二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 異世界の危機 お知らせです!
- 日時: 2011/10/30 18:40
- 名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
はじめまして!桜花火といいます♪
小説は初めて書きます
荒らしや悪口、パクリなどはやめてください
注意!!
↓↓↓
・キャラ崩れありの可能性
・ほかのアニメをパクりまくる
・まだ、円堂世代(天馬くん一切出ません)
・同一人物が出てくる、いわゆるパラレルネタ
・もう一人の守と修也が仲が悪い
・春奈がブラコン
・夏未がいろいろとすごい
・「円冬」要素あり(パラレル)
・エイリア石がある
・闇堕ちしている
・後半流血あり
以上の事が許せる方は、どうぞ!!
・お知らせ!>>716
・現在、第一章完結
第二章45話まで更新しました!!
・魔法の応募に関しては>>494へ!!!
・藍蝶様に作っていただいたイメージソング >>306
・バトン
『天然看護師とトマト嫌いの野望』 >>524
☆★☆目次★☆★
プロローグ >>1
〜異世界救出編〜
第01話 「変わらない日常」 >>13
第02話 「見た夢」 >>14
第03話 「危険な影」 >>15
第04話 「現れた敵」 >>21
第05話 「始まる闘い」 >>23
第06話 「地獄の試合」 >>25
第07話 「異世界の姫君」 >>26
第08話 「パラレルワールド」 >>27
第09話 「三つの理由」 >>30
第10話 「すべての始まりⅠ」 >>31
第11話 「すべての始まりⅡ」 >>32
第12話 「すべての始まりⅢ」 >>36 >>38
第13話 「すべての始まりⅣ」 >>41
第14話 「すべての始まりⅤ」 >>42
第15話 「すべての始まりⅥ」 >>43
第16話 「助け」 >>44
第17話 「戸惑い」 >>45
第18話 「出発」 >>46
第19話 「フェアリー王国」 >>48
第20話 「静かな町」 >>50
第21話 「もう一人の自分」 >>52
第22話 「わがまま姫」 >>56
第23話 「闇に沈む者」 >>58
第24話 「攻め来る嵐」 >>59
第25話 「悲しみと憎しみ」 >>68
第26話 「消された記憶」 >>75
第27話 「兄のために…」 >>77
第28話 「士郎とアツヤ」 >>78
第29話 「フェアリー王国の夏未」 >>83
第30話 「質問タイム!」 >>86
第31話 「呪われた子供」 >>98
第32話 「呪われた過去」 >>105
第33話 「初めての友達」 >>106
第34話 「練習再開?」 >>108
第35話 「夏未の腕前」 >>113
第36話 「河川敷にてサッカー」 >>122
第37話 「いよいよ夕食」 >>123-124
第38話 「嘘つき」 >>128
第39話 「黒き城へ」 >>131 >>135 >>138
第40話 「死合開始」 >>141 >>142 >>143
第41話 「力の差」 >>147 >>150
第42話 「試合か死合か…」 >>151
第43話 「炎と氷と…」 >>154
第44話 「消えた命」 >>171
第45話 「静まる爆風」 >>173
第46話 「真の姿」 >>187
第47話 「コワスダケ」 >>202
第48話 「総攻撃」 >>216
第49話 「水のドラゴン」 >>223
第50話 「憎悪の欠片」 >>228
第51話 「諦めない心」 >>241
第52話 「最後の試合」 >>246 >>247
第53話 「大切な人」 >>248
第54話 「つかんだ勝利」 >>254
〜魔光石(まこうせき)編〜
プロローグ2 最強の兵器 >>255
第01話 「帰還」 >>265-266
第02話 「ただいま」 >>272
第03話 「永続の魔法」 >>275-276
第04話 「危険物」 >>280
第05話 「災い」 >>287-288
第06話 「戻れない」 >>294
第07話 「強さ」 >>300-301
第08話 「試練の間」 >>304-305
第09話 「声なき少女」 >>312
第10話 「飛火炎愁」 >>313-314
第11話 「義姉の存在」 >>346
第12話 「予言者」 >>364
第13話 「狼の瞳」 >>388
第14話 「平和か戦争か」 >>403-404
第15話 「水晶の園」 >>408-409
第16話 「遊びと殺し」 >>416
第17話 「守りきる者の覚悟」>>426
第18話 「笑いあうため」>>436-437
第19話 「融合魔法」 >>444-445
第20話 「悪魔の呪文」 >>446-447
第21話 「変わり果てる姿」 >>450
第22話 「奇跡の力」 >>453
第23話 「蝶の少女」>>454-455
第24話 「適任者」 >>467
第25話 「堕ちた世界」 >>468-469
第26話 「一筋の光」 >>470-471
第27話 「影使いカリア」 >>472-473
第28話 「託された想い」 >>477
第29話 「一人の少年のため」 >>486-487
第30話 「ささやかな願い」>>488
第31話 「兄妹の約束」 >>495-496
第32話 「交差する想い」>>500-501
第33話 「一度に懸けた勝負」>>502
第34話 「災難を呼ぶ三人の少年」>>505-506
第35話 「新種の魔物」>>509
第36話 「瞳の十字架」>>518
第37話 「囚われの身」>>528
第38話 「少女の裏切りと少年の目覚め」>>530-531
第39話 「賭け事」>>538-539
第40話 「風の裏切り者」>>544-545
第41話 「あの時の涙」 >>547 >>550
第42話 「消えることのない罪」>>561 >>564 >>567 >>570
第43話 「心を包み込む灰色」>>593 >>597 >>607
第44話 「決意と思い」>>614-616
第45話 「早すぎた旅立ち」>>639 >>651
☆★☆オリキャラ紹介★☆★
〜チームレイヤー〜
名前【ナタク】
性別【男】
性格【紳士的な感じで、頭がいい】
容姿【薄い紫色のロン毛、身長が高い】
一人称【「私」キレると「俺」になる】
その他【チームレイヤーのキャプテン
現在生死不明】
名前【ルナ】
性別【女】
性格【クールで人に対して基本的に冷たい】
容姿【茶色いストレート、目の近くに小さなほくろ】
一人称【私】
その他【チームレイヤーの副キャプテン
現在生死不明】
名前【シェルー】
性別【女】
性格【活発で明るい、たまに発言が怖くなる】
容姿【オレンジ色のショートカット、体は小さい】
一人称【私】
その他【チームレイヤーのMF、よくルナに抱き着く
春奈に殺されたフリをしていただけで、
現在はまだアルティスのもとで活動中】
名前【ショウ】
性別【男】
性格【めんどくさがり屋】
容姿【金色の髪色だが髪型には特徴はない、左目に眼帯】
一人称【俺】
その他【チームレイヤーのFW
現在生死不明】
〜魔法界〜
【魔法界】
円堂たちがいる世界とは違う次元の世界、魔法や魔力などがある。この世界には性格は異なるが円堂や豪炎寺などに酷似している人物がいる
【魔法】
フェアリー王国で判明している魔法は大きく分けて『火・水・風・雷・氷・地・光・闇』の八つの属性である。この中でも闇と光の二つは力が最も大きい
【魔力】
魔法を使う時の力の源、魔法と同じく八つの属性がある。魔法を使う際は、この魔法と同じ属性の魔力を使い、魔法を発動させる。魔力が少なくなると、疲労が増し、最後には力尽き倒れてしまう、だが死ぬことはない、体を休めれば魔力は自然に回復する。人によって魔力の量は異なる
【依頼】
フェアリー王国では仕事と同じ意味。ほとんどは城の兵士たちが金や物をもらうために受ける。依頼にはレベルがあり、兵士たちはそのレベルに合ったまたはそのレベルより低い依頼しか受けられない。レベルは依頼をある程度受け、試験に合格するとあげることができる。依頼には十一のレベルがある。現在夏未だけ全てのレベルを受けられる。
〜フェアリー王国〜
名前【冬花】
性格【明るく誰に対しても優しい】
容姿【円堂たちの世界の「久遠冬花」と同様】
一人称【私】
能力【予知夢を見ることがある、しかし、まだ使いこなせていない】
属性【光・氷】
魔法【回復魔法】
武器【なし】
その他【国の姫で嵐の妹。フェアリー王国の守たちと幼馴染】
【サンプルボイス】
「私はみんなの事が大好きだよ!」
「敬語はやめてっていってるでしょ?」
「これで、皆の気が沈むなら私は死んでも構わない!!」
「お願い…思い出して…」
「やっと言える、貴方への気持ち…」
名前【嵐】
性格【クール】
一人称【俺】
属性【光と闇】
魔法【攻撃の遠距離魔法】
武器【大太刀】
その他【国の王。冬花の兄。シスコンだが、たまに冬花をいじる。悠哉と幼馴染。フェアリー王国で最も魔力が強い】
【サンプルボイス】
「またあのクソガキどもか…」
「冬花に手出しするなよ?」
「小さなことで怒るなんて、まだまだ子供だな」
「知ってるか?この国に手を出したら俺が許さないって」
「闇と光、混合をなし得る時、我に力を…」
名前【悠哉】
性別【男】
性格【優しく真面目で気配りがいい】
一人称【僕】
属性【氷と雷】
魔法【結界魔法と幻術魔法】
武器【身長より少し長い杖、杖の先端に大きな鏡がある】
その他【国の神官。嵐の幼馴染。嵐の次に魔力が強い】
【サンプルボイス】
「嵐、また冬花さんに意地悪したの?」
「王にとって貴方がたも大切な人たちなんですよ?」
「国の姫だから本当の自由がないんですよ…冬花さんは……」
「本当にそっくりですね、貴方と守さんは」
「我が氷の力、絶対なる結界を作り出し、世界を包め…」
名前【夏未】
性格【前向きで元気、
人をからかうのが好き
戦闘時は真面目になる
嘘をつくのが苦手】
容姿【円堂たちがいる世界の「雷門夏未」同様、
髪は後ろでポニーテイルにまとめている】
属性【火】
魔法【物理の攻撃魔法
補助魔法】
武器【大太刀
柄の部分に火と竜のマークがある】
過去【スノー国に生まれ、呪われた子供とされた
ある謎の女性が助けた
孤児】
その他【冬花の幼馴染
フェアリー王国最強の剣士。紅蓮の剣士とも言われている
依頼はほぼ単独行動】
【サンプルボイス】
「もう一人の私って、お嬢様?」
「どうでもいいけど、早く片付けさせてもらうよ!」
「守く〜ん、貴方の未来のお嫁さんが呼んでるよ〜」
「あっ、うっ、えっと、それは………ごめんなさい……」
「私は呪われた子供として生まれたけど、姫の事も国の事も、ちっとも恨んでなんかいませんよ?」
名前【春奈】
性格【明るいが寂しがり屋なところと
嫉妬深いところがある】
容姿【円堂たちがいる世界の「音無春奈」同様
赤いメガネの淵に小さな竜が削られている】
属性【水】
魔法【遠距離の攻撃魔法
防御の魔法】
武器【水で造形した弓矢と楯】
過去【年の離れた兄を殺された
孤児】
その他【冬花の幼馴染
よく守と修也と言い合いをする
夏未たちに比べて、魔力が最も少ない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「私のお兄ちゃん、有人兄ちゃんを殺したのは貴女の国じゃない!!」
「それでも、許すの……?」
「守って、いじりがいがあるよねぇ〜」
「お、にい、ちゃん……?」
「剣はあまり使いたくないの…」
名前【修也】
性格【気が短く、誰に対しても厳しい
しかし、冬花だけには優しい】
容姿【円堂たちがいる世界の「豪炎寺修也」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【大太刀
刃の部分が赤く、竜の絵が刻まれている】
過去【仲が良かった兄が敵になった
孤児】
その他【冬花の幼馴染
守と仲が悪い
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「最初に俺の国に手を出したのはどっちだ?」
「この石があれば、兄さんだって倒せる……」
「バカは引っ込んでればいいんだ」
「俺の炎は水さえも焼き尽くす…」
「いまさら、兄貴面すんじゃねぇ!」
名前【秋】
性格【表情を出さず、おとなしく静か】
容姿【円堂たちの世界の「木野秋」同様】
一人称【私】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法が中心
回復の魔法も使う】
武器【二つの黄緑色の銃
銃の側面には竜の絵柄がある】
過去【双子の姉を殺された
孤児】
その他【本を読むのが好き
冬花の幼馴染
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「ここから先はいけないよ…」
「……面白くない」
「姫、また修也と守が喧嘩した……」
「私はもう風の国のアキじゃない!フェアリー王国の秋だっ!」
「古の風の力、今、ここに風神を蘇らせろ……」
名前【守】
性格【気が短く、警戒心が強い】
容姿【円堂たちがいる世界の「円堂守」同様】
属性【雷】
魔法【物理の攻撃魔法
攻撃力は高いが、攻撃以外の魔法は苦手】
武器【大太刀
刀は雷の性質で、雷の魔力を流すと
刃に電気がおび、雷の刀になる】
過去【両親を亡くし、記憶を消された
孤児
フェアリー王国に来た後、よくサッカーをしていた】
その他【冬花の幼馴染
冬花に気があるが、自分ではわかっていない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「……お前はだれだ?」
「俺はもう二度とあの人の笑顔を曇らせたくはないんだ!」
「サッカーはもう、しない…」
「こんな気持ちはダメなんだ……相手は国の姫だから…」
「姫、今まで辛い思いをさせて、すみませんでした…」
名前【茜】
性格【優しいがテンションがいつも高い】
容姿【ピンク色の髪をツインテールで、髪留めに赤色のリボンを使用している】
属性【雷】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【身長ほどの長さの槍】
その他【守たちよりは弱いが、フェアリー王国の上級レベルの兵士
夏未と仲が良く、彼女のことを「なっちゃん」と呼ぶ】
【サンプルボイス】
「なっちゃん、相手にしてよぅ〜」
「修也と守はなんでいつも喧嘩ばっかなの?」
「姫って、超かわいいよね〜」
「サッカーって、そんなに楽しい?」
「雷よ、叫べ!」
名前【アツヤ】
性格・容姿【亡くなった吹雪士郎の弟、「アツヤ」同様】
属性【氷】
魔法【物理の攻撃魔法】
武器【短剣】
過去【雪崩で家族を失った】
その他【茜と同レベル
リュウジとヒロトと仲がいい】
【サンプルボイス】
「士郎がいなくなってから、この世界がすべて真っ白になったかと思ったんだ…」
「俺は、お前たちに憧れている…だから、ここで決着をつける!」
「リュウジ?またどっかに遊びに行って迷ったんじゃないか?」
「兄貴とこっちの士郎、全然変わらないな!」
「夏未たちはうるさいぞ?特に守と修也は」
名前【リュウジ】
性格・容姿【円堂たちの世界の「緑川リュウジ」同様】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法
探索の魔法】
武器【大きさが変わるブーメラン】
その他【茜と同レベル
アツヤとヒロトと仲がいい
極度の方向音痴】
【サンプルボイス】
「また、迷った…」
「ヒロトはなんか……やっぱいいや」
「守と修也は強いけど、俺も負ける気はしないね!」
「探索の魔法は使えるけど、いつも迷うんだよねぇ〜」
「小さいときは風介と晴矢もいたけど、あの二人は忙しいから…」
名前【風介】
性格・容姿【円堂たちの世界の「涼野風介」同様】
属性【氷】
魔法【遠距離の攻撃魔法
幻術魔法】
武器【氷のナイフ】
その他【フェアリー王国のレベル八の兵士】
【サンプルボイス】
「氷の世界に誘って(いざなって)やろう…」
「誰だ!?私のアイスを盗んだのは!!」
「黙れ、チューリップ」
「私に指図をするな」
名前【晴矢】
性格・容姿【円堂たちの世界の「南雲晴矢」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【炎のナイフ】
その他【風介と同レベル】
【サンプルボイス】
「俺の炎で焼き尽くしてやる」
「誰がチューリップだ!!」
「そろそろ、お前も試験受けに行けよ…」
「ヒロトはただの変態だ、ほっておけ」
名前【夕香】
フェアリー王国の城下町に住んでいる少女。
修也と仲が良く、自分の兄のように彼を慕っている。修也とは血がつながっていない。
二年前、彼女にある事件が襲い掛かった。
修也はそれを解決する手段を探すため、多くの上級クエストに挑んでいる。
名前【ヒロト】
容姿【円堂たちの世界の「基山ヒロト」同様】
性格【いつもはどこか頼りなさそうだが、怒ると性格が豹変する
国のルールや掟に関してはものすごく厳しい】
属性【風・光】
魔法【物理の攻撃魔法、幻術魔法】
武器【トンファー
風の魔力を大量に流し込めば、トンファーに薄い黄緑色の炎ができ、刃物ようになる】
その他【最年少でレベル十一になった。
冬花の世界では、国の管理官であり、数々の国や街を訪れ、国の様子を見ている。(母国はフェアリー王国)
そのため、依頼は王族から頼まれたものしか受けられない。
管理官の中でも、最高位に立っている。
国にはたまにしか帰ってこない。】
サンプルボイス
【頼りないは、少し言い過ぎかな?】
【お前は、今ここで首を切り落とされたいか?】
【誰がなんと言おうと、俺は国の掟に従う】
名前【玲奈】
容姿・性格【円堂たちの世界の「八神玲奈」同様】
属性【風・水】
魔法【物理の攻撃魔法、回復魔法】
武器【忍者刀】
その他【レベル十の管理官。
おもにヒロトの付添人として行動している。】
サンプルボイス
【ヒロトはどこに行った?】
【私たちはこの国で育った、だから、この国を危険にさらすような真似をする奴は、一人たりとも生かせてはおけない】
【ヒロトも私も孤児だ…でも、そんな時、いつも助けてくれたのがあの人だった】
名前【カリア】
その他【フェアリー王国の城に仕えているメイド
実はアルティスの手下であり、フェアリー王国へはスパイとして潜入している
本名は「フレイミア」、影を使う魔術師】
名前【エギル】
その他【フェアリー王国で武器屋を開いている老人
女好きで守たちに「エロジジィ」と呼ばれている】
〜敵軍〜
名前【アルティス=スロード】
性格【常に冷静】
その他【今回の事件の元凶
まだ謎が多い
春奈たちを必要ないと判断した後、魔力の器を捕らえるために、何らかの行動を起こす】
【サンプルボイス】
「さぁ、行きましょう…」
「この石は素晴らしい……この石とお前たちがいればすべては俺のものだ!」
「なぜだ!貴様らはどうしてそこまで!!」
「消えろ!」
「すべてを消してやりますよ…」
【隕石(エイリア石)】
フェアリー王国に落ちた隕石。石に秘められた力は大きく、力を何倍にも増幅させることができる。しかし、その力は莫大なため性格や体を壊してしまう。アルティスとともに姿を消した
【魔力の器】
アルティスが狙っている物。一体どのような物なのかはまだ不明。
円堂たちと何らかの関係がある。
名前【?(少女)】
アルティスに囚われている少女。
同じく魔力の器に関係する。
名前【ロリー】
アルティスに仕えているメイド
名前【チェルト・フェイルス・テイル】
性格【お嬢様口調でおしとやか(?)】
魔法【植物の光魔法】
その他【アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国に来た
夏未と戦闘を行う】
名前【チェルタ・フェイルス・テイル】
性格【幼稚で好奇心旺盛】
魔法【】
その他【チェルタの双子の「兄」、弟と間違われることがある
アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国にやってきた
春奈と戦闘を行う】
〜投稿してくださったオリキャラ達〜
名前【飛火 炎愁】
性別【女】
性格【男っぽい口調、顔立ちから、良く男と間違えられる。
守達とは仲が良いのか悪いのか、よくわからない】
容姿【短いオレンジ色の髪が、ヒロトみたいに跳ねている
瞳の色は夕日色に染めたような綺麗なオレンジ
身長は吹雪(士郎)と同じくらい】
魔法の属性【火・風】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【日本刀(柄の部分が赤い刀。魔力を注ぐ事で炎や風をまとわせる事が出来る)】
サンプルボイス
「俺?俺は炎愁だ。よろしくな」
「俺は…女だああぁぁぁ!!!」
「守、修也!!喧嘩止めやがれえぇぇ!!」(と言いつつ混ざる)
向日葵様からのご投稿
名前【波風美麗/ナミカゼミレイ】
性格【クールだがあまりキツイことは言わない。
あまり笑わないが時々みせる笑顔は優しく穏やか
面倒見が良い。空手などが得意で接近戦もできる。武器を使わずとも戦える】
容姿【白に近い青色の膝ほどの髪の流し
深緑色の眼】
魔法の属性【闇・氷】
魔法の種類【遠距離・物理系の攻撃系】
武器【あり。氷と闇の巨大な鎌…普段は持っておらず必要な時に魔法で作り出す。】
サンプルボイス
「あたしは美麗。アンタは?」
「あぁ?アンタ、あたしに喧嘩うってるの?五体満足で帰れればいいわね?」
「…はぁ、いい加減にしなさい。迷惑よ」 夜桜様からの投稿
名前【飛導 鈴/ヒドウ リン】♀
性格【基本的明るい。でも毒舌をよく吐く。
いつも笑っているが、常に闇を抱えている。
運動神経、頭脳は共に半端ない。
格闘技が特技で、素手でナンパしてきた男の骨を折ったのは、100を軽く超える。
料理なども得意で、彼女の作る料理は絶品。】
容姿【白の腰くらいまで髪を黒いリボンでサイドテール。真紅の瞳。可愛らしい顔立ち。】
魔法の属性【氷・光】
魔法の種類【回復魔法&遠距離の攻撃魔法】
武器【光神刀(こうがみとう):光の魔力を宿しており、パワーを15倍まで増幅させる事が可能。
基本的に魔力は何でも宿す事が出来、入れ替える度持つ所の色が変わる。
味方にその意思があれば他人の魔力でもコレに宿して戦える。
また光で回復する事が出来る。刀から無数の白い蝶が出てきて、
その蝶が落としていくリンプンにより回復が可能(敵が浴びても効果ナシ)
常に背中に背負っている。
白銀玉(はくぎんだま):白いヨーヨー。糸がとてつもなく長く、
何処までも延ばす事が可能(魔力で)。
猫の爪みたいに出し入れ出来る毒を刃に、毒を仕込んであり、これに触れた相手はまもなく氷漬け&毒死。】
【サンプルボイス】
「こんにちは………!ふふ、今日も平和!………な訳ないしね」
「はぁ、コレで通算156人目のナンパ……;お相手、ヨロ^^」
「僕の白い髪は……気にしないで。お願い、いつも通りに接して」 藍蝶様からの投稿
名前【闇元 月実】(やみもと つきみ)
性格【めんどくさがりな性格。騒ぎ事が大好きで、ちょっと黒い所もある。意外に仲間思い。怒ると世界一怖い。料理がとても上手。武器無しでもかなり強い。】
容姿【背は円堂ぐらいで、髪は黒色のロングストレート(長さは腰まである)、目の色は明るい金色】
魔法の属性【雷・闇】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【闇の剣・雷の剣、普段は持ってなくて、使うときに魔法で作り出す。】
サンプルボイス【「どうも、……闇元月実です。」
「どうやら、死にたいようですね。」】 Dr.クロ様からの投稿
オリキャラ&新しい設定が出たらまた更新します!
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- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜波風美麗(少しだけ)登場!〜 ( No.450 )
- 日時: 2011/07/23 20:41
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
21 変わり果てる姿
※音無さん、キャラ崩壊
「アハハハ、本当だ!何にも感じない!痛くなんかない!!」
「は、るな?」
不気味な笑い声をあげながら、春奈は水の剣でチェルタを何度も何度も斬りつけている。背後から攻撃を受けているのにもかかわらず、防ごうとも思っていない。今ここにいる春奈はもう『別人』だった。いや、人ではない。あえて言うなら——悪魔。
「そうだよ、あの石なんかなくても、私はこんな力を持ってたんだ!アハハッ、これなら負ける気がしない…」
《そうだ、貴様はもっと力を引き出せる》
あの声の主は、春奈の体に潜む青き龍。竜は春奈に悪魔の呪文をかける。
顔や腕など、見えているところには黒い帯のようなあざが二本も三本も春奈の体に巻き付いているかのように現れた。
「テメェ!!そんな力どこから!?」
「うるさいなぁ〜今度はお前の番だよ?怖くなったぁ〜?」
「おい、アイツ…一体どうしたんだよ!?」
小暮が問うても、誰も答えない。当たり前だ、ここにいる者の中で誰もその答えは分からないのだから。
「どうやって殺そうかな〜?最初はその邪魔な腕からにしよっ!!!」
「なめんな!!」
チェルトが獅子の腕を振り上げた瞬間、腕は空中を舞い、地面に落ちて行った。
「なん……だと!?」
「次は足!」
春奈はもうほとんど動くこともできないチェルタにどんどん攻撃を仕掛ける。両腕、左足、右足…最後には少しずつ骨をバキバキと音を立て砕いている。
チェルタはもう声を張り上げることも、動くこともなかった。
「アッハハッ、弱い弱い弱いっ!!ハハハッ」
「もうやめろ!!もう相手は死んでる!!」
円堂が叫んでも聞こえてはいない。まるで誰かに呪われているかのように、ひたすら死体となったチェルタの体をギタギタにしている。攻撃はすればするほど、威力を増しているのがわかる。血が全面に飛び散り、顔や体に付着する。その血が春奈を一層化け物のように引き立てていた。
「逆らうから悪いのよ!!私を殺すなんて無理なんだよ!!」
「春奈!!」
もう一人の自分に対して叫ぶ。この水のガードがある限り、円堂たちは春奈に近寄れない。
音無はその場にペタンと座り込み、その光景を見ていた。
フェアリー王国に来て会ったときは、いきなり抱きついて来たり、話しかけられたり、いろいろ大変だったけど、しつこいとか嫌いとか、マイナスの面は全く感じなかった。それよりも、楽しい人だ、と思える人だったはずだ。
その人が今、顔を悪魔が微笑むような怖い笑みに、何度も人を斬りつけている行動、それに自分では痛くないと叫んでいるが、実際にはとても痛そうに見える。事実、本当はとてつもなく痛い。ただ心の感情が春奈自身を変えてしまっている。その様子を涙ながら見つめていた。自分は何もできずに。
「やめて…お願いだから…」
「ねぇ?もっと楽しませてよ…まだ生きてるんでしょ?アッハハ!!」
高笑いの声で音無の小さく脆い声は春奈の耳には届かない。
「フッハハハッ、皆消えちゃえばいいんだよ。こんな世界なんか、誰も幸せになんかなれない!」
「もうやめてっ!!!」
音無が立ち上がり、春奈の方へ走り出した。水のベールが道を塞いであるはずなのに、体がそれをすり抜けた。
「春奈!!」
飛び出す妹を止めようと、手を伸ばす。しかし、鬼道の手はベールに触れると、それ以上は進まなかった。
体がすり抜けたことに関心を持っている場合ではない。一刻も早く目の前にいるもう一人の自分を止めたかった。涙を流しながら、背後から彼女に抱きつく。春奈の手は振り上げた状態で静止した。
「お願い…もうやめて…」
「!?」
「辛いよね…苦しいよね…誰かを守るって…」
春奈の背中に自分の顔を押し付け、涙を押し殺しながら、弱々しい声で訴えるように話した。
「貴女の受けた心の傷はいくら私でも分からない…同じ存在でも…どんなに苦しかったのか、どんなに悲しかったのか…」
一瞬春奈の体がビクッと動いたが、それでも話を続ける。
「でも、この世界で幸せになれないなんて、そんなこと絶対にない…だって、貴女だっていつも見てるでしょ?町の皆の笑顔とか、もう一人の冬花さんの気持ち…分からないの?あの人はいつも貴女たちを見ているときいつも幸せそうに笑ってるじゃない…殺し合いの世界かもしれない…残酷の世界なのかもしれない…私の世界よりずっとずっと怖い…それでも、その中には希望があるじゃない…」
「離せ…」
「離さない!!貴女の心が落ち着くまで、私は絶対に離さない!!ねっ、お願いだから…もう…」
「音無!!」
円堂たちの声が張り上げた。
背後からそっと忍び寄る剣が、ちょうど音無と春奈の胸のあたりに狙いを定めている。当たれば急所、二人とも一辺に死んでしまう。
「春奈!!」
「大丈夫…怖くなんかない…一緒に—
いてあげるから…」
蛇の剣(つるぎ)が二人に突き刺さる。
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜波風美麗(少しだけ)登場!〜 ( No.451 )
- 日時: 2011/07/23 20:48
- 名前: Dr.クロ (ID: xDap4eTO)
- 参照: http://gyakusattu/gebotuku
だ、誰だ!!??良い感じのだったのに攻撃した奴は?
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜波風美麗(少しだけ)登場!〜 ( No.452 )
- 日時: 2011/07/24 19:08
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
>Dr.クロ
続きを見ればわかると思う!!………かな?
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜波風美麗(少しだけ)登場!〜 ( No.453 )
- 日時: 2011/07/24 23:32
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
- 参照: 明日から水曜日まで更新お休みです♪
22 奇跡の力
コンコン
大きな扉に冬花は二、三度ノックをした。
この扉の向こうには、もう一人の自分がいる。その様子が気になって仕方がなかった。今は緊急事態かもしれないが、それでも彼女を放っておくことはなぜかどうしてもできなかった。
返事がない。
コンコン
もう一度軽くノックをする。すると、今回は小さく弱々しい声が帰ってきた。
「どうぞ…」
中へ入ると、虚ろな瞳で冬花はベッドの上にペタンと力なく座っていた。何か考え事をしているようだ。
「いきなりお邪魔してごめんなさい」
「ううん、構わないでください。私は大丈夫ですから」
ニコッと笑う。それでも、その笑顔をどうも信用ができない。
「少しお話してもいい…かな?」
一瞬キョトンとした表情を出すが、すぐにまたあの笑顔でコクンと小さくうなずく。
冬花は彼女の隣に座った。
「おかしな質問かもしれないけど…この世界は好きではないの?」
「そんなことないです。私はこの世界が大好きです。気持ちなら誰にも負けない自信があります。ただ…」
足をそろえ、体育座りの体制で膝を抱え、顔を少し俯かせた。今の表情はあまり見られてはほしくないらしい。
「怖いんです…」
「怖い?」
「はい…この世界の裏の掟に飲み込まれていく守たちが…飲み込まれてしまったらもう戻って来れない気がして…またあの時みたいに私のもとから離れていくのかなって…」
「これ言うとちょっとおかしいかもしれないけど…もしかして、もう一人の守くんたちをずっと自分の傍に置いておきたいの?」
「え?」
「私、よく考えてみたの。もしかして、もう一人の私って守くん達を独り占めにしたいのかもしれない」
図星だった。
本当はずっと守や夏未たちが傍にいてくれるのを心から願っていた。しかし、自分は王族、彼らは国の平民、しかも兵士だ。このような関係は普通取ってはいけない。いくら幼馴染だからと言って、ほかの者よりも親しくしてしまうのはあまりいいことではない。それに、冬花は守に対して友情とは別に、ほかの感情を持っている。自分でもそれはよく分っていない。
「…私って我が儘なのかな。いつも、守たちがお仕事に行っちゃうときとか、すごく寂しく感じるんです。町の人も兄様もいるのに…どうしてだろう」
「貴女は……守くんが好きなの?」
「えっ、あ、あの…ち、違うの…守たちはただの幼馴染だけで…///」
言い終わると、すぐに真っ赤になった顔を衣服に隠すようにして、俯いた。
その様子に見てクスクス小さく笑った。
自分も円堂のことを思い浮かべてみる。いつも太陽の様な笑顔で笑い、仲間と馬鹿みたいにサッカーに熱中している彼は本当にかっこいいと思う。再開した時は記憶がなかったが、今ははっきりと覚えている。円堂守という存在は自分にとって昔から変わらず、ものすごく大きくて、安心のできるものだった。
彼といるときは一番楽しいかもしれない。彼がいなければ、今の自分はどうなっていただろう、今では彼が自分の希望の星となり、道標でもある。それがないなどと考え付くこともできない。答えが出たとしても、決していいものではないと確信がある。
「クスッ、私も同じだから」
「うっ…だから〜///」
沈む夕日が真っ白の部屋に明るく射し込んだ。オレンジ色の光がほのかに彼女たちを照らす。真っ赤だった冬花の顔もあまり目立たなくなっている。
「でも、もう一人の守くん達もそう思ってると思う。本当はお仕事に行くのが嫌なんじゃないかな?」
「どうして、そう思うの?」
冬花が顔をあげた。まだほんのりと頬がピンク色に染まっているが、さっきまでよりは大分目立たなくなっている。
「う〜ん、なんと…なく?」
「……」
首を傾げて、人差し指を立てた。今まで真面目に聞いていた、冬花もついに無言になってしまう。
「でも、本当にそう思うの。少し離れただけで、あの人たちも寂しそうな感じがする…表面上には出てないけど」
「…ありがとう」
「?」
急に小さな声で言われる覚えのない礼に、もう一度首を傾げた。
「私って本当にバカ…守たちも一生懸命なのに、私はそれを邪魔してばっかり…でも、貴女の言葉で少し元気になれた気がする。ありがとう」
今度の笑顔は本物だった。心の底から目の前にいるもう一人の自分がうれしそうにしているのを見て、少しはほっとした。しかし、まだ自分の心には何か引っかかる感じがした。それは何なのかは分からないが、いつか気持ちがスッと晴れる日が来るだろう。今はそう信じるしかなかった。
「この世界に来て、私、いろいろ学んだことがあったの」
「学んだこと?」
「うん。まずは、世界はこんなにもたくさんあって広いんだな、って感心した。もう一つは…」
一度小さく深呼吸をすると、区切った話を続けた。
「どんな世界でも、人を思う気持ちはどこにいても変わらないんだ、ってこと」
「思う、気持ち…」
「誰かに会いたいとか、誰かが愛しいとか、全然変わらない。仲間や友達を思う気持ちだって、ちっとも変ってないなって」
「それでも、憎しみもあります…」
悲しそうに呟いた。
「うん、そうだね。でも、憎しみを慈しみに、不可能を可能に、絶望を希望に変える大きな力も、この世界に、皆の心には絶対あるって私は信じてる。だから貴女も信じなきゃ、もう一人の守くんや夏未さんのこと」
そっと、両手で冬花が手を包み込むように優しく握った。握られた冬花も体の底から力が溢れてくるような、そんな感じがした。
「うん、そうだよね」
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜波風美麗(少しだけ)登場!〜 ( No.454 )
- 日時: 2011/07/28 11:04
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
- 参照: 復活!!
23 蝶の少女
「どうします?ご主人様。今なら、姫の略奪ができます」
「本当は一刻も早く冬花姫の『力』が欲しいのですが…今はそうもいきませんね。まだ力が足りない…私がパラレルワールドのすべてを手に入れるためにはまだ…しかし、まずは小手試しです。『吹雪士郎』『風丸一郎太』にあの呪印を」
「了解しました。では、また連絡します」
城のメイド服を着ている少女が通信機を切った。今、彼女の目の前には春奈と円堂たちが迷い込んでいる結界という名の世界がある。中は歪んでいて、どうやら外からは様子が見えないようだ。
「円堂守…お前は仲間の命のために、自ら身を犠牲にできるか?」
アルティスと話していた時とは違い、まるで少年の低い声で少女はつぶやくと、その場を後にした。
「春奈!!」
「音無!」
「マダシネナイ…オマエダケハコロス!!」
蛇の剣が音無もろとも春奈を突き刺すとき、白いヨーヨーが円堂たちの目の前を素早く通り過ぎ、刀を弾いた。
「バッカじゃないの?一緒に死のうなんて」
「お、お前は?」
閉ざされているはずの扉から一人の少女が入ってきた。もとからそこには結界などと、道を塞ぐものなどないかのように、白いサイドテールの長い髪を揺らせ、カッカッと足音をならせながら平然と歩いてきている。
円堂の問いに答える代わりに、少女は真紅の瞳で彼を睨みつけた。
「貴方が円堂守ね…話は聞いている。でもちょっと自己紹介は後回しね♪」
円堂に片目でかわいらしくウインクをすると、光を彷彿させる刀を背中から引き抜き、彼らを閉じ込めていた水のベールを一振りで消し去った。
「もうすぐ終わるから、少し下がってて。別に死にたいなら、構わないけど」
こちらの様子が変わったことに気付いた音無が、体制を変えようとした瞬間。彼女は力尽きるように床に倒れ込んだ。
拘束を解かれたが、春奈はいまだに動かない。
「春奈!!」
「だから、下がって、って言っているの、鬼道有人。貴方の妹はちゃんと助けるから」
そういうと、もう肉体も精神もボロボロにされている、チェルタに向かった。
「お好みは何かな?チェルタ・フェイルス・テイル」
「キエロ、コロス」
「美麗を結界に閉じ込めたのは、褒めてあげる。でもね、君たちのあのずるい行為に関しては、僕は認められないな〜」
謎の少女の声はチェルタには届いていないらしい。さっきから奇妙なうめき声をあげている。
「お好みがないなら、僕が勝手にやらせてもらうね」
刀が白く光る。カチャッと刀が音を立てた瞬間
少女の姿が消え、チェルタの体が右肩から腹にかけて、斜めに大きな斬り口ができた。
その直後、消えたはずの少女がチェルトの背後に現れた。それは一瞬の出来事、円堂たちには何が起きたかわかっていない。
「終わりだね…」
少女がつぶやくと、チェルタは地面に倒れ込んだ。
「ふぅ〜口ほどにもなかった…こんな奴に光神刀使うのがもったいない」
「音無!!」
「春奈!!」
円堂や鬼道が音無の方へ駆け寄ろうとしたときだった。少女が彼らに刀を向け、道を塞いだ。
「おい!!お前、さっきから何なんだよ!!」
小暮や綱海が隣で怒鳴った。小暮に関しては体が小さすぎて、怒鳴られている、というよりも、駄々をこねているようにしか見えない。
「助けてあげたのにそれはないんじゃない?君たちあのままだったら、一気に昇天してたよ?それに、まだ一仕事残ってるの、下がって」
刀を軽く振ると、円堂たちがやっと一歩後ろへ下がった。
「水星神竜…どうしてそこまで春奈の躰(からだ)を欲しがっているの?」
「ねぇ…何で私の獲物を奪うの?」
「聞いている?さっさと戻って。さもないと、春奈の体ごとアンタを消すよ?」
「フフフッ、ハハハッ…いいや、まずはこいつから消してやる」
水の剣を倒れている音無の首元に狙いを定めた。
「春奈は一人でいいの…こいつはいらない!!」
剣を振り下げ、首にあたる直前。少女は春奈の元まであの素早い行動で移動し、首元を右手で思いっきりつかみ、壁に叩きつけた。壁にひびが入り、春奈の体がめり込む。
「!?」
円堂たちが驚きの表情でその光景を見つめた。
「うっ…」
少しだけ、小さな声をあげて。力尽きたのだろうか、うなだれてしまった。
倒れ込む春奈の体を今度は優しく受け止めた。
「お前やっぱ敵か!?」
円堂の問いに、あのかわいらしい顔を少し歪ませ、機嫌の悪そうに円堂の方を向いた。
「僕は飛導鈴。フェアリー王国の兵士、さっき国に帰還したばっか」
「そんなの信じられないッス!」
「別にいいよ、覚えられたくもないし。それより、この子お前の妹なんでしょ?鬼道有人」
「どうして俺の名前を知っているんだ?」
「教えたとして、なんかいい利益でもある?」
鬼道の問いに、飛導鈴と名乗る少女は、答えも返さずに自分の質問を投げ返した。
さっきは戦いに目がいって、彼女の顔はよく見えなかったが、見てみると、とてもかわいらしい顔立ちをしている。何人かの顔がほのかに赤くなっている。
「音無さんはどうして倒れたの?」
吹雪の独りことが聞こえたのか、今度はちゃんと質問に答える。
「当たり前じゃない、あの魔力を無防備で受けてたもの」
「俺たちは魔法の効果は受けないぞ?」
豪炎寺が言うと、鈴がきょとんとした表情でジッと彼を見つめた。
「何言ってるの?効果は受け付けないなんて、あるはずがない。第一これが証拠よ」
鈴が人差し指で音無を指した。
確かに、魔法の効果が効かないとすれば、音無が倒れるはずがない。しかし、初めてこの冬花姫にあったとき、彼女は「魔法の効果は受けない」と言ったはずだ。これはどういうことだろうか。
「まさか…」
「私たちを騙していたのね、冬花さんは」
「でも、あの時、デスフィールドを受けた時は、効果はなかったよ?」
木野が言ったことも合っている。あの時、受けた魔法は冬花によると、生命をなくす魔法。あのまま効果を受け付ければ、皆死んでいた。
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