二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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    ONE PIECE  ‐ 終わらない夢 ‐  
日時: 2010/03/29 17:20
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

 
 
 
 
    
 
       「 お前みたいな優秀な奴を
         手放すのはまったいないな… 」




       片腕のない赤髪の男、
       我が船の船長はそういった


       
 
       「 次に逢うときは、お前の……
         新しい船長が麦わら帽子を返すときだな 」 


 
       そういい、温かく大きな手で頭をなでた
 
 
       肉を食ってる大男も、銃を持った男も
       みんな彼女の頭を撫でている。

 
       この別れは、永遠の別れではない
       ほんのちょっとした"約束"だ


 

  
  

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Re:   —— ONE PIECE ——   ( No.18 )
日時: 2010/03/29 16:08
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

 
 
 
 
 
   「 はやく行くぞ、あの山だろ? 」


  
   ゾロはそういいながら、一番に家をでた

   そして、一人で勝手に歩き出す



   「 うん、でもそっち反対 」


   「 ゾロが先頭だと、数分でつくのも数時間かかるぞ 」



   何もしらないサラに
   ゾロの方向音痴のすごさを伝えた


   サラは爆笑した
   そんなサラをみて、ゾロはチョッパーを一発殴った



   「 余計なこと言うな 」



   方向音痴というのは自覚があるらしいが
   人にそれを知られるのは、少し抵抗があるらしい


   チョッパーの頭ははれ上がっていた
   


   「 すぐ近くだから、方向音痴でも数分で着くよ 」


   「 おめーもうるせーよ! 」



   身長165センチのサラは
   ゾロを見上げながらそういった

 
   そのとき空を見上げて気付いた
   空が少し、曇ってきて天気が悪くなりそうだ

   なんとなく、"嫌な事が起こりそうだきがする"と心に思っていたサラ。

   だが、腕のいい航海士のナミが何も反応しなかったため
   そこまで気にせずにいた



   —————————



   その頃、家に残っていたルフィとブルッグ。

   すでにブルッグはソファの上で寝ていた
   ものすごいいびきをしながら。



   「 なあ、俺がもし…サラを仲間にしたいっていったらどーする? 」


   
   おいしそうにスパゲティを食べるルフィ。
   お腹はすでに、ぱんぱんだ

   そんな状況でいわれても
   真面目なのか判断がしにくい。



   「 ……そうね、あの子のためならいいわ
     でもあの子を連れて行くには、一戦やらないとね 」


   「 ん、誰とだ? 」



   "一戦"という言葉に
   ルフィは食べている手をとめた


   
   「 そのうち分かるわ、 」



   優しい口調でそういう、ミシェール。
   

   その言葉の通り、そのうちわかるのだ


 
 

Re:   —— ONE PIECE ——   ( No.19 )
日時: 2010/03/29 16:21
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

  

 
 

   「 おぉーすげぇ!!! 」



   サラたちはその頃、
   ちょうど頂上についていた


   頂上は一面中、黄色い花…
   向日葵だらけですごい綺麗だ


   草木が揺れ、向日葵がすごい揺れている


   このときもサラは嫌な感じがしてたまらなかった
   

   ( まさか、アイツが……? )


   そうおもったが、楽しい時間を
   そんなことでつぶしたくないので
   すぐにその考えを忘れた


   そんなとき、ゾロが思わず声をもらした


 
   「 こりゃあ、すげーな 」


   「 でしょ!向日葵はね、思い出いっぱいなんだ
     ……あとで、みんなも連れてこよーっと 」



   笑顔で話すサラ。
 

   ゾロは涼しい木のしたで、目をとじた
   耳を澄ませば、サラやチョッパーの楽しそうな声。

   
   しばらく、そんな時間がすぎた ___
   

   
   「 おいっ!なんか聞こえるぞ 」


 
   さっきまで寝ていたゾロが
   急に起きたので、サラたちは驚いていた



   「 え?何? 」


   「 なんの音だ? 」



   そういいつつ、急いで
   頂上から下をみてみる


   それほど高くない山からは
   わずかだが、村の様子がなんとなく見える



   「 大変だ!"ダブルヘッド"だ!! 」


   「 "アイツら"がやってきたぞ!! 」



   その言葉をきいて、
   ゾロとチョッパーは首をかしげた


   "ダブルヘッド"————?


   だが、サラの体は震えていた

   先ほどから感じていた、嫌な感じとはこのことだった



   「 ……急いで戻ろう、 」


   「 おう 」



   チョッパーは残念そうな顔をした

   先に走って山を下る二人を
   向日葵を数本握りながら追いかけた



   
   

Re:   —— ONE PIECE ——   ( No.20 )
日時: 2010/03/29 16:40
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

  

 
 
   サラの家での前で、
   たくさんの人々が集まっていた


 
   「 サラは何処へ行った? 」



   大きな体をした男二人と、
   それをとりまく数人の人。

    
   彼等もまた、海賊であった


   新聞をよんでいるものなら、知っているはずだ

   最近、よく新聞で話題になっている。
   「島荒らし」の奴等だ
 

   —————— その名も"ダブルヘッド"


   その言葉の通り、この海賊団には
   二人の頭でなりたっているのだ


   二人とも悪魔の能力者で、実の兄弟である


   
   「 ジャン…、俺はコイツにも少し興味がある。 」



   渋い声で、そう話たのは
   兄のほうの"ジャック"であった


   弟よりは少し、体格が小さいが
   普通の人間と比べるとかなりでかい


   そんなジャックは、麦わらぼうしをかぶった
   ルフィを指差しながらそういったのだ

   
   
   「 分かった、後は任せた兄貴 」


 
   弟のジャンは、たくさんの部下をつれ
   ある宮殿へと歩き出していった


 
   そのときご指名された通り
   ルフィは外の異変に気付いて、家からでてきていた

 

   「 なんだ、お前。 」


   「 俺のことをしらねーとは、たいした奴だな 」



   不気味に笑う、ジャック。

   そんなジャックにルフィは、少し警戒をしていた



   その頃、騒ぎだした村の人々をみて
   徐々に麦わらの一味が集まっていた



   「 まあ、そう警戒するな。俺はサラを探している 」


   「 あんたがっ… 」



   ミシェールも外にでて、
   ジャックを思いっきり睨みつけた


   だが、言葉を言い切り前に
   サンジに口をとめられた


   
   「 危ない空気だから、家にいな 」


 
   と、小さな声でそういい
   ナミやロビンたちも家にいれた


   
   「 サラに何のようだ、 」


   「 用もなにも"迎え"にきただけだ 」


   「 どういうことだ? 」



   ルフィの言葉にサンジはそう聞いた



   「 ……あいつは俺の仲間だからな、
     今から海にでるから迎えにきてやった 」



   ジャックの思いがけない言葉に
   一味全員息をのんだ


   "仲間"だと ____?



 
 

Re:   —— ONE PIECE ——   ( No.21 )
日時: 2010/03/29 16:54
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

  
 

 

   「 ……素直にださないなら、力づくでいく。覚悟しろ 」


 
   その言葉の直後、ものすごい速さで
   風がサンジをおそったのだ


   彼の能力は、風をあやつれる…「フウフウの実」


   風を操れるだけでなく、
   物すごいスピードで攻撃ができる。



   「 ぐはっ… 」


  
   苦しそうにお腹をおさえるサンジ
   無理もなかった、その風の攻撃は風速150以上。



   「 ゴムゴムのピストル!!!!!!! 」



   ルフィは高く飛び、
   さっきのはやさに負けないくらいの
   勢いでジャックに攻撃をした



   「 きかんっ!風の舞!!!!! 」



   片腕をだしたジャックの手はすごかった

   
   ————— 大きな刀だ


   その刀をつかい、風をきった。
   たくさんの風がルフィを一度に襲う



   「 これでもくらえっ、 」



   痛みをこらえ、サンジは得意の蹴りをいれようとした


   だが、ルフィと同じように見事にかわされ
   また「風の舞」をくらってしまった



   「 風力球。 」


  
   刀ではないほうの左手をだし、風をあつめた

   集まった風は、小さな台風のようだった
   それを球の形にし、ルフィとサンジにぶつけた



   「 お前らっ!! 」



   すかさず、ロビンやフランキーの援護が入ろうとした

   だがそれをルフィは断った



   「 やめろ!!!!! 」



   この判断は正しかった

   今、闘う人数をふやしても
   無駄な犠牲が増えるだけかもしれない


   ルフィやサンジの攻撃は
   奴の体を触れることさえできないのだ。


 
 

 

Re:   —— ONE PIECE ——   ( No.22 )
日時: 2010/03/29 17:10
名前: らいおん ◆XXuCSx4PyA (ID: t5agwx1g)
参照:   ...  生まれかわっても また僕にして *`  

  
 
  
 

   「 ぐははは、その判断は正しい 」



   勝ち誇ったような表情で笑う。

   
   その笑い声を、消し去るような声で叫んだ



   「 ジャック!!!!!!!!!! 」


 
   ジャックが探していた、サラだ。


   サラはすぐさま、ジャックやルフィのもとに駆け寄った
   ゾロも状況をすぐ理解し、刀をだした


   サラの目には先ほどの戦いで
   壊れかけた家や花……

   そして、なによりダメージをくらったルフィたちだ



   「 お前……!!! 」


   「 そんな睨むな、お前を迎えにきただけだ 」


   
   その言葉を喋っている途中、
   ゾロは一瞬のすきをみて奴に攻撃をしようと動いた


   奴の"風"でゾロの三本の刀は吹き飛ばれ
   地面へとつきささった



   「 邪魔だ、お前もくらえ 」



   その言葉の後、すぐに風力球がゾロを襲った
   

   
   「 よく聞け、俺たちはいよいよ海にでる。
     この島によることはないだろう…… 」


   「 お前がもし、俺たちと共に海へでないなら
     この村も島も住民も全て破壊する 」



   ジャックはそういいながら、
   サラたちに背をむけてジャンが向かった
   宮殿へと歩き出そうとした

 
   そのとき、背後でものすごい覇気を感じだ


   —————— ルフィだ



   「 黙ってきいてりゃ、お前は…… 」


   「 風力球をくらってもまだ動けるか、 」



   ジャックもルフィの覇気には驚いた


   風力球は体力をも奪う。
   一度でもくらったら、しばらく動けないはず



   「 だがお前と闘ってる暇はない。 」



   そういい残すと、また宮殿へと歩きだそうとした


   その後ろをルフィが襲いかかろうとした
   が、突然台風がうまれルフィを巻き込んだ


   そして高い位置から、思いっきり地面にぶつけられた
   その衝撃の音は耳をふさぐような音だった



   「 宮殿で待っている 」



   不気味な笑みを浮かべ、ジャックは去った

 
 


   
   


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