二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 異世界の危機 お知らせです!
- 日時: 2011/10/30 18:40
- 名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
はじめまして!桜花火といいます♪
小説は初めて書きます
荒らしや悪口、パクリなどはやめてください
注意!!
↓↓↓
・キャラ崩れありの可能性
・ほかのアニメをパクりまくる
・まだ、円堂世代(天馬くん一切出ません)
・同一人物が出てくる、いわゆるパラレルネタ
・もう一人の守と修也が仲が悪い
・春奈がブラコン
・夏未がいろいろとすごい
・「円冬」要素あり(パラレル)
・エイリア石がある
・闇堕ちしている
・後半流血あり
以上の事が許せる方は、どうぞ!!
・お知らせ!>>716
・現在、第一章完結
第二章45話まで更新しました!!
・魔法の応募に関しては>>494へ!!!
・藍蝶様に作っていただいたイメージソング >>306
・バトン
『天然看護師とトマト嫌いの野望』 >>524
☆★☆目次★☆★
プロローグ >>1
〜異世界救出編〜
第01話 「変わらない日常」 >>13
第02話 「見た夢」 >>14
第03話 「危険な影」 >>15
第04話 「現れた敵」 >>21
第05話 「始まる闘い」 >>23
第06話 「地獄の試合」 >>25
第07話 「異世界の姫君」 >>26
第08話 「パラレルワールド」 >>27
第09話 「三つの理由」 >>30
第10話 「すべての始まりⅠ」 >>31
第11話 「すべての始まりⅡ」 >>32
第12話 「すべての始まりⅢ」 >>36 >>38
第13話 「すべての始まりⅣ」 >>41
第14話 「すべての始まりⅤ」 >>42
第15話 「すべての始まりⅥ」 >>43
第16話 「助け」 >>44
第17話 「戸惑い」 >>45
第18話 「出発」 >>46
第19話 「フェアリー王国」 >>48
第20話 「静かな町」 >>50
第21話 「もう一人の自分」 >>52
第22話 「わがまま姫」 >>56
第23話 「闇に沈む者」 >>58
第24話 「攻め来る嵐」 >>59
第25話 「悲しみと憎しみ」 >>68
第26話 「消された記憶」 >>75
第27話 「兄のために…」 >>77
第28話 「士郎とアツヤ」 >>78
第29話 「フェアリー王国の夏未」 >>83
第30話 「質問タイム!」 >>86
第31話 「呪われた子供」 >>98
第32話 「呪われた過去」 >>105
第33話 「初めての友達」 >>106
第34話 「練習再開?」 >>108
第35話 「夏未の腕前」 >>113
第36話 「河川敷にてサッカー」 >>122
第37話 「いよいよ夕食」 >>123-124
第38話 「嘘つき」 >>128
第39話 「黒き城へ」 >>131 >>135 >>138
第40話 「死合開始」 >>141 >>142 >>143
第41話 「力の差」 >>147 >>150
第42話 「試合か死合か…」 >>151
第43話 「炎と氷と…」 >>154
第44話 「消えた命」 >>171
第45話 「静まる爆風」 >>173
第46話 「真の姿」 >>187
第47話 「コワスダケ」 >>202
第48話 「総攻撃」 >>216
第49話 「水のドラゴン」 >>223
第50話 「憎悪の欠片」 >>228
第51話 「諦めない心」 >>241
第52話 「最後の試合」 >>246 >>247
第53話 「大切な人」 >>248
第54話 「つかんだ勝利」 >>254
〜魔光石(まこうせき)編〜
プロローグ2 最強の兵器 >>255
第01話 「帰還」 >>265-266
第02話 「ただいま」 >>272
第03話 「永続の魔法」 >>275-276
第04話 「危険物」 >>280
第05話 「災い」 >>287-288
第06話 「戻れない」 >>294
第07話 「強さ」 >>300-301
第08話 「試練の間」 >>304-305
第09話 「声なき少女」 >>312
第10話 「飛火炎愁」 >>313-314
第11話 「義姉の存在」 >>346
第12話 「予言者」 >>364
第13話 「狼の瞳」 >>388
第14話 「平和か戦争か」 >>403-404
第15話 「水晶の園」 >>408-409
第16話 「遊びと殺し」 >>416
第17話 「守りきる者の覚悟」>>426
第18話 「笑いあうため」>>436-437
第19話 「融合魔法」 >>444-445
第20話 「悪魔の呪文」 >>446-447
第21話 「変わり果てる姿」 >>450
第22話 「奇跡の力」 >>453
第23話 「蝶の少女」>>454-455
第24話 「適任者」 >>467
第25話 「堕ちた世界」 >>468-469
第26話 「一筋の光」 >>470-471
第27話 「影使いカリア」 >>472-473
第28話 「託された想い」 >>477
第29話 「一人の少年のため」 >>486-487
第30話 「ささやかな願い」>>488
第31話 「兄妹の約束」 >>495-496
第32話 「交差する想い」>>500-501
第33話 「一度に懸けた勝負」>>502
第34話 「災難を呼ぶ三人の少年」>>505-506
第35話 「新種の魔物」>>509
第36話 「瞳の十字架」>>518
第37話 「囚われの身」>>528
第38話 「少女の裏切りと少年の目覚め」>>530-531
第39話 「賭け事」>>538-539
第40話 「風の裏切り者」>>544-545
第41話 「あの時の涙」 >>547 >>550
第42話 「消えることのない罪」>>561 >>564 >>567 >>570
第43話 「心を包み込む灰色」>>593 >>597 >>607
第44話 「決意と思い」>>614-616
第45話 「早すぎた旅立ち」>>639 >>651
☆★☆オリキャラ紹介★☆★
〜チームレイヤー〜
名前【ナタク】
性別【男】
性格【紳士的な感じで、頭がいい】
容姿【薄い紫色のロン毛、身長が高い】
一人称【「私」キレると「俺」になる】
その他【チームレイヤーのキャプテン
現在生死不明】
名前【ルナ】
性別【女】
性格【クールで人に対して基本的に冷たい】
容姿【茶色いストレート、目の近くに小さなほくろ】
一人称【私】
その他【チームレイヤーの副キャプテン
現在生死不明】
名前【シェルー】
性別【女】
性格【活発で明るい、たまに発言が怖くなる】
容姿【オレンジ色のショートカット、体は小さい】
一人称【私】
その他【チームレイヤーのMF、よくルナに抱き着く
春奈に殺されたフリをしていただけで、
現在はまだアルティスのもとで活動中】
名前【ショウ】
性別【男】
性格【めんどくさがり屋】
容姿【金色の髪色だが髪型には特徴はない、左目に眼帯】
一人称【俺】
その他【チームレイヤーのFW
現在生死不明】
〜魔法界〜
【魔法界】
円堂たちがいる世界とは違う次元の世界、魔法や魔力などがある。この世界には性格は異なるが円堂や豪炎寺などに酷似している人物がいる
【魔法】
フェアリー王国で判明している魔法は大きく分けて『火・水・風・雷・氷・地・光・闇』の八つの属性である。この中でも闇と光の二つは力が最も大きい
【魔力】
魔法を使う時の力の源、魔法と同じく八つの属性がある。魔法を使う際は、この魔法と同じ属性の魔力を使い、魔法を発動させる。魔力が少なくなると、疲労が増し、最後には力尽き倒れてしまう、だが死ぬことはない、体を休めれば魔力は自然に回復する。人によって魔力の量は異なる
【依頼】
フェアリー王国では仕事と同じ意味。ほとんどは城の兵士たちが金や物をもらうために受ける。依頼にはレベルがあり、兵士たちはそのレベルに合ったまたはそのレベルより低い依頼しか受けられない。レベルは依頼をある程度受け、試験に合格するとあげることができる。依頼には十一のレベルがある。現在夏未だけ全てのレベルを受けられる。
〜フェアリー王国〜
名前【冬花】
性格【明るく誰に対しても優しい】
容姿【円堂たちの世界の「久遠冬花」と同様】
一人称【私】
能力【予知夢を見ることがある、しかし、まだ使いこなせていない】
属性【光・氷】
魔法【回復魔法】
武器【なし】
その他【国の姫で嵐の妹。フェアリー王国の守たちと幼馴染】
【サンプルボイス】
「私はみんなの事が大好きだよ!」
「敬語はやめてっていってるでしょ?」
「これで、皆の気が沈むなら私は死んでも構わない!!」
「お願い…思い出して…」
「やっと言える、貴方への気持ち…」
名前【嵐】
性格【クール】
一人称【俺】
属性【光と闇】
魔法【攻撃の遠距離魔法】
武器【大太刀】
その他【国の王。冬花の兄。シスコンだが、たまに冬花をいじる。悠哉と幼馴染。フェアリー王国で最も魔力が強い】
【サンプルボイス】
「またあのクソガキどもか…」
「冬花に手出しするなよ?」
「小さなことで怒るなんて、まだまだ子供だな」
「知ってるか?この国に手を出したら俺が許さないって」
「闇と光、混合をなし得る時、我に力を…」
名前【悠哉】
性別【男】
性格【優しく真面目で気配りがいい】
一人称【僕】
属性【氷と雷】
魔法【結界魔法と幻術魔法】
武器【身長より少し長い杖、杖の先端に大きな鏡がある】
その他【国の神官。嵐の幼馴染。嵐の次に魔力が強い】
【サンプルボイス】
「嵐、また冬花さんに意地悪したの?」
「王にとって貴方がたも大切な人たちなんですよ?」
「国の姫だから本当の自由がないんですよ…冬花さんは……」
「本当にそっくりですね、貴方と守さんは」
「我が氷の力、絶対なる結界を作り出し、世界を包め…」
名前【夏未】
性格【前向きで元気、
人をからかうのが好き
戦闘時は真面目になる
嘘をつくのが苦手】
容姿【円堂たちがいる世界の「雷門夏未」同様、
髪は後ろでポニーテイルにまとめている】
属性【火】
魔法【物理の攻撃魔法
補助魔法】
武器【大太刀
柄の部分に火と竜のマークがある】
過去【スノー国に生まれ、呪われた子供とされた
ある謎の女性が助けた
孤児】
その他【冬花の幼馴染
フェアリー王国最強の剣士。紅蓮の剣士とも言われている
依頼はほぼ単独行動】
【サンプルボイス】
「もう一人の私って、お嬢様?」
「どうでもいいけど、早く片付けさせてもらうよ!」
「守く〜ん、貴方の未来のお嫁さんが呼んでるよ〜」
「あっ、うっ、えっと、それは………ごめんなさい……」
「私は呪われた子供として生まれたけど、姫の事も国の事も、ちっとも恨んでなんかいませんよ?」
名前【春奈】
性格【明るいが寂しがり屋なところと
嫉妬深いところがある】
容姿【円堂たちがいる世界の「音無春奈」同様
赤いメガネの淵に小さな竜が削られている】
属性【水】
魔法【遠距離の攻撃魔法
防御の魔法】
武器【水で造形した弓矢と楯】
過去【年の離れた兄を殺された
孤児】
その他【冬花の幼馴染
よく守と修也と言い合いをする
夏未たちに比べて、魔力が最も少ない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「私のお兄ちゃん、有人兄ちゃんを殺したのは貴女の国じゃない!!」
「それでも、許すの……?」
「守って、いじりがいがあるよねぇ〜」
「お、にい、ちゃん……?」
「剣はあまり使いたくないの…」
名前【修也】
性格【気が短く、誰に対しても厳しい
しかし、冬花だけには優しい】
容姿【円堂たちがいる世界の「豪炎寺修也」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【大太刀
刃の部分が赤く、竜の絵が刻まれている】
過去【仲が良かった兄が敵になった
孤児】
その他【冬花の幼馴染
守と仲が悪い
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「最初に俺の国に手を出したのはどっちだ?」
「この石があれば、兄さんだって倒せる……」
「バカは引っ込んでればいいんだ」
「俺の炎は水さえも焼き尽くす…」
「いまさら、兄貴面すんじゃねぇ!」
名前【秋】
性格【表情を出さず、おとなしく静か】
容姿【円堂たちの世界の「木野秋」同様】
一人称【私】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法が中心
回復の魔法も使う】
武器【二つの黄緑色の銃
銃の側面には竜の絵柄がある】
過去【双子の姉を殺された
孤児】
その他【本を読むのが好き
冬花の幼馴染
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「ここから先はいけないよ…」
「……面白くない」
「姫、また修也と守が喧嘩した……」
「私はもう風の国のアキじゃない!フェアリー王国の秋だっ!」
「古の風の力、今、ここに風神を蘇らせろ……」
名前【守】
性格【気が短く、警戒心が強い】
容姿【円堂たちがいる世界の「円堂守」同様】
属性【雷】
魔法【物理の攻撃魔法
攻撃力は高いが、攻撃以外の魔法は苦手】
武器【大太刀
刀は雷の性質で、雷の魔力を流すと
刃に電気がおび、雷の刀になる】
過去【両親を亡くし、記憶を消された
孤児
フェアリー王国に来た後、よくサッカーをしていた】
その他【冬花の幼馴染
冬花に気があるが、自分ではわかっていない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「……お前はだれだ?」
「俺はもう二度とあの人の笑顔を曇らせたくはないんだ!」
「サッカーはもう、しない…」
「こんな気持ちはダメなんだ……相手は国の姫だから…」
「姫、今まで辛い思いをさせて、すみませんでした…」
名前【茜】
性格【優しいがテンションがいつも高い】
容姿【ピンク色の髪をツインテールで、髪留めに赤色のリボンを使用している】
属性【雷】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【身長ほどの長さの槍】
その他【守たちよりは弱いが、フェアリー王国の上級レベルの兵士
夏未と仲が良く、彼女のことを「なっちゃん」と呼ぶ】
【サンプルボイス】
「なっちゃん、相手にしてよぅ〜」
「修也と守はなんでいつも喧嘩ばっかなの?」
「姫って、超かわいいよね〜」
「サッカーって、そんなに楽しい?」
「雷よ、叫べ!」
名前【アツヤ】
性格・容姿【亡くなった吹雪士郎の弟、「アツヤ」同様】
属性【氷】
魔法【物理の攻撃魔法】
武器【短剣】
過去【雪崩で家族を失った】
その他【茜と同レベル
リュウジとヒロトと仲がいい】
【サンプルボイス】
「士郎がいなくなってから、この世界がすべて真っ白になったかと思ったんだ…」
「俺は、お前たちに憧れている…だから、ここで決着をつける!」
「リュウジ?またどっかに遊びに行って迷ったんじゃないか?」
「兄貴とこっちの士郎、全然変わらないな!」
「夏未たちはうるさいぞ?特に守と修也は」
名前【リュウジ】
性格・容姿【円堂たちの世界の「緑川リュウジ」同様】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法
探索の魔法】
武器【大きさが変わるブーメラン】
その他【茜と同レベル
アツヤとヒロトと仲がいい
極度の方向音痴】
【サンプルボイス】
「また、迷った…」
「ヒロトはなんか……やっぱいいや」
「守と修也は強いけど、俺も負ける気はしないね!」
「探索の魔法は使えるけど、いつも迷うんだよねぇ〜」
「小さいときは風介と晴矢もいたけど、あの二人は忙しいから…」
名前【風介】
性格・容姿【円堂たちの世界の「涼野風介」同様】
属性【氷】
魔法【遠距離の攻撃魔法
幻術魔法】
武器【氷のナイフ】
その他【フェアリー王国のレベル八の兵士】
【サンプルボイス】
「氷の世界に誘って(いざなって)やろう…」
「誰だ!?私のアイスを盗んだのは!!」
「黙れ、チューリップ」
「私に指図をするな」
名前【晴矢】
性格・容姿【円堂たちの世界の「南雲晴矢」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【炎のナイフ】
その他【風介と同レベル】
【サンプルボイス】
「俺の炎で焼き尽くしてやる」
「誰がチューリップだ!!」
「そろそろ、お前も試験受けに行けよ…」
「ヒロトはただの変態だ、ほっておけ」
名前【夕香】
フェアリー王国の城下町に住んでいる少女。
修也と仲が良く、自分の兄のように彼を慕っている。修也とは血がつながっていない。
二年前、彼女にある事件が襲い掛かった。
修也はそれを解決する手段を探すため、多くの上級クエストに挑んでいる。
名前【ヒロト】
容姿【円堂たちの世界の「基山ヒロト」同様】
性格【いつもはどこか頼りなさそうだが、怒ると性格が豹変する
国のルールや掟に関してはものすごく厳しい】
属性【風・光】
魔法【物理の攻撃魔法、幻術魔法】
武器【トンファー
風の魔力を大量に流し込めば、トンファーに薄い黄緑色の炎ができ、刃物ようになる】
その他【最年少でレベル十一になった。
冬花の世界では、国の管理官であり、数々の国や街を訪れ、国の様子を見ている。(母国はフェアリー王国)
そのため、依頼は王族から頼まれたものしか受けられない。
管理官の中でも、最高位に立っている。
国にはたまにしか帰ってこない。】
サンプルボイス
【頼りないは、少し言い過ぎかな?】
【お前は、今ここで首を切り落とされたいか?】
【誰がなんと言おうと、俺は国の掟に従う】
名前【玲奈】
容姿・性格【円堂たちの世界の「八神玲奈」同様】
属性【風・水】
魔法【物理の攻撃魔法、回復魔法】
武器【忍者刀】
その他【レベル十の管理官。
おもにヒロトの付添人として行動している。】
サンプルボイス
【ヒロトはどこに行った?】
【私たちはこの国で育った、だから、この国を危険にさらすような真似をする奴は、一人たりとも生かせてはおけない】
【ヒロトも私も孤児だ…でも、そんな時、いつも助けてくれたのがあの人だった】
名前【カリア】
その他【フェアリー王国の城に仕えているメイド
実はアルティスの手下であり、フェアリー王国へはスパイとして潜入している
本名は「フレイミア」、影を使う魔術師】
名前【エギル】
その他【フェアリー王国で武器屋を開いている老人
女好きで守たちに「エロジジィ」と呼ばれている】
〜敵軍〜
名前【アルティス=スロード】
性格【常に冷静】
その他【今回の事件の元凶
まだ謎が多い
春奈たちを必要ないと判断した後、魔力の器を捕らえるために、何らかの行動を起こす】
【サンプルボイス】
「さぁ、行きましょう…」
「この石は素晴らしい……この石とお前たちがいればすべては俺のものだ!」
「なぜだ!貴様らはどうしてそこまで!!」
「消えろ!」
「すべてを消してやりますよ…」
【隕石(エイリア石)】
フェアリー王国に落ちた隕石。石に秘められた力は大きく、力を何倍にも増幅させることができる。しかし、その力は莫大なため性格や体を壊してしまう。アルティスとともに姿を消した
【魔力の器】
アルティスが狙っている物。一体どのような物なのかはまだ不明。
円堂たちと何らかの関係がある。
名前【?(少女)】
アルティスに囚われている少女。
同じく魔力の器に関係する。
名前【ロリー】
アルティスに仕えているメイド
名前【チェルト・フェイルス・テイル】
性格【お嬢様口調でおしとやか(?)】
魔法【植物の光魔法】
その他【アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国に来た
夏未と戦闘を行う】
名前【チェルタ・フェイルス・テイル】
性格【幼稚で好奇心旺盛】
魔法【】
その他【チェルタの双子の「兄」、弟と間違われることがある
アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国にやってきた
春奈と戦闘を行う】
〜投稿してくださったオリキャラ達〜
名前【飛火 炎愁】
性別【女】
性格【男っぽい口調、顔立ちから、良く男と間違えられる。
守達とは仲が良いのか悪いのか、よくわからない】
容姿【短いオレンジ色の髪が、ヒロトみたいに跳ねている
瞳の色は夕日色に染めたような綺麗なオレンジ
身長は吹雪(士郎)と同じくらい】
魔法の属性【火・風】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【日本刀(柄の部分が赤い刀。魔力を注ぐ事で炎や風をまとわせる事が出来る)】
サンプルボイス
「俺?俺は炎愁だ。よろしくな」
「俺は…女だああぁぁぁ!!!」
「守、修也!!喧嘩止めやがれえぇぇ!!」(と言いつつ混ざる)
向日葵様からのご投稿
名前【波風美麗/ナミカゼミレイ】
性格【クールだがあまりキツイことは言わない。
あまり笑わないが時々みせる笑顔は優しく穏やか
面倒見が良い。空手などが得意で接近戦もできる。武器を使わずとも戦える】
容姿【白に近い青色の膝ほどの髪の流し
深緑色の眼】
魔法の属性【闇・氷】
魔法の種類【遠距離・物理系の攻撃系】
武器【あり。氷と闇の巨大な鎌…普段は持っておらず必要な時に魔法で作り出す。】
サンプルボイス
「あたしは美麗。アンタは?」
「あぁ?アンタ、あたしに喧嘩うってるの?五体満足で帰れればいいわね?」
「…はぁ、いい加減にしなさい。迷惑よ」 夜桜様からの投稿
名前【飛導 鈴/ヒドウ リン】♀
性格【基本的明るい。でも毒舌をよく吐く。
いつも笑っているが、常に闇を抱えている。
運動神経、頭脳は共に半端ない。
格闘技が特技で、素手でナンパしてきた男の骨を折ったのは、100を軽く超える。
料理なども得意で、彼女の作る料理は絶品。】
容姿【白の腰くらいまで髪を黒いリボンでサイドテール。真紅の瞳。可愛らしい顔立ち。】
魔法の属性【氷・光】
魔法の種類【回復魔法&遠距離の攻撃魔法】
武器【光神刀(こうがみとう):光の魔力を宿しており、パワーを15倍まで増幅させる事が可能。
基本的に魔力は何でも宿す事が出来、入れ替える度持つ所の色が変わる。
味方にその意思があれば他人の魔力でもコレに宿して戦える。
また光で回復する事が出来る。刀から無数の白い蝶が出てきて、
その蝶が落としていくリンプンにより回復が可能(敵が浴びても効果ナシ)
常に背中に背負っている。
白銀玉(はくぎんだま):白いヨーヨー。糸がとてつもなく長く、
何処までも延ばす事が可能(魔力で)。
猫の爪みたいに出し入れ出来る毒を刃に、毒を仕込んであり、これに触れた相手はまもなく氷漬け&毒死。】
【サンプルボイス】
「こんにちは………!ふふ、今日も平和!………な訳ないしね」
「はぁ、コレで通算156人目のナンパ……;お相手、ヨロ^^」
「僕の白い髪は……気にしないで。お願い、いつも通りに接して」 藍蝶様からの投稿
名前【闇元 月実】(やみもと つきみ)
性格【めんどくさがりな性格。騒ぎ事が大好きで、ちょっと黒い所もある。意外に仲間思い。怒ると世界一怖い。料理がとても上手。武器無しでもかなり強い。】
容姿【背は円堂ぐらいで、髪は黒色のロングストレート(長さは腰まである)、目の色は明るい金色】
魔法の属性【雷・闇】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【闇の剣・雷の剣、普段は持ってなくて、使うときに魔法で作り出す。】
サンプルボイス【「どうも、……闇元月実です。」
「どうやら、死にたいようですね。」】 Dr.クロ様からの投稿
オリキャラ&新しい設定が出たらまた更新します!
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- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜魔法募集中!!!〜 ( No.505 )
- 日時: 2011/08/17 21:41
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
34 災難を呼ぶ三人の少年
「あぁ〜もう!なんでだよ〜」
あれから結構円堂は嘆いていた。悔しいのは仕方がないだろう。一度は完成したのに、次またやってみようと試みたが、失敗ばかりだった。おまけに、あの時の体制やコツも全て分からないという。これでは鬼道もなすすべがない。
「そうだ!守、もう一度撃ってくれ!」
「断る。一発だけだ、と言ったはずだ」
さっきから同じことを繰り返している二人。円堂は両手で拝むようにして頼み、守はため息をつき、そっぽを向く。よく同じことをしてられるな、と周りにいる皆は心の中でひそかに思っていた。だが、口にすると守が暴走しそうで、なんとか言わないように制圧している。
「えぇ〜あと一発!!」
「だから、こt「守!!」あっ、姫」
会話の途中に割り込んできたのは、パタパタと小走りでやってきた冬花だった。何やら急いでいるらしい。
「どうかなさいましたか?」
「うん、ちょっと…えっと、円堂くんに来てほしいんだけど…」
「俺?」
人差し指で自分を指し、聞き返した。冬花はコクンと頷く。
「えっと、悠也さんが貴方に話があるみたいなんです」
「う〜ん、よく分らないけど、呼んでるんだろ?だったら行くよ」
「あっ、でも鬼道さんと豪炎寺さんにも来てほしいって…」
名前を呼ばれ、鬼道と豪炎寺は互いに顔を見合わせた。すると、円堂は二人の腕を強引に引っ張り、歩いていく冬花の後を追う。
「悠也さん、来ましたよ」
「すみません、姫。こんなことまでさせてしまって」
「いいんです。えっと、円堂くん、鬼道さん、豪炎寺さん」
少し遅れて入ってきた三人は、部屋に足を踏み入れると、その雰囲気に圧倒され、全身に緊張が走り、体を縛りつけた。
その部屋は真っ暗とまでは行かないが、外よりも明らかに暗く、怪しい占い師の館の様だ。幽霊が出てもおかしくない、雰囲気は少し円堂には辛いかもしれない。漫遊寺中でヒロトに初めて会ったとき、いきなりいなくなり、消えたのか、と不思議に思っていると、木野が幽霊ではないのか、と冗談で言ったつもりが、円堂はかなりビビッていた。
「フフッ、大丈夫ですよ。少し雰囲気が怪しいかもしれませんが、そんなに警戒しなくてもいいですよ」
「は、はい…」
円堂にとっては、やはり怖いのか、豪炎寺と鬼道の二人にすがりつくように歩いている。
日本代表のキャプテンでもある人が、これだけで腰を抜かしてしまうとは、とてもみっともないと思われるかもしれないが、二人にとっては長年付き合ってきた友だ。少しくらい頼ってもらえるだけでもうれしいのだろう。
「適当に座ってもらって構いませんよ」
悠也の声に答え、一番近かった椅子に腰かけた。
「会うは初めてではないでしょうが、こうして話すのはなかったですよね。僕はこの国の神官、悠也です。右から順に円堂守さん、豪炎寺修也さん、鬼道有人さんでいいですよね?」
確認のために悠也は名前を言った。もちろん、円堂たちは頷く。
「姫はこちらへ」
「はい」
冬花にも話があるのだろうか、彼女は円堂の隣に座った。
「今回、あなた方に来ていただいたのは、例の世界の事です」
「ダークエンペラーズが支配した世界ですよね」
鬼道の答えに悠也は一回だけ深くうなずいた。
「円堂さんは、その世界に行きたい、と姫から伺っています」
「はい!俺ができることがあるなら、あいつ等を…もう一人の俺たちを助けたい」
さっきまで雰囲気に怯えていた円堂には見えなかった。心の恐怖は消え去り、瞳に灯っているのは、熱く熱意のこもった炎だった。
これが、イナズマジャパン、熱血キャプテンの本当の姿だ。
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜魔法募集中!!!〜 ( No.506 )
- 日時: 2011/08/17 21:41
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
「大変なことですよ?それでも行きたいんですか?」
「はい!」
「鬼道さんや豪炎寺さんも……彼と同じ意志を持っていますか?」
鬼道と豪炎寺は正直言うと迷っていた。確かに、円堂の言う通り、ただ単に助けたい意識はある。しかし、だからと言って、勝手に自分たちがその者たちの未来を変えてもいいのだろうか。悪い良いは関係ない、その人の未来は彼ら自身の物だ。自分たちが変える必要がある。どんなに残酷であろうと、どんなに邪悪なものだろうと。全ては彼ら自身が決める権利がある。自分たちにはその権利はあるはずがない。
「まだ迷っています…円堂のように考えてみるのはいいですが…勝手に未来を変えていいのか…」
「確かにそうですね。勝手に未来を変えてしまうのはよくありません。しかし、この世界の未来が『偽り』だとすれば…どうします?」
「偽り?」
「彼らの未来はアルティスの干渉によって変えられました。姫にはもう伝えてありますが」
アルティスは彼らの元ある未来を変えたのだ。それを元の戻させるのは、世界の理(ことわり)のゆがみをなくせる事とつながる。ダークエンペラーズに勝利し、順調に世界へと旅立ち、一位の座を争う。その権利はあの世界にはあったのだ。それを取り上げたのが、アルティス。自らの計画を成功に導くため、邪魔な者は消した。だとしたら——
「あなた方のやろうとしていることは、決して間違いではありません。しかし、正しいことでもない。異世界へ渡る、それだけでもパラレルワールドへ大きな影響を与えてしまう。どうしますか?決められるとしたら、今しかありませんよ?」
急かしているのは分かっている。しかし、本当のことだ。事態は一刻を争っている。早く決めなければ、円堂や豪炎寺がどうなるか、悠也は昨晩の夢で見ていたのだ。
彼らには大きな壁が立ちはだかる、運命をこの世界の理を崩してしまうほどの大きな壁だ。
「……俺も円堂と同じ、行きます」
「豪炎寺…」
「フッ、仕方がないやつらだ…俺もサッカー馬鹿の仲間入りをする」
実に遠回しな言い方をする鬼道。だが、ここにいる三人の気持ちは一つになったことは明らかだ。
「そうですか。わかりました。では、日にちは…」
「できれば早い方がいいと思いますよ?彼らは一日で大きくパワーアップしていますから…」
冬花が悩んでいる円堂たちに提案した。すると、彼らは彼女の言葉を受け入れ、できれば早い日に、と決断した。
「明日の午後…でいいですか?」
コクンと、三人は頷いた。
悠也にあのいつもの笑顔が戻ってきた。優しくて冬花が大好きな笑顔が。でも、今のは何か違う気がする。作り物というべきか、偽りと言うべきか。とにかく、何か引っかかる感じがする。それは、鬼道も感じ取っていた。
「話はそれだけではないですよね?」
鬼道の一言で、悠也の表情は崩れた。崖から一気に落とされたように、彼の笑顔もすぐに深刻なものへと変わった。その様子で、鈍感な円堂でさえも、何かあると悟った。
「鬼道さんには隠し事ができそうにないですね」
「今の話が全部だとすれば、全員の前で話せばいいはずです。俺たち三人だけが呼ばれたということは…」
「自分たちだけに別の話がある……すごいですね。全部当たっていますよ」
褒めているつもりだろう、しかし、ちっともうれしくない。当然だ、彼の視線は剣のように鋭く、表情はまるで血に飢えた獣が獲物を見つけた時と同じ、とても喜べるような雰囲気ではない。
「このことは、誰にも話さないでください」
「……」
返事がない。返ってきたのは沈黙だけ。それでも、今の言葉の意味を理解したと分かれば、話を続ける。
「変な話をしますが…僕は夢で未来を視ることができます。冬花姫と同じ…」
悠也と冬花は夢で未来を視ることができる能力を持っている。もちろん、使えるときに使えるほど便利ではない。不定期に奇妙な夢を視たりするだけである。
夢を視た次の日には魔力の消費で、疲労が体を縛りつけてしまう時もある。
「信じなくてもいいです。僕もまだ、これが予知夢であるかどうかはわかりませんから」
「その夢の内容は?」
「詳しくはまだはっきりとは……しかし、あなた方三人には大きな困難が立ちはだかるでしょう…それは現在の、いや、過去から未来にかけてのパラレルワールドに大きく影響するほどの……今、分かるのはここまでです…後はもう少しかかると思います」
「そうですか…」
一応何か返そうと返事らしきことを鬼道はしたが、逆にこの雰囲気を暗く重いものにしてしまった。
守や修也との関係と、今の壮大すぎる話によって、円堂はさらに悩むことになった。よくよく考えると、この世界に来てから、自分でも驚くほどに、難しいことばかりが脳内を駆け巡っている気がする。唯一すべてを忘れることできるのは、皆とサッカーをしている時ぐらいしかないだろう。
「すみません、貴重な練休み時間を無駄にしてしまって」
「いいえ、ありがとうございます。えっと、ふゆっ…じゃなくて冬花はどうするんだ?」
「私はもう少しここで話しています」
「そっか、じゃあ行こうぜ。豪炎寺、鬼道」
三人は冬花と悠也を残し、風丸や吹雪たちが待っている場所へと戻って行った。
やっと、あの場所から離れられることができて、少しだけ喜んでいたのは、円堂だけだろう。
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜魔法募集中!!!〜 ( No.507 )
- 日時: 2011/08/18 13:03
- 名前: 星兎 (ID: MXERWh7v)
- 参照: 暑い、お腹痛い^p^
お久しぶり桜花火!
星兎だけど・・・覚えてるかい?
いきなり消えてまた地味に復活した為謝罪をしに来たのよ
いつの間にかすごい進んでいて展開が^p^
後で楽しく読ませてもらうわw
またカキコで活動するから仲良くしてくれると嬉しいです^^
改めて宜しくね!
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜魔法募集中!!!〜 ( No.508 )
- 日時: 2011/08/18 16:12
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
>星兎
当ったり前だ!!
覚えているよ〜元・MiNiでしょ?
うん…いきなり消えたからどうしたのかと思ったよ〜
謝罪って…(汗
多分、無駄に長いから絶対に飽きるよ
しかも、最近は無駄話が多いし…
本当?カキコ復帰だね!
こちらこそ、よろしくお願いします♪
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜魔法募集中!!!〜 ( No.509 )
- 日時: 2011/08/18 20:13
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
35 新種の魔物
一方、円堂と守がサッカー勝負をしていた頃———
「で……新種って、いないじゃない」
ここはレクレット森林。魔物の出現率はとても高いが、弱い雑魚モンスターばかりしか襲って来ない。
当然のように、美麗と鈴は武器を使わなくても、楽に突破のできるところだ。しかし、ここ最近、魔物の動向がおかしくなり、レクレットでさえも、命を落としてしまう人も続々と現れている。
そして、先日。王である嵐に頼まれ、新種の魔物の討伐にやってきたのだが、一向に姿を現さない。体が大きいのであれば、隠れられる場所は限られてあるはずなのだが、どんなに探しても、見つかるのは雑魚ばかり。
「美麗、帰る?」
「帰れるわけないでしょ。情報も手がかりもないなんて…恥ずかしくて国に帰れないわよ」
「それにあの下種共(げすども)に笑われるのは嫌だよね」
「鈴、犯罪者みたいな顔してるからやめなさい」
森に入ったのは確か早朝だったのが、今ではもう太陽が沈みかけている。このままでは、真っ暗な夜の道を歩いて帰ることになってしまう。魔物の動向が一定ではない今の状況で夜道を歩くのは危険すぎる。
「野宿だね」
「はぁ…今回ばかりはしょうがないわよね…後少し探しましょ」
ドカドカと前を歩いていく美麗に、ゆっくりながらも、歩きながらついてくる鈴。しばらくの間、その状況が続いていたが、一気に雰囲気を変えてしまう出来事が起きる——
「ガァァァアアア!!!」
「鈴!!魔物よ!!」
「分かってるよ。僕の耳はそんなに悪くない」
一瞬にして美麗は大きな鎌を造りだす。鈴も背中から剣を抜き、戦闘態勢に入る。彼女たちが武器を用意するということは、相当強い相手、もしくは手の内が分からない未知の敵、でなければ、本能的に手と足が先にでる。
「この唸り声…僕は聞いたことないけど、美麗は?」
「あたしもよ…新種?」
「その可能性が高いよね」
そんなやり取りをしているうちに、唸り声をあげていた魔物らしき奴は木をなぎ倒しながら、地面に足音を響かせ、ドカンドカンと歩いてくる。奴が動くたびに、地はゆれ、弱い魔物たちは逃げていく。だが、正体はまだ見えない。
「美麗…僕は左から行く」
「じゃあ、あたしは右から行けばいいのよね?」
相手は見たこともない魔物、そうなれば、今は鈴の頭脳に懸けるしかない。彼女の頭脳はずば抜けて良い、本をたくさん読んでいる秋と同じくらいだ。彼女の命令に従っていれば、大体の確率で失敗することはない。
「ガァァァァゥゥ!!!」
「出た!!」
魔物の正体は、一言で言うと、大きな熊だ。体長は五メートルほど、全身は焦げ茶色の毛で覆われ、瞳は血のように赤く、鉤爪は剣のように鋭い。あの爪で引っかけられれば、大量出血するに違いない。肉ごとえぐられてもおかしくはないだろう。
「夏未と同じくらい強いんだから楽勝よね?」
「う〜ん、ちょっと分からないな〜はっきり言うと少しやばいかも^^」
「……」
純粋と言うべきか、無駄にキラキラしているその笑顔に、美麗は言葉を失った。そうこうしている内にも、熊は美麗と鈴に狙いを定め、突進してくる。まともに食らえば、命の保証はない。
「とにかくやるわよ!!」
勢いよく振り下ろされた熊の右腕は、美麗にあたることはなく、地面にめり込んだ。
「氷雪冷花(ヒョウセツヒョウカ)!!」
高くジャンプし、木を蹴りあげ、方向転換をし、熊の動けない右手に攻撃をしかけた。
いくつもの氷で造られた花々が、突き刺さるように奴の右手にぶつかる。直後に氷の花は光を反射しながら、儚く舞い散った。
「少しはダメージが……うそ!?」
攻撃された右手に傷が残ったのは一瞬だけ、美麗が着地すると同時に傷は跡形もなく消えてしまった。
「どういうこと!?」
「美麗!今はできるだけ攻撃を仕掛けよう!!」
さっきまでのあの笑顔とは違い、今は表情が険しくなっている。これで炎愁が腕だけをやられたとすれば、すごい話だ。
すぐに次の行動へ移り変わる。ポケットから白いヨーヨーを取り出し、振り回し始めた。
「これでどう?氷柱地獄(アイシクルヘル)!!」
熊の頭上からいくつもの大きくて図太い氷の柱が光のように速く落ちてきた。腕に足に、何本も刺さり、血が飛び散る。熊は刺さった氷柱を抜こうと、暴れ出した。
「今回は効いたみたいね」
「もっと攻撃を仕掛けるわよ!!」
大暴れしだした熊は、左右にまだなぎ倒されなかった木々を抜き取り、二人にめがけて投げつける。その程度の攻撃、彼女たちには効かない。すぐに避けられる。
だが、それが誤りだった。避けるのに少し時間をかけてしまい、奴は氷の柱を抜き取った。そして——。
「傷がまた治ってる!?」
「チッ…美麗!!一斉に攻撃をしよう!」
焦りが災難を呼んでしまう。それは分かっている。焦ることによって、周りが見えなくなり、自分をコントロールできなくなってしまう。しかし、この状況で焦るな、と言われた方が無理な話だ。相手はただでさえも体の大きな相手、しかも今まで見たこともなく、話も聞いていない。どうすればいいのか。考えれば考えるほど、心が乱れてくる。
「氷破壊(アイス・ブレイク)!!」
(相手は地の属性のはず…なのにどうして効かないの……?)
地の属性—本来は氷と水に弱いのだが、この熊に関しては何も分からない。話にも地の属性だと聞いているし、どこから見ても地の属性を持っている。地属性の魔物には鋭い爪があり、ほとんどが体格の大きな魔物だ。この熊もそのうちの部類に数えるだろう。
美麗と鈴の属性は氷。この戦いでは、圧倒的に有利——のはずだが。
「こいつ、本当に地なの!?氷が全然効かないじゃない!!」
「美麗…もしかして、弱点狙わないとダメなのかもしれない」
必死の判断の末、たどり着いた答えはこれしかなかった。氷が効かない、傷口がすぐに修復する……考えられるとすれば、弱点がある。そこを狙えば、倒せるかもしれないが、問題はそれがどこにあるかだ。無駄に攻撃を続ければ魔力と体力が徐々に奪われ、最終的には底をつき倒れ、あの熊にやられてしまう。どうにかそれだけは回避したい。しかし、攻撃をしなければ弱点はつかめない。
「弱点って、どこにあるのよ!?」
「今、考えてる!!」
——どこだ…弱点は!?
熊の全体を見渡す。どこも弱点らしき場所はない。ただ気になった場所が二か所—右肩と胸の中央に十字架のマークがある。あれは一体—
「美麗!!避けてるだけじゃ、体力が奪われる!今から僕の言う通りにして!!」
「分かったわ」
その直後。美麗の頭上から熊の左腕が振り下ろされた。気が付いた時には、もう遅かった。鉤爪が目の前にまで接近していたのだ。当然避けることはできない。
「美麗ぃぃぃいいい!!!」
あの時、自分たちと同じくらいの黒い影が、飛び込んできたのは気のせいだろうか。
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