二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブン 異世界の危機 お知らせです!
日時: 2011/10/30 18:40
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

はじめまして!桜花火といいます♪
小説は初めて書きます
荒らしや悪口、パクリなどはやめてください

注意!!
↓↓↓
・キャラ崩れありの可能性
・ほかのアニメをパクりまくる
・まだ、円堂世代(天馬くん一切出ません)
・同一人物が出てくる、いわゆるパラレルネタ
・もう一人の守と修也が仲が悪い
・春奈がブラコン
・夏未がいろいろとすごい
・「円冬」要素あり(パラレル)
・エイリア石がある
・闇堕ちしている
・後半流血あり

以上の事が許せる方は、どうぞ!!

・お知らせ!>>716
・現在、第一章完結
   第二章45話まで更新しました!!

・魔法の応募に関しては>>494へ!!!

・藍蝶様に作っていただいたイメージソング >>306

・バトン
 『天然看護師とトマト嫌いの野望』 >>524


☆★☆目次★☆★

プロローグ >>1

〜異世界救出編〜
第01話 「変わらない日常」 >>13       
第02話 「見た夢」 >>14            
第03話 「危険な影」 >>15           
第04話 「現れた敵」 >>21        
第05話 「始まる闘い」 >>23          
第06話 「地獄の試合」 >>25          
第07話 「異世界の姫君」 >>26         
第08話 「パラレルワールド」 >>27     
第09話 「三つの理由」 >>30       
第10話 「すべての始まりⅠ」 >>31       
第11話 「すべての始まりⅡ」 >>32        
第12話 「すべての始まりⅢ」 >>36 >>38  
第13話 「すべての始まりⅣ」 >>41    
第14話 「すべての始まりⅤ」 >>42     
第15話 「すべての始まりⅥ」 >>43    
第16話 「助け」 >>44          
第17話 「戸惑い」 >>45         
第18話 「出発」 >>46         
第19話 「フェアリー王国」 >>48     
第20話 「静かな町」 >>50            
第21話 「もう一人の自分」 >>52
第22話 「わがまま姫」 >>56
第23話 「闇に沈む者」 >>58
第24話 「攻め来る嵐」 >>59
第25話 「悲しみと憎しみ」 >>68
第26話 「消された記憶」 >>75
第27話 「兄のために…」 >>77
第28話 「士郎とアツヤ」 >>78
第29話 「フェアリー王国の夏未」 >>83
第30話 「質問タイム!」 >>86
第31話 「呪われた子供」 >>98
第32話 「呪われた過去」 >>105
第33話 「初めての友達」 >>106
第34話 「練習再開?」 >>108
第35話 「夏未の腕前」 >>113
第36話 「河川敷にてサッカー」 >>122
第37話 「いよいよ夕食」 >>123-124
第38話 「嘘つき」 >>128
第39話 「黒き城へ」 >>131 >>135 >>138
第40話 「死合開始」 >>141 >>142 >>143
第41話 「力の差」 >>147 >>150
第42話 「試合か死合か…」 >>151
第43話 「炎と氷と…」 >>154
第44話 「消えた命」 >>171
第45話 「静まる爆風」 >>173
第46話 「真の姿」 >>187
第47話 「コワスダケ」 >>202
第48話 「総攻撃」 >>216
第49話 「水のドラゴン」 >>223
第50話 「憎悪の欠片」 >>228
第51話 「諦めない心」 >>241 
第52話 「最後の試合」 >>246 >>247
第53話 「大切な人」 >>248
第54話 「つかんだ勝利」 >>254


〜魔光石(まこうせき)編〜
プロローグ2 最強の兵器 >>255

第01話 「帰還」 >>265-266
第02話 「ただいま」 >>272
第03話 「永続の魔法」 >>275-276
第04話 「危険物」 >>280
第05話 「災い」 >>287-288
第06話 「戻れない」 >>294
第07話 「強さ」 >>300-301
第08話 「試練の間」 >>304-305
第09話 「声なき少女」 >>312
第10話 「飛火炎愁」 >>313-314
第11話 「義姉の存在」 >>346
第12話 「予言者」 >>364
第13話 「狼の瞳」 >>388
第14話 「平和か戦争か」 >>403-404
第15話 「水晶の園」 >>408-409
第16話 「遊びと殺し」 >>416
第17話 「守りきる者の覚悟」>>426
第18話 「笑いあうため」>>436-437
第19話 「融合魔法」 >>444-445
第20話 「悪魔の呪文」 >>446-447
第21話 「変わり果てる姿」 >>450
第22話 「奇跡の力」 >>453
第23話 「蝶の少女」>>454-455
第24話 「適任者」 >>467
第25話 「堕ちた世界」 >>468-469
第26話 「一筋の光」 >>470-471
第27話 「影使いカリア」 >>472-473
第28話 「託された想い」 >>477
第29話 「一人の少年のため」 >>486-487
第30話 「ささやかな願い」>>488
第31話 「兄妹の約束」 >>495-496
第32話 「交差する想い」>>500-501
第33話 「一度に懸けた勝負」>>502
第34話 「災難を呼ぶ三人の少年」>>505-506
第35話 「新種の魔物」>>509
第36話 「瞳の十字架」>>518
第37話 「囚われの身」>>528
第38話 「少女の裏切りと少年の目覚め」>>530-531
第39話 「賭け事」>>538-539
第40話 「風の裏切り者」>>544-545
第41話 「あの時の涙」 >>547 >>550
第42話 「消えることのない罪」>>561 >>564 >>567 >>570
第43話 「心を包み込む灰色」>>593 >>597 >>607
第44話 「決意と思い」>>614-616
第45話 「早すぎた旅立ち」>>639 >>651

☆★☆オリキャラ紹介★☆★

〜チームレイヤー〜
名前【ナタク】
性別【男】
性格【紳士的な感じで、頭がいい】
容姿【薄い紫色のロン毛、身長が高い】
一人称【「私」キレると「俺」になる】
その他【チームレイヤーのキャプテン
    現在生死不明】


名前【ルナ】
性別【女】
性格【クールで人に対して基本的に冷たい】
容姿【茶色いストレート、目の近くに小さなほくろ】
一人称【私】
その他【チームレイヤーの副キャプテン
    現在生死不明】


名前【シェルー】
性別【女】
性格【活発で明るい、たまに発言が怖くなる】
容姿【オレンジ色のショートカット、体は小さい】
一人称【私】
その他【チームレイヤーのMF、よくルナに抱き着く
    春奈に殺されたフリをしていただけで、
    現在はまだアルティスのもとで活動中】


名前【ショウ】
性別【男】
性格【めんどくさがり屋】
容姿【金色の髪色だが髪型には特徴はない、左目に眼帯】
一人称【俺】
その他【チームレイヤーのFW
    現在生死不明】


〜魔法界〜

【魔法界】
 円堂たちがいる世界とは違う次元の世界、魔法や魔力などがある。この世界には性格は異なるが円堂や豪炎寺などに酷似している人物がいる


【魔法】
 フェアリー王国で判明している魔法は大きく分けて『火・水・風・雷・氷・地・光・闇』の八つの属性である。この中でも闇と光の二つは力が最も大きい


【魔力】
 魔法を使う時の力の源、魔法と同じく八つの属性がある。魔法を使う際は、この魔法と同じ属性の魔力を使い、魔法を発動させる。魔力が少なくなると、疲労が増し、最後には力尽き倒れてしまう、だが死ぬことはない、体を休めれば魔力は自然に回復する。人によって魔力の量は異なる


【依頼】
 フェアリー王国では仕事と同じ意味。ほとんどは城の兵士たちが金や物をもらうために受ける。依頼にはレベルがあり、兵士たちはそのレベルに合ったまたはそのレベルより低い依頼しか受けられない。レベルは依頼をある程度受け、試験に合格するとあげることができる。依頼には十一のレベルがある。現在夏未だけ全てのレベルを受けられる。


〜フェアリー王国〜
名前【冬花】
性格【明るく誰に対しても優しい】
容姿【円堂たちの世界の「久遠冬花」と同様】
一人称【私】
能力【予知夢を見ることがある、しかし、まだ使いこなせていない】
属性【光・氷】
魔法【回復魔法】
武器【なし】
その他【国の姫で嵐の妹。フェアリー王国の守たちと幼馴染】

【サンプルボイス】
「私はみんなの事が大好きだよ!」
「敬語はやめてっていってるでしょ?」
「これで、皆の気が沈むなら私は死んでも構わない!!」
「お願い…思い出して…」
「やっと言える、貴方への気持ち…」


名前【嵐】
性格【クール】
一人称【俺】
属性【光と闇】
魔法【攻撃の遠距離魔法】
武器【大太刀】
その他【国の王。冬花の兄。シスコンだが、たまに冬花をいじる。悠哉と幼馴染。フェアリー王国で最も魔力が強い】

【サンプルボイス】
「またあのクソガキどもか…」
「冬花に手出しするなよ?」
「小さなことで怒るなんて、まだまだ子供だな」
「知ってるか?この国に手を出したら俺が許さないって」
「闇と光、混合をなし得る時、我に力を…」


名前【悠哉】
性別【男】
性格【優しく真面目で気配りがいい】
一人称【僕】
属性【氷と雷】
魔法【結界魔法と幻術魔法】
武器【身長より少し長い杖、杖の先端に大きな鏡がある】
その他【国の神官。嵐の幼馴染。嵐の次に魔力が強い】

【サンプルボイス】 
「嵐、また冬花さんに意地悪したの?」
「王にとって貴方がたも大切な人たちなんですよ?」
「国の姫だから本当の自由がないんですよ…冬花さんは……」
「本当にそっくりですね、貴方と守さんは」
「我が氷の力、絶対なる結界を作り出し、世界を包め…」


名前【夏未】
性格【前向きで元気、
   人をからかうのが好き
   戦闘時は真面目になる
   嘘をつくのが苦手】
容姿【円堂たちがいる世界の「雷門夏未」同様、
   髪は後ろでポニーテイルにまとめている】
属性【火】
魔法【物理の攻撃魔法
   補助魔法】
武器【大太刀
   柄の部分に火と竜のマークがある】
過去【スノー国に生まれ、呪われた子供とされた
   ある謎の女性が助けた
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    フェアリー王国最強の剣士。紅蓮の剣士とも言われている
    依頼はほぼ単独行動】

【サンプルボイス】
「もう一人の私って、お嬢様?」
「どうでもいいけど、早く片付けさせてもらうよ!」
「守く〜ん、貴方の未来のお嫁さんが呼んでるよ〜」
「あっ、うっ、えっと、それは………ごめんなさい……」
「私は呪われた子供として生まれたけど、姫の事も国の事も、ちっとも恨んでなんかいませんよ?」


名前【春奈】
性格【明るいが寂しがり屋なところと
   嫉妬深いところがある】
容姿【円堂たちがいる世界の「音無春奈」同様
   赤いメガネの淵に小さな竜が削られている】
属性【水】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   防御の魔法】
武器【水で造形した弓矢と楯】
過去【年の離れた兄を殺された
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    よく守と修也と言い合いをする
    夏未たちに比べて、魔力が最も少ない
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】 
「私のお兄ちゃん、有人兄ちゃんを殺したのは貴女の国じゃない!!」
「それでも、許すの……?」
「守って、いじりがいがあるよねぇ〜」
「お、にい、ちゃん……?」
「剣はあまり使いたくないの…」


名前【修也】
性格【気が短く、誰に対しても厳しい
   しかし、冬花だけには優しい】
容姿【円堂たちがいる世界の「豪炎寺修也」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【大太刀
   刃の部分が赤く、竜の絵が刻まれている】
過去【仲が良かった兄が敵になった
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    守と仲が悪い
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「最初に俺の国に手を出したのはどっちだ?」
「この石があれば、兄さんだって倒せる……」
「バカは引っ込んでればいいんだ」
「俺の炎は水さえも焼き尽くす…」
「いまさら、兄貴面すんじゃねぇ!」


名前【秋】
性格【表情を出さず、おとなしく静か】
容姿【円堂たちの世界の「木野秋」同様】
一人称【私】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法が中心
   回復の魔法も使う】
武器【二つの黄緑色の銃
   銃の側面には竜の絵柄がある】
過去【双子の姉を殺された
   孤児】  
その他【本を読むのが好き
    冬花の幼馴染
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「ここから先はいけないよ…」
「……面白くない」
「姫、また修也と守が喧嘩した……」
「私はもう風の国のアキじゃない!フェアリー王国の秋だっ!」
「古の風の力、今、ここに風神を蘇らせろ……」


名前【守】
性格【気が短く、警戒心が強い】
容姿【円堂たちがいる世界の「円堂守」同様】
属性【雷】
魔法【物理の攻撃魔法
   攻撃力は高いが、攻撃以外の魔法は苦手】
武器【大太刀
   刀は雷の性質で、雷の魔力を流すと
   刃に電気がおび、雷の刀になる】
過去【両親を亡くし、記憶を消された
   孤児
   フェアリー王国に来た後、よくサッカーをしていた】
その他【冬花の幼馴染
    冬花に気があるが、自分ではわかっていない
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「……お前はだれだ?」
「俺はもう二度とあの人の笑顔を曇らせたくはないんだ!」
「サッカーはもう、しない…」
「こんな気持ちはダメなんだ……相手は国の姫だから…」
「姫、今まで辛い思いをさせて、すみませんでした…」


名前【茜】
性格【優しいがテンションがいつも高い】 
容姿【ピンク色の髪をツインテールで、髪留めに赤色のリボンを使用している】
属性【雷】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【身長ほどの長さの槍】
その他【守たちよりは弱いが、フェアリー王国の上級レベルの兵士
    夏未と仲が良く、彼女のことを「なっちゃん」と呼ぶ】

【サンプルボイス】
「なっちゃん、相手にしてよぅ〜」
「修也と守はなんでいつも喧嘩ばっかなの?」
「姫って、超かわいいよね〜」
「サッカーって、そんなに楽しい?」
「雷よ、叫べ!」


名前【アツヤ】
性格・容姿【亡くなった吹雪士郎の弟、「アツヤ」同様】
属性【氷】
魔法【物理の攻撃魔法】
武器【短剣】
過去【雪崩で家族を失った】
その他【茜と同レベル 
    リュウジとヒロトと仲がいい】

【サンプルボイス】
「士郎がいなくなってから、この世界がすべて真っ白になったかと思ったんだ…」
「俺は、お前たちに憧れている…だから、ここで決着をつける!」
「リュウジ?またどっかに遊びに行って迷ったんじゃないか?」
「兄貴とこっちの士郎、全然変わらないな!」
「夏未たちはうるさいぞ?特に守と修也は」


名前【リュウジ】
性格・容姿【円堂たちの世界の「緑川リュウジ」同様】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   探索の魔法】
武器【大きさが変わるブーメラン】
その他【茜と同レベル
    アツヤとヒロトと仲がいい
    極度の方向音痴】

【サンプルボイス】
「また、迷った…」
「ヒロトはなんか……やっぱいいや」
「守と修也は強いけど、俺も負ける気はしないね!」
「探索の魔法は使えるけど、いつも迷うんだよねぇ〜」
「小さいときは風介と晴矢もいたけど、あの二人は忙しいから…」


名前【風介】
性格・容姿【円堂たちの世界の「涼野風介」同様】
属性【氷】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   幻術魔法】
武器【氷のナイフ】
その他【フェアリー王国のレベル八の兵士】

【サンプルボイス】
「氷の世界に誘って(いざなって)やろう…」
「誰だ!?私のアイスを盗んだのは!!」
「黙れ、チューリップ」
「私に指図をするな」


名前【晴矢】
性格・容姿【円堂たちの世界の「南雲晴矢」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【炎のナイフ】
その他【風介と同レベル】

【サンプルボイス】
「俺の炎で焼き尽くしてやる」
「誰がチューリップだ!!」
「そろそろ、お前も試験受けに行けよ…」
「ヒロトはただの変態だ、ほっておけ」


名前【夕香】
フェアリー王国の城下町に住んでいる少女。
修也と仲が良く、自分の兄のように彼を慕っている。修也とは血がつながっていない。
二年前、彼女にある事件が襲い掛かった。
修也はそれを解決する手段を探すため、多くの上級クエストに挑んでいる。


名前【ヒロト】
容姿【円堂たちの世界の「基山ヒロト」同様】
性格【いつもはどこか頼りなさそうだが、怒ると性格が豹変する
   国のルールや掟に関してはものすごく厳しい】
属性【風・光】
魔法【物理の攻撃魔法、幻術魔法】
武器【トンファー
   風の魔力を大量に流し込めば、トンファーに薄い黄緑色の炎ができ、刃物ようになる】
その他【最年少でレベル十一になった。
    冬花の世界では、国の管理官であり、数々の国や街を訪れ、国の様子を見ている。(母国はフェアリー王国)
    そのため、依頼は王族から頼まれたものしか受けられない。
    管理官の中でも、最高位に立っている。
    国にはたまにしか帰ってこない。】

サンプルボイス
【頼りないは、少し言い過ぎかな?】
【お前は、今ここで首を切り落とされたいか?】
【誰がなんと言おうと、俺は国の掟に従う】


名前【玲奈】
容姿・性格【円堂たちの世界の「八神玲奈」同様】
属性【風・水】
魔法【物理の攻撃魔法、回復魔法】
武器【忍者刀】
その他【レベル十の管理官。
    おもにヒロトの付添人として行動している。】

サンプルボイス
【ヒロトはどこに行った?】
【私たちはこの国で育った、だから、この国を危険にさらすような真似をする奴は、一人たりとも生かせてはおけない】
【ヒロトも私も孤児だ…でも、そんな時、いつも助けてくれたのがあの人だった】


名前【カリア】
その他【フェアリー王国の城に仕えているメイド
    実はアルティスの手下であり、フェアリー王国へはスパイとして潜入している
    本名は「フレイミア」、影を使う魔術師】

名前【エギル】
その他【フェアリー王国で武器屋を開いている老人
    女好きで守たちに「エロジジィ」と呼ばれている】


〜敵軍〜
名前【アルティス=スロード】 
性格【常に冷静】
その他【今回の事件の元凶
    まだ謎が多い
    春奈たちを必要ないと判断した後、魔力の器を捕らえるために、何らかの行動を起こす】  

【サンプルボイス】
「さぁ、行きましょう…」
「この石は素晴らしい……この石とお前たちがいればすべては俺のものだ!」
「なぜだ!貴様らはどうしてそこまで!!」
「消えろ!」
「すべてを消してやりますよ…」


【隕石(エイリア石)】
 フェアリー王国に落ちた隕石。石に秘められた力は大きく、力を何倍にも増幅させることができる。しかし、その力は莫大なため性格や体を壊してしまう。アルティスとともに姿を消した


【魔力の器】
アルティスが狙っている物。一体どのような物なのかはまだ不明。
円堂たちと何らかの関係がある。


名前【?(少女)】
アルティスに囚われている少女。
同じく魔力の器に関係する。


名前【ロリー】
 アルティスに仕えているメイド

名前【チェルト・フェイルス・テイル】
性格【お嬢様口調でおしとやか(?)】
魔法【植物の光魔法】
その他【アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国に来た
    夏未と戦闘を行う】

名前【チェルタ・フェイルス・テイル】
性格【幼稚で好奇心旺盛】
魔法【】
その他【チェルタの双子の「兄」、弟と間違われることがある
    アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国にやってきた
    春奈と戦闘を行う】
    


〜投稿してくださったオリキャラ達〜

名前【飛火 炎愁】
性別【女】
性格【男っぽい口調、顔立ちから、良く男と間違えられる。
    守達とは仲が良いのか悪いのか、よくわからない】
容姿【短いオレンジ色の髪が、ヒロトみたいに跳ねている
    瞳の色は夕日色に染めたような綺麗なオレンジ
    身長は吹雪(士郎)と同じくらい】
魔法の属性【火・風】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【日本刀(柄の部分が赤い刀。魔力を注ぐ事で炎や風をまとわせる事が出来る)】

サンプルボイス
「俺?俺は炎愁だ。よろしくな」
「俺は…女だああぁぁぁ!!!」
「守、修也!!喧嘩止めやがれえぇぇ!!」(と言いつつ混ざる)
                      向日葵様からのご投稿  

名前【波風美麗/ナミカゼミレイ】
性格【クールだがあまりキツイことは言わない。
   あまり笑わないが時々みせる笑顔は優しく穏やか
   面倒見が良い。空手などが得意で接近戦もできる。武器を使わずとも戦える】
容姿【白に近い青色の膝ほどの髪の流し
   深緑色の眼】
魔法の属性【闇・氷】
魔法の種類【遠距離・物理系の攻撃系】
武器【あり。氷と闇の巨大な鎌…普段は持っておらず必要な時に魔法で作り出す。】

サンプルボイス
「あたしは美麗。アンタは?」
「あぁ?アンタ、あたしに喧嘩うってるの?五体満足で帰れればいいわね?」
「…はぁ、いい加減にしなさい。迷惑よ」                  夜桜様からの投稿

名前【飛導 鈴/ヒドウ リン】♀
性格【基本的明るい。でも毒舌をよく吐く。
    いつも笑っているが、常に闇を抱えている。
    運動神経、頭脳は共に半端ない。
    格闘技が特技で、素手でナンパしてきた男の骨を折ったのは、100を軽く超える。
    料理なども得意で、彼女の作る料理は絶品。】
容姿【白の腰くらいまで髪を黒いリボンでサイドテール。真紅の瞳。可愛らしい顔立ち。】
魔法の属性【氷・光】
魔法の種類【回復魔法&遠距離の攻撃魔法】
武器【光神刀(こうがみとう):光の魔力を宿しており、パワーを15倍まで増幅させる事が可能。
   基本的に魔力は何でも宿す事が出来、入れ替える度持つ所の色が変わる。
   味方にその意思があれば他人の魔力でもコレに宿して戦える。
   また光で回復する事が出来る。刀から無数の白い蝶が出てきて、
   その蝶が落としていくリンプンにより回復が可能(敵が浴びても効果ナシ)
   常に背中に背負っている。

白銀玉(はくぎんだま):白いヨーヨー。糸がとてつもなく長く、
            何処までも延ばす事が可能(魔力で)。
            猫の爪みたいに出し入れ出来る毒を刃に、毒を仕込んであり、これに触れた相手はまもなく氷漬け&毒死。】

【サンプルボイス】
「こんにちは………!ふふ、今日も平和!………な訳ないしね」
「はぁ、コレで通算156人目のナンパ……;お相手、ヨロ^^」
「僕の白い髪は……気にしないで。お願い、いつも通りに接して」       藍蝶様からの投稿

名前【闇元 月実】(やみもと つきみ)
性格【めんどくさがりな性格。騒ぎ事が大好きで、ちょっと黒い所もある。意外に仲間思い。怒ると世界一怖い。料理がとても上手。武器無しでもかなり強い。】
容姿【背は円堂ぐらいで、髪は黒色のロングストレート(長さは腰まである)、目の色は明るい金色】
魔法の属性【雷・闇】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【闇の剣・雷の剣、普段は持ってなくて、使うときに魔法で作り出す。】
サンプルボイス【「どうも、……闇元月実です。」
        「どうやら、死にたいようですね。」】        Dr.クロ様からの投稿



オリキャラ&新しい設定が出たらまた更新します!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143



Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.485 )
日時: 2011/08/04 10:36
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: ナルトの映画、面白かった〜それにしても、綱手さん、ひどい…

>Dr.クロ
了解しました!!
月実ちゃんの出番、後少し(?)だから……もうちょっと待ってください!!


>藍蝶
あっ、王国軍もいわゆるパクr(蹴

格言……なのかな?
まぁ、嵐ははっきり言うと設定上ではシスコンだし〜
いや、これからそんなに感動できる話はないから(多分)

少ないなんて…
もう読んでくれているだけでも、感謝してるから!!


>夜桜
い、犬!?
いいなぁ〜おもしろうそう〜
私の家の近所に友達はいないし…
学校の皆は塾とか習い事で忙しいし…
全然遊べないんだよね〜
まぁ、学校とかであってるからいいんだけど……

引っ張るわけないでしょ!!(多分)
鈴ちゃんも美麗ちゃんも偉くていい子でかわいくて…(以下略)


>ソード
うわっ!
またネタバレありがとう♪

豪炎寺行方不明……なの?
鬼道さんがフィフスセクターに操られているなんて……

でも、なんやかんやで劇場版前は解決するよね!!

そういえば、五条ってなんでそんなに人気があるんだ??


>華奈
入れなかったの?
あっ、多分サーバーが重すぎたのかな?

でも、コメントありがとう〜
更新頑張ります!!

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.486 )
日時: 2011/08/04 22:57
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: ナルトの映画、面白かった〜それにしても、綱手さん、ひどい…

29 一人の少年のため

円堂守は本当にもう一人の自分なのだろうか。最近はそればかり考えていた。
サッカーが馬鹿みたいに好きで、俺とは大違いだ。俺はサッカーが大嫌いだ。
確かに昔は朝から晩まで、ボールを蹴り続けていた。夏未や修也たちと一緒に。
しかし、『あの事件』が起きてから、もうサッカーとは関わらないと決めた。『あいつ』のためにも自分自身のためにも、この国を守るために、俺はサッカーとはもう関わりたくない。



「あっ、いた!!お〜い!!」
「何か用か?」
「そんなこと言うなよ。なっ、ちょっと…っておいっ、まだ話が」

守を探していたのだろうか、円堂は守の姿を見つけると、すぐに駆け寄ってきた。しかし、守は相手にする気は全くないらしい。ただの無駄話だろうと気づけば、円堂を一人にして、一度は止めた足を動かし始めた。その後を、円堂が追いかけてくる。
別に無駄話が嫌な訳ではない。彼——円堂守が気に食わないのだ。彼といると、自分が自分でなくなるような気がしてならない。自分までも、彼の世界に引きずるこまれてしまうのではないかと、思ってしまう。恐怖を感じてしまう。あの世界にもう一度入ってしまうのが。一歩踏み入れてしまえば、いなくなった『彼』に対しての裏切り行為だ。

「あくまでも、俺は護衛の任務としてお前たちについているだけだ。じゃなきゃ、お前とも、お前の仲間とも関わる気はない」
「いいじゃん、ちょっと時間をくれ!!」
「断る。お前の相手をしている暇はない。話があるなら、修也か秋に言え」
「お前に話があるんだよ〜」
「ついてくるな。重要な話じゃなければ、さっさと俺の前から消え失せろ。邪魔だ」

やっと、引く気になったのか、円堂の足音が聞こえなくなった。

「なぁ…お前、なんでそんなに冬花を守ろうとするんだ?」
「っ…!?」

驚いた。外見から見て、彼はそんなに鋭い人ではないはずだ。なのにどうしてこの話を切り出してきたのか。
守の両手に力が自然と入った。

「いや、俺だって仲間は守りたい。別に守るのが悪いんじゃなくて…なんて言うのか分からないけどさ…」
「お前がそれを聞いて何になる?」
「え?いや、ただ気になっただけで…」

雰囲気が変わったのに気付いたのか、円堂が少し戸惑っているのが目に見える。

「お前に話す気はない…ボール遊びするなら呼べ、護衛につく」
「えっ?ちょっと、おいっ!!」

さっきのは勘違いだったようだ。未だに、円堂は自分を追おうとしている。ならば、仕方ない、面倒だがこれを振り切るには、彼ができないことをして逃げればいい。
そう思いつき、城の廊下から見える木に飛び移り、下へ降りた。円堂も、もうついてくる気は失せたらしい。

「ハァ…面倒な奴だな」





「あっ、逃げられた〜」
「おっ、円堂、何してるんだ?」
「綱海か…」
「なんだよ、らしくねぇじゃねぇか」

浮かない表情が張り付いてある円堂の顔を見て、綱海は彼なりに円堂を励ましたつもりだ。

「アイツにさ、話があるから時間くれ、って言ったんだけどな〜お前に話すことはない、とか言われて…」
「別にいいんじゃねぇか?あいつ等はこっちと絡む気はなさそうだしな」
「俺はただ仲良くしたいだけなのに」
「おかしなやつがいっぱいだよな。豪炎寺とか、あまりお前と仲好さそうじゃないし」
「…」

離れていくもう一人の自分の背後を見つめ、円堂は柱に寄りかかった。疲れたのか、大きなため息もしている。こんな表情をする円堂は珍しい。

「そう、落ち込むなよ。キャプテンがこうだと、チームはどうすんだ?」
「そんなだけどさ〜」
「……そうだ!円堂。海いかねぇか?」
「う、海?海なんてあるのか?」

見渡す限り、海のような場所はない。広がっているのは森だけだ。

「いまから、探すんだよ」
「綱海、いくらなんでも無茶だぞ?海なんてないし…」
「一番近くても、歩いて五日ってところだぞ?」
「お、お前…」

会話に割り込んできたのは、豪炎寺、ではなく、彼と同じ顔の修也だ。

「ここは地方の中心部なんだ、海なんてねぇよ」
「残念だな…こういう時に海がありゃな〜」

綱海が大きく背伸びをした。円堂はまだ少しだけ暗い表情が残っている。すると、修也は円堂を睨みつけた。

「円堂、仲間のためだと思って聞け。お前が今ダークエンペラーズとやらに戦ったとして、怪我するだけじゃない……   










お前も仲間も死ぬぞ?」
「は?サッカーで死人が出る訳ねぇだろ?円堂に余計なこと吹き込むんじゃねぇ」
「そうか…これはただの忠告だ。聞き入れなくてもいい、ただ後悔するぞ?」

謎めいた言葉だけ残し、修也はクルッと回れ右をして、機嫌が悪そうに帰って行った。本当に変な奴ばっかだよな〜、と綱海は愚痴をこぼしているが、円堂は修也の一言がとても気になって、彼の言葉は耳に入っていなかった。
———本当に俺たちはもう一度ダークエンペラーズに勝てるのだろうか。一瞬その疑問が頭を横切った。しかし、すぐに頭を左右に振って、自分の心に訴えかける。勝てる、勝てると。

「円堂、少し冷えてきたな。部屋に戻ろうぜ」
「そうだな!あいつ等とも、いつか仲良くなれるよな!」
「そうそう。それでこそ、俺たちのキャプテンだ!」

綱海が円堂の背中をバチンと思いっきり叩き、転びそうになるが、その後、円堂も綱海も顔を見合わせて笑った。



Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.487 )
日時: 2011/08/04 22:52
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: ナルトの映画、面白かった〜それにしても、綱手さん、ひどい…

「本当に円堂って不思議だよな〜」
「炎愁、お前はどう思う?」
「何がだ?」

空も暗くなり、そろそろ夕食時。修也は円堂と綱海に接触した後、城下町に出向いていた。目的は、夕香の様子を見るため。今日も彼女と彼女の母は元気そうだった、この様子を見れば、当分は心配いらないだろうと考え、同じように料理を作り、家を出た。
その帰り道、偶然炎愁と会い、一緒に城まで行くことのしたのだ。

「円堂のことをどう思う?」
「だから、不思議な奴だって…お前には何か感じるのか?」
「いや、別に…」
「な、なんだそれ?」

自分から聞いてきたくせに、別に、とはないだろう、と思いつつ、炎愁はもう一度、円堂のことを思い出してみた。
確かに不思議なやつだ。サッカーの練習を直接は見たことないが、彼の周りにいる皆はいつも嬉しそうだ。「あの中にも、私たちみたいに辛い過去を持っている子がいるって、信じられる?」と夏未が言っていた。
辛くて悲しくて、どうしょうもないはずなのに笑っている。もちろん、自分たちだって笑う。仲間が傍にいれば楽しいことは数えきれないほどある。それでも、彼らとは何か違う感じがする。

「あいつは…円堂守は一体何なんだろうな…」
「さぁな、俺にはただの無駄なボール遊びをしている馬鹿にしか見えねぇ」
「お前さ〜守と仲が悪いからって、円堂も敵に回すか?」
「るっせぇ、あのビリビリは関係ねぇだろ」
「ハァ…お前らさぁ〜一緒に暮らしてんだから、もう少しは仲良くしろよ」
「お前は俺の母親か」

反抗する修也に大きくため息をつきながらも、彼が抱えている紙袋に目を付けた。袋口が閉じていて、中身が何なのかは分からないが、爽やかないい香りがほのかに漂ってくる。

「また、夏未になんか買ってこいって言われたのか?」
「あぁ、春奈が林檎食いすぎて、家の中の果物がなくなったからな。一ついるか?」
「いや、遠慮しておく。それにもうすぐ晩飯だしな」
(……あれ?そういえば、あいつの命日もうすぐじゃないのか?)

ふと、心の中で疑問が浮かんできた。小さいころ守と修也たちと一緒にいた少年の顔が浮かび上がった。
彼はとても明るくて元気のいい子だった。守と修也が喧嘩を始めると、夏未の場合は力でねじ伏せるが、彼はいつも言葉でどうにか抑えようとしていた。
——しかしあの日、彼はサッカーが原因で死んでしまった。いや、サッカーをやっていたせいで、と言った方がいいのだろうか。どっちにしろ、彼の死をきっかけに、修也たちはサッカーをやらなくなってしまった。

「あのさ、言いにくいんだけど……そろそろ、だよな?あいつの命日」

あいつ、と聞いた瞬間。すぐにあの少年だと分かった。

「あぁ…来週だ。その時は護衛を休むつもりだから、炎愁は代わりにできるか?」
「悪い、無理だ。明後日から仕事が入ってんだよ〜美麗と行くつもりだったんだけどな。王からの命令が出てるしな…そうだ、晴矢たちは暇か?」
「一人で行けばいいだろ?」
「二人以上じゃないと無理なんだ」
「面倒なもの引き受けるな」
「お前は俺の親か」

さっき、修也が言ったような感じで、炎愁も言い返した。修也は「真似するな」と言っているが、その後、なぜか吹き出した。つられて炎愁も笑い出す。

「こんなことで笑うなんて、バカバカしいなぁ」
「おい、炎愁。もうそろそろ時間だぞ?夏未に怒られる」
「うわっ、急ごう!!」

二人は歩きから猛ダッシュに速さを切り替え、城への道を急いだ。
夏未に怒られてしまえば、何年彼女の奴隷にされるか、分からない。

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.488 )
日時: 2011/08/07 20:09
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)

30 ささやかな願い

食後、イナズマジャパンのメンバーは練習のメニューを作ると言って、一番小さな会議室を借りた。もちろん、一番小さくても、円堂たちにとってはものすごく広い。

春奈がチェルタとの戦闘を終えて、倒れていた音無も何事もなかったかのように復帰した。春奈はまだ寝ている。起きるには早くても明日にはなる、と夏未からは話を聞いている。

「それで、どうするんだ?円堂」

隣に座っている風丸が聞いた。
本当のことを言うと、メニューを作る、と言うのは嘘だ。作るなら、鬼道やマネージャーたちに任せればいい。こんなに大人数を集めてやることではない。しかし、冬花や夏未たちにはその知識がないようで、あっさりと承諾してくれた。守と修也には何かある、と疑われたが、夏未が家へ強制送還させた。
つまり、今この会議室にいるのは、イナズマジャパンのメンバーしかいないのだ。秋や茜などは残っていたが、護衛は自分たちの集中力が途切れるからダメだ、と鬼道が冬花に説得し、一時的に外してもらった。

「う〜ん、まだよく分らないんだよなぁ〜」
「…円堂、悪いが、話を進めさせてもらう。風丸たちにとって思い出したくない話だが、試合のためだ。お前たちも聞いてくれ」

会議の指示を出しているのは鬼道とヒロトだ。場所も場所だが、会議が本格的になっている。

「俺はダークエンペラーズの戦いは見ていない、だから、まずは風丸くんたちから話を聞かせてほしいんだ」
「分かってる。実質、エイリア石はただ単に力をあげるものではない…」
「性格もすこし変わっていたな」

元ダークエンペラーズの人からは、あまり分からないだろうが、今の豪炎寺の発言は思い返せば、そうだったな、と分かることだった。

「でも、今の俺たちじゃ、勝てる確率が低いって、冬花姫は言ってたよね」
「ヒロトの言う通りだ。あのまま、ダークエンペラーズが活動を続けていたら、今の俺たちではとても倒せるような相手ではないな」
「よし!!特訓だ!!」

円堂が椅子から立ち上がり、テーブルを叩いた。すぐに鬼道が当たり前のことを言う。

「だから、その特訓をどうするかについてミーティングをしているだろ」
「うぅ…あっ、あいつ等に練習に入ってもらえば?」

円堂が言うあいつ等とは、守たちのことだろう。しかし、彼らはサッカーにはあまり興味がなさそうだ、入って、と頼んだところで、素直に手伝うとは思えない。それに、染岡や綱海たちは彼らをよく思っていない、たとえ練習に入ったとして、逆にチームワークに障害がでれば、時間の無駄だ。

「俺は反対だぞ。いくら、円堂と同じ顔だからって、あいつ等は何か隠してる。それにそう易々と信用できるような奴らじゃねぇ。護衛と言ってるけど、本当は何がしたいのか、はっきりわからないしな」
「綱海さんの意見に俺は賛成です。俺たちは自分たちの練習をしてればいいと思うんです」

最初に綱海の意見に賛成したのは、虎丸だった。その後、壁山や小暮など、一年生たちも賛成している。ますます円堂の意見が引き離されていく。言われれば言われるほど、円堂もうなだれてきている。

「でも、少しは信用していいんじゃないかな?」

次に発言をしたのが、冬花だった。彼女は一度、もう一人の自分の本音を聞いている。だから、信用できる、と思っているのだ。

「ふゆっぺ?」
「綱海さんの言う通り、簡単に人を信じちゃうのはダメかもしれない。でも、だからって、他人を引き離すのはよくないと思う。夏未さんだっていつも熱心に私たちをいろいろと手伝ってるし、春奈さんだって、自分の体を犠牲にしてでさえも、守ろうとした。だから…」
「信じようぜ!皆!!」

最後に円堂が締めて、皆に投げかけた。あの笑顔には誰も太刀打ちできない。彼が大丈夫、と思っていれば、本当に大丈夫だと思えるようになってくる。
風丸や豪炎寺、それに疑っていた綱海たちも彼の意見に賛成することになった。






「やっぱ、気に食わねぇ」

後頭部で腕を組み、真っ暗の夜空を見上げながら、守が言った。

「ったく、何するかと思ったら、円堂くん達に武器を向けるわ〜怒鳴るわ〜やらかしてくれるんじゃないの」
「夏未はおかしいと思わないのか?」
「守の発想のほうがおかしいと思うな〜」
「大体サッカーって…バカバカしい…」

組んでいた両手を離し、灰色の地面を見つめた。その様子を夏未は小さく微笑みながら見つめた。

「?何がおかしんだよ」
「別に〜それよりさ、明日のことだけど…円堂くんの練習に混ざっちゃおうか♪」
「「はぁ!?」」

背後にいた修也も守と一緒に聞き返した。こう見ると、二人は妙なこところで息が合っている。

「あれ?聞こえなかった?じゃあ、もう一度言うね。明日えn「「断る!!」」あら、どうして?」
「いいだろ、やりたくないものはやりたくねぇ」
「ふ〜ん、修也は?」

クルリッ、と後ろに回り、夏未は修也に向き直った。

「俺もやりたくねぇ、それだけだ…深い意味はない」
(まだあの事件のこと引きずってるのね…意外と仲間思いなのよね、二人とも)

そっぽを向いて、夏未と顔を合わせない二人はどこかかわいらしく見える。

「まっいっか、しょうがないよね。アンタたちがそういうんじゃあ…」
「珍しく脅さないんだな」
「脅さないわよぅ。今回ばかり、ね?」
「あぁ〜円堂も円堂だよな。本当にうぜぇ!!」
「アンタ、今日それで何回目?」

無数の星が瞬く夜空の下。三人は仲良く(?)家路についていた。
明日、サッカーを嫌った二人は新たな一歩を踏み入れる、それはまだ夏未しか知らないであろう。

(明日、『また』サッカーやってくれるといいんだけどね…)

それは夏未のささやかな願い事。

Re: イナズマイレブン 異世界の危機 ( No.489 )
日時: 2011/08/09 21:11
名前: アスナ (ID: /HyWNmZ0)

この作品を見ている方へ
桜花火さんに誘われて、小説カキコにやってきました。
小説は書いていませんが、よろしくお願いします。


桜花火へ
小説の更新頑張ってるね。
王国軍とか、何かすごい…
円堂くんと守くんって本当に全然性格が違うね
続きどうなるか気になる!

さっき、夜桜さんの小説に行ってきたよ。
私も仲良くなれるかな?
仲良くなれたらいいな〜


では、続きの更新頑張れ!


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