたここに集合だぁ!!」
最後の言葉を言うや否や、走り出していった。
〜屋敷〜
屋敷について早速落ち込みムード。そりゃそうだ。
もう妖怪の姿を晒してしまうのは決定づけられたのだから。
「どうする…?急な腹痛とかで休む?」
「流石に3人一気には…」
はぁ…と重い溜め息と沈黙が流れる。
「何をしてるんだ。」
入ってきたぬらりひょんは、3人の落ち込み具合に、かなり驚いていた。
「じいちゃん…」「ぬらりひょん…」「総大将…」
もう返答の余裕すらない。
雪女は何とか今の事を告げた。
「私は人の姿のままで居られますが…お二人が…」
「なるほどな…」
「もう無理だよ。だって、妖怪の姿を隠せる方法なんて…」
「まあ、留欄の言う通りだな。極力テントから出ない、帽子を被る…とかもあると思うがな。」
それだけ言うと、出ていった。
「「(頼りにならなすぎる…)」」
そして、渋々と3人も出掛けて行った。
〜森〜
「やぁ!遅かったじゃないか!」
「ごめん!準備が遅れたの〜」
必死でごまかす留欄。
只今AM11:30分。
ここから、想像を絶する最悪のお泊まり会が始まるのである。
そして、アイツとの戦いも。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.24 )
- 日時: 2010/11/21 19:07
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第17話 悪知恵〜
AM5:30。
もう留欄は妖怪の姿になりそうだった。
男性陣によって、テントは張られていたテントに入り、必死にこらえていた。
テントの割り振りは
カナ、清継その他(細かいのは省きます)
そして、私達3人だ。
留欄はテントの中で本を読んでいる設定だ。
ちなみに、それぞれのテントは安易に覗かない事にしている。
「(ガマンの限界…)」
もう黒髪は先が白く変わってきている。
体全体が引きつり、痙攣を起こしそうだ。
「(雪女、リクオ、ゴメン!)」
溜まりきった妖気を一気に解放させた。
AM7:00
ゆらがやって来た。
何かの都合で夜来る事になっていた。
「あ、ゆらちゃん!」
「美味しそうやな。カレーか?」
ゆらはカレーを目にする。
「うん!食べよ!」
カナはよそったカレーを渡すと、ワイワイと話が始まった。
留欄は、一時的に妖気を完全に抑え、人間の姿へと変わった。
この間も、かなり体力を消耗している。
「風時さん。何か顔色悪いで。」
「え″?あ、ごめん。特に気分は悪くないよ。」
一瞬声が裏返るが、振り払うように、話題を逸らした。
「ところで、これから何するんすか?」
大盛り2杯目に入った島は、清継に話しかけた。
「ああ…これから、ここらを探索する。」
青ざめる私。リクオも同様だ。
しかし、カナが少し怯え、
「えっ?いつまでやるの?」
と半分嫌そうに尋ねてくる。
清継は少し考え、指を鳴らした。
「出来れば全員参加がいいが…女性でやりたくない者は出なくてもいいぞ。」
はっとする。リクオは少しこちらを向いている。
「いいの?じゃあ、私やめようかな…」
結局、ゆらを除く全員が辞退した。
私は迷った。
今、私が出なくてもいいかもしれない。
しかし、妖怪がでるだろう。こんな日に。
そして、ある閃きが頭をよぎった。
「……私、参加するよ。」
〜そして妖怪探索〜
清継は、勇敢にも前を進む。
リクオはこっそり耳打ちした。
「(テントにいればよかったのに。)」
ふふん♪と鼻を鳴らすと、話しを返した。
「(…………)」
「(!?)」
大声を上げそうだったが、よく考えてみると、いい提案かもしれなかった。
「(分かった。気をつけなよ。)」
留欄は“大丈夫”と言うように、ウインクで返すと、茂みに隠れていった。
「妖気……?」
ゆらは途端に後ろを向く。
「清継君!止まって!ーーー何か来る!」
清継と島は一斉に振り返る。
リクオと雪女も後ろを向いた。
「……私が誰だか、分かる?」
妖怪の姿になった留欄だった。
ゆらは既に警戒態勢だ。
「ま…間違い無い!留欄!!風使いの留欄だ!!」
留欄は歩きながら近づいてくる。
「妖怪か!?おのれ…式紙!!」
式紙を投げたが、直前で紙ごと跳ね返される。
「私は害は与えない。すぐにここを立ち去りなさい。」
手に力を込め始める。
「何!?」
「まだまだ!!!」
ゆらは式紙を二枚続けて投げ、今度は実体化する。
「残念ね。」
それだけ言うと、留欄の目が赤く光り、思いっきり風が吹く。
リクオと雪女以外後ろに飛ばされ、ゆら達も、式紙も消えた。
「え!?」
「消えた…」
留欄は手を下ろし、リクオ達に近づいた。
「大丈夫。各自の家に戻した。カナ達も…記憶も消してね。ただ、陰陽師の記憶は消えてないかもしれないけど。」
陰陽師とは、ゆらの事だった。
手を出していないのは本当だった。
「私達も記憶が消えている事にして、今日は帰ろ。」
そして、歩き始めた時だった。
=飛竜・柑風=
どこかで聞いた事ある声。しかし、それが思い出せない。
=剣剛の集う村。ここまで言えば分かるだろ?=
さっと血の気が引く。リクオはただならぬ留欄の様子に、何が起きたのかも分からなかった。
留欄はとっさに耳を塞ぐ。
「留欄!!」
「やめて…もう………」
=明後日…だ。=
それだけ“声”は言い、それ以降聞こえなかった。
「明後日……!!」
「大丈夫?」
気がおかしくなりかけた時、リクオがそっと声をかけた。
一言で我に戻った。
「……ごめん。」
立ち上がると、まだうつろながらも、歩き出した。
P.S.更新早くてごめんなさい!!
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.25 )
- 日時: 2010/11/23 17:27
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第18話 最後の望み〜
翌日の学校、留欄には久々に美味しいお弁当が待っていた。
「うはぁ〜☆」
「若菜様が、ピーマンをやめたそうですよ。」
少し躊躇いを見せたかに思えたが、すぐに食べ始めた。
「うまっ!!」
リクオは、ある話を切り出した。
「昨日の帰り……何かあった?」
箸が止まる。そして、リクオを見ると、
「ううん。耳鳴りがしちゃってさ〜あはは!!」
と、笑いながら言った。
「なら……いいけど。」
複雑な思いながらも、昼食を済ませた。
〜夜〜
留欄は一人縁側に座っていた。
夜なので、冷たい風が吹く。周りには誰一人もいなかった。
しかし、留欄はこういう一人の時間を好んだ。
「ふぅ……」
「留欄様。」
「うわッ!!」
一瞬飛び上がりそうになったが、雪女と分かると、溜め息をついた。
「な…雪女!急に後ろからこないでよ!」
「あっ…ごめんなさい。」
熱いお茶を入れてくれたのだ。
「留欄様…あの……」
雪女は、躊躇いがちにも言い出した。
留欄は手で茶を持ちながら言った。
「……あの時ね、私…声が聞こえていたの。」
「えっ…?」
「聞いてくれる?……私の最後の頼み…だから。」
うっすらと涙を浮かんでくるのをこらえながら静かに言い出した。
翌日、留欄は家に居た。“仮病”と言う事にしてある。
「さあ…3日たったわよ。」
何かの物音で、庭に出る。
留欄の予想通りだった。
鈴音が立っている。
「まさか、あんたが亡霊だったとは驚きだわ。」
立ち上がり、鈴音を睨み据える。
「話せば長くなるものでね。」
「………場所は移動させてもらうわ。」
すると、両者共、街に飛んでいった。
不意に留欄は後ろを振り向きそうになるが、唇を噛み締めると、前を見つめた。