二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブン 異世界の危機 お知らせです!
日時: 2011/10/30 18:40
名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)

はじめまして!桜花火といいます♪
小説は初めて書きます
荒らしや悪口、パクリなどはやめてください

注意!!
↓↓↓
・キャラ崩れありの可能性
・ほかのアニメをパクりまくる
・まだ、円堂世代(天馬くん一切出ません)
・同一人物が出てくる、いわゆるパラレルネタ
・もう一人の守と修也が仲が悪い
・春奈がブラコン
・夏未がいろいろとすごい
・「円冬」要素あり(パラレル)
・エイリア石がある
・闇堕ちしている
・後半流血あり

以上の事が許せる方は、どうぞ!!

・お知らせ!>>716
・現在、第一章完結
   第二章45話まで更新しました!!

・魔法の応募に関しては>>494へ!!!

・藍蝶様に作っていただいたイメージソング >>306

・バトン
 『天然看護師とトマト嫌いの野望』 >>524


☆★☆目次★☆★

プロローグ >>1

〜異世界救出編〜
第01話 「変わらない日常」 >>13       
第02話 「見た夢」 >>14            
第03話 「危険な影」 >>15           
第04話 「現れた敵」 >>21        
第05話 「始まる闘い」 >>23          
第06話 「地獄の試合」 >>25          
第07話 「異世界の姫君」 >>26         
第08話 「パラレルワールド」 >>27     
第09話 「三つの理由」 >>30       
第10話 「すべての始まりⅠ」 >>31       
第11話 「すべての始まりⅡ」 >>32        
第12話 「すべての始まりⅢ」 >>36 >>38  
第13話 「すべての始まりⅣ」 >>41    
第14話 「すべての始まりⅤ」 >>42     
第15話 「すべての始まりⅥ」 >>43    
第16話 「助け」 >>44          
第17話 「戸惑い」 >>45         
第18話 「出発」 >>46         
第19話 「フェアリー王国」 >>48     
第20話 「静かな町」 >>50            
第21話 「もう一人の自分」 >>52
第22話 「わがまま姫」 >>56
第23話 「闇に沈む者」 >>58
第24話 「攻め来る嵐」 >>59
第25話 「悲しみと憎しみ」 >>68
第26話 「消された記憶」 >>75
第27話 「兄のために…」 >>77
第28話 「士郎とアツヤ」 >>78
第29話 「フェアリー王国の夏未」 >>83
第30話 「質問タイム!」 >>86
第31話 「呪われた子供」 >>98
第32話 「呪われた過去」 >>105
第33話 「初めての友達」 >>106
第34話 「練習再開?」 >>108
第35話 「夏未の腕前」 >>113
第36話 「河川敷にてサッカー」 >>122
第37話 「いよいよ夕食」 >>123-124
第38話 「嘘つき」 >>128
第39話 「黒き城へ」 >>131 >>135 >>138
第40話 「死合開始」 >>141 >>142 >>143
第41話 「力の差」 >>147 >>150
第42話 「試合か死合か…」 >>151
第43話 「炎と氷と…」 >>154
第44話 「消えた命」 >>171
第45話 「静まる爆風」 >>173
第46話 「真の姿」 >>187
第47話 「コワスダケ」 >>202
第48話 「総攻撃」 >>216
第49話 「水のドラゴン」 >>223
第50話 「憎悪の欠片」 >>228
第51話 「諦めない心」 >>241 
第52話 「最後の試合」 >>246 >>247
第53話 「大切な人」 >>248
第54話 「つかんだ勝利」 >>254


〜魔光石(まこうせき)編〜
プロローグ2 最強の兵器 >>255

第01話 「帰還」 >>265-266
第02話 「ただいま」 >>272
第03話 「永続の魔法」 >>275-276
第04話 「危険物」 >>280
第05話 「災い」 >>287-288
第06話 「戻れない」 >>294
第07話 「強さ」 >>300-301
第08話 「試練の間」 >>304-305
第09話 「声なき少女」 >>312
第10話 「飛火炎愁」 >>313-314
第11話 「義姉の存在」 >>346
第12話 「予言者」 >>364
第13話 「狼の瞳」 >>388
第14話 「平和か戦争か」 >>403-404
第15話 「水晶の園」 >>408-409
第16話 「遊びと殺し」 >>416
第17話 「守りきる者の覚悟」>>426
第18話 「笑いあうため」>>436-437
第19話 「融合魔法」 >>444-445
第20話 「悪魔の呪文」 >>446-447
第21話 「変わり果てる姿」 >>450
第22話 「奇跡の力」 >>453
第23話 「蝶の少女」>>454-455
第24話 「適任者」 >>467
第25話 「堕ちた世界」 >>468-469
第26話 「一筋の光」 >>470-471
第27話 「影使いカリア」 >>472-473
第28話 「託された想い」 >>477
第29話 「一人の少年のため」 >>486-487
第30話 「ささやかな願い」>>488
第31話 「兄妹の約束」 >>495-496
第32話 「交差する想い」>>500-501
第33話 「一度に懸けた勝負」>>502
第34話 「災難を呼ぶ三人の少年」>>505-506
第35話 「新種の魔物」>>509
第36話 「瞳の十字架」>>518
第37話 「囚われの身」>>528
第38話 「少女の裏切りと少年の目覚め」>>530-531
第39話 「賭け事」>>538-539
第40話 「風の裏切り者」>>544-545
第41話 「あの時の涙」 >>547 >>550
第42話 「消えることのない罪」>>561 >>564 >>567 >>570
第43話 「心を包み込む灰色」>>593 >>597 >>607
第44話 「決意と思い」>>614-616
第45話 「早すぎた旅立ち」>>639 >>651

☆★☆オリキャラ紹介★☆★

〜チームレイヤー〜
名前【ナタク】
性別【男】
性格【紳士的な感じで、頭がいい】
容姿【薄い紫色のロン毛、身長が高い】
一人称【「私」キレると「俺」になる】
その他【チームレイヤーのキャプテン
    現在生死不明】


名前【ルナ】
性別【女】
性格【クールで人に対して基本的に冷たい】
容姿【茶色いストレート、目の近くに小さなほくろ】
一人称【私】
その他【チームレイヤーの副キャプテン
    現在生死不明】


名前【シェルー】
性別【女】
性格【活発で明るい、たまに発言が怖くなる】
容姿【オレンジ色のショートカット、体は小さい】
一人称【私】
その他【チームレイヤーのMF、よくルナに抱き着く
    春奈に殺されたフリをしていただけで、
    現在はまだアルティスのもとで活動中】


名前【ショウ】
性別【男】
性格【めんどくさがり屋】
容姿【金色の髪色だが髪型には特徴はない、左目に眼帯】
一人称【俺】
その他【チームレイヤーのFW
    現在生死不明】


〜魔法界〜

【魔法界】
 円堂たちがいる世界とは違う次元の世界、魔法や魔力などがある。この世界には性格は異なるが円堂や豪炎寺などに酷似している人物がいる


【魔法】
 フェアリー王国で判明している魔法は大きく分けて『火・水・風・雷・氷・地・光・闇』の八つの属性である。この中でも闇と光の二つは力が最も大きい


【魔力】
 魔法を使う時の力の源、魔法と同じく八つの属性がある。魔法を使う際は、この魔法と同じ属性の魔力を使い、魔法を発動させる。魔力が少なくなると、疲労が増し、最後には力尽き倒れてしまう、だが死ぬことはない、体を休めれば魔力は自然に回復する。人によって魔力の量は異なる


【依頼】
 フェアリー王国では仕事と同じ意味。ほとんどは城の兵士たちが金や物をもらうために受ける。依頼にはレベルがあり、兵士たちはそのレベルに合ったまたはそのレベルより低い依頼しか受けられない。レベルは依頼をある程度受け、試験に合格するとあげることができる。依頼には十一のレベルがある。現在夏未だけ全てのレベルを受けられる。


〜フェアリー王国〜
名前【冬花】
性格【明るく誰に対しても優しい】
容姿【円堂たちの世界の「久遠冬花」と同様】
一人称【私】
能力【予知夢を見ることがある、しかし、まだ使いこなせていない】
属性【光・氷】
魔法【回復魔法】
武器【なし】
その他【国の姫で嵐の妹。フェアリー王国の守たちと幼馴染】

【サンプルボイス】
「私はみんなの事が大好きだよ!」
「敬語はやめてっていってるでしょ?」
「これで、皆の気が沈むなら私は死んでも構わない!!」
「お願い…思い出して…」
「やっと言える、貴方への気持ち…」


名前【嵐】
性格【クール】
一人称【俺】
属性【光と闇】
魔法【攻撃の遠距離魔法】
武器【大太刀】
その他【国の王。冬花の兄。シスコンだが、たまに冬花をいじる。悠哉と幼馴染。フェアリー王国で最も魔力が強い】

【サンプルボイス】
「またあのクソガキどもか…」
「冬花に手出しするなよ?」
「小さなことで怒るなんて、まだまだ子供だな」
「知ってるか?この国に手を出したら俺が許さないって」
「闇と光、混合をなし得る時、我に力を…」


名前【悠哉】
性別【男】
性格【優しく真面目で気配りがいい】
一人称【僕】
属性【氷と雷】
魔法【結界魔法と幻術魔法】
武器【身長より少し長い杖、杖の先端に大きな鏡がある】
その他【国の神官。嵐の幼馴染。嵐の次に魔力が強い】

【サンプルボイス】 
「嵐、また冬花さんに意地悪したの?」
「王にとって貴方がたも大切な人たちなんですよ?」
「国の姫だから本当の自由がないんですよ…冬花さんは……」
「本当にそっくりですね、貴方と守さんは」
「我が氷の力、絶対なる結界を作り出し、世界を包め…」


名前【夏未】
性格【前向きで元気、
   人をからかうのが好き
   戦闘時は真面目になる
   嘘をつくのが苦手】
容姿【円堂たちがいる世界の「雷門夏未」同様、
   髪は後ろでポニーテイルにまとめている】
属性【火】
魔法【物理の攻撃魔法
   補助魔法】
武器【大太刀
   柄の部分に火と竜のマークがある】
過去【スノー国に生まれ、呪われた子供とされた
   ある謎の女性が助けた
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    フェアリー王国最強の剣士。紅蓮の剣士とも言われている
    依頼はほぼ単独行動】

【サンプルボイス】
「もう一人の私って、お嬢様?」
「どうでもいいけど、早く片付けさせてもらうよ!」
「守く〜ん、貴方の未来のお嫁さんが呼んでるよ〜」
「あっ、うっ、えっと、それは………ごめんなさい……」
「私は呪われた子供として生まれたけど、姫の事も国の事も、ちっとも恨んでなんかいませんよ?」


名前【春奈】
性格【明るいが寂しがり屋なところと
   嫉妬深いところがある】
容姿【円堂たちがいる世界の「音無春奈」同様
   赤いメガネの淵に小さな竜が削られている】
属性【水】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   防御の魔法】
武器【水で造形した弓矢と楯】
過去【年の離れた兄を殺された
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    よく守と修也と言い合いをする
    夏未たちに比べて、魔力が最も少ない
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】 
「私のお兄ちゃん、有人兄ちゃんを殺したのは貴女の国じゃない!!」
「それでも、許すの……?」
「守って、いじりがいがあるよねぇ〜」
「お、にい、ちゃん……?」
「剣はあまり使いたくないの…」


名前【修也】
性格【気が短く、誰に対しても厳しい
   しかし、冬花だけには優しい】
容姿【円堂たちがいる世界の「豪炎寺修也」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【大太刀
   刃の部分が赤く、竜の絵が刻まれている】
過去【仲が良かった兄が敵になった
   孤児】
その他【冬花の幼馴染
    守と仲が悪い
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「最初に俺の国に手を出したのはどっちだ?」
「この石があれば、兄さんだって倒せる……」
「バカは引っ込んでればいいんだ」
「俺の炎は水さえも焼き尽くす…」
「いまさら、兄貴面すんじゃねぇ!」


名前【秋】
性格【表情を出さず、おとなしく静か】
容姿【円堂たちの世界の「木野秋」同様】
一人称【私】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法が中心
   回復の魔法も使う】
武器【二つの黄緑色の銃
   銃の側面には竜の絵柄がある】
過去【双子の姉を殺された
   孤児】  
その他【本を読むのが好き
    冬花の幼馴染
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「ここから先はいけないよ…」
「……面白くない」
「姫、また修也と守が喧嘩した……」
「私はもう風の国のアキじゃない!フェアリー王国の秋だっ!」
「古の風の力、今、ここに風神を蘇らせろ……」


名前【守】
性格【気が短く、警戒心が強い】
容姿【円堂たちがいる世界の「円堂守」同様】
属性【雷】
魔法【物理の攻撃魔法
   攻撃力は高いが、攻撃以外の魔法は苦手】
武器【大太刀
   刀は雷の性質で、雷の魔力を流すと
   刃に電気がおび、雷の刀になる】
過去【両親を亡くし、記憶を消された
   孤児
   フェアリー王国に来た後、よくサッカーをしていた】
その他【冬花の幼馴染
    冬花に気があるが、自分ではわかっていない
    エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】

【サンプルボイス】
「……お前はだれだ?」
「俺はもう二度とあの人の笑顔を曇らせたくはないんだ!」
「サッカーはもう、しない…」
「こんな気持ちはダメなんだ……相手は国の姫だから…」
「姫、今まで辛い思いをさせて、すみませんでした…」


名前【茜】
性格【優しいがテンションがいつも高い】 
容姿【ピンク色の髪をツインテールで、髪留めに赤色のリボンを使用している】
属性【雷】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【身長ほどの長さの槍】
その他【守たちよりは弱いが、フェアリー王国の上級レベルの兵士
    夏未と仲が良く、彼女のことを「なっちゃん」と呼ぶ】

【サンプルボイス】
「なっちゃん、相手にしてよぅ〜」
「修也と守はなんでいつも喧嘩ばっかなの?」
「姫って、超かわいいよね〜」
「サッカーって、そんなに楽しい?」
「雷よ、叫べ!」


名前【アツヤ】
性格・容姿【亡くなった吹雪士郎の弟、「アツヤ」同様】
属性【氷】
魔法【物理の攻撃魔法】
武器【短剣】
過去【雪崩で家族を失った】
その他【茜と同レベル 
    リュウジとヒロトと仲がいい】

【サンプルボイス】
「士郎がいなくなってから、この世界がすべて真っ白になったかと思ったんだ…」
「俺は、お前たちに憧れている…だから、ここで決着をつける!」
「リュウジ?またどっかに遊びに行って迷ったんじゃないか?」
「兄貴とこっちの士郎、全然変わらないな!」
「夏未たちはうるさいぞ?特に守と修也は」


名前【リュウジ】
性格・容姿【円堂たちの世界の「緑川リュウジ」同様】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   探索の魔法】
武器【大きさが変わるブーメラン】
その他【茜と同レベル
    アツヤとヒロトと仲がいい
    極度の方向音痴】

【サンプルボイス】
「また、迷った…」
「ヒロトはなんか……やっぱいいや」
「守と修也は強いけど、俺も負ける気はしないね!」
「探索の魔法は使えるけど、いつも迷うんだよねぇ〜」
「小さいときは風介と晴矢もいたけど、あの二人は忙しいから…」


名前【風介】
性格・容姿【円堂たちの世界の「涼野風介」同様】
属性【氷】
魔法【遠距離の攻撃魔法
   幻術魔法】
武器【氷のナイフ】
その他【フェアリー王国のレベル八の兵士】

【サンプルボイス】
「氷の世界に誘って(いざなって)やろう…」
「誰だ!?私のアイスを盗んだのは!!」
「黙れ、チューリップ」
「私に指図をするな」


名前【晴矢】
性格・容姿【円堂たちの世界の「南雲晴矢」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【炎のナイフ】
その他【風介と同レベル】

【サンプルボイス】
「俺の炎で焼き尽くしてやる」
「誰がチューリップだ!!」
「そろそろ、お前も試験受けに行けよ…」
「ヒロトはただの変態だ、ほっておけ」


名前【夕香】
フェアリー王国の城下町に住んでいる少女。
修也と仲が良く、自分の兄のように彼を慕っている。修也とは血がつながっていない。
二年前、彼女にある事件が襲い掛かった。
修也はそれを解決する手段を探すため、多くの上級クエストに挑んでいる。


名前【ヒロト】
容姿【円堂たちの世界の「基山ヒロト」同様】
性格【いつもはどこか頼りなさそうだが、怒ると性格が豹変する
   国のルールや掟に関してはものすごく厳しい】
属性【風・光】
魔法【物理の攻撃魔法、幻術魔法】
武器【トンファー
   風の魔力を大量に流し込めば、トンファーに薄い黄緑色の炎ができ、刃物ようになる】
その他【最年少でレベル十一になった。
    冬花の世界では、国の管理官であり、数々の国や街を訪れ、国の様子を見ている。(母国はフェアリー王国)
    そのため、依頼は王族から頼まれたものしか受けられない。
    管理官の中でも、最高位に立っている。
    国にはたまにしか帰ってこない。】

サンプルボイス
【頼りないは、少し言い過ぎかな?】
【お前は、今ここで首を切り落とされたいか?】
【誰がなんと言おうと、俺は国の掟に従う】


名前【玲奈】
容姿・性格【円堂たちの世界の「八神玲奈」同様】
属性【風・水】
魔法【物理の攻撃魔法、回復魔法】
武器【忍者刀】
その他【レベル十の管理官。
    おもにヒロトの付添人として行動している。】

サンプルボイス
【ヒロトはどこに行った?】
【私たちはこの国で育った、だから、この国を危険にさらすような真似をする奴は、一人たりとも生かせてはおけない】
【ヒロトも私も孤児だ…でも、そんな時、いつも助けてくれたのがあの人だった】


名前【カリア】
その他【フェアリー王国の城に仕えているメイド
    実はアルティスの手下であり、フェアリー王国へはスパイとして潜入している
    本名は「フレイミア」、影を使う魔術師】

名前【エギル】
その他【フェアリー王国で武器屋を開いている老人
    女好きで守たちに「エロジジィ」と呼ばれている】


〜敵軍〜
名前【アルティス=スロード】 
性格【常に冷静】
その他【今回の事件の元凶
    まだ謎が多い
    春奈たちを必要ないと判断した後、魔力の器を捕らえるために、何らかの行動を起こす】  

【サンプルボイス】
「さぁ、行きましょう…」
「この石は素晴らしい……この石とお前たちがいればすべては俺のものだ!」
「なぜだ!貴様らはどうしてそこまで!!」
「消えろ!」
「すべてを消してやりますよ…」


【隕石(エイリア石)】
 フェアリー王国に落ちた隕石。石に秘められた力は大きく、力を何倍にも増幅させることができる。しかし、その力は莫大なため性格や体を壊してしまう。アルティスとともに姿を消した


【魔力の器】
アルティスが狙っている物。一体どのような物なのかはまだ不明。
円堂たちと何らかの関係がある。


名前【?(少女)】
アルティスに囚われている少女。
同じく魔力の器に関係する。


名前【ロリー】
 アルティスに仕えているメイド

名前【チェルト・フェイルス・テイル】
性格【お嬢様口調でおしとやか(?)】
魔法【植物の光魔法】
その他【アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国に来た
    夏未と戦闘を行う】

名前【チェルタ・フェイルス・テイル】
性格【幼稚で好奇心旺盛】
魔法【】
その他【チェルタの双子の「兄」、弟と間違われることがある
    アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国にやってきた
    春奈と戦闘を行う】
    


〜投稿してくださったオリキャラ達〜

名前【飛火 炎愁】
性別【女】
性格【男っぽい口調、顔立ちから、良く男と間違えられる。
    守達とは仲が良いのか悪いのか、よくわからない】
容姿【短いオレンジ色の髪が、ヒロトみたいに跳ねている
    瞳の色は夕日色に染めたような綺麗なオレンジ
    身長は吹雪(士郎)と同じくらい】
魔法の属性【火・風】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【日本刀(柄の部分が赤い刀。魔力を注ぐ事で炎や風をまとわせる事が出来る)】

サンプルボイス
「俺?俺は炎愁だ。よろしくな」
「俺は…女だああぁぁぁ!!!」
「守、修也!!喧嘩止めやがれえぇぇ!!」(と言いつつ混ざる)
                      向日葵様からのご投稿  

名前【波風美麗/ナミカゼミレイ】
性格【クールだがあまりキツイことは言わない。
   あまり笑わないが時々みせる笑顔は優しく穏やか
   面倒見が良い。空手などが得意で接近戦もできる。武器を使わずとも戦える】
容姿【白に近い青色の膝ほどの髪の流し
   深緑色の眼】
魔法の属性【闇・氷】
魔法の種類【遠距離・物理系の攻撃系】
武器【あり。氷と闇の巨大な鎌…普段は持っておらず必要な時に魔法で作り出す。】

サンプルボイス
「あたしは美麗。アンタは?」
「あぁ?アンタ、あたしに喧嘩うってるの?五体満足で帰れればいいわね?」
「…はぁ、いい加減にしなさい。迷惑よ」                  夜桜様からの投稿

名前【飛導 鈴/ヒドウ リン】♀
性格【基本的明るい。でも毒舌をよく吐く。
    いつも笑っているが、常に闇を抱えている。
    運動神経、頭脳は共に半端ない。
    格闘技が特技で、素手でナンパしてきた男の骨を折ったのは、100を軽く超える。
    料理なども得意で、彼女の作る料理は絶品。】
容姿【白の腰くらいまで髪を黒いリボンでサイドテール。真紅の瞳。可愛らしい顔立ち。】
魔法の属性【氷・光】
魔法の種類【回復魔法&遠距離の攻撃魔法】
武器【光神刀(こうがみとう):光の魔力を宿しており、パワーを15倍まで増幅させる事が可能。
   基本的に魔力は何でも宿す事が出来、入れ替える度持つ所の色が変わる。
   味方にその意思があれば他人の魔力でもコレに宿して戦える。
   また光で回復する事が出来る。刀から無数の白い蝶が出てきて、
   その蝶が落としていくリンプンにより回復が可能(敵が浴びても効果ナシ)
   常に背中に背負っている。

白銀玉(はくぎんだま):白いヨーヨー。糸がとてつもなく長く、
            何処までも延ばす事が可能(魔力で)。
            猫の爪みたいに出し入れ出来る毒を刃に、毒を仕込んであり、これに触れた相手はまもなく氷漬け&毒死。】

【サンプルボイス】
「こんにちは………!ふふ、今日も平和!………な訳ないしね」
「はぁ、コレで通算156人目のナンパ……;お相手、ヨロ^^」
「僕の白い髪は……気にしないで。お願い、いつも通りに接して」       藍蝶様からの投稿

名前【闇元 月実】(やみもと つきみ)
性格【めんどくさがりな性格。騒ぎ事が大好きで、ちょっと黒い所もある。意外に仲間思い。怒ると世界一怖い。料理がとても上手。武器無しでもかなり強い。】
容姿【背は円堂ぐらいで、髪は黒色のロングストレート(長さは腰まである)、目の色は明るい金色】
魔法の属性【雷・闇】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【闇の剣・雷の剣、普段は持ってなくて、使うときに魔法で作り出す。】
サンプルボイス【「どうも、……闇元月実です。」
        「どうやら、死にたいようですね。」】        Dr.クロ様からの投稿



オリキャラ&新しい設定が出たらまた更新します!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143



Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜飛導鈴、登場!〜 ( No.465 )
日時: 2011/07/29 18:17
名前: 藍蝶 (ID: UgVNLVY0)
参照: 桜花火>僕の場合呟き多すぎて多分大丈夫そうという件←

桜花火!

ww
そうなの?
来年は僕も中学生か……(遠い眼)←関係ナイヨ☆

プールプール。手柄山遊園プール(伏せようよ)。
僕もちょっと5分間程プールでうつ伏せになって浮いてたら吐きかけたz(エエェェェェ
だなww

5時間らしいよ……
僕すげぇ不規則。たまに3時間の時が……

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜飛導鈴、登場!〜 ( No.466 )
日時: 2011/07/29 20:17
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: 夏休みの宿題とか……(泣)

>藍蝶

まだ小学生ですとぉぉおおお!?
嘘でしょ……
あの文才で小6とか……
中学生である私が恥ずかしい(泣
私もいろいろと頑張らなくちゃ…

危ないよ…
そういえば、私は幼稚園くらいの時に大人プールに飛び込んで、溺れそうだったんだよね〜wwwww
それで、お母さんが必死で私を救出したらしいwww

さ、三時間!?
すごい…
私なんか休日の日は、夜の十二時から朝の十一時くらいまで寝ていることがある
そして、五時くらいにまた昼寝をしてしまったりする…
完全にダメ人間だね♪

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜飛導鈴、登場!〜 ( No.467 )
日時: 2011/07/29 22:08
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: 夏休みの宿題とか……(泣)

24 適任者

「もう終わったのか?」
「遅かったね、守(以下省略)」
「おい、以下省略のところ思いっきり聞こえているぞ?って、春奈!」

修也や秋たちが春奈の方へ駆け寄った。数秒後、ボロボロの夏未を支える茜とアツヤがやってきた。

「うわ〜すっごいやられっぷりね。夏未」
「派手に転んだだけよ」
「しょうがないね、そういうことにしてあげる」

まずはアツヤがゆっくりと手を離し、その後、茜が椅子に夏未を座らせた。

「それより、春奈、どうしたの?」
「また出てきたみたい…そろそろ扱えたらいいんだけど」
「おい、またってどういうことだよ!?」

円堂せかすように問う。夏未や修也たちは眉間に皺をよせ、お互いの顔を見合わせたりしている。あまり言いたそうな雰囲気ではない。

「春奈の体には伝説の水龍が封印されてある」
「ちょっと、守!!」

茜が止めようとするが、完全に聞き流し、話を続けた。

「水星神竜……遠く昔、神に仕えていた召喚獣の一匹だ。それに夏未の中には不死鳥がいる、それも同じだ」
「それ以上ペラペラしゃべってんじゃねぇぞ?くそ雷…」

修也が立ち上がり、守の襟元をつかんだ。顔が怒りで歪んでいる。
もともと上がっている目じりが怒りを強調させている。歯を強くかみしめ、守を睨んだ。

「テメェは何なんだ?こいつがこの事話されんのが嫌なの知ってるだろ?わざとか…?」
「いずれバレることだ、それに言われなくても皆知ってる」
「王族とそれに仕えている兵士だけね。修也、手を離しなさい。ここで争ってもいい事なんてないはずよ?無駄な傷は負いたくないでしょ?」

夏未の言葉で、修也はつかんでいた守の襟を、乱暴に振り放った。鋭い目つきでもう一度守を睨んだ。珍しく、守は反抗しない。
振りほどかれ、その小さな勢いで二、三歩後ろへ下がった。
円堂は彼が右手を強く握りしめているのをみた。守も辛いのだ、心の底では。だったら無理して言わなければいいはずなのに、どうして言おうとしたのだろうか。

隣では秋が静かに春奈の体に手を当て、何かの魔法をかけているのが見える。
治癒の魔法で、春奈の傷ついた体を治しているのだ。
春奈は一向に目を開ける気配がない。

「今は皆疲れてるだろうから、この話は今度また話しましょ。まずは体を休めなきゃ」
「同感。僕は美麗を結界から出すのに結構体力使ったんだよね〜ったく、あんな結界によくおとなしく捕まるもんだね」

グッと天井に向かって背伸びをして、体をやわらげた。

「何、嫌味?」
「さぁ〜どうでしょう」

「……体の傷は大体治った」
「ご苦労さん、秋。家に戻って休んでていいよ」
「夏未の傷はどうするの?」
「こんなの寝たらすぐに治るよ」
「……春奈、体はいいけど…精神のほうは分からない」

秋が床に仰向けで寝ている春奈の顔を見下ろした。
体の傷は治ったが、精神状態が乱れている可能性がある、と秋は言いたいのだ。さっきの戦いで何があったのかは分からないが、相当身も心もダメージを受けている。
遠くの方で倒れている少年の姿を見れば、どんなに酷い殺し方だったかわかる。

「あの…音無さんは…」
「この子は大丈夫…ただ一時的に春奈の魔力をもろに受けたから、拒絶反応がおこっただけ…」

もう一人の自分に説明をした。
その言葉で、円堂や鬼道たちはホッと息を吐いた。

「夏未さん、ちょっといいかな?」
「基山…ヒロトだっけ?人が多すぎてまだ皆の名前覚えていないんだよね」
「あっているよ…それで一応もう一度確認のために聞きたいんだ」

チラッと鈴を見てから、夏未に向き直り質問を始めた。

「俺たちに魔法は効くの?」
「何をいまさら……効くに決まってるでしょ?もし効かないんだったら、春奈のアクアロックを通り抜けられたじゃない。でも、音無さんはアクアロックの影響を受けなかった…あれ、矛盾してる?……いいや。それより、魔法が効かない、って誰が言ったの?」

完全に頭に浮かびあがった質問をめんどくさいため破棄し、次の質問へ移った。

「冬花姫」

「冬花」と聞いた守は一瞬ビクッと小さく跳ね上がり、今まで流してきた話に耳を傾けた。もちろん、彼女を侮辱するようなことがあれば、迷いなく刀をむけるつもりだ。

「あぁ〜やりそうなオーラ出してるもんね〜」
「魔法が効くのは分かったけど、どうしてそこまでして俺たちをここの世界に連れてこさせたかったのか、気になるんだ」
「それは、守たちを助けるためでしょ?」
「だったらパラレルワールドはいくらでもある。別に俺たちじゃなくても、もっと戦闘向きの自分たちを探せばいいじゃないか?」

確かにそうだ。円堂たちはサッカーはできるが、戦闘に関してはまだまだ初心者だ。刀を持って人を斬ったりするのをまじかに見たのは、この世界に来てから初めてだろう。
それに、円堂たちをこの世界に呼んだとして、ただの足手まといにしかならない。それなのになぜ、冬花は彼らを呼ぼうとしたのだろうか。

「確かにそうですね」

食堂に入ってきたのは、紫色の長い髪をした少女が二人。冬花だった。
この流れだと、今までの話は聞いていたらしい。

「冬花…」

守が小さく呟いた。頬が少し濡れている。また責任を自分一人で抱え込んで、解決しようとしたのだろうか、それを見るたびに心が痛む。
どうして相談してくれないのかいつも不思議でしょうがなかった。頼られていないのか、それとも信用されていないのか。どっちにしろ深刻な問題を彼女から相談されたことは一度もない。

倒れている春奈を見て、一瞬顔をしからめたあと、覚悟を決めて円堂を強く見つめた。

「どうして、俺たちだったんだ?」
「適任だったからです」
「適任ってお前、俺たちを道具としか考えてねぇのかよ!?」

染岡が吼えた。いつもの冬花なら、俯いてしまうが、今は少しも恐れたりはしない。

「本当はあなた方の世界を含めて、二つ、適任している世界がありました」
「そんなの聞いていませんよ?姫」
「アツヤくんたちには言ってないの、このことを知っているのは私と兄様、それと悠也さんだけだから」
「……そのもう一つの世界というのは、何だ?」

鬼道が少し躊躇ってから聞いた。あまりいい答えが返ってきそうになかったからである。

「あなた方の世界と同じ道を歩いていた、似ている世界です。でもそれはエイリア学園の最後の戦い、ダークエンペラーズとの対戦前までです」
「どういう事だ?」
「彼らも元は適任者でした。ただ、その後の未来が大きく変わってしまった、それだけです」
「質問の答えになってねぇじゃねぇかよ」

綱海がボソッと言うと、ほか多数もうんうん、と顔を上下に動かす。

「それは、あなた方が

























——ダークエンペラーズに負けてしまったから」

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.468 )
日時: 2011/07/30 20:59
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: 夏休みの宿題とか……(泣)

25 墜ちた世界

「ダークエンペラーズに負けた!?」
「はい、それによって、エイリア石を所持していた研崎というものが、弱ったあなた方にエイリア石を渡し、破壊活動を続けた。それだけです」
「それだけです、ってお前!!」

冬花に殴りかかろうとした染岡に一番早く対処し、刀を抜いて彼女の前で覆いかぶさるように、守は出てきた。顔の表情が歪んでいる。
数秒遅れて、修也や秋も冬花の前に武器を構えて立つ。

「姫に少しでも手ェ出してみろ、ブッ殺すぞ!!」

今にでも動きそうな手を、どうにか自分の理性で止めているため、手がガタガタと怒りで震えている。さっきから話を聞いていて、とても気に食わなかった。態度といい、口調といいすべてが憎たらしく感じる。

「守、下がって」
「しかし…」
「大丈夫、下がって。秋たちも」
「言うこと聞きなさい、アンタらが円堂くん達に怪我させたら、私がアンタらをボコるよ?」

夏未はどうやら円堂側の人らしい。
一歩前へ歩みだし、守の腕にそっと手を添えて、やさしく微笑みかけた。

「はい…」

仕方なく、刀を戻し元の場所へ戻った。戻った後も守と染岡はにらみ合っている。

「言い方が悪かったですね。すみません」

国の王女でもあろう人が、凡人しかも異国である人々に向かって深く頭を下げた。

「その後はどうしたんだ?」

鬼道が続きを聞いた。
頭をあげ、一瞬過ぎてから、冬花はもう一度話し始める。

「彼らに逆らう者がいれば徹底的に攻撃し潰す。彼らを止められる人たちはどこにもいません。彼らと会って変わった人たちも何度も挑みました。しかし、力は天と地の差、勝てるはずがありません。エイリア石を所持していることもあって、もしかして今のあなた方よりも凶悪で強いチームだと思います」
「今はどうなっているんだ?」
「その後のことはわかりません。誰かが彼らの暴走を止めたのかもしれないし、同じ状況が続いているのかもしれない…」
「…どうにか、どうにかすることはできないのか?」

この話を聞いて、円堂はいてもたってもいられなくなった。守たちがエイリア石を使っていた時と同じように、あの衝動が心の底から湧き上がってきた。

「次元を移動できれば彼らの世界に行くことはできます。しかし…」
「魔光石がないんじゃねぇ〜」
「夏未の言うとおりです。今は魔光石がありません。それにあったのしても、その魔力はあなた方を元の世界に戻すのだけでも精一杯、はっきり言って不可能です」
「たとえば…いまも破壊活動をつづけていたら…」
「おそらく、もうサッカーは支配されているでしょう。破壊の道具として」

全員が黙り込んだ。守たちにとっては正直言ってどうでもいいことだが、円堂の性格からして、黙っているはずがないと皆は思った。無茶をしてでも行きたいというだろう。彼ら(自分たち)を止めるために。
その様子を見た冬花は小さくクスッと笑った。

「行きたいとお考えなんですよね?」
「俺はできるなら、助けたい。サッカーは破壊の道具じゃない!皆と楽しむためにあるものだ!だから…」
「行きたい?……聞いていなかったのか?不可能だって」
「お前は悔しくないのかよ!?もう一人の自分がこんなんで…」
「残念だが、俺はお前の思考を理解できない。どうしてそこまでして、別の人間を助ける?今回だってそうだ。お前はあったこともない人にどうして力を貸した?貸さなければ、俺たちの世界は壊れてたかもしれねぇ。だが、お前らは関係なく自分たちの夢に向かって進めたんじゃないのか?お前の考えで何人苦しんできた?ここにいるお前の仲間だって世界一になりたいんだろ?だったらどうして余計な戯言に付き合う?」
「誰かを見捨てて、世界一になれるか!!」
「っ!?」

守の質問の嵐に円堂がいきなり叫んだ。

「これで世界一になって皆の前で胸張って言えることか!誰かを見捨てて、手に入れた勝利なんて俺はそんなの認めない!世界一になっても全然うれしくなんかない!夢が叶ってもうれしくない…」
「お前はいいかもな。だったら皆に聞いてみろ。全員がそういう気持ちか?」

守がイナズマジャパンのメンバーの顔を一人一人睨みつける。

「守、下がりなさい」
「夏未は黙ってろ。こいつの勝手な思考のせいで、春奈はどうなった」
「下がれっつってんのが聞こえないのか?ガキ」

少しよろけながらも、なんとか立ち上がり、守を背後から睨んだ。

「な、なっちゃん、落ち着こう…傷も開いちゃうよ?」
「はぁ…いいかげんにしなさい、迷惑よ」
「美麗ちゃん…」
「さっきから黙って話を聞いていて、アンタたちは一体何なの?世界一だとか夢とかほざいているけど、無理な話は無理なのよ。諦めなさい」

最後にもう一度小さくため息をした後、クルリと回ってその場を出て行った。あのままいれば円堂のうるさい話に付き合わらせそうで、めんどくさいのだ。
冬花はその背後をさびしそうに見つめた。

「……なんか別の方法はないのか?」
「…異世界転送機械、別名ループ・レイヤーならいけるかもしれない…」
「秋!余計なこと言うな!」
「方法がないか聞かれたからそれを答えただけ…余計なことじゃない。余計なのはお前と円堂の討論かと……」
「ループ・レイヤー?」
「異世界に人や物を飛ばす機会の事。でも、行先は特定できないから、どっちにしろ可能性は低いわね」
「でも…」
「「?」」

冬花が突然小さく声をあげた。

「可能性は0じゃない、だから…確率は低いけど、できるかもしれない。不可能を可能に変えられるのなら、試してみないと分からないでしょ?」
「試すつもりですか?姫」
「うん、守は円堂くんのことどう思ってるかわからないけど…私は信じてみたい、この人たちの可能性を…」
「俺は反対です。仮にその世界に行ったとして、どうやって戻ってくるのです?円堂と似たような世界なら、ループ・レイヤーは存在しません」

Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.469 )
日時: 2011/07/30 20:59
名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
参照: 夏休みの宿題とか……(泣)

「で、その話なんだけど…いまさら気づいた。私のポケットに魔光石が一つあるのよね」

夏未が自分のポケットに手を突っ込んだ。手を出すと、赤色に光り輝く石があった。

「それどこで!?」
「戦いが終わったら、降ってきたんです」
「降ってきたって…」

夏未が人差し指で上を指した。天空から降ってきたと言っているのと同じだ。

「一つで何の役に立つんだ?全部集まんないと無理な話だろ?」
「本当にアンタはネガティブ思考よね〜誰に似たのかしら」
「少なくても、お前と姉さんじゃないのは確かだ」
「だよね〜それでさ、本題なんだけど…悠也さんに頼んで、これ一つで行けるんじゃない?」
「だったら元の世界に戻せばいい話だろ?」
「ですよね〜」

夏未が適当に返した。しかし、冬花は少し困ったように俯いて、残念そうに話した。

「夏未…さすがに悠也さんでもそれは無理だよ。魔力は大きいけど、大人数を運ぶにはやっぱり魔光石が全部そろわないと…」
「もう〜姫もそんな顔しないの。さっき、自分で言ってたでしょ?やってみないと分からない。それにもしかしたら、円堂くん達の世界からの『距離』が遠くて、もう一つの世界が近いのかもしれないじゃない」
「距離?」
「えっ?それも聞いていないの?パラレルワールドにも距離はあるのよ?」

はっきり言うと初耳だ。パラレルワールドなどに距離という概念がある自体がとても不思議に感じる。だとすれば、円堂たちの元の世界からは遠くても、もう一つの世界—ダークエンペラーズの手によって墜ちた世界に行けるかもしれない。

「距離…ちょっと待ってて、悠也さんに聞いてくる!!」

パタパタと慌てて出ていき、悠也を探しに行った。

「あんなに一生懸命なのにまだ彼女のことを信じられないの?」

夏未は冬花が出て行った扉をジッと見つめながら、やさしく話しかけるように言った。
全員黙っていたまま、返事はない。

「あの子、見せてはいないけどあんた達をこの世界に連れてきちゃって、責任感や自分嫌悪で体調崩してるのよ?それでも、少しでも心配をかけないように元気に振る舞ってるの」
「……」
「それでも、まだ彼女があんた達を道具としか思ってないと思う?」

二度目の質問は円堂や冬花に敵意を持っていた染岡達をまっすぐな瞳で見つめた。
もう興味がなくなっていた秋は本の世界に没頭していたが、周りの雰囲気が変わったのを気づくと、その元凶である夏未の顔を床にしゃがみ込んでいる状態で見上げた。彼女の傷ついた顔はとても勇ましく感じる。

「もし、まだ本当にそう思っているなら、別にかまわないけど」

少し無理をして立ち上がろうとする夏未を傍から優しく茜とアツヤが支えた。
茜は純粋に友を助ける意識でやっているが、アツヤに関しては強制的にやらされているだけ。夏未はキレると怖いらしいので、少し黒い笑顔を浮かべれば守や修也も見事に奴隷にすることが可能だ。

「……やっぱり治す…」
「いいよ、秋はさっき春奈の治療で結構魔力使ったでしょ?僕がやる」
「アンタも使ってたじゃない」
「まだまだ魔力は溢れるほど残ってるよ〜♪」
「さっき疲れた、とか言ってたのどこのどいつだよ」

アツヤの独り言に対処する必要はない。負け犬はほざいてろ、と心の中で呟いた。
もう一度、背中から刀を鞘から抜きだし、夏未にかざした。
しばらくすると、あの白い蝶が現われ傷口にそっとやさしく乗った。

「本当に治りが早いのね」

怪我が跡形もなくなった後、手を握ったり閉めたりして、腕にあった傷を確認する。痛みもまったくない。

「う〜ん、で。ダーク……えっと〜なんだっけ?」
「……エンペラーズ」
「そうそう、それ!で、その人たちと戦ってどうするの?」
「どうって…」

この質問には円堂は答えられてなかった。確かに彼らを助けられるなら助けたい。外れている道を歩んでしまっているのなら、正しい道へ導いてあげたい。しかし、助けた後どうするのか、それは分からない。

「まぁ、終わってから考えればいいんじゃない?」
「適当だな…」
「修也よりはいいわよぉ」
「お前の中で俺はどういうイメージだよ!!」
「そうだよな!」

夏未の言葉に励まされた(?)円堂は自分の中で勝手に納得した。

「お前も適当すぎるだろ!」
「修也、ツッコミは守に任せておけばいいのよ、ねっ、守?」
「あのな、いつも俺が十数人相手にツッコミ入れて、死にそうになってるの見てるだろ?」
「だからよ♪」
「何でだよ!お前は俺を殺す気か!それになんだ!?その最後の音符は!!」
「すみません!!失礼します!!!」

そこに来たにはメイド服を着た少女だった。
息を切らせハァハァと胸のあたりに手をあて息継ぎをし、汗が流れている。


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