二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 真選組恋物語++銀魂
- 日時: 2009/12/23 14:12
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12254
↑ので書いてたのですが、エラーが発生したため、
書き込めなくなってしまったのです…orz
なので、新しいのを作りました。
最初から書きます←
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
- Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.21 )
- 日時: 2009/10/25 19:39
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
第二十一訓
—夜—
奏子が復帰し、菜摘と2人で夕食を作り、隊士達に食べさせ、後片付けをし、部屋に戻った頃—…。
「かなー。寝るよー?」
「んー。なつー。沖田の部屋に行ってきたらー?」
「はっ?な、何でよ」
「だって…しちゃったんでしょー?」
菜摘が真っ赤になる。奏子は、そんな菜摘を見て、クスクス笑っている(Sです。
「じゃ、行って来る…。だけど、この服装で行ったら誤解されない?」
夜の着物。淡いピンク色の着物だった。
「いいんじゃね?別に、沖田はそんな変態じゃないでしょ」
奏子は、口に手を当て考えてる。
「…うん。いいじゃね。行ってきなよ。あっちで寝てもいいんだからね?」
「いや。それは遠慮するよ」
菜摘は、奏子に手を振って、部屋を出た。
その5分後……。
「おう、奏子」
土方が入ってきた。
- Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.22 )
- 日時: 2009/10/25 19:39
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
第二十二訓
「ト、トシ!?どうしたの!?」
いきなり入ってきた土方に驚き、奏子の声は上ずっている。
「いやぁ、酒飲もうかと…」
「ウチ、未成年だし」
「あ、そうだったな」
土方が笑う。その笑顔につられ奏子も笑う。
「お。笑ったな。夕食の時、元気無かっただろ」
「いや…それは……」
「答えたくねーなら、それでいーぜ?」
土方が縁側に行き、座る。
「くんでくれねーか?」
くいくいっと手招きをする。
奏子は、酒瓶をとると、静かにくんでいく。
「はい…どうぞ」
自分も何か飲もうと部屋にあった茶瓶の中から、お茶を湯のみにつぐ。
「お疲れ」
土方の隣に座る。
「なんか…疲れてねーか?」
土方が奏子の顔をのぞく。
「別に……」
「よし、明日、一緒にパトロール行くか」
「なぬ!?」
奏子の顔が真っ赤になる。
「いいだろ、息抜きってことで。ここんところ、ずっと屯所の中にいるだろ」
「まー…そうだけど……」
奏子がうつむく。これ以上、トシに負担をかけさせたくない…顔が語っている。
「いいじゃねーか。どうせ、俺だって、パトロールだ。お前のためとか思ってねーからな?」
土方の顔が真っ赤になっているのを見て、奏子は少し笑い…
「じゃ、行く」
土方の方に顔を置いた。
- Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.23 )
- 日時: 2009/10/25 19:40
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
第二十三訓
—すーっ—
「誰だ!?」
「あ、あの…沖田さん…」
「何でィ。菜摘か」
沖田さんは、ちょいちょいと手招きをする。
「いいの?入って」
「いいに決まってんだろィ」
言われた通りに沖田の部屋に入る菜摘。
もうすぐ寝る感じで、布団が引かれていた。
「で、何でここに来た?」
「いや…あのね…。かなが行けって」
「ふぅん?それだけかァ?普通、それだけで来るかァ?」
菜摘は、手をもじもじとしている。
「お昼、ウチにキスしたでしょ?アレはどういう風に思ってやったのかなーって」
沖田が目を見開く。
「どうなの?ウチのこと…どう思ってるn—…!?」
沖田が菜摘に抱きつく。
「好きに…決まってんだろィ」
菜摘の耳元でささやいた。
- Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.24 )
- 日時: 2009/10/25 19:40
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
第二十四訓
「お、沖田さん!?」
「菜摘……——」
抱く力が増す。
「ちょ、沖田さん……。分かったから。分かったから離して」
そっと離す沖田。その顔は何処か寂しげに見えた。
「菜摘…俺のこと、どう思ってる?」
「沖田さんのこと…?」
沖田がまっすぐに菜摘を見つめる。
「大好きに決まってんじゃん!」
笑顔で答える菜摘。その笑顔に沖田もつられる。
「暑い…。縁側行くぞ」
菜摘の手をひいて、縁側に出る。
風が冷たかった。
「菜摘…寒くねェかィ?」
「うん……大丈夫だよ」
2人並んで座る。
「明日…どっか行かねーか?」
「うん!行きたい」
沖田は、嬉しそうに笑ってる菜摘を見ると、菜摘の髪に触れた。
「いいよ、しても。心の準備はできてるから」
目を瞑る菜摘。
静かに…静かに沖田は菜摘の唇に自分の唇を重ねた。
- Re: 真選組恋物語++銀魂 ( No.25 )
- 日時: 2009/10/25 19:40
- 名前: 渚 (ID: B/p47WjD)
第二十五訓
—チュンチュン…—
「おはよ、かな…ん?」
菜摘が起きると、奏子はもう居なかった。
「何処に行ったのかな…?」
菜摘は起き上がって、着替え、厨房に向かった。
そこにはすでに、奏子が立っていた。
「おはよ、かな。早いね」
「あ、おはよう、なつ。昨日はどうだった?」
奏子の質問に菜摘の頬が赤くなる。
「ははーん。なるほどねぇ。大体は分かったから何も言わないでいいよ」
菜摘が顔を上げる。
「な、何で分かんの!?」
「長年、なつと一緒に居たんだよー?どうせ、キスでもしたんでしょ?」
「うっ……」
菜摘の顔がさらに赤くなる。奏子は笑っていた。
「さ、さっさと料理しましょう。隊士達が起きてくるよ」
隊士達全員分の朝食を作り終わった2人は、隊士達が起きてくるまで、しばらくおしゃべりを続けていた。
「おはようございます!」
隊士達が起きてくる。奏子が大体作ったから、気絶することはなかった。
その後、後片付けをし、仕度をし、奏子は土方の所へ。菜摘は沖田の所へ向かった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
この掲示板は過去ログ化されています。