二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜
- 日時: 2010/11/02 21:06
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
初めまして!ぬら孫で小説を書きます!
あんまり見てない&マンガもちょっとしか見てないので、完全におかしくなります。
ちょくちょく更新するので、見て下さい♪
〜主人公〜
名前:留欄
年齢:リクオと同じ
容姿:黒髪のショート
性格:少し真面目な部分もあるが、ほとんど雜。適当。飯の話には興味を持つ
備考:今は普通に学校に通っているが、実は妖怪の血も半分流れている。その力は未だ分からない。
元奴良組らしい。
宜しくお願いします。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.11 )
- 日時: 2010/11/08 20:57
- 名前: 甘楽 (ID: nRQAR95g)
返事有難うございます!ほぉ、留欄はピーマンが
苦手なんですか!私は食べれますがねwww
リリア♪♯様≫
えっ!?マジすか!?国語の文章に○が付かん!?
こんなに文章がお上手なのに!
先生の目が節穴なんじゃないんですか!
今すぐ先生を変えてもらいましょう!←(ヤメイ!)
私は文章で◎が付きます。でも全然役に立ちません。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/11/09 18:49
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
甘楽様へ
そうなんです。○が付かんのです。
よーく、“作者の気持ちは読めていますが、それを表現するのが難しいようです”
……とか。書かれます。
〜本編付け足し〜
一番最初に書いたプロフィール、あれは、“桜花”の時のであって、留欄のではありません。すいません!
留欄の容姿は、
薄茶色の髪に、青っぽい感じの着物です。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.13 )
- 日時: 2010/11/10 19:56
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第8話 裏切るか殺されるか〜
〜翌日〜
周りからははっきりと分かるように、留欄の様子はおかしかった。
出来るはずの勉強が問題が一問も出来ず、先生からの頼まれ事も忘れていた。
弁当の時だって、ぼーっとピーマンを食べていた。
「大丈夫か?」
思わずリクオが声をかけたが、聞く耳を持たなかった。
「どうしたんでしょう……」
心配する二人をよそに、放課後、留欄は帰っていった。
〜夜〜
帰ってからも、様子は変わらなかった。
大食いの留欄が、卵焼きを目にしても、何も食べなかった。
誰が、どれだけ声をかけても、留欄は変わらなかった。
全員部屋に戻ってから、リクオは一人、留欄の部屋へと向かった。
新月の夜だった。
「…入るぞ。」
静かに襖を開けた先には、猫背で座っている留欄がいた。
「どうした?朝からおかしいぞ。」
リクオは、留欄の異変に気づいた。
隠れていた右手には、刀があった。
留欄はリクオをなぎ倒すと、馬乗りになり、刀を首元に突きつけた。
しかし、手元が震えているのが見えた。
「お前、それが本心じゃねーな。」
窮地にいながらも、留欄に話しかけた。
留欄は泣いていた。
「もし…私がここで、リクオを殺さないと……
私も、私の村の人々も、全て殺されてしまうとしたら……私はどうすればいい…?」
留欄は、刀に込める力を弱めた。
そして、昨日あった事を話した。
〜昨日の深夜〜
手紙を読んで来たのは、風陽花村だった。
村人は全員捕まえられ、有力な村の戦士達は倒されていた。
全て、ここの土地を狙った秋赤の仕業だった。
秋赤のトップ、亜沙は言った。
「これを元通りにして欲しかったら、奴良組三代目の、リクオを殺しなさい。」
そう言い渡し、消えた。
しかし、留欄はどちらも裏切れなかった。
「だから……どうすればいいのか…分からなくて……」
リクオの横で、泣きながら訴えた留欄。リクオは静かに言った。
「倒してやるよ。秋赤とか言う奴。」
「言うと思ったよ。」
しかし、次の瞬間だった。
襖を越えた一本の矢が、留欄の胸を貫通した。
静かに留欄は倒れていった。
「留欄!?」
襖の外には、全員集まった秋赤達が居た。
「あら。そのまま心臓に当たれば、苦しい思いはしなかったのに。」
亜沙がいた。
今の騒ぎで、駆けつけた奴良組の妖怪達。
留欄の為の、戦いが始まった。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/11/12 17:30
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第9話 これしか無い!!〜
留欄は隣の部屋へ運ばせ、リクオVS亜沙の戦いが始まった。
亜沙は“水”を武器とするようだ。
水を思いっきり打ち上げ、垂直落下させた。屋敷が揺れるほどの振動が起こった。
亜沙はリクオを見ると、怒り混じりに言った。
「何故、あの化け物の味方をする…!!」
「化け物?」
亜沙は歯ぎしりをすると、空中で消えた。
「(どこだ…)」
妖気は完全に消えている。
すると、後ろから水の攻撃があった。
「アイツが何故化け物かを知りたい?」
更に水の攻撃は続いた。
小さな粒が加速度を付け、まるで“矢”のように飛んでくる。
「…っ!!」
「長寿の上、何度も“生き返る”!!風陽花村はこんな事が出来る本がある……!」
「だからバケモンてか?」
「いいえ…それだけではないわ。」
剣を弾いた後、亜沙は改めて言った。
「アイツは化け物。知らないの?
アイツの罪を……」
「罪…?」
しばらく睨みあっていたが、亜沙が切り出した。
「アイツは昔、街を一つ、跡形も無く消した。」
「…!?」
そこで続きを話そうとしていた所に、下から声がした。
「それ以上…言うな……!!!!!」
まだ傷が痛々しく残ったままの留欄だった。
足元には小さな妖怪達がへばりついている。
「お前…寝てろよ。」
「黙ってて!!こいつ…私の……ッ!!」
片膝をついて倒れた留欄は、一本の刀を投げた。
リクオはそれを取ると、狐の姿になり、手首に巻き付いていく。
「何だこれ。」
「妖刀・狐火よ…!」
荒く息をしながらも、顔を上げ、精一杯の声で話す。
「私の代わり……!!」
そこで力尽き、倒れてしまった。
そして、亜沙が言った。
「馬鹿な奴…あんな物まで持っているなんて…」
「どうでもいいが、もう終わりにする。」
「どうぞ勝手に…」
二人の妖気は、一段と増した。
- Re: ぬらりひょんの孫〜半妖の定め〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/11/13 19:24
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜祝!!☆第10話 狐が目覚める時〜
一段と増した妖気は、大地を揺るがすほどだった。
「水水晶・天咲き」
大きな玉となった水は、空中で弾け、大小の様々な欠片が飛び散った。
「(畜生…何か盾があれば…)」
ふと思ったリクオだが、何も盾になりそうな物は無い。
すると、小さく狐が動くと、毛の一本が、大きな盾となった。
「狐火の力か…!!」
「これが…!そうか!!」
思い付いたリクオは、盾となっている狐の後ろに隠れた。
「水鋼・花風!!」
今度は、鋭く尖った槍のような物が、そこら中から飛んでくる。
「(今だ!!)」
リクオは盾から抜けると、狐に剣になるように思った。
「あっ…!!!」
亜沙には一つ弱点がある。
それは、攻撃した後、空中から地面へ降りる時、何も抵抗出来ない事。
降下中だけ、一時的に力が使えなくなるのだ。
「届け!!!」
投げた妖火の刀が、亜沙の背中に刺さった、
ように見えた。
亜沙は消え、リクオの後ろに立っていた。
「いつの間に……!!」
「留欄と同じ苦しみを与えてあげる…!!水水晶・……」
そこで亜沙の言葉は終わっていた。
留欄が傷だらけ(また足元に小さい妖怪をつけていた。)ながらも、妖火を弓矢にさせ、撃っていた。
「間に合った…?」
「お前…」
既に亜沙の手下は倒されていた。
リクオは縁側に立ち、妖怪達を追い払っている留欄に声をかけた。
「寝てろっつったろ?」
「反抗期の私が素直に聞き入れるとでも?」
「…ありがとな。危なかった。」
初めてと思われる、感謝の言葉だった。
留欄は少し赤くなったようにも見えたが、すぐに後ろを向き、自分の部屋に帰っていった。
〜翌日〜
屋敷の妖怪達は昨日の屋敷の修復の為、朝から働きっぱなしだった。
一方の留欄は前回に続き外出禁止となった為、リクオが監視していた。
「……つまんない。」
「傷開いたら痛い目見るぞ。」
「そう言うあんたはどうなのよ!」
留欄は起き上がるとリクオの方を見た。
妖怪ではないものの、夜のような威厳は感じられた。
「昨日亜沙が言ってた事…完全に聞いてたよね。」
うつむき加減で切り出した話は、留欄の過去の話であった。
「亜沙の話は、全てが本当でもないし、かと言って嘘でもない。
信頼した、あんただけに話すから。」