二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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千と千尋の神隠し‐その後の物語‐
日時: 2012/08/01 21:10
名前: みたま (ID: K9lkoYz9)

作ってしまいました…


よろしくです…!


@読んでくださっている方々@

・志保様
・まい様
・咲様
・ゆかりん様
・秋桜様
・藤桜様
・素海龍様
・ジル様
・スペシリオ様
・マリン様
・鈴様
・ガーリィ
・スズリン様
・イナズマ+ジブリ様
・DJ大佐様
・たうりん様

皆様ありがとうございます^^

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Re: 千と千尋の神隠し‐その後の物語‐ ( No.61 )
日時: 2012/07/22 00:35
名前: イナズマ+ジブリ (ID: fT9YdP4.)

初めまして。イナズマ+ジブリです。イナズマと読んでください。
僕もジブリは大好きです。みたまさんの小説、おもしろいです!
続きがとても気になります。

Re: 千と千尋の神隠し‐その後の物語‐ ( No.63 )
日時: 2012/07/22 13:11
名前: みたま (ID: K9lkoYz9)

>イナズマ+ジブリ様

ありがとうございます^^
頑張って期待に添えられるような小説を
書いていきたいと思ってます!

>マリン様

いや、私情ですから謝らないでください!
読んでくださるのは凄く嬉しいですから^^

Re: 千と千尋の神隠し‐その後の物語‐ ( No.64 )
日時: 2012/07/22 14:56
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

おめでとう!!
うちの学校は初戦敗退が多いから自分のことのように嬉しいです^^

お茶漬けうちも好きだよ。
のり味が好きなんだけ家にあるのが鮭という事実が発覚したりしますww

Re: 千と千尋の神隠し‐その後の物語‐ ( No.65 )
日時: 2012/07/22 17:43
名前: みたま (ID: K9lkoYz9)


「ありがとう」

ハクは不思議そうにサンドイッチを眺めてからぱくついた。


「どう・・・?」


「・・・おいしい」

目を丸くして千尋を見る。


「本当?うれしい!」


「うんとても・・・ところでこれは何だい?」


「サンドイッチっていってね、レタスとハムを挟んでマーガリンを塗ってパンで挟んだものよ」


「初めて食べたけど・・・おいしいよ・・・!」


「ありがとう!」


千尋もサンドイッチにぱくついた。

「ねぇ、ハクは普段何を食べているの?」


「私はほとんど形のとどまったものは口にしない」


「え?」


「つまり・・・水だよ。きれいな水があれば生きていける」


「水・・・だけ?」


「澄んだ空気もかな・・・」


「水と空気・・・」


「うん。でも湯屋にいたときは料理を食べたよ」


「へぇ・・・私だったらそれだけじゃおなかが減っちゃうわ」


「そうだろうね」

真面目な顔をしてそう言う千尋が面白かったのか楽しげにハクは笑った。



さわさわと涼しい風が吹いた。
少し汗ばんでいた千尋の額を風が撫ぜていった。




「それにしてもここ、すごい」


「そうだね・・・」



森の一部だけ丸く穴が空いたような空間に千尋たちは今いた。
草原のようになっていて草原の周りはクヌギの森になっている。
二人は腐って倒れた木に座っていた。


「ん・・・?」


草原の端のほうに何かがあった。
びっしりとコケに覆われていてよく分からない。


「ね、ハク、あれ・・・」


「・・・なんだろうね」


「見に行ってくる」


「私も行くよ」


さっと二人は立ち上がりそれに向かって歩き出した。


一歩一歩草原を踏みしめるたびに、じわっとした感覚が靴の裏を伝わって足に響く。


「・・・水?」


「本当だ・・・」


草原だと思っていたそこは湿原のようになっていた。
濁りない水が湿地全体を潤している。幸い靴には浸水しない程度の水かさだ。

ふと千尋の足元を突然黒い何かが泳いだ。


「?」


ゆらゆらと尾びれを動かし泳ぎながら可愛らしいおちょぼ口をぱくぱくさせている。


「おたまじゃくし・・・」


10センチくらいあるところをみると恐らく牛蛙の子だろう。見渡すと辺りにぽつんぽつんと数匹泳いでいた。


「大きいね」


「うん・・・私、こんな大きいの初めて見た!」


「・・・千尋」


「?」


突然ハクが指差した先を見る。


二人から少し離れた頭上に大きな白い鳥が湿地に着地しようとしていた。


冬の雪の色のような真っ白な羽毛が夏の緑の湿地に美しく映える。

冠羽はすでに夏のものに変わっていて細く長い白いすっと伸びた羽毛がすらりと長い首から頭にかけてを飾り立てている。
猛禽類のような瞳は何者にも屈しないかのような様であった。

音もなく、二人のことなど気にもかけない様子で近くの湿地に灰褐色の長く細い足から舞い降りる。波紋が広がっる。
翼を広げたら1メートルはあるだろうそれは白鷺であった。




「きれい・・・」


「・・・うん」


二人は無意識に小声で会話を続けた。


「何しに来たのかしら?」


「そうだね・・・もしかすると・・・」


何か言おうとしたハクを遮るかのようにして鷺が動きをみせた。


何かを探るように慎重に足を進めている。
水面をにらみ次の瞬間には鋭く長いくちばしでおたまじゃくしを捕まえていた。おたまじゃくしは力を振り絞り必死に暴れている。


「あ・・・」


そんな努力もむなしく鷺はそのまま天を仰ぐと、くいっと頭を何度が上下に振って獲物を丸呑みした。



「・・・」


言葉が出ない二人を気にせずに同じように何度か食事を繰り返すと来たときと同じように静かに飛び去り空へと消えた。

後に残ったのは静寂だった。





「・・・行こうか」

静寂を切り裂いたハクの言葉に我に返った千尋はこくりと一つ頷くと歩き出した。



コケに覆われて何か分からなかったそれは小さな祠だった。




「神様が・・・いたのかな・・・」


「・・・そうかもしれないね」


一瞬ハクの表情が驚いたように見えたのは気のせいだろうか。


「ハク・・・あれ・・・」




祠の向こう側には今二人がいる湿地よりも水かさの少し深い湿地がさらに奥へと続いていた。


























Re: 千と千尋の神隠し‐その後の物語‐ ( No.66 )
日時: 2012/07/22 17:48
名前: みたま (ID: K9lkoYz9)

>志保様


ありがとうございます!
一点差でしたけどね・・・^^;

シンプルにのりすごくおいしいですよね!
梅も捨てがたいですが(笑


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