二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひぐらしのなく頃に 変【本編の続きを更新中】
日時: 2009/12/11 20:37
名前: カッチャン (ID: bVIgAYuV)

オリキャラ
 キャラ
希流 光 [きりゅう こう]
 雛見沢に、引っ越してきた少年。
 謎の多い少年
風山 時羽 [ふうざん ときは]
 雛見沢に、引っ越してきた少女。
 引っ越す前いた村の巫女。


          などなど・・・。増えます。
         注意 
この物語は、語咄編のものを、アレンジした話を次々書いていくと思われます。              題名に変とあるのは、少し、変わった世界にいくからです。そんな、話には、深く関わりはありません。
         注意

ただいま本編を更新中。。。。
本編の続きは此方から^^



それでは、どうぞ。

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Re: ひぐらしのなく頃に 狂 ( No.1 )
日時: 2008/08/20 09:51
名前: カッチャン (ID: AZnIL7RT)

雛げし編 

私は、この花の名前を知らない・・・。
 寒い、寒い、寒い・・・。
色鮮やかに見えるのは、この花だけ。

圭ちゃん、レナ、梨花ちゃん、沙都子、光ちゃん、時羽、詩音・・・。

誰か答えてよ・・・。


 

名古屋のことを、勉強のことを、少しでも、忘れるために、息抜きのために帰ってきた。

 「イヤな夢だった・・・。ただいま、雛見沢。」
そうだ、圭ちゃんに会いに行こう。前、今週末に帰るって、電話で話したもんね。

 「はぁっ、はぁっ・・・・。」
ガチャッ

 「みっ、魅音?!」
 「あっ、圭ちゃん。急に来ちゃ、まずかった・・・?」
 「いや、その、ビックリしただけで・・・・。」

 「暑いな今日は・・・。」
 「うん。」

 「・・・、で、今日は、どうしたんだ?」
・・・・、えっ・・・。
 「その、この前、電話で話してたじゃん、今週末帰るって。」
 「あっ、そんな話してたな・・・。」

 「あの・・・。」
 「悪いっ、今日用事があるんだ・・・。」


バンッ・・・。
 「圭ちゃん、何か、急用があったんだよね・・・。」

そうだ、お雛様。この教室に・・・。

・・・・、ないっ。私の、お雛様がないっ、みんなでいっしょに作った、お雛様・・・。・・・、鷹野さんが、言ってた、

毎年、お雛様を流して、汚れを、流していた、雛見沢。でも、毎年一つ、お雛様が消えていて。汚れを背負ってくれなかったから、人が流れるしかなかった。
 「人が流れるしかない・・・。」
ダッ・・・

 馬鹿馬鹿しい・・・。
タッタッタッ
ぺた 

タッタッタッ
ぺた
 「あは、あはははは・・・。」
ガリッ、ガリッ・・・。
 「魅ぃちゃん?」

 「魅ぃちゃん家へ来なよ。レナの家の方がここから、近いから・・・。」
 ボウッ・・・。

 「気のせいだよね・・・。」
               続く

Re: ひぐらしのなく頃に 狂 ( No.2 )
日時: 2008/08/20 17:59
名前: カッチャン (ID: 6vEo4atf)

 ピンポーン
——何? 
 「はぁい。」
 「レナっ、今までどこ行ってたっ!!」
 「かぁいもの探しに・・・。」
 「さっき、魅音が帰ってきて・・・。」
 「知ってるよ、今お風呂。」
 「魅音がっ、ここにっ?!あれは・・・?」

 「・・・だな・・・。」
 「・・・うん。あっ・・・押し入れ・・・・。」
押し入れ・・・。

タッタッタッ

押し入れには、バラバラになったお雛様。

人が流れるしかない。

 「あは、あは・・・、ひゃひゃひゃひゃ・・・。」

タッタッタッタ
 「ひゃひゃひゃひゃひゃ・・・」
 「魅ぃちゃんっ?!」
 「みおんっ!!」
タッタッタッタ
 
帰ってくるんじゃなかった・・・、だってここには、私の居場所はない・・・。
どしゃっ
ぺたっ

ざぁっーー
 「ここまでついてきたの。私を流すために。」
いい、この流れで、私を遠くへ運んで・・・。


           続く

Re: ひぐらしのなく頃に 狂 ( No.3 )
日時: 2008/08/21 15:58
名前: カッチャン (ID: fnEXgJbc)

 誰が私を呼んでいるの?私は、動けない・・・。

 花が散っていく、誰か、答えて。

 「魅ぃちゃんっ。」
 「魅音さん、すごい熱出して、倒れてたんですのよ。」

 「まだ起きない方がいいよ。」
みんな?
 「魅音、さっきの、話なんだけど・・・。」
いやだ、聞きたくない。
 「何・・・。」
 「その・・・。」
バラバラになったお雛様の話なんて・・・。
 「いいっ!!」
ぐいっ
 「こっちむけっ!!」
 「これなのですよ。」
梨花ちゃんの手のひらの上には、着せ替えられた、お雛様が乗っていた。
 「黄色のシャツは、魅音さんのトレードマークでしてよ。」
 「それと、これ。」
 「一人じゃ、寂しいと思ったのですよ。」
 「本当は、レナ達のも、着せ替えようと思ってたんだけどね。」
 「圭一が、魅音の帰ってくる日を間違えたんだ・・・。」
 「電話で、今週の週末帰るって話してただろ。」
 「今週の週末といえば、一昨日の土曜か昨日の日曜。」
 「その前に綿流しのこと話してたから、俺、綿流しのある週の週末だと思って・・・。」

何だ。それだけのことだったんだ・・・。
それだけだったんだ・・・。

      病院、園崎 魅音の病室にて
 「赤坂さん、あの大災害から1年、園崎 魅音さんが、何らかの反応をしたのは、これが初めてです。」

 「帰りますかぁ。」
 「はい。」
 
 「雛げし、散ってしまいましたね。・・・赤坂さん、雛げしの花言葉、ご存じですか?」
 「いえ・・・。」
 「慰めです。」

———彼女がこの世界に戻ってくることはない、しかし、夢の中で、慰めてもらったんですよ。

        雛げし編 完

Re: ひぐらしのなく頃に 変 ( No.4 )
日時: 2008/08/24 09:19
名前: カッチャン (ID: EoQr4tcT)

タイトル変更 ひぐらしのなく頃に 狂  から
ひぐらしのなく頃に 変 になりました。読み方は、へん と読めば、 かわり とも読んでも良いです、読み方は自由で・・・。

Re: ひぐらしのなく頃に 変 ( No.5 )
日時: 2008/08/27 09:04
名前: カッチャン (ID: s32F0pf/)

奈落の花編
  
 ある日、宝探しにて・・・・

 「時羽ちゃん、見てみてー。」
 「なぁに?」
 「暗いところにね、ポツンっとかぁいいお花がね、咲いてるんだよ、だよぉ。」

 その花は、きれいで、孤独を感じるような、花だった・・・・。

 でも、それが、ある災いを起こすとまでは、この時少しも思ってはいなかった・・・・。

 次の日。

 「みんな、おっはよー」
 「あら、魅音さん、圭一さんはお休みでして?今、トラップを仕掛けようとしていましたのに・・・。」
 「そうなんだよ、圭一君、風邪ひいちゃったみたいだよ、よっ。」

今日は珍しく、圭一が休んだ、昨日も、レナの宝探しの誘いを断り、帰ってしまったという・・・。

 「今日、みんなでお見舞いに行こうよ、よぉ。」
 「そうだな。」
 「でも、大勢で行くと、迷惑だから。ここは、おじさんとレナで行くよ。」
 「分かりましたわ。」
 「みぃ、分かりましたなのです。」
 「じゃあ、任せたぞ。」
 「任しといてよ、光ちゃん。レナ、おはぎ作っていこうよ。」
 「うん。」

カラン、カラン、カラン、カラン・・・・

 「よしっ、じゃっ。お見舞いに行くから、部活は無し、行こうレナっ。」
 「うんっ。」


 それからだった、圭一がおかしくなったのは。

 急に素振りは始めるし。
 毎日、バットを持ち歩くようになった。
 そして、私達と帰らず、一人で帰るようになった。

 でも、この変化は、ほんの序章にすぎなかった・・・。


          続く


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