二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜お知らせ
日時: 2012/08/14 08:37
名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)

プロローグ

私とロゴにいを乗せたバスが止まる
私達が降り立ったその町の名は−−稲妻町、この日本では数少ない、コトモノという言葉が未だに定着していない町。

コトモノ−−遺言詞と呼ばれる言葉によって脳が変質し、普通の人間とは別の形で世界観を捉えるもの達。私とロゴにいも、コトモノだった 。

これから始まろうとしているのは、とある夏の物語。


〜お知らせ〜

突然ですが、作者からのお知らせです

この小説に登場するキャラ達をイラストにしてみたいと思います

オリキャラでもそうでなくても構いません

作者は絵が下手なので、皆様に満足してもらうことはできないかも知れないですが、気軽にリクエストしてくれてOKです

特に期限はありません どんな絵にしてほしいのか、どんなキャラを描いて欲しいのかを書いてくれれば描けます

描いた絵はこのスレで見ることが出来るようにします

長々とすいません 時橋でした!

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Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.12 )
日時: 2012/06/12 17:06
名前: 素海龍 (ID: 5VHpYoUr)

うわーん(~_~;)
神童〜きずいて〜

あ!!ごめん!!ちょい暴走した。
すごいおもしろ〜い
続き気になる〜

第七話 ( No.13 )
日時: 2012/06/14 20:14
名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)

「…サヨウナラ」
天馬に長い刃を降り下ろす

「うあああッッ!!!」

その時
何かが暗殺者の背中に直撃する
「ナ…」

振り返ると、そこにはサッカー部の監督 円堂がいた

「円堂…監督…」
天馬は言った
どうやら暗殺者に当てたのはサッカーボールのようだ

「キサマ…」
「そいつは俺の後輩だ、手出しはさせない」
円堂は言った

「………」
暗殺者が黙ったそして言う
「まぁいい…今回は見逃してやる」
普通の人間の声だった
「けど…次はこうはいかない」

そして暗殺者は消えた
まるで瞬間移動したかのように、その場から消えてしまった

「松風!大丈夫か?」
「はい…へいきです…」
そう言う天馬の顔色は悪かった
「でも…どうしてここへ?…」
「たまたま通り掛かったら、お前が襲われてたんだ」
円堂は答えた

「とりあえず、手当てをしよう…」
「てあて…」
そう言いながら、天馬は気を失った

——————

「天馬…今日は休みか?」
休憩時間になって、神童は呟いた

すでに部活が始まって一時間以上経っている
天馬がサボるなんてあり得ないし、休みならとっくに連絡が来ているはずだ

「キャプテン!」
すると剣城が声を上げる
「どうした?」
「狩屋が…いない…」
「え…」

休憩時間はもう終わったなのに狩屋は姿を表さない
「探したけど…どこにも居なかった」
霧野は言った

天馬も狩屋も…一体どこへ…

「俺…探してくる!」
「…俺も行く」
剣城は言った
「みんなは練習していてくれ!」
神童と剣城の二人は雷門中から出ていった

「天馬ー!狩屋ー!」
神童は河川敷に来ると大声を出す
だが、二人はいないようだ
「キャプテン…松風の家に行かないか?」
「そうだな」
河川敷に二人がいない事が分かった神童はうなずく

天馬が住んでいる木枯らし荘は、河川敷からそこまで遠くはない
神童と剣城は木枯らし荘に来ると、管理人の秋が出てきた

「こんにちは、天馬くんの友達?」
「はい、同じサッカー部員です」
「…松風いますか?」
剣城は訪ねる
「あれ…天馬くんなら何時間も前に出ていったわよ」
「…ありがとうございます」
神童がそう言って、二人は木枯らし荘から立ち去った

「天馬…」
「狩屋も一体どこへ…」
結局、二人はどこを探しても居なかった

仕方なく、二人は雷門中に戻ることにした

その時

「神童拓人…剣城京介…」
背後から声がした
二人が振り返ると、そこには同い年位の少年らしき人物が立っていた

仮面で顔を隠してフードを被っていた 袖からは手が出ていない

「お前…誰だ…?」
神童がそう言った時

少年は袖から刃物を出した そして二人の間をすごいスピードで通った
「うあっ!」

二人は何とか避けた
「…くっ」

だが、神童は足を切られ、血が出た

「…ヤハリこの程度」
機械のような声が混じった声で少年は言う

「こいつらも…松風天馬も」
「天馬だと!!」
神童が声を上げる

「貴様!天馬に何をした!」

少年は何も言わず、すごいジャンプ力で住宅街の屋根の上に消えていった

「まて!」
「よせ…追っても無駄だ」
剣城は言った
「まずはこの事をあいつらに話そう」
「…そうだな」
神童はうなずいた

雷門中が見えてきた
だが異変に気が付いたのは神童だった
「何でこんなに…救急車がいるんだ?」

嫌な予感がした二人はすぐにグラウンドに向かった

嫌な予感は的中した

グラウンドには、ほとんどの部員がボロボロで地面に倒れ、今救急車で運ばれようとしていた

「神童!」
唯一倒れていなかった霧野は神童に近づく

「一体…どうしたんだ?」
「わからない…お前らが出ていったあと、フードを被った奴がここに来て…」
「……!!」
二人は目の色を帰る
きっとさっき二人の前に現れたあいつだ

「ここに来て…どうした?」
「俺たちを突然襲った サッカーじゃなく、刃物で」
「…あいつはフィフスセクターなのか?」
神童は呟く
「いや…フィフスセクターならサッカーで襲うはずだ」
剣城は言った

一体あいつは……何者なんだ?

Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.14 )
日時: 2012/06/14 20:48
名前: 素海龍 (ID: z2eVRrJA)

スッゴーイおもしろい!!
続き気になる〜
楽しみにしてるよ〜

第八話 ( No.15 )
日時: 2012/06/15 20:20
名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)


次の日、剣城と神童と霧野は稲妻総合病院にいた
目的は、大怪我をした部員たちの見舞いと、剣城の精密検査

「どうしよう…ホーリーロード中なのに…」
ベットにいる信助は言った
「気にしないで休んでろよ」
霧野は優しく言った

霧野の腕と足には包帯が巻かれている

「…にしても、天馬とマサキどこにいったのかな…」
同じくベットに入っていた一年DFの影山は言った

「俺たちも全力で探したけど…」
「あいつら、家にも帰ってなかった」
神童の次に剣城は言った

「…俺、検査に行ってくる」
そう言って剣城は病室を出ていった

「…なぁ神童」
「どうした?」
「剣城は何も言わないけど、剣城の病気ってなんだと思う?」
「…わからない」

すると霧野は口を開く
「…実はさ、都市の方で、次々と剣城のように倒れる人が続出しているんだ」
「…初めて聞いた」
「その人たちにはある特徴があって…かつてコトモノだったんだってさ、お前ならよくわかるだろ?コトモノ」

神童は少しだけ反応した
「コトモノか…って事は剣城もかつてコトモノだった可能性があるのか」
「多分な」
「………」

コトモノ
もう何年も聞いていない単語だった

その時

「みんな大丈夫か!?」
そう言いながら病室に入ってきたのは、円堂だった
「円堂監督…」
「神童…皆の容態は?」
円堂は訪ねる

「…話せるのは信助と影山位で、後のみんなは重症で意識が戻って居ません」
「遅かった…」

周りには、意識が戻っていない後輩たちの寝顔
自分の無力さを、円堂は改めて思い知った

「…円堂監督、天馬と狩屋見てませんか?昨日から居ないんです」
「…知ってるぜ、二人が今どこに居るのか」

神童の顔が明るくなる
「本当ですか!」
「ああ」
その時、剣城が病室に戻ってきた

「円堂監督…」
「丁度よかった、三人で二人に会いに行くか?」
三人の目の色が変わる
「行きます、連れていって下さい!」

円堂はニッと笑う

「じゃあ決まりだな」

——————

その時、天馬は目を覚ました
ここはどこだろう、辺りを見回すと、ホテルのようだ
天馬はホテルのベットの上に寝ていた
汗をかいたのか、全身びしょびしょだった

天馬は起き上がる、途端に背中に激しい痛みがあった 刺されたところで、シャツの中に包帯が巻いてある

「……あっ」
天馬は、隣のベットの上に寝ているのが誰か知って驚く

同級生の狩屋だった

「狩屋…」
どうしてここに居るの?
よく見ると、頭には包帯が巻いてある 天馬と同じように狩野も怪我をしているようだ

その時

部屋のドアが開き、人が二人入ってくる
その二人を見て天馬は声を上げた

「由沙美ちゃんと…ロゴさん…」

第九話 ( No.16 )
日時: 2012/06/17 23:25
名前: 時橋 翔也 (ID: ZZSfsyIC)


「よかった…熱も下がったみたい」
天馬を見て由沙美は言った
「天馬くん…包帯外すから背中見せてくれる?」
天馬はうなずき、ロゴに背中を見せた

慎重にロゴは包帯を外す
そこには、塞がりかけの二つの傷があった
ロゴは新しい包帯を天馬の背中に巻き付ける

「思ったより傷の治りが早いな」
そう言いながらロゴは腕の包帯も変えた

「…あの、狩屋はどうしたんですか?」
天馬は訪ねる
「昨日運ばれてきたんだ、君の次に」
ロゴは答える

「…コトモノート152ページ<刃身人>」
するとロゴは天馬に言った
「これが、昨日君を襲ったコトモノ」
「やっぱりコトモノだったんだ…」

「…<刃身人>はとても数が少なくて、自分の体から刃物が生えていると認識しているコトモノなんだ、戦闘が得意で、主な職業は殺し屋」
「殺し屋…」
昨日のあの人を見たら何となく分かる

「…円堂監督はどうしたんですか?」
「守兄さんならどこか言ったよ」

守…兄さん?

「監督と知り合いですか?」
「昔、一緒に住んでたから」
「へぇー…」

その時、部屋のドアが開いた
「円堂さん…」
由沙美はドアの方を見て言った

入ってきたのは、円堂の他に 剣城、神童、霧野だった

「剣城…キャプテン、霧野先輩」
「天馬大丈夫か!?」
神童は天馬のベットに近づく
「俺は大丈夫です、でもマサキは…」
神童と天馬はベットで寝ている狩屋をみる

「大丈夫、寝ているだけだから」
円堂は言った
「よかった…」
「…松風、何があったんだ?」
ホッとした天馬に剣城は訪ねる

「<刃身人>ってコトモノに襲われたんだ」
「コトモノ…」
神童は呟く
「殺されそうになったところを監督に助けられたんだ、でも何で俺を殺そうとしたんだ?」

「連中は、天馬のコトモノ<インデックス>を狙っているんだ」
すると円堂は言った
「…俺がコトモノだっていうことロゴさんから聞いたんですか?」
「いや、大分前から知ってた、連中はお前を監視してたから」
「………」
そして天馬は気になっていたことを訪ねる

「監督は…コトモノですか?」
「ああ」
円堂はうなずく

「……すいません」
すると神童は口を開く
「ちょっと外に行ってきます……」
そう言うなり神童は部屋を出ていった

「神童…」
霧野は呟く

「…霧野先輩、キャプテンはコトモノとなんかあったのか?」
剣城は訪ねる
「…………」
皆の視線が霧野に向けられるなか、霧野は答えた

「神童は昔…コトモノに妹を殺されたんだよ」


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