二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに—
- 日時: 2012/02/12 11:19
- 名前: おぷゥ (ID: /kFpnDhT)
初めまして、おぷゥです
NARUTO小説…えっとオリキャラでますね。
あと、あまりNARUTOも把握できてないので、いろいろ崩壊しそうです;
そんなgdgdでもいいよ。心オーップンだよ。って人はどうぞ付いてきてやってください
とにかくこのアホな主をよろしくお願いします。((ペコリ
第一幕 鉛の国
一. 鬼の存在
>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>8
二. 咎
>>9 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18
第二幕 常闇の蝶共(上)
一. 其れは唐突に
>>19 >>20 >>21 >>22 >>26
二. 霞
>>29 >>30 >>31 >>32 >>35
三. 威圧
>>36 >>37 >>38 >>41 >>44
四. 安堵
>>45 >>47 >>48 >>50 >>51
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- Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— 参照150突破・ ( No.32 )
- 日時: 2011/06/06 21:25
- 名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)
この言葉が聞こえるものだろうか
地にはいつくばり肉片と骨にしゃぶり付く。
この叫びが聞こえるものだろうか
地にふさぎこみ姿を隠し続ける。
「 来るが良い 」
———人間よ。
「 共に杯を交わそうではないか 」
———酒が入るか血に満たされるか・・・。
楽しみだ。
妖艶に女達は嘲笑した。
- Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— 参照150突破・ ( No.33 )
- 日時: 2011/06/07 21:22
- 名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)
む、無羅、恐い!
でも…かっこいいッス!
無羅ファンになりまーす。
あ、そーだ、お知らせ〜
私、おぷぅさんの小説…この、『ナルト』の小説、お気に入りにしました〜。
イエーイ
- Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— 参照150突破・ ( No.34 )
- 日時: 2011/06/08 20:21
- 名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)
ムウs>>イ・・・・・・イエーイ!!
ってお気に入りですか!? わわわっ嬉しいです!
ありがとうございます^^
- Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— 参照150突破・ ( No.35 )
- 日時: 2011/06/08 21:13
- 名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)
「・・・・・・わかりました、お話しましょう」
ふぅ、と一瞳はため息をひとつ、金棒を肩にかついで「こちらです」と道案内を始めた。
「第一、まだ無力の私が勝てる相手でもありませんし」
そう呟くと、先頭を足早に歩き出す。穴や壁の瓦礫をよけながら三人はその後を追う。
ふいにサクラは後ろを振り返る。
「・・・・・・!」
その光景に、思わず足が止まってしまった。
廊下は先ほどの戦闘で、半壊状態だったハズ・・・・・・なのに、直っていた。壁や床、天井の大穴も全て。
サクラは目を見開きながら、また一瞳の後を追う。
「・・・・・・」
「驚きました?」
その様子に気づいた一瞳は振り返らずにそう言った。
「この塔内は妖術で守られていますので」
一瞳はただ、そう呟くと長い廊下の行き止まりで止まる。
「さて、最深部まで行きましょうか・・・・・・【族長】ゾクチョウがお待ちです」
・
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「うわー・・・大きな所だねぇ」
「先輩、これは仕事ですからね・・・・・・?」
カカシとヤマトが、やっと到着した。
赤い提灯が光り、長い階段、そして連なる店。カカシは着物姿でカツカツと下駄をならしながら、階段を上っていった。
ヤマトも同様に同じ姿で階段を上る。
遊女や、遊び人、売り子が階段を行き来している。
ヤマトはその様子をまじまじと見ていた。
「・・・・・・ここは遊郭というより、遊郭が名物の国・・・・・・なんですかね?」
そう呟いて、提灯を眺める。
カカシは眉間にシワをよせて「さぁね」と、それだけ答えた。
「あらっ今日はいい男がたくさん来るじゃないの〜」
「兄さんぁ〜ん、見てって〜」
遊女の勧誘が始まった。やはり遊女にもこの二人は他の酒臭い男よりもずっと小奇麗に見えたのだろう。
率先して二人を誘っていた。
だが、カカシはまったくそれに見むきもせず、淡々と歩く。
ヤマトは「せんぱーい」と叫んだが、まったくカカシに聞こえていなかった。
「まいったな・・・・・・」
ヤマトは困り顔でそう呟く。
すると、目の前に透明な糸のようなものが見えた。
「え?」
ヤマトは目を見開く、その糸はフワリと舞うとカカシの方向へピンと伸びていったではないか。
ヤマトは急いで糸を切ろうと走る、が
「・・・・・・な、手が」
自分の手に糸が巻き付いている。振りほどこうにも硬い。まったく切れないのだ。
ちら、と周りを見たが、周りの人間は糸の様子に気づいていなかった。
「!くそ」
グイっ
「うわあっ!!!」
糸に強く引っ張られた、カカシも同様にすごいスピードで同じ方向に進む。
「うわあああああ!!」
ズルズル
引きづられながら、連れて行かれるのは狭い道。
土地勘がなければいけれないような場所だった。
そして、その先には・・・・・・
「穴ァ!?」
大人一人は入れそうな大穴がヤマトの先に待ち構えている。
さすがに、もがいたがまったく自由が利かず。
「う・・・わ」
ズリっ
足が空気に触れた。
「うわあああああああああああああああ」
真っ逆さまに落ちていった。
- Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— 参照150突破・ ( No.36 )
- 日時: 2011/06/08 22:43
- 名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)
パチパチと火が燃える音が聞こえる。
暖かい感覚が、体に伝わった。
「・・・・・・?」
ゆっくりと目を開ければ、そこは窓のない土で出来た、密室だった。
そこにはカカシ、赤い髪の青年に、目深いフードで顔半分を隠し、着物を着た女が居る。 ヤマトは、枕から体を起こす。
「目覚めたかい?」
顔を隠した女が、ヤマトの傍に来た。
どうやら足が悪いようで、半ば引きずりながら足を動かしている。
ヤマトは状況が理解できていないようだ。
カカシは「とりあえず、ここに居る奴等は敵じゃないよ」とヤマトを落ち着かせる。赤い髪・・・夜鐘は座ったまま一礼すると「初めまして」と笑った。
「俺は同行者ですよ」
「そ、この怪しいのはナナシノ夜鐘、暗部」
カカシの説明にヤマトは目を丸くする、まぁ当たり前の反応だろう。夜鐘はクツクツ笑いながらクナイを磨く。
ヤマトは呆然としたが、すぐにハッと声を張り上げる。
「・・・・・・先輩、ゆっくりしてられないですよ!」
「今、塔に向かったって無駄さ、結界が強まったからねぇ」
ヤマトの言葉をさえぎるかのように、女は口角をあげて妖艶に笑みを漏らした。ヤマトは納得がいかないように首をかしげる。
夜鐘はそんなヤマトの様子を見かねて、呟く。
「ここの動力源は妖術といって、まぁそれがこの国を守ってるみたいですよ?」
適当にそう答えると、夜鐘は立ち上がった。
女は「行く気かい?」と言う、夜鐘は「アンタは付いてこれねーだろ?」そう言い返すが、女は笑った。
手を伸ばせば、透明の糸がのびる。
「・・・・・・もしかして」
ヤマトは呟く、女はニコリと笑い頷いた。
「女郎蜘蛛の【千里】センリだよ、あたしは蜘蛛で行くさ」
千里は、蜘蛛の糸を自分の足にまきつけ立ち上がる。
カカシもヤマトに合図を出し、立ち上がった。
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