二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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日和月光歌
日時: 2010/07/11 17:20
名前: 黒雲 (ID: JiXa8bGk)

こんにちは!ギャグ漫画日和をこよなく愛す、黒雲(こくうん)というものです。以後お見知りおきを——…。このお話は、神作品RPG日和を小説化(ちょっとオリジナル要素を含む)したものです。
ギャグ漫画日和を知っていても知らなくても、この話に出てくる主要人物達を好きになってくれるように書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!ついでにこの話を見て面白いと思ってくれた方は、書店へGO→!あくまで個人の感想としてですが、本当に面白いです。特に主要人物の6人が…。こんな私の思考についてこれそうという方は、どうぞ下へお進みください。

—注意—

☆荒らしは止めましょう!荒らしをした場合は…(黒笑)
☆アドバイス等どんどん受け付けます!
☆この話を見てくれた皆さん、みんなで日和の和を広げましょう♪

—主要人物紹介—

松尾芭蕉(上司組、細道編)………歴史上は日本を代表する詩人。が、日和での芭蕉さんは、弟子の曽良君にダメ出しばかりされている、ほぼただの中年オヤジと化している。中年オヤジではあるが、その年に似合わぬかわいさを持ち合わせているため人気者である。

河合曽良(部下組、細道編)………芭蕉さんの弟子ではあるが、ほぼ上の立場を占めている。(上司組に対して上から目線)普段はクールで感情を表に出すことはないが、曽良君の笑顔は師匠を超える!?本当に師匠である芭蕉さんを敬愛し、芭蕉さんにしか見せない笑顔もあるという…。

聖徳太子(上司組、飛鳥編)………歴史上は17条の憲法を定めた偉人であるが、日和での太子はお茶目かつおバカキャラ。カレーが好きで、年中カレーの匂いがするらしい。(加齢臭?)妹子と共にいることが今の楽しみ。ジャージを好み着ている。

小野妹子(部下組、飛鳥編)………太子の部下で、赤のノースリーブジャージが特徴的。本人も気にするほどの童顔で、身長も小さい(?)。太子の事をいろいろと悪く言うが、本当は太子と一緒にいれる事が嬉しくて仕方ないのだという。

閻魔大王(上司組、天国編)………泣く子も黙る閻魔大王…のはずが、なぜかセーラー服が大好きな変態…いや健全な男の子(?)。周りの事をよく見ていて、悲しむ人をほっておけない主義。いつもは太子と同じで、マイペースかつお茶目なおバカキャラ。が、怒ると物凄く怖いのだとか・・・。(鬼男談)

鬼男(部下組、天国編)………閻魔の秘書で鬼。爽やか系の男子(どこかの誰かさん達とは大違い)で、怒ると怖い…(閻魔談)。戦闘能力は抜群。

この6人(上司組と部下組)が主要登場人物になります。我も頑張っていこうと思うので、みなさんよろしくお願いします!極稀に原作には出てこない表現や物が出てくると思いますが、大目に見てください!

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Re: 日和月光歌 ( No.87 )
日時: 2010/04/17 17:46
名前: 黒雲 (ID: bTobmB5Q)

そう。そんな過去の持ち主だったのです。思わず涙ッ!でも、鬼男君はいいねぇって感じで、妹子は完全オリジナルだから泣けないと思うよ^^;

PVっていうのは、獅乃のところにも書いたけど、簡単にいえば動画かな?うまく説明できませーん^^;ごめんッ!

Re: 日和月光歌 ( No.88 )
日時: 2010/04/19 17:21
名前: 黒雲 (ID: bTobmB5Q)

番外編 ゴミ捨て場に咲く花

—天国組、部下:鬼男—

僕は初め事故で死んだ一人の小さな魂だった。
冥府で天国だと裁かれ、僕は天国で暮らしていた。
でも、死を受け止めきれずに暴走し、鬼へとなり果てた。悪霊なんかより質が悪い。
鬼になった者は、地獄と違うゴミ捨て場に捨てられる。僕は獄卒につかまり、そこへ放りこまれた。
そこにはいろんな奴らを殺しまわる鬼達がたくさんいた。僕は長い間隅っこでうずくまっていた。
そう、あの人が来るまでは……。

「君」
声をかけられ顔を上げると、変な姿の男の人が立っていた。
「…」
「どうしたの?」
「僕を食べに来たの?」
「違うよ?だって俺鬼じゃないし!」
彼は笑う。
「じゃあなんでここにいるの?」
僕は彼に問う。
「うーん。寂しいからかな。君は寂しくないの?」
「……忘れちゃった…。ここに来る前はそういう気持ちもたくさんあったんだ……でもここに来て、全部忘れちゃった……。」
正直に答えた。そしたら彼は、
「辛かったんだね?」
僕の頭にそっと手を載せる。その行為に驚いた僕は、
「止めろッ!」
自分の爪で彼の手を傷つけてしまった。
「あらら」
「あ…あの……ごめ…んなさ……い。大…丈夫?」
「うん。大丈夫。」
彼はにこりと笑う。その手からは傷が消えていた。
彼は僕に問う。
「ねえ君!ここからでない?」
「は?」
驚くような発言をした後、彼はこう言った。
「いや、君はここにいちゃいけない。だから出よう!」
本当は嬉しかった。でも……
「駄目だよ……僕は鬼だからここから出ちゃいけない。」
そう鬼だから、彼とはいっしょに行けない……。
「…君は鬼じゃないよ?鬼は謝ったりしないし他人の心配もしない。君みたいな優しい子がこんな場所にいちゃいけないんだ。それに……鬼って言うのはこういう奴らの事だよ……。」
彼の後ろでは、今にも飛びかかりそうな鬼が二体いた。
「に…逃げてッ!」
僕は必死に叫んだ。でも彼はゆっくりと振り向き、鬼の姿を……消した。
「さぁ、行こう。」
彼はそう言って僕に手を差し伸べる。
僕はその手を取り、彼について行くことを決めた。

僕は閻魔庁で服を貰い、それを彼に見せるために彼のいる部屋へと向かった。
「入っておいで?」
僕はゆっくりと彼のいるところへと向かう。その間は顔を伏せていて分からなかった。でも、彼に近づいて、顔を上げると、彼の変化がすぐ分かった。
「あんた!髪……ッ!」
「髪?あぁ、邪魔だったから切ったんだ。似合う?」
キョトンとしている僕に彼は言った。
「そうだ、君ちょっとおいで?大人になれなかった君に特別なプレゼントをしよう。」
彼は僕の額に人差し指をあてる。
「ゆっくりだけど、体が大きくなるようにしてあげる。見た目二十歳くらいで止まっちゃうけど……はい終わり!」
そう言って僕の額から人差し指を離す。僕はその手をつかみこう言った。
「あの……ありがとう」
彼はにこりと笑ってこう言った。
「どういたしまして……あッ!そうだ!君、俺の秘書しない?」
「ひしょ?」
「そう、俺の……閻魔大王のお手伝いさんだよ」
「する!」
彼は大王は僕の顔を見て微笑む。
「そういえば、まだ君の名前聞いてなかったね」
「……お……市尾李男(いちおりお)」
「ほうほう……うーん。じゃあ!」

「鬼男君にしようか!」

「は?なんで?」
「なんとなく!」
「ちょ!意味分かんない!」

僕はあなたにいつまでもついて行きます。僕を救いだしてくれたあなたに、寂しい思いをさせないように……。

—fin—

Re: 日和月光歌 ( No.89 )
日時: 2010/04/18 13:16
名前: 黒雲 (ID: bTobmB5Q)

 ゴミ捨て場に咲く花 〜後日談〜

—天国組、部下:鬼男—

「だいお〜!昨日の本の続き読んで〜!」
僕は昨日読んでもらった本の続きが知りたくて、大王のもとを訪れていた。でも、そこで見てはいけないモノを見る。
「あはは〜!やっぱ新作は良いねぇ〜!」
そこには鏡の前でポーズをとる大王。身につけているのは……。
僕はその場から逃げるように走り去った。

——翌日
「鬼男く〜ん!おはよ〜!」
昨日までは普通に話せていた大王。でも……
「……おはようございます」
僕は初めて大王に敬語を使った。
「お…鬼男君!?どうしたの!?昨日まで普通に…」「いえ、僕はいつだって敬語を使ってましたよ?」
「え…え〜ッ!?俺なんかした!?」
「いえ……何も……」

——最初はカッコいいと思っていたその人が、あんなものを着ているなんて……。
その日から、僕は大王に敬語を使うようになった——……。

Re: 日和月光歌 ( No.90 )
日時: 2010/04/18 15:09
名前: 真鶴 (ID: A9wxTbZM)

更新乙です!
パソコンのまん前で泣きそうになった後の畳み掛けに吹きましたww
えーと、もしや次は…?
更新楽しみです^^

Re: 日和月光歌 ( No.91 )
日時: 2010/04/18 17:25
名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)

画面の前で板チョコを食っている獅乃です。
え、鬼男君って人間だったの?初耳だわ。
…ん?後日談に『昨日の本の続き』ってあるけどもしかして夜寝る前に読んでもらっているのか!?
ある意味羨ましいな…。


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