二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜お知らせ
- 日時: 2012/08/14 08:37
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
プロローグ
私とロゴにいを乗せたバスが止まる
私達が降り立ったその町の名は−−稲妻町、この日本では数少ない、コトモノという言葉が未だに定着していない町。
コトモノ−−遺言詞と呼ばれる言葉によって脳が変質し、普通の人間とは別の形で世界観を捉えるもの達。私とロゴにいも、コトモノだった 。
これから始まろうとしているのは、とある夏の物語。
〜お知らせ〜
突然ですが、作者からのお知らせです
この小説に登場するキャラ達をイラストにしてみたいと思います
オリキャラでもそうでなくても構いません
作者は絵が下手なので、皆様に満足してもらうことはできないかも知れないですが、気軽にリクエストしてくれてOKです
特に期限はありません どんな絵にしてほしいのか、どんなキャラを描いて欲しいのかを書いてくれれば描けます
描いた絵はこのスレで見ることが出来るようにします
長々とすいません 時橋でした!
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- オリジナルのコトモノ ( No.7 )
- 日時: 2012/06/08 18:31
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
No.1 <インデックス>
発話者 松風天馬
膨大な記憶を溜め込めるコトモノ
<録号>の亜詞族
- 第五話 ( No.8 )
- 日時: 2012/06/10 22:36
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
「練習お疲れ〜」
「疲れたー」
夕方の5時頃、今日の部活が終わった
今日の練習は少しハードだった そのせいか、部員のほとんどがくたくただった
疲れを見せていないのは、三国、神童位だ
「はぁ…はぁ」
珍しく、剣城も疲れているようだった
「…松風」
「どしたの?」
天馬は剣城を見た
「今日病院に行くんだけど、付き合ってくれるか?」
「うん、いいよ」
特に理由もなく、天馬はあっさりとうなずいた
——————
二人が居るのは稲妻総合病院
朝練の時倒れた剣城は、検査のためこの病院に来ていた
検査の間、天馬は剣城と別れて病院内を歩いていた
どこに居るのかな……
そう思った時だった
「あれ?天馬?」
後ろから声がした
振り返ると、新雲学園のエース 雨宮がいた
「太陽!」
天馬は雨宮を下の名前で呼んだ
「天馬元気だった?」
「うん、太陽は?」
「見ての通り元気さ」
雨宮は笑った
「今日はどうしたんだ?」
「剣城の付き添いだよ」
「…なんかあったのか?」
雨宮は訪ねる
「朝練の時に剣城が倒れてさ、回復したけど原因不明だから検査に来たんだ」
「へぇ〜…」
すると雨宮は口を開く
「なぁ天馬、コトモノって知ってるか?」
一瞬、天馬は目の色を変える そして
「…聞いたことある」
そう言った
なんで太陽がコトモノを知っているんだろう
「病気かなんからしいけど、最近まで居たんだ、コトモノを『治療』したことがある人が」
『治療』すなわち、自分のコトモノを殺して、普通の人間になることだ
「その人、なんで入院してたの?」
「剣城みたいに倒れたんだって、話して見ると、『コトモノがまた来た』とかって言っていたよ、だから大都市の病院に移っていった」
コトモノがまた来た
どういう意味だろう、『治療』したコトモノがまた戻ってきた?
ますます意味がわからない
天馬は雨宮と別れ、剣城の居る検査室へ戻っていった
それでも、未だに雨宮が言っていたことが頭の中で渦巻いていた
検査室のドアの前に来た天馬はノックをしようとした
その時だった
「…やっぱり」
声がした 剣城じゃない 先生のようだ
「原因不明の病、と言った方が良いだろう」
「やっぱりってなんですか?」
剣城の声だ
「東京の大都市では、君のように倒れる人が続出しているんだ その人達の共通点は、かつて何かのコトモノを持っていたということ」
先生の言葉が、はっきりと理解出来ない
剣城はかつてコトモノ?
先生の言い方だとそうなる
「君は前に何かのコトモノを持っていたかい?」
「………」
「…まぁいい、また来なさい」
そして足音がして、剣城がドアから出てくる
「松風…」
剣城はドアの近くに立っていた天馬を見て言った
「…聞いていたのか」
「うん…」
天馬はうなずいた
「…松風、この事はキャプテン達には黙っててくれるか?」
「でも…」
「頼む」
「………わかった」
すごく暗い顔の剣を見て、天馬はそう答えるしかなかった
- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.9 )
- 日時: 2012/06/11 16:02
- 名前: 素海龍 (ID: 5VHpYoUr)
ワ~これも神文ダー
面白〜い続きこっちも書いて〜
- Re: 【イナGO】ランジーンコード〜不思議な夏の物語〜 ( No.10 )
- 日時: 2012/06/11 23:44
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
了解〜〜
- 第六話 ( No.11 )
- 日時: 2012/06/18 07:33
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
次の日、相変わらず遅くにアパートを出た天馬は走っていた
今日から雷門中は夏休みだった なのでホーリーロードに向けて一日練習が始まる
もう遅刻は決まっているようなものだったが、天馬は気にしなかった
「……あれ?」
すると、いつも通っている道が工事て通行止めになっていた
仕方なく、天馬は別の道を行く事にした
「えっと…確か…」
あまり来た事がない暗い路地を、天馬は歩く
確かこちらを行けば、雷門中に出るはずだ
そんなことを考えていた、その時
『伏せて!!』
「わっ!」
反射的に、天馬はその場でしゃがんだ
そのとたん、天馬の頭上にカッターの刃らしき物が通った
「……え?」
何これ…
天馬は壁に突き刺さった刃を見て声を上げる
この刃を投げつけた人物は今間違いなく、
自分を殺そうとした
何で?
そう思った時だった
背後に気配を感じた
そして振り返ると、そこには一人の人間がいた
少年なのか少女なのか、判別がつかない
顔の上半分は仮面で覆われていて、顔もわからない
フードを被り、パーカーの裾は長いのか手が出ていない
ひょろんと細い体格の人間だった
「君は…誰?」
天馬が話し掛けたその時
手が出ていない袖から長い刃物が出た
そしてそのまま刃を天馬に向けて突進してくる
「うわあっ!!」
天馬は避けた
だがジャージごと腕を切られ、血が出た
逃げないと……
冷や汗を流しながら、天馬は暗殺者に背を向ける
「はぁっ…はぁっ」
怖い…ものすごく怖い
もちろんの事ながら暗殺者も天馬を追いかけていた
路地を出ると、そこは工場だった やみくもに走ったせいで、別のところから出てしまったらしい
天馬はもう使われていない工場の中に入った
「はぁっ…はぁっ…」
そしてもう使えない器具の影に隠れた 上手くまいたようだ
これからどうしようか、どうやって逃げ切る?
戦おうにも、武器を持ってないし、勝てそうにもない
その時
「……見ツケタ」
機械のような声がして、上を向くと、暗殺者が器具の上に立っていた
見つかった!
そう思いながら天馬は器具から飛び退く
暗殺者は袖から刃物をいくつも出して天馬にジリジリ近づく
殺される…
でもこんなとこで殺されたくない!
「“マッハウィンド“!!」
天馬は落ちていた空き缶に思い切り蹴りを入れた
サッカーボールじゃなくても、シュート技は出せるようだった
「…ッ!!」
暗殺者が怯んだ隙に天馬は走り出す
このまま…
このまま逃げ切れば…
次の瞬間
「あッ…!!」
天馬は転倒する
その背中には、二本の刃が刺さっていた
激しい痛みが天馬の身体中を駆け巡り、動けない
暗殺者が天馬の目の前にやってくる
「…サヨウナラ」
天馬に長い刃を降り下ろす
「うあああッッ!!!」
——————
「…あれ?天馬はどうした?」
雷門中のグラウンドで、部活の準備をしていた神童は天馬の親友 信助に尋ねた
「まだ来ていないみたいです」
「…ったく、また遅刻か」
神童は呆れた
まぁいい その内来るだろう
神童はそう思いながらボールを準備した
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