二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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悪ノ娘ノ召使
日時: 2011/03/17 18:07
名前: 双海 (ID: BdM.OEZp)

初めまして、双海です!

これは、悪ノP様の「悪ノ娘」と「悪ノ召使」を、私が自分なりに小説化したものです。
私の勝手な解釈に基づき小説化した為、あなたの解釈とは違う所があると思います。
ご自身の解釈を壊したくない方はご遠慮下さい。

また、私はプロなどではない為、非常に読みにくい文章になってしまうと思います。
それが嫌という方もご遠慮下さい。

あと、誤字などもあると思います;
見つけたら、ご報告して頂けると嬉しいです!

はい、こんな拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました!
それでは無駄に長い本編となります、どうぞ!

目次らしきもの

序章
>>1

第一章
>>2, >>3, >>4, >>5, >>6,

第ニ章
>>7, >>8, >>9, >>13, >>14, >>15,
>>16, >>17, >>18, >>19, >>20, >>21,

第三章
>>22, >>23, >>24, >>25, >>26,
>>27, >>28, >>29, >>30, >>31,

第四章
>>32, >>35, >>36, >>41, >>45, >>46,

第五章
>>49, >>52, >>57, >>58, >>59,

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Re: 悪ノ娘ノ召使 ( No.10 )
日時: 2010/11/30 21:42
名前: ののこ (ID: zXm0/Iqr)

ぬをおおおお!!!

なんちゅう展開!!

レンくんびっくりだねぇ

Re: 悪ノ娘ノ召使 ( No.11 )
日時: 2010/12/01 13:45
名前: 森仔 (ID: QsZ5.RcS)

タイトルにひかれて読みに来たところすごく面白いので読みふけっちゃいました!

更新頑張ってください!

Re: 悪ノ娘ノ召使 ( No.12 )
日時: 2010/12/01 21:03
名前: 双海  (ID: BdM.OEZp)

>ののこさま

本当、レンくんびっくりですよね(笑)
コメントありがとうございました!

>森仔さま

わ、本当ですか?面白いだなんて…嬉しいです!

はい、頑張らせていただきます!
コメントありがとうございました!

第ニ章 ( No.13 )
日時: 2010/12/01 21:37
名前: 双海  (ID: BdM.OEZp)

「え…。」
 時が止まったような気がした。

 王女と、僕が双子?
 まさか、そんなはずは。

 だって僕は、代々続く召使の家で生まれ、育ったはずだ。
 確かに、僕と親の顔は少しも似ていなかった。
 似ていなかった、けれど僕は確かに愛を受けて育った。
 それに、僕が本当に血の繋がった家族なのか、不安になった時。親は確かに家族だと言った。
 その言葉を、この王は嘘だと言うのか?

「そんなの、…信じられません。」
「でも、本当だ。」
 王は、そうきっぱりと言い放つ。

 …わかってる、王が嘘を吐くはずがないということを。
 それに、王女と僕が双子なら、顔が似ているのも、納得できる。
 ということは、やはり王の言っていることは本当だというのか?

「…じゃあ、仮に王女と僕が双子だとします。」
「仮、などはない。それが真実だ。」
「……。」
 王の迷いのない、真っ直ぐな視線。
 この頃にはもう、王女と僕が双子だということを信じ始めていた。
「すまない、続けてくれ。」
「どうしてリン様は王女に、僕は召使になったのでしょうか。」
 どうして僕達の未来は、こう裂けてしまったのか。それが、一番の疑問であった。
「…生まれてくる子供は、一人だと、そう思っていた。男なら王に。女なら女王にするはずだった。」
「…だが、二人だった?」
「そうだ。国の頂点につく者は、二人もいらない。だから一番に生まれてきた子を王女とし、二番の子を召使とした。」

第ニ章 ( No.14 )
日時: 2010/12/01 22:28
名前: 双海  (ID: BdM.OEZp)

「…。」
 その言葉に、僕は怒りを覚えた。
「王女には、このことは」
「話していない。別に話す必要のない話だ。」
「じゃあどうして、僕にはこのことを話したのですか?」
「レン。リンが危なくなった時、お前が守るんだ。」
 それは、質問に対する答えではなかった。
 僕が意味がわからない、という顔をしていると王は
「いずれわかる時が嫌でもくるさ。」
と言った。

 ガタン、と大きく馬車が揺れ、自分が今緑ノ国へと向かっていることを思い出す。
 いつの間にか手を握り締めていたのか、手のひらには爪の痕が残っていた。

 それにしても、勝手な話だ。
 王女と僕が双子ということは、…わかった。
 だが、国の頂点につく者は二人もいらない、だなんて。そんなの知ったこっちゃない。
 それに、王は最後に
「このことは、誰にも言ってはいけない。」
と言ったのだ。
 もう、意味がわからない。
 一度にたくさんのことを聞きすぎて、頭が混乱している。

 はぁ、と溜め息をこぼすのと同時に、馬車が止まる。
 一体どうしたのかと思い、外を見回すとそこには、
「着きましたよ。」
緑、緑、緑。
 道行く全ての人達の髪が、緑であるのだ。
 へぇ、流石“緑”ノ国…。

「ここで待っていますので、用が終わり次第戻ってきてください。」
という御者の声を背に受け、僕は馬車を降り歩き出すのだった。


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