二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

NARUTO疾風伝 —第四幕 誰も見ずに— 
日時: 2012/02/12 11:19
名前: おぷゥ (ID: /kFpnDhT)

初めまして、おぷゥです


NARUTO小説…えっとオリキャラでますね。
あと、あまりNARUTOも把握できてないので、いろいろ崩壊しそうです;

そんなgdgdでもいいよ。心オーップンだよ。って人はどうぞ付いてきてやってください
とにかくこのアホな主をよろしくお願いします。((ペコリ





 第一幕 鉛の国

一. 鬼の存在

>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>8

二. 咎

>>9 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18

 第二幕 常闇の蝶共(上)


一. 其れは唐突に

>>19 >>20 >>21 >>22 >>26

二.  霞

>>29 >>30 >>31 >>32 >>35

三. 威圧

>>36 >>37 >>38 >>41 >>44

四. 安堵

>>45 >>47 >>48 >>50 >>51

 

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16



Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— ( No.27 )
日時: 2011/06/04 21:50
名前: ムウ (ID: 8Xw8uslB)

>>25
そうですね〜。そうですね〜。
デイダラとか、デイダラとか、死んじゃったのは悲しかったですね…
最新作見たいなあ

Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— ( No.28 )
日時: 2011/06/04 22:43
名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)

ムウs>>

 最新作はどうなるんでしょうね〜。
岸本さんには頑張ってほしいです。^w^

Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— ( No.29 )
日時: 2011/06/05 00:44
名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)

上っていく階段の途中には、たくさんの店がありどこも遊郭とは思えないほど活気に満ち溢れている。大きく長い階段、階段が道のようなものだった。 そんな階段の端々に飽きることなく『女遊び』の店が転々とある、階段の頂上だろうか宮が小さくみえる場所から提燈が祭りのように明かりを灯し、辺りを照らしていた。そして、赤い装飾に彩られた檻の中に妖艶な笑みをうかべた女がナルト達に目をつける。

    「ちょっと兄さーん買っておくれよ」

    
    「嫌だわぁ、ウチが先に目をつけていたのに」


 ナルトは子供なのに、遊女達から勧誘をうける理由は変化の術。
みんな20歳以上の男に化けていた。サクラは青色の髪で顔の整った侍・・・。顔は理想の男性像らしい、ナルトがそのことでショックを受けていたがナルトもいつもより髪を伸ばし着物をきていた。夜鐘は変化の必要がなくそのまま、無羅は年齢を(多少)下げ男に化け着物を着た。


 さて、そんな集団に遊女達は必ず声をかけるわけだが、夜鐘はそれを無視して、つかつかと大きな階段を上っていってしまう。


 どんっ


通行人の何人かに(といっても遊び人)肩がぶつかる。夜鐘はそんなことも気にせず、そのまま歩き続けるため・・・・・・ガラの悪そうな遊び侍の何人かが、こちらをにらみつける。


無羅とサクラがそれに気づいて、思わず夜鐘を見た。

 赤い髪をゆらす姿と下駄の音しか聞こえない。


無羅は、はぁ・・・とため息をついて、冷や汗をながす。
 


  ・・・夜鐘、アンタ少し周りに目を配りなさいよ。




 ガシッ



 「うわッ」

  「きゃ・・・じゃなかった・・・うわ・・・」


無羅がナルトとサクラの腕をつかんで店と店の間の隙間に向かい身を潜めた。「とりあえず、先に行って」
 
「「・・・・・・了解」」

ナルト、サクラを店の隙間の奥まで行かせ片手で印を組む。




   —【黙語】モクガタリ





無羅の頭の中で、侍に付けられている夜鐘の姿が映る。

  ・・・やーっぱりね

 無羅はその風景に呆れながら夜鐘の脳に声をかける。



—夜、おいこら夜!!



 ぴたり、と夜鐘の動きが止まったのが見えた。


—無羅か?どうかしたか?


 夜鐘は、さっと急ぎ足に夜鐘は建物と建物をうまく交差させて人ごみに紛れ込む。

 

 
—どうもこうしたも・・・アンタさぁ、つけられてんの!・・・・・・チャクラを押さえ込むのはいいけど探知できるくらいのは残し時なさいよ。


 無羅は隙間の暗闇の中で眉間にシワをよせた。
夜鐘は頭をかきながら「あちゃー」と小声で呟いている。

—あぁ・・・悪ィ手間かけたな、んで・・・・ちょっと頼みがあるんだけど・・・・・・




           ・
           ・
           ・
           ・
           ・
           ・
           ・



   「ちょっと、綱手様・・・どういうことですか・・・」


     「いや、本当に悪いことをしたと思ってるさ・・・」

 火影の元にはヤマト、カカシが居た。・・・そして問題になっているのは、今回のナルト、サクラの件。

 カカシはうなだれながら火影の机に手をついた。

 「ナルトは未成年だし、サクラは女ですよ!」

声をはりあげて猛講義するが過ぎてしまったことは仕方ないと、ため息と共に机から手を離す。

 「すまん・・・」

 綱手は申し訳なさそうに呟いた。
カサッとヤマトは地図を取り出しカカシに言う。

 「・・・先輩、その遊郭はここから、そうは遠くないですし・・・行きましょう」


「ああ、・・・・・・てか、テンゾウ・・・行ったことあんの?」


途端、カカシとシズネと綱手が冷ややかな目でヤマトを見たが、ヤマトはとんでもない!!というように地図をぶんぶん振り回して

 「これッに書いてッあるんッですッ」

そう叫んだが、

 「あーはいはい、わかったわかった

 バタン

    

カカシはさっさと扉を開けて部屋を出て行った。
綱手とシズネは「いってらっしゃーい」と苦笑しながら手を振る。


 ・・・・・・先輩、あなたとやってける気がしません・・・。


ヤマトは心の中で呟いた。

        

Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— ( No.30 )
日時: 2011/06/05 22:31
名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)


夜鐘は一人、階段を上り終えた場所に位置する木造建築の塔を目指している。人をかきわけて、とにかく前へ前へと。人のざわめきや遊女の勧誘を無視して

 ガヤガヤ  ガヤガヤ

だが、そんなことをしているから先ほどの無羅が行ったとおり後ろから侍が夜鐘を付けていた。

夜鐘は薄めたチャクラを自分自身の周りに流し探知を行いながら前を歩く、だがさすがに侍と夜鐘には距離があるし第一、行きかう人々が壁になっているので追いつかれる可能性は少ない。

 「・・・・・・まぁ気にせず行くかな」


 ガヤガヤ  ガヤガヤ



 祭りのような雰囲気の場所、暗闇を赤い仄かな提燈と店の明かりが道とあたりを照らす。


 「こうなると・・・・・・緊張感ほぐれるな」


夜鐘は提燈を見つめながら気ままに歩いていた。
 すると、少し後ろのほうで楽のざわめきとは違うざわつきが聞こえる.


 「や・・・・・・やめッ!!!!」



もめ事か・・・・・・?



夜鐘はそう軽く考えていたが・・・・・・明らかに違った。





   「ぎゃあああああああ!!!」

  「きゃあ!」




 獣のような女の悲鳴が後ろから聞こえた。
そして二、三度聞こえる「ゴボ・・・」という血を吐く音。
 

 「・・・・・・ぎゃああああああああ!」


  「うわああああ」


 「!」


 バッと夜鐘は後ろを振り返った。大通りの道にあった人ごみは端へと逃げ道の真ん中には刀を構えた汚れた男と血を吐く女、倒れた男が数人居る。

   「うおおおおおおおおお!」

 侍が刀を振りかざしながら、階段を駆け上ってきた。
思わず夜鐘は身構える。 男の表情は・・・狂っていた。目を血走り無精ひげを生やしていた。


  「しねええええええええ」



 男が力一杯、刀を振り下ろしながら夜鐘に突進してきた。

 ブンッ ブンッ ブンッ


振り下ろすたびに、夜鐘は後ろへ後ろへとジャンプしながら男の刀から逃れていた。

 「・・・・・・くそ、着物だと動きにくい」



 ここでクナイを使うのもまずい・・・術も下手に使えねぇし・・・・・・



 ブンッ


 男が一振り


 パシッ


 夜鐘が男の振り下ろした隙の一瞬、静止する腕を捕まえた。
「はなせえええええええええええ」
唾液をまきちらしながらもがく男を、不快に思いながら夜鐘は軽く男の手首を曲げてみる。

 苦痛に男は顔をゆがませるが


 夜鐘はおかまいなしにさらに、曲げる。

 
 「やめろおおおおおおお」



  ボキッ パキ、バキィッ



 「いいいッ・・・いてえええええええええええええええ」


 夜鐘は、男の手の手ごたえが無くなると、男を解放した。
男は刀を投げ捨て、自分の右腕を目を見開きながら見ていた。


 プラーン、と手はありえない方向にたれている。皮だけのように垂れている。

 完全に骨は砕けただろう——


男は「ひィ」と悲鳴をあげると、そのまま階段を下りおりていく
 

「うわあああああああああああ」

男は躓いて、そのまま足が前へとあがった。
「ぎゃあ」

— ゴタガタタタタタッ!!!!


高等部を強くうちつけながら、落ちていった。
 辺りはシン・・・と静まりかえる。




 「・・・・・・殺しちまったか・・・」

夜鐘は頭をかきながらうな垂れた。

今更、隠密行動なんてできるはずがない・・・。
 派手に暴れすぎた。




 「・・・・・・・・・ここは相方にまかせるかな」
夜鐘は転がった死体を見ながら呟いた。


Re: NARUTO疾風伝 第二幕—常闇の蝶共— ( No.31 )
日時: 2011/06/06 21:04
名前: おぷゥ (ID: ohiIgZdM)


無羅達は、頂上にそびえたっていた塔へと入り込んでいた。
以外にも明るく、とても広い・・・・・・大型旅館のようだった。

 「・・・・・・伝言、夜鐘から」
スッと物陰に隠れていたナルトとサクラに、天井に居た無羅が降り立ち耳打ちする。

 「・・・・・・何人か、他国の忍が入り込んでる」

無羅が小さくそう呟いた。
 
 「どこの忍ですか?」
サクラが、無羅にそう言った。無羅は「多分・・・抜け忍共・・・・・・」そういうと、サクラとナルトの肩に手を置いた。




      バシッ



  「「いったああああああああああああ!!!」」

 思いっきり無羅は二人の肩を叩いたため、かなりの激痛が二人の体を通っただろう。二人は大声を出して転げる。
 


     ボフンッ


それと同時に、二人の変化の術が解け元の姿に戻っていた。
ナルトは「なにすんだよ!!」と無羅を睨んだが、無羅は「ほら、もう必要ないから戦闘準備しなっ」とナルトに言い放ち自身も、術を解いた。


   「・・・無羅さん」
サクラは叩かれた肩をさすりながら、立ち上がる。
 ナルトも、ゆっくりと立ち上がってズカズカと無羅の先頭に立つ。


 「んだよ、意味わかんねーの」

 「・・・・!ちょっと待ちな」


  「うわッっちょ!!」

バッと無羅はナルトの腕をつかんで引っ張った。
そして、ナルトが抗議の声をあげようとした瞬間・・・——!!







        ドン




     ドン  ドン  ドン



 
   ガッ   ガシャッ






  ガラガラガッドゴオオオオオッ!!!!!!!!






  天井から凄まじい轟音と共に、天井が崩れ落ちてきた。
煙が立ち込める中、天井を壊した本人の姿が見えてくる。


  バッと3人は、その影から距離をとる。




  



 「そう警戒なさらなくても・・・・・・、ですがあなた方のお連れ様が起こした事は、見逃すことはできませんゆえ」

煙が晴れた、そこには金髪の前髪を片側でけ結んだ、右目に包帯をつけている少女だった。綺麗な明るい着物を着て、左手には金棒。少し細身だが、銅で出来ているようだ。


 少女は、ゆっくりと金棒を肩にかけ無羅に向き直る。


「某目の名は【一瞳】ツクシと申す、貴殿方の所業に牙を向けたまわる」


   ダッと先に動いたのは一瞳だった、金棒をふりあげ手馴れた手つきで3人相手に軽々と金棒を扱っている。

 ナルトは金棒の攻撃をギリギリでかわしながら、チャクラを練る。

  「螺旋丸!!!」

 チャクラの塊を一瞳に向けはなったが、軽々と一瞳はそれをよけた。
だが、その螺旋丸の後にサクラの豪腕が一瞳の頬を殴る!!

   「!」

 ドスッと一瞳は壁に叩きつけられる。
よろ・・・・・・とふらつきながら立ち上がった時、無羅が円型の自分の体ほどある武器を一瞳につきつける。


   「・・・・・・【月輪牙】ゲツリンガ・・・!」

    「!」


  ギイイイイッ!!!


鉄と銅が重なりあう鈍い音が響いた。
 無羅が押しこむ、金棒と一瞳にめがけて。

一瞳が金棒でそれに耐え切っていたが、歯軋りをしながら激しい形相になっていた。

 「ぐ・・・・・・ぐぐぐ・・・」
唸る一瞳に、無羅が瞳を妖艶にギラつかせながら呟く。

 「さっさとお偉いさんの居場所を吐きな、それとも・・・・・・このままその華奢な腕を折られたいか・・・!!」

 マスクの下はきっと笑っていることだろう、サクラは加勢する気にもなれず足が震えていた。ナルトはクナイを握りしめ、その様子をただ呆然とながめていた。


 一瞳は、一度腕の力を抜くと無羅の武器が壁に突き刺さるのをみはからい間から逃れた。

 「・・・はぁ・・・っ・・・・はぁっ」

逃げ出した一瞳は息を切らしながらその場にたっていた。
ずいぶんと、力を使ったのだろう。

   ガラガラ

 無羅がにこっと笑いながら、壁から武器を抜く。


「武装遊女ったー、なかなかおもしろいもんだね」

  「武装・・・遊女?」

サクラは一瞳に目をやる。彼女の着物の隙間からは古傷が見受けられる。 もちろん目もそのひとつだろう。


  —使われなくなった遊女ってことね・・・・・・。



 サクラは何もいわず眉を下げた。


 

 




        
 
 
 


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16



この掲示板は過去ログ化されています。