二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケモン〜リーアラ地方の旅〜
日時: 2010/02/28 10:31
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

【コメディ・ライト小説】でも、新しい小説を始めました。
良ければ見に来てください。


Φ注意事項Φ

・更新は遅いです。
・ポケモンの鳴き声などはホントに適当です。
・バトルの表現などが苦手です。
・始まりとかも、ゲームは関係なし。
・町とかはオリジナルですし、キャラも。
・話の内容が進むスピードが速いですが、気にしないでください。
・登場するキャラは、たまに何処かのアニメやらゲームのキャラと似てる可能性が・・・。
・↑のキャラを知っていても、名前は出さないで欲しいです。
・中には似せてないけど、勝手に似ちゃったってヤツもありますんで・・。

Ж登場人物 メインキャラ >>1
        助っ人キャラ >>14 >>41
        その他

ЖコメントЖ
01〜10コメ・・・お客様  11〜30コメ・・・お友達♪
31〜50コメ・・・親友   51〜70コメ・・・常連さん
71コメ以降・・・神様です。

Ж今まで来てくださった人Ж
・まさら様 1コメ・・・お客様
・夕空様 1コメ・・・お客様
・美羽様 1コメ・・・お客様
・亜美様 11コメ・・・お友達♪


間違いがあれば言ってください。

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Re: ポケモン〜リーアラ地方の旅〜 ( No.9 )
日時: 2009/12/23 21:20
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

第六話〜空紅藍堵vs慎芽蓮〜



〜ウリョクジム〜

藍堵「すいませ〜ん!」

ジムに入った途端、藍堵は大声で人を呼んだ。すると、近くに居た男性が近づいてきた。

男の人「ハイハイ・・・君は挑戦者かな?」

藍堵「ハイ!俺が挑戦者です!」

男の人「へぇ・・威勢が良いね。それじゃあ、ジムリーダーに伝えなきゃ・・・・えっと、君は・・・・?」

2人から離れようとした男性は、鈴紗に気付き、声をかけた。

鈴紗「あ・・私は、彼の付き添いです。」

男の人「そうか・・・・じゃあ、君はこっちのドアから、先にジムリーダーの所で待ってたらどうだい?」

鈴紗「あ、ハイ。・・それじゃあ藍堵、頑張ってね。私は先に行ってるから。」

藍堵「おう!」

すると、前の方にトレーナーが居た。

男の子「蓮さんの所に行く前に、俺が倒してやるぜ!」

藍堵「へっ・・!さっさと倒してリーダーの所に行くか!」

そう言うと、藍堵はボールを手にした。

藍堵「行け、火焔!」


———————————————————————


藍堵「ふぅ・・・3人終了だ。後は何人だ・・?」

?「残るは後一人だよ。」

藍堵「ん・・・・?」

独り言に答えが返ってきたので、不思議そうに藍堵は前を見た。すると、橙の帽子に赤茶の上着を着た男性が立っていた。

鈴紗「・・あ、藍堵!」

藍堵「ん?おぉ、鈴紗!・・・って事は、此処がジムリーダーのいらっしゃる場所って事かよ。」

?「そう言う事さ。分かってると思うが、俺は慎芽蓮。草タイプの使い手さ!それで、君の名前は?」

藍堵「俺は空紅藍堵です。」

蓮「藍堵君か・・・。君はどんな戦いを見せてくれるのかな?」

藍堵「見てからのお楽しみッスよ。」

そう言いながら、藍堵はニヤッと笑った。

蓮「そうか・・。ルールは簡単だぜ、2対2のシングルバトルで、先に2匹を倒した方が勝ちだ。」

審判「それでは!蓮さんvsチャレンジャー・藍堵!バトル・・・・スタート!!」

藍堵「行け、茶翼!」

蓮「行け、ナゾノクサ。」


ボボンッ!!


茶翼『ポポォ!』

ナゾノクサ『ナッゾ〜。』

蓮「ほぉ・・ポッポ、しかも色違いかぁ・・・。」

藍堵「・・・そうなんスか?」

蓮「あぁ、そうだよ。」

藍堵「へぇ・・・・・ま、早速行くぞ!茶翼、“でんこうせっか”!」

茶翼『ポォ!』

指示が出て、茶翼は素早い動きでナゾノクサに向かって行く。

蓮「ナゾノクサ、“にほんばれ”だ。」

ナゾノクサ『ナゾ〜!』


・・・パアァァァ・・!


ナゾノクサが揺れると、フィールド内の温度が少し上がった感じがした。

藍堵(“にほんばれ”って・・・確か炎タイプの技の威力を上げる為の・・・・何でだ?)

そう考えてる間にも、茶翼がナゾノクサのすぐ側まで来ていた。

蓮「避けろ!」

ナゾノクサ『ナゾッ!』

茶翼『ポポッ!?』

あの小さな体からしては、予想出来ない程のスピードで、ナゾノクサは茶翼の攻撃を避けた。

藍堵「なっ・・何で・・・!?」

蓮「教えてあげるよ。ナゾノクサの特性は【ようりょくそ】、日差しが強い時には素早さが2倍になるんだ。」

藍堵「な、なるほど・・・・。だったら、“かぜおこし”!」


ヒュオォォ!


ナゾノクサ『ナゾッ!!』

蓮「だったら、“どくのこな”だ!」


サアァァ・・・・。


藍堵「“でんこうせっか”で避けろ!そして、そのまま“たいあたり”!」

茶翼『ポォ!・・ポポッ!!』


サッ・・・ドカッ!!


ナゾノクサ『ナゾォ〜!』


パタッ・・。


審判「・・・ナゾノクサ、戦闘不能!」

蓮「・・よくやったな。」

そう言うと、蓮はナゾノクサをボールに戻した。

蓮「君も中々やるじゃないか。でも、コイツはそう簡単には行かないぞ。」

すると、蓮はまた違うボールを手にした。



〜END〜

まずは1匹倒す事が出来た藍堵。
次の蓮の手持ちは何なのか?
次回は決着の時!!

Re: ポケモン〜リーアラ地方の旅〜 ( No.10 )
日時: 2009/12/24 13:05
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

第七話〜ジムバトルの勝敗〜



蓮「君も中々やるじゃないか。でも、コイツはそう簡単には行かないぞ。」

すると、蓮はまた違うボールを手にした。

蓮「行け、リーフィア!」


ボムッ!


リーフィア『リフィ!』

鳴き声と共に出てきたのは、クリーム色の体に、耳や尻尾が葉っぱの様な形のポケモンだった。

藍堵「・・よし、このまま行くぜ!茶翼、“かぜおこし”だ!」

茶翼『ポォ!』


ヒュオォォ!


リーフィア『フィ!』

茶翼の攻撃は、見事に相手のリーフィアに当たった。

蓮「・・リーフィア、“シャドーボール”!」

リーフィア『リ〜・・・・フィ!』


バシュンッ!!


茶翼『ポォォ!!』


バタッ!


審判「・・・ポッポ、戦闘不能!」

藍堵「茶翼!!(一発でやられた・・・あのリーフィア、強いな・・・・・。)」

蓮「さぁ、次のポケモンは何かな?」

藍堵「・・・・頼む、火焔!」


ボンッ!


火焔『ヒノッ!』

蓮「ほぉ・・ヒノアラシか・・・。でも、俺のリーフィアは、そんな簡単にやられないぜ!“はっぱカッター”!」


シュピピピッ!!


藍堵「炎で焼き切れ!“ひのこ”!」

火焔『ヒノォ!』


ボボボッ!!


2匹の技は、お互いがぶつかり合い、かき消された。

蓮「リーフィア、“くさぶえ”!」

藍堵「火焔!“えんまく”でリーフィアを包み込め!」

火焔『ヒノッ!』


シュウゥゥゥ・・・・。


リーフィア『フィ!?』

蓮(命中率の低い“くさぶえ”に“えんまく”か・・・・・。)

藍堵「火焔、“でんこうせっか”だ!」

そう指示すると、火焔は素早い動きで移動し始めた。

蓮「リーフィア!“シャドーボール”!」

リーフィア『フィル!』


バシュ・・!


指示を受け、リーフィアは攻撃したが、火焔の“えんまく”で周りが見えないらしく、違う所に放ってしまった。

藍堵「今だ!霧の中に入れ!」

火焔『ヒノッ!』

そう言うと、火焔は黒く深い霧の中に入った。

蓮「・・・・!?」

藍堵「火焔!回転しながら“ひのこ”だ!!」

火焔『ヒ・・ノ〜!!』

リーフィア『フィ〜!!』

蓮「リーフィア!?」

フィールド内は、2匹の声が聞こえるのと、黒い霧の中から小さい炎が沢山出ている所しか見る事が出来なかった。

藍堵(・・どうだ・・・・?)

すると、少しずつ霧が晴れてきた。霧の中から見えたのは・・・・。

蓮「・・・戻れ、リーフィア。」


パシュン!


審判「・・・リーフィア、戦闘不能!よってこの試合、チャレンジャーの勝ち!!」

藍堵「・・・・勝っ・・た?」

蓮「あぁ、そうさ。初めてのバトルにしては、中々面白い戦い方だったよ。」

藍堵「・・ハイ!ありがとうございます!!」

蓮「藍堵君、僕に勝った証をあげよう。」

そう言って、蓮は藍堵に小さいバッチを渡した。

蓮「リルックバッチだよ。」

藍堵「コレが・・・バッチ・・・・・。」

鈴紗「藍堵、おめでとう。私は、バトルとかはあまり興味ないけど・・・でも、凄かったわ。」

藍堵「鈴紗・・・・サンキュー。」

それから、2人はポケモンセンターに行った。


〜ポケセン・宿部屋〜

今日はもう遅いので、2人はポケモンセンターの部屋で泊まる事になった。

藍堵「火焔、茶翼、出て来い。」


ボボンッ!!


火焔『ヒノ!』

茶翼『ポポォ!』

2匹が出たのを確認すると、藍堵は先程のリルックバッチを2匹に見せた。

藍堵「ほら、コレがバッチだぜ。お前達のお陰で取れたんだ、ありがとな!」

火焔『ヒノヒノ♪』

茶翼『ポポッ!』

藍堵の言葉を聞いてか、2匹共喜んでいた。

鈴紗「・・・そうだ!藍堵、私も仲間が増えたのよ。」

藍堵「・・あ?鈴紗もか?」

とりあえず茶翼をボールに仕舞った藍堵に、鈴紗は言った。

藍堵「どんな奴なんだ?」

鈴紗「この子よ、出て来て。」


ボムッ!


??『ガウッ!』

元気な声と共に出てきたのは、黄色い体に頭や口元、尻尾にクリーム色の毛が生えている、【こいぬポケモン】のガーディだった。

鈴紗「この子はガーディって言うの。名前は“炎牙”よ。後、この子も色違いらしいの。」

藍堵「へぇ・・・何か頼りになりそうなポケモンだな。何時捕まえたんだ?」

鈴紗「藍堵がジムの為に、トレーニングしてる時に見つけてゲットしたの。」

そう鈴紗は、藍堵の火焔と遊んでいる炎牙を見ながら言った。

藍堵「そっか。ふぁ〜・・・眠・・・・・俺、寝るわ・・。火焔、寝るぞ・・・・。」

火焔『・・?ヒノォ。』

鈴紗「炎牙、戻って。・・おやすみ、藍堵。」

そう言う鈴紗の所に、緑葉がベットの上に飛び乗って寝始めた。

藍堵「おやすみ・・・。」

そして、2人は眠りについた。



〜END〜

ジムバトルは、見事藍堵が勝利!
次の日は一体何が起きるのか?
次回は、謎の声出現・・!?

Re: ポケモン〜リーアラ地方の旅〜 ( No.11 )
日時: 2009/12/24 22:13
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

第八話〜謎のタマゴと謎の声・・?〜



次の日・・・。


藍堵「ふぁ・・・・眠いな・・。」

鈴紗「相変わらず朝が苦手なのね、藍堵は。」

藍堵「しょうがねーだろ・・・。人それぞれなんだy「誰か〜!」・・・あ?」

声を遮られ、藍堵はその声の方を見た。すると、前の方に若い男性が立っていたが、何故だか焦っている様子だった。

鈴紗「あの・・どうかしましたか?」

男の人「実は、僕の手持ちポケモンの子供達が、バラバラになってしまったんだよ・・。」

藍堵「ん〜・・・・じゃあ、俺等が探しますよ。」

男の人「本当かい!?」

鈴紗「逃げちゃったポケモンを教えてくれれば、ちゃんと捕まえてきます。」

男の人「助かるよ!居なくなったのは、【ほしがたポケモン】のピィと【はりたまポケモン】のトゲピーだよ。」

藍堵「2匹か・・・・んじゃあ、鈴紗はそっち探せ、俺はあっちいくから。」

鈴紗「分かった。」

そう言って、2人は別れてポケモンを探した。


5分後・・・。


鈴紗「藍堵、遅いな〜・・。」

すでに、トゲピーを見つけて来た鈴紗は、男性と一緒にさっきの場所で藍堵を待っていた。

男の人「僕のピィは、見かけに寄らずやんちゃで、あまりじっとはしてないから・・・・。」

そう2人で話していると、前の方から藍堵が戻って来た。肩に火焔が乗っていて、手の中にはピィも居た。

男の人「ピィ!」

ピィ『ピピ!』

藍堵「少し戸惑ったけど・・何とか捕まえました・・・。」

男の人「ありがとう!君達には感謝してるよ、何かお礼がしたいんだが・・・・。」

鈴沙「いえ、そんなの大丈夫です。」

男の人「いや、せめてコレを貰ってくれ。」

そう言うと、男性はバックの中からタマゴを出した。

藍堵「・・タマゴ?」

男の人「あぁ、ポケモンのタマゴだよ、生憎・・1個しかないんだが・・・・。」

鈴紗「・・・藍堵、貰って。」

藍堵「・・?良いのかよ。」

鈴紗「うん、私はすぐに捕まえたけど、藍堵は大変だったでしょ?」

藍堵「・・・・あんがとな。」

そして、藍堵は男性からタマゴを受け取った。

男の人「それじゃあ、本当にありがとう。」

そう言うと、男性は2匹を連れて去って行った。

藍堵「・・・・あの2匹、ボールに入れときゃ問題ないんじゃねーか?」

鈴紗「まぁ、別にいいんじゃない?」

藍堵「・・・そだな。んじゃ、そろそろ行くか。」

そして、2人はウリョクシティを出て、次の町へと移動した。


数分後・・・。


藍堵「そういや・・コレ、どうやって孵すんだ・・・?」

そう、藍堵は手に持ったタマゴを見て呟いた。

鈴紗「さぁ・・・そんな事、私も知らないわよ。」

藍堵「あのおじさんに聞きゃ良かったな〜・・。」


?「その必要はないよ?それなら僕が教えてあげるからさ♪」


鈴紗「・・・・?誰?」



〜END〜

藍堵の言葉に続いた謎の声。
次回、その声の正体が明らかに!

Re: ポケモン〜リーアラ地方の旅〜 ( No.12 )
日時: 2009/12/25 12:15
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

第九話〜新しい仲間〜



?「その必要はないよ?それなら僕が教えてあげるからさ♪」


鈴紗「・・・・?誰?」

突然何処からか聞こえた声に、2人は辺りを見回した。


ガササッ!


藍堵・鈴紗「「・・・!?」」

声は聞こえたのに周りには誰一人居ない為、不思議に思った瞬間、すぐ側の木から音がして誰かが降りてきた。

?「やっほ〜!初めまして♪・・・と言っても、僕はウリョクシティら辺から知ってたけどね。」

藍堵「・・・・・・・。」

よく見ると、透き通る紅い瞳に、頭上が一本はねている感じの赤色のショートヘアー。青いTシャツに紺色の上着と紺の半ズボンの男の子が立っていた。藍堵達よりは年下に見える。

藍堵「・・誰だ?」

初対面なのにペラペラと話す男の子に、藍堵は用心深く尋ねた。

?「ん?あぁ、僕は來兎宰(らいと つかさ)だよ、ヨロシクね♪」

鈴紗「そ、そう・・。あ、私は・・・。」

宰「あ、別に言わなくても大丈夫だヨ、空紅藍堵と葉毬鈴紗でしょ?」

藍堵「何で知ってんだよ。」

宰「だから!さっきも言ったじゃん、“ウリョクシティら辺から知ってたけどね”って。」

藍堵「いや、そんなのは分かったからよ、こんな所で何やってんだ?遊びか?」

宰「も〜!子供扱いしないでよ〜!確かに、僕は君達より年下だけど、旅は3年間やってるんだよ!」

鈴紗「え!?3年も?」

宰「そうだよ☆」

藍堵「・・・・・。」

鈴紗「・・どうしたの?藍堵。」

藍堵「來兎、宰・・・・どっかで聞いた事あるような・・・・・。」

宰「あぁ、それはきっと【リーアラ地方・フィリックシップ】に出たからじゃないかな?テレビ放送したし。」

藍堵「なっ・・!?フィリックシップに出たのか!?」

宰「うん♪結局、優勝はしなかったけどね。用事が出来て棄権しちゃった☆」

藍堵「棄権かよ・・・。」 ←理由を聞いて、勿体無いと思ってる

鈴紗「良く分からないけど・・強いのね、宰君。」

宰「僕はまだまだ弱いよ?手持ちは自信あるけどね♪なんならバトルしてみる?」

藍堵「いや、良いわ。俺はまだレベル低いし。」

鈴紗「私はバトルはあんまり・・・。」

宰「そっかぁ・・・・ま、でも、バトルは何時でもOKだよ♪旅は長いからね!」

その言葉に、歩いていた足を止めて、藍堵は聞いた。

藍堵「・・・旅って、どう言う意味だよ・・。」

宰「どう言う意味って・・・・僕も2人と一緒に旅したいんだよ☆僕特にやる事ないしさ?」

藍堵「勝手に決めたのかよ・・。」

宰「え?ダメだった?僕が居れば、多少は役に立てると思うんだけど。」

藍堵「・・・・・ま、良いけどよ。」

宰「やったぁ♪」

こうして、やや強引ではあったが、宰も仲間になる事となった。


数分後・・・。


3人が歩いていると、前の方に黒尽くめの格好をした男女が居た。

藍堵「・・明らかに怪しそうだな。」

鈴紗「まぁ・・ね。」

宰「・・・・もしかして・・フロック団?」

2人「「フロック団?」」

聞いた事もない言葉に、2人は首を傾げた。

宰「人の珍しいポケモンを奪ったり、よく分からないけど悪い事をしてる連中だよ。」

藍堵「人のポケモンを奪うだぁ?そんな奴等、放っても置けねーけど、関わらない方が良いな・・・。」

鈴紗「・・・・ねぇ、藍堵。」

藍堵「あ?何だ?」

鈴紗「関わらない方が良いって決心した側から悪いけど・・・・宰君、話しかけてるわよ?」


宰「ねぇ、何やってんの?」

男「・・あ?何だ、お前。」


独り言を言ってる間に、何時の間に移動したのかは分からないが、宰が2人に話しかけていた。

藍堵「なっ・・・!?おい、宰!!」

それに気付いた2人は宰の側に寄った。

宰「・・・?何?」

藍堵「“何?”じゃないだろ!!何勝手に行動してんだよ!!」

宰「え〜・・だってぇ〜・・・・。」

藍堵「だってじゃねーって!!」


男「何だよ、あいつ等。」

女「・・・ねぇ、あの子供の肩のポケモンと側に居るポケモン、珍しいじゃない?」

男「確かに・・。早速、貰うか。行くぞ、瑠枝(るえ)。」

瑠枝「えぇ、灯(とう)。」


2人が言い合ってる間に、怪しい2人は藍堵の火焔と、鈴紗の緑葉に目をつけたらしい。

灯「クロバット、“くろいきり”だ!」

瑠枝「モンジャラ、“つるのムチ”よ!」


シュウゥゥゥ・・・・シュルル、パシ!


火焔『ヒノォ!?』

緑葉『チコ!?』

隙を見せていた為、火焔と緑葉は簡単に捕まえられた。

藍堵「なっ・・!?火焔!」

鈴紗「緑葉!!」

藍堵「おい、お前等!火焔と緑葉を返せ!!」

灯「返せと言われて返す訳ないだろう。」

瑠枝「そうよ。」

そう高笑いをする2人を見て、藍堵は舌打ちした。

藍堵「チッ・・・・茶翼だけじゃ2匹は相手出来ねーな・・・。」

宰「・・此処は僕に任せてよ♪」

藍堵「あ?でもよ・・・。」

宰「大丈夫だって!さぁ、2人共!ダブルバトルと行っくよぉ〜☆」

瑠枝「子供に何が出来るのよ。」

宰「何かバカにされてるんですケド・・・子供扱いしてると、後で後悔するよ?」

そう言うと、宰はボールを2つ握った。

宰「パキラ、フィクス、行くよ〜♪」



〜END〜

新たに加わった仲間、宰。
そして、突然現れたフロック団の2人に火焔と緑葉が奪われた。
宰のバトルの実力は・・パキラとフィクスは何なのか・・・?

Re: ポケモン〜リーアラ地方の旅〜 ( No.13 )
日時: 2009/12/25 15:51
名前: 藍 (ID: cQ6yvbR6)

第十話〜宰の実力と手持ちメンバー〜



宰「パキラ、フィクス、行くよ〜♪」


ボボンッ!!


パキラ『グラァ〜ジ!』

フィクス『ダネ・・!』

灯「フン、どっちも相性が悪いじゃないか。」

瑠枝「そうよ、すぐに倒してあげるわ。」

宰「それはわざとだヨ☆相性が悪いわけでもないのに、負けるって嫌でしょ?」 ←意外と黒い瞬間な宰だった

灯「クロバット!フシギダネに“クロスポイズン”だ!」

瑠枝「モンジャラは“エナジーボール”よ!」

クロバット『バット!』

モンジャラ『ジャ!』

2人の指示で、お互いのポケモンがパキラとフィクスに近づく。

鈴紗「危ない!」

宰「そう焦って攻撃すると逆に危ないよ?フィクス、“まもる”!パキラは“れいとうビーム”!」

フィクス『フシッ!』


シュピィィィン!!


鳴き声と共に、フィクスは緑色の空間に包まれた。そのお陰で、クロバットの技を受けずに済んだ。

パキラ『ガァ!』


バシュウゥゥン!!


モンジャラ『モジャァ!!』

パキラの“れいとうビーム”は、相手の“エナジーボール”を破り、モンジャラに直撃した。

宰「まだまだだよ♪パキラは“マッドショット”!フィクスは“エナジーボール”!」

宰の指示により、2匹はどんどんと相手のポケモンに攻撃をしてった。


1分後・・・。


宰「ふぅ・・・・僕の勝ちだね♪」

疲れた感じで言っているが、宰のポケモンは無傷でバトルは終了した。

宰「さ、火焔と緑葉だっけ?返してくれないかな?」

瑠枝「フ・・フンッ!今回は手加減してただけよ!」

そう負け惜しみな言葉を言いながら、火焔と緑葉を返し(突き飛ばし)た。

藍堵「火焔、大丈夫か?」

鈴紗「緑葉も怪我とかはない?」

火焔『ヒノヒノォ!』

緑葉『チコ♪』

鈴紗「良かった・・・。」

藍堵「宰、サンキューな。」

宰「僕じゃなくて、パキラとフィクスに言ってあげてヨ♪」

鈴紗「ありがとうパキラ、フィクス。でも、宰君もありがとうね。」

宰「どういたしまして☆」

一旦、落ち着いた状況になった時、藍堵が言った。

藍堵「なぁ、宰はどんな手持ちのポケモンを持ってんだ?」

宰「え?見たい?良いよ、見せてあげるよ♪」

そう言うと、残り4個のボールを投げた。


ボボンッ!!


???『ピジョ・・!』

????『パチパチ♪』

????『ブゥ!』

????『ガァネール!!』

宰「僕に近い方から、ピジョットのビオラ、パチリスのウンリュ、ブースターのフロック、ハガネールのリンドウだよ。」

鈴紗「凄い・・。」

藍堵「・・・ん?このビオラ・・だっけか?茶翼に似てる様な・・・・。」

宰「・・?茶翼って?」

藍堵「俺の手持ち、ポッポだ。」

宰「あぁ、だってポッポは、ビオラ・・つまりピジョットの進化前だからネ♪」

藍堵「コレが・・・茶翼の進化形・・・・。」

宰「ちなみに、僕の手持ちは名の由来がちゃんとあるんだよ?」

鈴紗「へぇ・・どんなの?」

宰「まず、パキラは【勝利】、どんな時でも一緒に勝利を掴みたいって意味。」

パキラ『ラグゥ!』

説明が終わると、パキラが元気そうに鳴いた。

宰「で、ビオラが【誠実】、何時も僕の為に誠実に動いてくれるビオラにピッタリだからね♪」

ビオラ『ピジョ・・。』

次は、ビオラが静かに鳴いた。

宰「・・で、ウンリュが【素早い対応】なの。ウンリュは凄く素早くて、急な指示変更も難なくこなすから。」

藍堵「素早いのか・・。」

宰「フィクスが【知識】、大人しくて静かな性格だけど、メンバー1賢いんだ。」

鈴紗「へぇ・・・何だか可愛い。」

宰「フロックが【温和】で、勇敢なんだけど、とても穏やかだからね。リンドウが【正義】なんだよ♪」

鈴紗「正義・・?」

宰「リンドウ、あぁ見えて意外と正義感溢れる子だから♪」

藍堵「へぇ・・・色々と意味があるんだな。」

宰「そう☆まぁ・・・・他もあるんだけど・・・・・。」

そう言うと、宰は一瞬だけ腰についていた2つのモンスターボールを見た。

宰「ま、何時か解るよね♪」

2人「「・・何が?」」

宰「ううん、こっちの話だヨ♪さっ!先を急ごうよ☆」

鈴紗「そ、そうね・・・。」

こうして、ちょっぴりトラブルがあったけれど、3人は再び歩き出した。


〜END〜


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