二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜お知らせ
- 日時: 2012/08/14 08:37
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
プロローグ
私とロゴにいを乗せたバスが止まる
私達が降り立ったその町の名は−−稲妻町、この日本では数少ない、コトモノという言葉が未だに定着していない町。
コトモノ−−遺言詞と呼ばれる言葉によって脳が変質し、普通の人間とは別の形で世界観を捉えるもの達。私とロゴにいも、コトモノだった 。
これから始まろうとしているのは、とある夏の物語。
〜お知らせ〜
突然ですが、作者からのお知らせです
この小説に登場するキャラ達をイラストにしてみたいと思います
オリキャラでもそうでなくても構いません
作者は絵が下手なので、皆様に満足してもらうことはできないかも知れないですが、気軽にリクエストしてくれてOKです
特に期限はありません どんな絵にしてほしいのか、どんなキャラを描いて欲しいのかを書いてくれれば描けます
描いた絵はこのスレで見ることが出来るようにします
長々とすいません 時橋でした!
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- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.22 )
- 日時: 2012/06/23 13:51
- 名前: ゆゆ (ID: dY7SRODJ)
楽しく読ませてもらっています。
応援してます!
- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.23 )
- 日時: 2012/06/25 21:05
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
ゆゆさんへ
コメントありがとうございます!
これからも頑張ります!
- 第十三話 ( No.24 )
- 日時: 2012/06/27 22:25
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
「見つかった!」
ロゴは言った
「サァ…遊びは終わりダぜ」
暗殺者はそう言って刃物を出す
「みんな逃げるぞ」
「わかってるさ!」
円堂は近くのテーブルの上にあるサッカーボールを手に取る
そして思い切り暗殺者めがけてシュートする
「みんな走れェッ!」
円堂の叫びと共に、天馬、ロゴ、由沙美、狩屋、剣城、神童、霧野、最後に円堂の計八人は部屋を出て全力疾走した
だが、ロゴはともかく由沙美は足が早いほうではないので、どうしても置いていかれ気味になった
「由沙美大丈夫か!」
「うん…」
「くそッ!開かない!!」
エレベーターまで来た八人の内、剣城と神童は開かないエレベーターをどんどんと叩く
「階段を使おうよ!」
天馬は言った
「でも下へ降りる階段は向こうのほうだぞ?!」
「もう、上に行こう」
「…仕方ない!」
八人は階段を上がっていった
上がりきると、通路を通って向こう側にまた階段がある
「はぁ…はぁ…」
「由沙美ちゃん頑張って!」
天馬は疲れている由沙美に言った
その時
「…あっ!」
突然霧野が倒れ込んだ
「霧野?!」
七人は立ち止まった
よく見ると、霧野の背中には刃物が刺さっていて、鮮血がジャージを染めていた
「霧野!しっかりしろ!」
「…神童…俺に構わず逃げろ!」
霧野は言った
暗殺者がこちらにゆっくりと歩いてくるのが天馬には見えた
「そんな事言わないで下さいよ霧野先輩!!」
狩屋は言った
「霧野!」
「先輩!」
円堂と天馬も叫んだ
「…みんな…死なないで…くれよ…」
すると霧野は力を振り絞って手を上げる
そしてそれを思い切り床に叩きつけた
「”ザ・ミスト”!!」
そこから出てきたのは、サッカーの必殺技”ザ・ミスト”だった
視界が眩み、暗殺者は怯む
「みんな走れええエェェェェェッッ!!!」
まるで、霧野の魂の叫びだった
「霧野っ…すまない!!」
円堂がそう言った瞬間、七人は走り出す
「先輩…!」
「霧野さん…」
殆どの者の頬を涙がつたる
「死なないでくれ…!!」
最も号泣している神童は呟く
頼む霧野……
俺を一人にしないで…!
霧が届かなかった階段に来ると、迷わず七人はかけ上がる
そこは屋上だった
「くそッ…!」
剣城は言った
もう逃げ場がない
どうする…?
円堂は思った
「追い詰めたぜ」
暗殺者も屋上にやって来る
神童は暗殺者の刃物が真っ赤に染まっているのを見て、目の色を変えた
「貴様…霧野を…!!」
暗殺者はニヤリと笑う
「貴様あアァァッ!!」
「やめろ神童!!」
円堂は神童の腕を掴む
「離してください監督ッ…あいつは…霧野をッ!!」
その時
凄い勢いで暗殺者は天馬に向かってきた
「うわっ!!」
天馬はぎりぎりかわす
やっぱり狙いは俺か
「天馬くん!!」
ロゴは叫ぶ
「逃げて天馬さん!!」
続けて由沙美は言った
「わかるか?」
すると暗殺者は言った
「お前が周りを巻きこんデいるんだよ」
俺がみんなを……
すると暗殺者は円堂のボールをリュックから取り出す
「それは俺の…」
円堂がそう言ったその時
暗殺者はボールに刃物を食い込ませた
何でだ?そう天馬が思った時だった
「うわあああアアァァァァァッッ!!!」
天馬が振り返ると、円堂が自分の身体を押さえて苦しそうに叫んでいた
「守兄さん!!」
ロゴは膝をついた円堂に駆け寄る
「<球分身>」
暗殺者は言った
「決められた球を自分の分身と認識するコトモノ、ダカラ目の前で分身が傷つけられたら自分ニモ苦痛がある…それが円堂守の『物語』だ、そうだろロゴ」
「何で僕の名を…」
ロゴが言うと、暗殺者はフードを外し、仮面を取った
そこにいたのは、白いぼさぼさの短い髪に青い瞳の、顔立ちのいい少年だった
「お前…」
ロゴは言葉を失う
「何でだ?お前の物語は…」
ロゴが言う前に、暗殺者はボールに更に刃物を食い込ませる
「ぐああッッ!!」
円堂は声を上げる
「もう止めて!」
耐えきれなくなった天馬は暗殺者に叫ぶ
「なら…そのまま死ね」
ボールを円堂の近くに転がすと、暗殺者は天馬めがけて突進した
天馬は避ける気もなく、刃物を真正面で受けるつもりだった
「バカヤロウ!!」
声がした
気がつくと、天馬の変わりに刃物を受け止めた円堂がいた
「監督…なんで…」
「後輩を二人も失ってたまるかよ…」
ボタボタと円堂は血を流す
「狩屋!“ハンターズネット“で逃げるんだ!」
「ハンターズネット…」
狩屋ははっとする
「みんな飛び降りろ!」
狩屋は叫ぶ
そうか…円堂の真意に気ずいた剣城はロゴと由沙美を掴む
「君たちも!」
狩屋は神童と天馬を掴んだ
次の瞬間、剣城と狩屋はそれぞれ、ロゴと由沙美、天馬と神童をつかんで柵を飛び越えて九階から落下した
「きゃああああ!!」
「うわあああ!!」
「霧野…!」
「監督ーッッ!!!」
「兄さん!!」
みんなはそれぞれ叫ぶ
「”ハンターズネット”!」
狩屋は空中に必殺技『ハンターズネット』をつくる
つくられた網は六人を受け止め、網が消えると六人は芝生の上に落ちた
「………」
屋上から、六人が逃げていくのを暗殺者はただ見ていた
追っても無駄だろう
「…げほっ…」
近くには円堂が腹から血を流して倒れていた
口元は、逆流した血で赤く染まっている
「にげ…た…か…」
そう言い、円堂は目を閉じた、気絶したようだ
まあいい、報告するか
そう思い、暗殺者は携帯を取り出した
- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.25 )
- 日時: 2012/06/30 17:30
- 名前: リン (ID: D2/XByEl)
おもしろかったです。更新がんばってください
ところで、この小説以外で時橋さんが、書いた小説は何ですか
おすすめのさくひんはなんと言う題名ですか?
- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.26 )
- 日時: 2012/07/01 00:23
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
りんさんへ
コメントありがとうございます!!
私が他に書いているのは シリアスダーク(避難)で「ムーン・ファンタジー」 二次小説(紙ほか)で「カゲロウデイズ+ポケスペ」 です
おすすめの作品と言うのは カキコ内ですか?
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