二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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魔天使マテリアル〜闇に染まる少女〜
日時: 2012/03/30 13:13
名前: ウサギ年 (ID: J//WTKlw)

どうも!ダメ作者のウサギ年です。

3作目ですね。

というわけでちゃんと完結できるようにがんばりますっ!

中傷コメントはやめてください。(駄文なもので・・・

あ、コメントもアドバイスもどんどんお待ちしています☆

それでは♪

○登場人物○

今までのマテマテのキャラクター
毎回ですね。すみません。

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4、夢?・・・現実? ( No.7 )
日時: 2012/03/30 21:30
名前: ウサギ年 (ID: 0rA5fAQC)


サーヤは夜の空の下にいた。

そんなロマンチック?な風景とは裏腹に地面には戦場が広がっている。

地面には、血だらけの仲間たち。

息はもう、絶え絶えになっている。

「サー・・・ヤ・・・」

(レイヤ君!?)

大変、助けなきゃ!

・・・体が、動かない。

なんで?どうして・・・?

あれ?

あそこで黒い冷笑を浮かべているのはだれ?

まさか、わたし?

でも、そんなはずは・・・。

ネエ、ミンナ。

コタエテ

           ***

(サーヤ・・・?)

レイヤも夜の空の下にいた。

地面には、傷ついた仲間 ー現役マテリアルー 達が血だらけで倒れて

いる。

なぜかレイヤ自身も足などを怪我していて動けない。

翔、翼、徹平、志穂、鳴神はぐったりしていて動かない。

(サーヤをとめないと・・・。あれ?僕はなんでサーヤを止めようとし

 ているんだ?)

(サーヤは無事なのか?)

そう思い、辺りを見渡す。

ふと、少しはなれた場所に立っているサーヤを見つけた。が、

あいつ ー魔王ー と同じように目が細められ、口は薄く笑っているか

のように見えた。

「サー・・・ヤ・・・」

ーそこでレイヤの意識はだんだん遠のいて行き ー。

白い光が見えてー。
 

5、二日後 ( No.8 )
日時: 2012/03/30 22:55
名前: ウサギ年 (ID: 0rA5fAQC)


それからサーヤの目が覚めたのは2日後だった。

「−・・・っ」

目を開けるとサーヤたちの部屋だった。

まさかさっきのは本当だったのか?

すると隣ではレイヤがサーヤのベッドに寄りかかって眠っているのが分

かった。

「レイヤ君・・・?」

よかった、さっきのは夢だったのか。

そう思うことにした。

「−・・・っサーヤ?」

「レイヤ君?」

「サーヤ、大丈夫か?」

「うん、わたしは・・・」

大丈夫だよ、と言いかけてドアがコンコンとノックされた。

ドアが開くと伊吹がトレーにレイヤのための紅茶がコップにはいってい

る。

「サーヤ、目が覚めたのか」

いつもの仏頂面が少しゆるんだ気がした。

「サーヤ、なにか食べたいものあるか?少しでも腹に入れたほうがいい

 と思うんだが」

レイヤを見るとそうだとうなずいている。

「じゃあおかゆを・・・」

「わかった」

といって伊吹は出て行った。

「レイヤ君、わたしはなにがあったの」

「あのパトロールのあとサーヤが倒れてから丸2日だ」

「2日っ」

サーヤは飛び上がりそうになった。

「で、どういうことだったんだ?」

6、悪夢 ( No.9 )
日時: 2012/03/30 23:44
名前: ウサギ年 (ID: 0rA5fAQC)


「あっ」

そう、倒れる直前、サーヤは何か言いかけていたのだった。

「あのね、その前に聞いてほしいことがあるの」

「何?」

「さっき怖い夢を見たの」

サーヤの話を聞き終えたレイヤは、

「実は僕も似たような夢を見たんだ」

そこでレイヤも夢の内容を話した。

「何かの前兆じゃないといいけど・・・」

レイヤがつぶやいたとき志穂と徹平が入ってきた。

「さあやっち!」

「紗綾さん!」

「たった今伊吹さんから連絡があったので大急ぎで来たんです」

「あ、ごめんね」

「気にしないでください」

サーヤは心があったかくなるのを感じた。



7,虫に刺された後? ( No.10 )
日時: 2012/03/31 12:30
名前: ウサギ年 (ID: HwpkBxu2)

「ところで紗綾さん、あの時なんて言おうとしてたんですか?」

「あのね、あの時首筋が今までにないくらいの痛さだったから、いつも

 の上級悪魔の強さじゃないってことを伝えたかったんだ」

徹平がしばらく考え込んでいった。

「じゃあさあやっちを狙う上級悪魔が魔王の命令で来たってことなの

 か?」

「おそらくそんなところだろう」

「じゃあ今から調査をしに行きませんか?」

「ああ、そうだな」

「よし、決まり!さあやっちはまだおとなしく寝てろよ」

「そうです紗綾さん。もっと私たちをたよってください」

まだ遠慮してるサーヤを気遣い、レイヤが言った。

「じゃあ僕はこのまま残るよ。サーヤが心配だし」

「分かりました。では徹平さん行きましょう」

二人が部屋を出て行って。

ふとサーヤが質問した。

「ねえレイヤ君、これなんだろう?」

レイヤが見ると、サーヤの肩にほくろのようなものがあった。

「いままでこんなものなかったのに」

レイヤは魔界で見たことがあるような気がした。

「まさか・・・これは・・・!」

頭が真っ白になりかけた。

8、虫さされの正体 ( No.11 )
日時: 2012/03/31 19:14
名前: ウサギ年 (ID: aicm.51Q)

(闇蜂・・・!)

人間界の蜂と外見は似ているがおしりが真っ黒で闇が蓄えられている。

さされるとほくろのようになり、刺されたものは徐々に闇が心に広がっ

ていく。人間界の蜂とは比べ物にならないくらい危険な生物だ。

さされたものを元の人柄に戻すには、魔界の「迷いの森」の奥深くにほ

んの少しだけ生えている「月光草」(げっこうそう)を丸々一本食べさ

しかない。そこまでたどり着くには闇ノ一族にあい、月光草のありかを

教えてもらい、危険な植物や魔物を避けてたどりつかねばならない。

魔王の城になら月光草で作った薬があるのだが、これが魔王の命令であ

る以上、まず無理な話だろう。

が、さすがにサーヤにはだまっておくしかなくて。

「さあ、なんだろうな」

と切り返すしかなかった。

レイヤはまずいちばん信頼できる圭吾に相談することにした。

マテリアルの仲間を危険に遭わせないように。

(サーヤを救ってみせる・・・!たとえ自分を犠牲にしても)

レイヤはサーヤを守るという誓いとともに固く決意をした。

サーヤには幸せになってもらいたいから。

その決意は揺るぎないものとなっていた。


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