二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜
- 日時: 2012/04/27 22:55
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
「えー、と・・・;」
静かな森、ドアだらけな木。
それしか存在しない、謎の場所。
「ここ・・。」
見覚えがない・・・。
諦めてやれやれのポーズを取った。
「どこ?;」
なんとなくメルヘンな感じ。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
- Re: おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜 ( No.23 )
- 日時: 2012/05/03 16:19
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
第8章「風の少女」
※ディー・ダム視点
空は青から黒になりかけていた頃。
デ・ダ「「志穂が帰ってこない?」」
バカウサギから受けた報告。
でも、一番驚いたのは一人で行ったこと。
タッタッタッ・・・・
いつの間にか足が動いていた。
エリ「お、おいどこに・・」
ディ「あのバカ、探しに行ってくんの!」
ダ「ボスに言っといてー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ダ「って言っても・・・。」
ディ「時間がね・・。」
後に考えてみると途方に暮れてしまう。
空はもうすでに真っ黒。
僕らは二人だからあんま怖くないけど。
あいつは一人。
ディ「兄弟、手分けして探そう!」
ダ「!さすが兄弟!その手があったね。」
・・・・・・・・・・・・・・遊園地・・・・・・・・・・・・・
ダ「ボリスぅー!」
まだピカピカ光っている遊園地。
なるべくボリスを呼ぶことにした。
あのおっさんだと、またギャーギャー言ってくるだろう事を予想した。
ボ「ん?」
屋根の上にいたボリスはこっちの声に気づいて下りてきた。
ボ「ダム・・だよな?」
ダ「そうだよー。」
ボ「どうしたんだ?こんな時間帯に。」
ダ「ねぇ、志穂来てない?」
ボ「いや・・?」
やはりといえば残念な返答。どうやらここには来ていないようだ。
ダ「そっか・・。ありがと!じゃあね!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハートの城・・・・・・・・
ディ「はぁ・・。」
ハートの城。
相変わらずケバい建物。
ディ「誰に聞こう・・。」
カツカツカツ・・・
??「そこで何をやってるんです。」
冷えた声。
冷めた赤い目。
ペーター=ホワイト。
ディ「あ、ちょうどよかった。」
ペ「何がですか。」
ディ「志穂、来てない?」
ペ「・・来てないですよ。彼女に用ですか。」
ディ「お前に言うほどでもないよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ダ「あ、兄弟!」
ディ「そっちはどうだった?」
首を横に無言で振った。
どうやら居なかったようだ。
ダ「そっちは?」
同じく横に振った。
ダ「あとは・・・。」
ディ「時計塔・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・時計塔・・・・・・・・・・・・・扉の前・・
空は黒からオレンジに変わろうとしている頃・・。
バン!
ダ「たーのもー。」
手じゃなくて足でドアを開けた。だって鎌もってるんだもん。
ユ・エ「「Σ!?」」
ディ「相変わらず引きこもりだね!」
ユ「なっ・・;」
エス「あれ、どうしたの帽子屋さんのところの子が。」
ダ「志穂来てない?」
ユ「志穂?さっき来たが・・。」
デ・ダ「「え!?」」
嬉しい返答だ。でも当の本人がいない。
ユ「まさか、あの余所者はお前たちのところに滞在してるのか。」
ディ「そうだよ。で、どこ。」
エス「本人は帰ってったよー。」
デ・ダ「「えぇー・・」」
どうやら入れ違ったようだ。
みかけなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・帽子屋屋敷・・・・・・・・・・
空がすっかりオレンジに染まっている頃。
ディ「はー・・」
ダ「疲れた・・。」
ブ「お疲れ様、門番」
ディ「あ、ボス・・。」
ダ「志穂帰って来た?」
ブ「あぁ、帰って来たw」←面白がってる。
デ・ダ「「はあぁ!?」」
その後、今度お仕置きしようと心に誓った兄弟でした。
あとがき
双子苦労説ww
かわいそうに。ちなみに双子が帰って来た頃は主人公はぐっすり寝てました。
- Re: おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜 ( No.24 )
- 日時: 2012/05/03 23:06
- 名前: ルナ (ID: YvnkZX8x)
ディーとダムご苦労様(笑)
またきましたw
ペールラさんもまた見にきてみてくださいw
- Re: おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜 ( No.25 )
- 日時: 2012/05/03 23:14
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
第10章「堕ちてみる?」
キラキラ光る世界。
ゆらゆら浮遊感。
あの時と同じだ。
あの前兆と。
「やぁ、久しぶりだね。」
あの時と同じ声。
あの時と同じ真っ青な顔。
??「私はそんな真っ青ではないぞ!」
志「充分真っ青ですから。」
志「それにしても貴方はなんなの?この世界は何?どうやってあたしをこの世界に飛ばしたの?」
いっぺんに疑問をふ吹っ飛ばしてみた。構わないだろう。この世界に来たのはこの人のせいなのだろうから。手加減などしない。
??「君、何気にひどいな・・。」
志「知ってる。」
ぷい、と顔をそむけた。
その行動に困ったように、苦笑いをした。
??「では、最初の質問に答えよう。」
??「私の名前はナイトメア。」
そっぽ向いた顔をナイトメさんに向けた。
志「・・・悪夢・・?」
ナ「あぁ、そう。悪夢さ。」
志「ふぅん・・不思議な名前だね。」
ナ「そうかい?」
ゆっくりとうなずいた。
志「今まで、気にしてなかったけどここの世界の人は外人みたいな名前なんだもん。」
ナ「君はジャポネーゼだからな。」
ニッコリと笑った。
その笑顔も嘘のように見える。
そう、まるで煙のように・・。
ナ「嘘っぽいとはひどいぞ!」
志「勝手に人の心読まないでくれない?」
ナ「しょうがないだろう!聞こえてくるんだから!」
志「・・・;」
なんだろう、このだだっ子ぷりは。
さすがの双子もここまでひどくない。大人のくせに・・。
ナ「うるさいうるさい!私は偉いんだぞ!強いんだぞ!」
志「まぁ、強いんだとは思うけど・・。」
ふふんと胸を張る悪夢さん。
でも、本当に強いのは確かだ。
読めるのなら相手の思考も見える。相手が行動を起こす前に自分の方から攻撃ができたりできるのだから。
ナ「君の例えは攻撃的だな。」
志「まぁ、そういう性格だから。」
ナ「では、本能はどうか実験だ。」
パチン!
という音とともに、よくRPZゲームに出てきそうな古い遺跡の背景になった。
志「なっ・・!どういうこと!?」
宙に浮いている悪夢さんに問いかけた。
ナ「安心しなさい。夢の中だ。」
笑顔を向けられたのが合図のように、対戦相手が出てくる。
それは黒いスーツを着た顔なしさんだった。
ナ「さ、バトルスタートだ。」
カーン!
志「あ、あたし武器なんて・・。」
ナ「持ってるじゃないか。」
志「え?」
手元を見てみると
志「ど、どうして手に銃が・・。」
気がつくといつの間にか、手に握られているところどころにきれいな銀の彫刻がされている。手に持つ部分がまるくて、銀の細長い銃身が両手に。
ナ「それはリボルバーだ。」
志「リボルバー・・?っ!」
腕に鋭い痛みがやってくる。
敵の方を見ると相手のハンドガンからは硝煙が上がっている。
ナ「ほら、夢だとしてもさすがに痛みは来るぞ?」
志「っ・・」
やるしかない。
志「もう弾は込められてんの?」
ナ「あぁ、入ってる。」
志「だったら・・(ガチャン!)話は早い!」
体制を低くして、両方の銃口を相手に向ける。
なんだろう、このわき出す感情は。
リボルバーを持つ手がわずかに震える。
人を撃った事がないから?
いや、それ以上に撃てる喜びが大きい気がする。
敵ももう一発と、言わんばかりに銃口を向けてくる。
バン、バン、バン、バン!
ドサッ・・
白く上がる硝煙の煙。
銃をゆっくり下におろす。
ナ「ほう・・。」
志「・・・・。」
・・・・・・・・・・・そこで目が覚めた。・・・・・・・・・・・
志「・・・・。」
天井をボーッと見上げる。
志「・・・・っ」
あの夢のはずの硝煙の匂いがわずかに鼻についていた。
あとがき
武器はうちの好きなようにしましたw
銃身が長いのってかっこいいですよね。
ちなみにシングルアクションのソリッドフレームです。
シングルアクション
撃った後「撃鉄」が起きた後、また指で下すと、いう面倒な作業が必要。でもその代わりダブルアクションより命中率が高い。
ソリッドフレーム
シリンダーが固定されてる。再装填の場合面倒な作業があるが、強力な弾が使える。
将来、主人公は・・・・。
- Re: おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜 ( No.26 )
- 日時: 2012/05/04 15:54
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
第11章「ネズミさん」
志「・・・・・。」
??「ちゅう・・。」
目の前にいる人物。
クマと似た感じの耳。細長いしっぽ。
くりくりとした緑の目。
・・・新しいな・・。
向こうもあたしを物珍し気に見ている。
帽子屋屋敷内。
なんか手伝うことはないか、と聞いて回っていたところで、出会った。
??「君・・余所者?」
志「う、うん・・。」
答えるときれいな目をキラキラさせていった。
??「じゃあ、かじらせて!」
志「は?」
かじる?何を?あたしを?
志「え、えっと・・。」
??「いいよね!」
あたしの意見も聞かずに、ガシッと両手を身動きが取れないように掴まれた。
??「じゃあ、いただきまーす!」
志「なっ・・;」
あーん、という感じであたしの首元に口を近付ける謎の人。
志「あたし食べても、おいしくないよ!?」
??「おいしかったらいいなぁ。チーズ味だったらもっといいよ!」
チーズ・かじる・細長い尻尾=ネズミ。
ネズミか、コノヤロォォォ!(泣)
「バカネズミ!志穂に触んな!」
??「Σぴっ!」
首元まで数センチ、というところで二つの声。
ネズミさんがゆっくり顔を後ろに向けると・・
ディ「早く離れろよ!」
ダ「そーだ!」
二人とも自分より大きな鎌を片手にネズミさんを叱りつけた。
??「ひぃぃ!やだやだやだぁー!」
身体を丸くしてあたしの背中に身を隠すネズミさん。
よっぽどトラウマなんだろう。手がガタガタしている。
ダ「離れろって言ってるだろ!」
ディ「早く志穂から離れろ!」
ジャキン!
後ろのネズミさんを挟み打ちにするかのように左右で鎌を向ける双子。
志「ま、まぁまぁ;」
さすがに可愛そうなので止めてあげなければ。
志「悪気はなかったんだよ・・えー、と?」
ピ「ピ、ピアス。ピアス=ヴィリエだよ。」
志「ピアスさん?よろしくね^^」
ディ「そんなのによろしくしなくてもいい気がする。」
ダ「同感だよ。兄弟。」
志「むっ・・。差別、ひどくない?」
ディ「お前はこいつのやってる仕事を知らないからだよ。」
ダ「ピアス、汚い仕事してるんだから。」
志「だからって・・、っていなくなってるし・・。」
忽然と姿を消したピアスさん。
どうやら逃げ足は速いようです。
ダ「でもまぁ、とにかく。」
ディ「ピアスだけには気をつけてよ。」
志「・・・?」
訳がわからないまま過ぎ去った昼の時間帯。
あとがき
ピアスさん登場です。
きっと、逃げ足は速いのでしょう。
- Re: おもちゃ箱の国のアリス〜君を探して〜 ( No.27 )
- 日時: 2012/05/04 09:44
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
ルナ様
すいません、返答遅れました><;
ほんと、苦労人ww
ありがとうございます^^
おぉ、今度行かせていただきます!
コメありです^^ノシ
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
この掲示板は過去ログ化されています。