二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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真選組恋物語++銀魂
日時: 2009/12/23 14:12
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12254

↑ので書いてたのですが、エラーが発生したため、
書き込めなくなってしまったのです…orz

なので、新しいのを作りました。
最初から書きます←

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Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.1 )
日時: 2009/10/25 19:30
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

第一訓


「かなー。もう帰ろうよ。絶対嘘だってー」

「嘘じゃないって。ウチの事、信用できんと?」

「信用できないって訳じゃないけど…」

「じゃ、ついてきて」

 一言目を発した人物は、寺崎菜摘(てらさき なつみ)。
 
 二言目はこの小説の主人公…鈴木奏子(すずき かなこ)。

 この二人は、中学1年。吹奏楽部に所属中。

 そして、今は「二次元への扉」を探している。

 ことの始まりは、一昨日。

 
「なつー!二次元への扉があるんだって!」

「二次元?嘘に決まってんじゃん」

「嘘じゃないって。ウチのパソ友の友達が、ウチのパソ友に言ったんだって。ウチのパソ友の友達は、それをパソ友に言って、消えたんだって」

「ちょ、ちょ待ち。意味分からん」

「ってな訳で、一緒行こう♪」

「聞いてないし…(汗」

「大丈夫だよ。もしもの事があったら、はるやみっきーが助けてくれるって」

 はるとみっきーは、かなとなつの友達。

「…じゃ、行くだけ行ってあげる」

「さんきゅ♪」

 
 そして、今へとなった。

「もー。無いって、そんなの」

「此処、此処。ホラ、扉があるじゃん」

 奏子と菜摘の前に扉が現れた。

 そこには「行きたい場所を告げよ」と書いてある。

「行きたい場所は決まってるよね?あ、一応のため、はるとみっきーに電話しとこ」

 そして、2人に電話した後…

「さぁ、行こうか」

 2人しっかり、手を繋ぎ…叫んだ。


「「銀魂!!!」」

Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.2 )
日時: 2009/10/25 19:30
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

第ニ訓


「いっつぁ…」

 2人が倒れていたのは、江戸だった。

「本当にここ…銀魂の世界なの?」

 菜摘が奏子に聞いてくる。

「そう見たいよ、あれ見て」

 巨大なターミナル。

「どうすんのさっ」

「まー、とりあえずさ、誰か探そうよ」

「探そうよってこの格好で?」

 2人は、学校帰りだったため、制服だった。

 しかも、セーラー。

「どうしよっか…」

「迷い人、発見!」

 男の声が聞こえる。2人は、恐る恐る後ろを振り返る。

「トシ、総悟ー。いたぞ、此処に」

「おー。もう発見か?」

「ちっ。つまんねぇじゃないですかィ」

 近藤・土方・沖田の3人だった。

「鈴木奏子。寺崎菜摘。無事確保」

 土方が連絡をしている。

「ちょぃ待ち。なつ、何で、コイツらがウチらの名前知ってんの?」

「ウチに振らんでよ。知らんかい」

 2人がじーっと3人を見ていると。

「あぁ、心配いらんぞ。お前らの事は大体分かってるからな。まぁ、詳しくは…」

「ついてこい」

 近藤の話を遮って、土方が歩き出した。

「やべっ。かっこよくね?」

「何で、マヨラーが好きなの?ずっと不思議だったんだけど…」

 奏子の好きなやつは、土方だった。

「そっちこそ、何でS王国の王子がすきなのよ」

 菜摘の好きなやつは、沖田。

「別にいいじゃん。沖田さんは沖田さんなんだから」

「じゃ、トシだって、トシよ」

「おーい。ぼーっとしてると置いてくぞ」

 3人の後ろを2人は歩き出した。

Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.3 )
日時: 2009/10/25 19:31
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

第三訓


「とりあえず、自己紹介をしようか」

「いいよ、別に。ウチら、貴方達、知ってるもの」

 新選組の中。机を挟んで2対3で座っている。

「じゃ、そっちが紹介すればいいことじゃないかィ」

「どうせ、知ってるでしょ?」

 菜摘が答えないから奏子が全部、答えている。

 ちなみに、菜摘の顔を真っ赤だ。

「まぁ、いいや。ウチの名前は、鈴木奏子。こっちは、寺崎菜摘。ウチら2人とも、あっちで言うと、中学一年生。こっちで言うと…分からない」

「そして『二次元への扉』に入った10人目と11人目」

 奏子が言った後、土方が続いた。

「何で知ってんの?」

「知るか」

 土方は、奏子の顔をまともに見ようとはしなかった。

「とりあえず、大体の事情が分かっている。元の世界に戻ることができないんじゃないか?」

「そうですけど…」

「なら、見つかるまで、此処に住むといい。ちょっと、待ってろ。女のことは良く分かんないから、お妙さんに言ってくる」

 近藤は、部屋から出て行った。

 とたんに気まずい空気が流れる。

「トシはさ…」

「何で、お前がトシって呼ぶんだ?」

「いいじゃん、別に」

「あと、何で、俺より年下なのにタメ口なんだ?」

「いいじゃん、別に」

「この女…」

「やめとけィ、土方さん」

 立ち上がろうとした、土方の肩を沖田が抑える。

 菜摘の顔が、さらに真っ赤になる。

「此処で、騒いだら、他の連中にバレちまいやすぜ」

 この一言で、土方は素直に黙った。

 しばらくして…

「このゴリラぁぁぁ。人をアポ無しで呼ぶんじゃねぇぇ!」

 廊下の方から、人が倒れる音がした。

「お妙さんが来た…!」

 ビクビクしながら、2人は待った。

Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.4 )
日時: 2009/10/25 19:31
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

第四訓


近藤ゴリラさん。この子達ですか?」

 お妙は、2人をじろじろ見た後、

「うん。そこまで変わらないわ。私のお古で良いでしょう」

 紙袋からごそごそと、着物を二式出した。

「さぁ!男ドモは出て行ってください。今から、着替えますからね」

 部屋の外に、ポーンと沖田と土方を放り出すお妙。

「最初は、私が着付けてあげるから」

 ニッコリしながら言う。逆にその笑顔が恐いのだが。

——10分後——

「入っていいですよ」

 近藤、土方、沖田が入ってくる。

「おお!2人も美人だぞ!」と近藤。

「制服が着物に変わっただけじゃねーか」と土方。

「着替えひとつで変わるもんなんですかィ」と沖田。

 奏子は、紫の着物。菜摘は、紺色の着物だった。

 ショートボブの奏子は前髪をピンで留め、少しの長めの菜摘は後ろでお団子にしていた。

「よし。じゃ、早速、真選組の皆に挨拶しに行くぞ」

 近藤が言った。

Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.5 )
日時: 2009/10/25 19:32
名前: 渚 (ID: B/p47WjD)

第五訓


「ってことで、真選組ここに住み働きすることになった〝お奏〟さんと〝お夏〟さんだ」

 近藤が連中に言う。

 ちなみに〝お奏〟と〝お夏〟は怪しまれないため。
 
 この世界で、今までの名前を使うと怪しまれるから…ということだ。

「色んな手伝いをしてくれる。皆、仲良くしてやれよ」

 近藤が話し終わるか終わらないか…

「お奏さーん!彼氏いますか!?」

「お夏さーん!あっちで一緒に飲みましょうよ!」

「ほらほら2人とも!ぼーっと突っ立ってないで!」

 男ドモに埋められる2人。

「近藤さん。アイツら、死ぬぞ」と土方。

「安心してくだせェ、土方さん」シュチャッと沖田。

——ドォォォォォン!——

「さぁ、行くぞィ」

 倒れる男ドモの中から2人を出す沖田。

「トシ、総悟。2人に屋敷の中を案内してやれ。悪いが、俺はとっつぁんに呼ばれてな」

 近藤は、それを言うと、何処かへ消えた。

「じゃ、土方さん。後は頑張っt——」

「お前が案内しろ」

「いや、いいです。俺、アイツら片付けなくちゃならねェんで」

「しろ。っていうか、死ね」

 土方が沖田の胸倉をつかんでいる。

「じゃ、貸し一つって事で」

 沖田がニヤッと笑った。

「仕方ねぇ。それでいいよ」

 土方が、沖田を離した。

「じゃ、行くぜィ」

 沖田が先頭に立った。


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