二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 完
- 日時: 2013/07/24 12:42
- 名前: 未桜 ◆5vJ2t2Cxzg (ID: foi8YFR4)
ある桜が咲く少し前のこと、クラス替えが行われた新しい教室の隅っこに気休め程度に書いたんだ———。苦しくて、逃げたくて、泣きたくて、
「Dareka tasukete」と、
・・・確か其う書いたはずだ。ローマ字で書くんじゃなかったかな・・・・・
少し後悔した。子供っぽいかなって。まっ、いいかな。
誰も見ることは無いだろうし。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
ハイ!初めまして〜〜〜!!
未桜と申します。いたらぬところは、絶対ある(←此処重要)と思うので温か〜〜い気持ちで見てくれたらな・・・って思ってます。ヨロシクでぇ〜〜す(笑)
コメもできれば(笑)
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- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 お知らせ!! ( No.88 )
- 日時: 2013/03/31 18:50
- 名前: 未桜 ◆NxgmAyLtQc (ID: 4qcwcNq5)
標的54 笑い ディーノside
どうも綾乃の態度が可笑しい。あの態度は何かを隠している時の態度だ。
小さい頃、足を捻った時もあんな態度だった。
名に隠してんだよ・・・。嫌な予感がするんだよなぁ。
変に考え事をしているし・・・
「ディーノ、今日はもう帰るね。お邪魔しました。」
「え?泊っていかないのか?もう暗いぞ」
「いやいや、甘えたらいけないし・・・」
俺の方が年上なんだから、少し位甘えても気にしねぇのに
はぁ、つい小さくため息を漏らした時だった。
綾乃が、やや顔を暗くしていた
「綾乃・・・?」
「・・・や、やっぱり、と、泊まってもいい・・・?」
おずおずと言ってきた。もしかして
「ホテルにチェックインし忘れたのか・・・?」
まさか…と思っていた顔が赤くなったのか少し俯いたままコクンと頷いた。
「ぷっ、アハハ」
つい声に出して笑ったら、わなわなと震え
「わ、笑うなぁぁぁぁぁぁ!!」
綾乃は叫んでいた。流石にこれは無理だろ・・・!!
俺は大きな声で30分位ずっと笑って、綾乃にその後思いっきり睨まれた。
やっぱちいせぇ頃からかわんねぇな。人に頼る事が苦手な所
何か安心したけど、少し寂しいな。
何時か、他人を頼れる事が出来ると良いな。応援してるからな
頑張れよ。
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.89 )
- 日時: 2013/04/07 22:04
- 名前: 未桜 ◆NxgmAyLtQc (ID: 4qcwcNq5)
標的55 イタリアの夜
・・・クッソ、ディーノめ・・・、あんなに笑うなんて・・・
普通だと思う。間違ったり失敗したりする位・・・
なのに、何であそこまで…笑うかな?
そう、ディーノに対して恨み辛みを心の中で言っていると、使用人だろうか、そんな人に話しかけられた。
「遠藤様、お部屋の準備整いました。」
言い方に一生なれることは無いんだろうな。
私は一生「遠藤様」なんて呼ばれることはあり得ないし。
そう思いながら、礼儀は必要だとしっっっかり教わったから
「あ、有難う御座います。」
お礼は言えた。でも消え入りそうな声だった。
自分ながら思う。情けねぇぇ。
案内された部屋は、豪華、というより綺麗だった。
いやいや、高そうなのは変わらないんだよ?
何て言うか、こうキンキラキンに輝いているって感じじゃなく、鮮麗された美しさってやつ?そんな感じだった。
こう、イタリアの(あ、イタリアだった)金持ちのお嬢様が使ってそうなそんな部屋だった。
「まじでココですか・・・?」
「左様で御座います」
使用人さんがいなくなってから、私は小さく呟いた。
「・・・やっすい部屋で、汚しても文句言われない部屋に変えてもらいたい・・・」
ベットに倒れ込んだ。
ディーノって金持ちになったんだなぁ・・・。マフィアってだけでもう次元が違うのに・・・。
ふと、時計を見るともう9時55分になっていた。
寝間着に着換えておこう。何があってもすぐに寝れる様に
私は無関係ですって言う様に。
私の中でのマフィアは危ないイメージで敵襲がありそうな感じだから
「こんなんで大丈夫かな・・・」
残された時間は、どんどん使われていくのに、解決方法は見つからず一日を潰してしまった。
「でも、楽しいし、いっか」
ポジティブに考えて、今日は早く寝よう。
明日、また頑張る為に
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.90 )
- 日時: 2013/05/15 19:31
- 名前: 未桜 ◆NxgmAyLtQc (ID: foi8YFR4)
標的56 学校の席(色々な人side) PartⅠ
・沢田綱吉
遠藤さんがイタリアに行って、もうすぐで10日目をむかえようとしていた。
俺の斜め前の席は今日も誰も座らない。
前は、眠そうに
—沢田ぁ〜寝みぃ…あ、おはよ。—
という様に挨拶してくれていた。若干、オマケの様な言い方だけど、笑えていた。
毎度、遅刻ギリギリだから、席に急いで座る俺にダルそうに言っていた。
「大丈夫だよね・・・・・・?」
小さく呟いた。
また会えるよね?そう思っている筈なのに、嫌な予感が、胸を騒がせる。
・山本武
散々だったのな〜。よりによって厳しいあの先生の授業を寝るなんて。
しかも極めつけに
—少し前までは寝ていなかっっただろう!!いい加減にしろ!!—
只たんに隣にいた遠藤が、ギョッとしながら起こしてきたただけなのに。
—何してんの・・・?起きなかったら、寿司を食わせて貰うぞ?—
脅している様な、脅せてない様な、そんな言い方でよく、脇腹をつついて来た。
腹立っていた時は、足を思いっきり踏まれたのな。
「何しってかな〜♪」
方法が早く見つかって、帰ってくれば良いのな。
そしたら、皆でオレん家で寿司パーティしてぇのな
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.91 )
- 日時: 2013/05/24 19:26
- 名前: 未桜 ◆NxgmAyLtQc (ID: foi8YFR4)
標的56 学校の席(色々な人side) PartⅡ
・獄寺side
だぁ———!!あの野球バカめ!!授業中寝やがって!!
そのせいで、十代目まで、
—沢田も、山本が寝ていたら起こさんか!!—
と怒鳴られたじゃねぇか!!
クッソ、こんな時、いたらいたらでメンドクセェがあのアマがいた方が良いじゃねぇか。
「…?獄寺君、昼休み終わるよ?」
お母様特製の弁当を食べていらっしゃったのを邪魔してしまった!!
「いえ、大丈夫です!!」
…、そういや、こんな時あのアマは
—おっ、コレうまそうじゃん。いただき獄ちゃん—
って俺の昼飯を…、思い出しただけで腹立ってきた!
早く帰って来い。そんでぜってぇ、殴る。
・雲雀side
はぁ、今日も群れている奴や校則違反者が多過ぎる。
なぜ群れているのか、校則を破る者がいるのか意味が全然分からない。
しかも、弱い。
…、そんな奴等の事考えるのも面倒臭くなってきた。
ぼんやり空を眺めていると、段々と眠気がやって来る。
「ふわぁ」
…また来るの?あいつ…ふと横眼で周りを見渡す。
寝ようとした時必ずやって来て、無言で梯子を降り、逃げる変な生物。
—眠りの妨げとなり申し訳御座いません!!—
とか何とか言っていた気がする。
本当、変な生物
あ…でも、強かったな…。今度勝負を仕掛けてみても良いかな。
でもこの頃見てないや。サボリ?
「………………咬み殺す。」
- Re: 〔REBORN〕人間不信の雪の守護者 ( No.92 )
- 日時: 2013/06/13 16:52
- 名前: 未桜 ◆NxgmAyLtQc (ID: foi8YFR4)
標的57 真実
・・・もう、10日経った。えぇ、皆様経ちやがりました。
生きる術とかそのヒントさえ分からないまま10日ですよ!?神様は何と云う鬼畜なんだうか!!
しかもディーノにイタリア観光やら美味しい物を食べさせてくれたりして・・・え?探す事なんて忘れる筈無いじゃないですか。
私はまだまだ生き足りないんですからね?
「ヤッベェなぁ・・・これは」
小さく呟いても何も変わらないのに・・・つい呟いてしまった。まいっているのだろうか。
私の眼は色を判別出来なくなった。そして耳は殆ど聞こえない状態。
舌は、ほんのちょっと味を感じる程度で、寝てもダルイまま、体の節々が痛い。
ふとした瞬間に吐き気がして目眩がして頭痛がする。
「あぁ、これもう限界なんだろうか」
「やっぱりな」
急にディーノが後ろにいて驚いた。何でてかいつから!?
「え?ビックリしたー。ディーノ驚かさないでよ」
はぐらかす様に言うと辛そうな顔をして「お前が何でココへ来たのかもうしっている」と言われた。
一瞬、何を言っているか分からなかった。
「実は、全部リボーンに聞いたんだ。病気なら美味いもん食って安静にしていたら大丈夫だろうって思って、…でも何にもなんなかったな」
ばれてた?そういやいつも夜にドコか行っていたのは・・・もしかして
「方法探しててくれたの・・・?」
「当たり前だろ!?大事な奴が死にかけてんのに黙って見ているなんて・・・俺には出来ねぇよ」
嗚呼、変わらない。こいつの凄く優しい所は全然変わらないんだなぁ。
そう思っていると、「ツナ達も日本で探しているらしいんだ」って言ってた。
優しい人に囲まれているんだ。私は。何て幸せ者だろう。
でも・・・だからこそ言わなくちゃいけない。
「ディーノ、電話貸して?」
「ん?あ、あぁいいが」
急に言われたから驚いてるなぁ・・・面白い。
そして持って来てくれた電話に慣れた手付きで番号を押していく。
しばらく「プルル・・・・・・」と音がして、誰かが出てくれた。
《はい、沢田ですが・・・》
「あ、もしもし、沢田さんのお宅でしょうか?遠藤です」
沢田は私に気付くだろうか…。って思っていると
《え?っちょっと待って!?遠藤さん?あ、もしかして治ったの!!?》
気づいた揚句に私の心配か・・・変わらねぇな・・・こいつ
「うぅん、ちげぇよ。でもアリガト。みんないる?今」
《?うんいるけど…どうs「スピーカモードにして」あ、うん。》
「えー皆さん。今だけは黙って聞いて下さい。方法を探してくれてありがとう・・・スッゴク嬉しい。感謝している。もう最高のファミリーだよ。だから言うね」
あー、ヤバい。涙が出てきた・・・。何度も何度も深呼吸をし、やっと言えた。私が隠してきた事を
「本当は治る方法なんて無いんだ。イタリアにも日本にもどこにも・・・ね」
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