二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜雪華録始動!
- 日時: 2012/12/26 15:17
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
こんばんは桜舞姫です。
前から考えていた新作を書く事にしました。
私の事をご存知の方、そうでない方、双方お楽しみください。
作者紹介
名前 桜舞姫・さくらまいひめ
性別 女 14歳の中一
誕生日 4月2日
埼玉県越谷市在住
<ここへ来た皆様へ>
・荒らしに来た人、薄桜鬼嫌いな人。回れ右。
・辛口コメント程々に。
・色々募集します。その時はどうぞ、よしなに。
・アニメ、ゲーム、オリジナル…ゴッチャです。
・千鶴の家族とか過去とか、意外と捏造です。
・不定期更新です。
これを読み、理解してなお足を踏み入れるという方。
………ようこそ。小説の世界へ……。
>>60 目次
【採用オリキャラ】
>>91 クラア殿
>>99 ノエ 殿
ありがとうございました<m(__)m>
キャラの詳細は、後日『新・オリキャラ』に
記載します。
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- Re: 薄桜鬼夢小説〜生きる者達よ〜 ( No.9 )
- 日時: 2011/12/20 21:11
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
5話 新選組
土「千鶴、無事か!?」
雪「は、はい!でもっ、この人が!」
千鶴を庇った千幸は、彼女に覆いかぶさったまま気を失っていた。
平「いつつ……吹っ飛ばされたァ…。」
永「大丈夫か平助?」
平助も、先ほど千幸に回し蹴りを食らったところなのである。
沖「で、どうするんです?この子。」
土「……屯所に連れ帰る。」
斎「よろしいのですか?」
少々虚を突かれたように斎藤がたずねる。
土「あぁ、気になる事もある。死体の処理は、山崎がやってくれる。」
原「じゃ、俺が運びますよ。」
原田が肩に千幸を担ぐのを確認して、土方が声をかける。
土「戻るぞ!」
浅黄色の羽織を着た男達は、夜の京を駆け戻った。
雪「……じょ………ます。」
かすかに耳に入って来る、聞き覚えのある声。
水「ここは……?」
寝かされた状態で、千幸は眼を開けた。
雪「大丈夫ですか。」
視界の端に映ったのは、先ほどの少年だった。
雪「傷を圧迫しないようにうつ伏せで診断したんです が、もう塞がったので仰向けに。」
水「そう。…ありがとう。」
その言葉に、少年はブンブン首を横に振る。
雪「そんなっ!庇って下さって、そんな大怪我を…」
水「どうってことないよ。君もわかってるでしょ?」
部屋の中にしばらく沈黙が纏う。と、少年が顔を上げ
雪「あの……貴方の体質…」
水「幼い時からそうなんだ。気にしないけど。」
雪「気に、しないんですか?」
水「あぁ。あ、君の名前は?」
雪「雪村、千鶴です。」
水「そっか、宜しく千鶴…ちゃん!」
雪「あ、はい。……って、ええ!?」
千鶴が驚くのも無理はない。今千幸は、<ちゃん>と
言ったのだ。
水「僕は水月千幸、宜しくお願いしますね。」
雪「え、僕?…女性ですよね??」
そこで千幸は始めて気付いた。彼女は傷の診断…
つまり、体を見ている。性別は一目瞭然だろう。
水「ばれちゃったか…。そう、私は女。」
雪「よかった。あ!広間で皆さんが待ってます。」
水「そっか、じゃあ案内してくれる?」
そこで個人談を打ち切り、彼r…彼女達は広間へ。
水「ここ?」
雪「はい。失礼します。」
中に入ると、幹部達が勢ぞろいしていた。
土「来たか。」
用意されていた座布団に座り、幹部たち全員の視線を
浴びる。上座の人物が口を開いた。
近「俺は局長近藤勇。まず、雪村君を助けてくれた
事に礼を言おう。」
そう言ってから、頭を下げる。
水「いえ、僕は誰も殺す気なんて無かったですし。」
この時の千幸の声は、完全に青年の声。
土「次だ。テメェ、何であんな時間に帯刀して出歩い ていやがった?」
水「そんな顔で睨まないで下さい、怖いなぁ。」
鬼の副長土方歳三に対してこんな態度を取る千幸を
見て、幹部連中も流石に驚き、目を見開いた。
水「あー、それと、一つ言わせて下さい。」
一拍の間を置いて、千幸は声を普段の女物に変え、
微笑んで言い放った。
水「女性に向かって、テメェ、は無いでしょう?」
雪・沖以外全員「っ!!???」
その一言で、その場にいる全員が凍りついた。
- Re: 薄桜鬼夢小説〜生きる者達よ〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/12/18 17:38
- 名前: カノン (ID: L0v6OTPI)
こんにちは。カノンといいます。
前にコメしたんですが、気づかなかったみたいなのでもう一度コメさせてもらいました。
えっと、頑張ってください!!
- Re: 薄桜鬼夢小説〜生きる者達よ〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/12/19 21:41
- 名前: 花暦桜花 (ID: lUcqHz23)
こんばんは〜
少し来ない間にすごい更新されていてびっくりしました!!!
そして続きが気になる…!
更新がんばってくださいね^^
- Re: 薄桜鬼夢小説〜生きる者達よ〜 ( No.12 )
- 日時: 2012/01/01 22:05
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
6話 性別の問題
此処は西本願寺の広間。新選組の屯所である。
水「あー、やっぱり気づいてなかったんですね。」
今さっきの彼女の—千幸の発言に、新選組幹部達は動揺していた。
土方、山南は頭を抱えてため息をついているし、斎藤は一見動じて
いないように見えて、微かに目を見開いていた。近藤、永倉、原田、
藤堂は、きっちり目を開き口をパクパクさせている。千鶴は、隠して
いた事が後ろめたいのか、俯いたまま。
沖「へぇ、君、女の子だったんだ?」
沖田一人は、全く動じていない。わかっていたのか、興味がなかった
のか。
山「悪い予感ほど、当たるものですね…。」
土「まったくだ…。」
どうやら2人も気づいていたようだ。
しかし、ほとんどの幹部が気付かないのも無理はなかった。何せ、
千幸の男装は、見本として写真にとってもいいくらいだった。
水「私は、水月千幸と申します。れっきとした女で、十八です。」
丁寧に礼をする姿を見ていると、服を変えたらどんな娘だろうと思う。
平「女かァ……へぇ。」
原「流石にわからんかった…。」
水「フフっ。で?私を運んで手当てまでした理由は?その子—千鶴ちゃ んを助けた礼…だけじゃないですよね?」
その問いかけに、幹部全員が顔を引き締める。
水「私なりの推測、言わせてもらいますね。まず、千鶴ちゃん。」
彼らの沈黙を肯定とみなし、話し始める。最初に千鶴の声をかけた。
雪「あ、はいっ!」
水「貴方の剣の腕は?」
雪「えっと。護身術くらい…なら。」
その答えに優しく頷いて、話を進める。
水「私の推測ですが。彼女に剣の腕はどちらかと言えば、ないのでしょ う。でも、貴方達は彼女をあの場に連れてきた。何故です?」
全「…………」
誰も答えず、広間に沈黙が落ちる。それをわかっていたのか、進めた。
水「私は、戦力になるからだと最初は思いました。でも、すぐ違うと
わかった。それは、土方さんの行動です。」
土「行動、だと?」
水「はい。貴方は彼女に『下がっていろ』と言い、私が彼女を見続けて
いると気付いた時、背に隠しましたよね。つまり守った。強い人な ら、守らなくてもいい。そこで、彼女は戦力じゃないと知った。」
沖「君、中々鋭いね。」
笑いながら沖田が褒めるが、その眼は笑ってなどいない。むしろ、千幸に殺気を向けている。
千幸は、その刺のある視線を軽く受け流し続けた。
水「まとめると、彼女は皆さんの守るべき対象で
あり、屯所に置いておけない理由がある。」
そこでいったん言葉を切り、千幸は視線を一つの
場所に向ける。
水「その理由の一つが、貴方なのではないかしら?」
視線の先には、新選組総長、山南敬助がいた。
山「それは、どういう意味でしょう?」
その言葉に千幸は瞳を細め、静かに睨んだ。
水「惚けるな。貴様、人ではないな!?」
いきなり変わった千幸の言葉遣いに、幹部達は驚き
ながらも、その発言内容にも驚いた。
土「テメェ………」
水「私、貴方のような方は嫌うんです。それは予め
言っておきます。」
沖「君、何を知ってるの?」
沖田が、真意を確かめるように千幸を見る。
水「変若水、羅刹。これがあなた達の秘密でしょ う?」
近「……何故、知っているんだね?」
水「私が、雪村綱道と間接的に関わっていた…と
言えば、わかって頂けますか?」
雪「っ!父様を知っているんですか!?」
その言葉に身を乗り出してきたのは、千鶴だった。
水「千鶴ちゃんの…お父さん?(そんなはず…)」
千鶴と綱道の間に実の親子関係などあるはずないの
だが、それは今、知る由もない事だ。
斎「局長、如何しますか?」
少しの間黙っていた近藤が、ついに口を開いた。
近「君の身は雪村君同様、新選組預かりとしよう!」
- Re: 薄桜鬼夢小説〜生きる者達よ〜 ( No.13 )
- 日時: 2011/12/30 19:21
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
皆さんこんばんは、桜舞姫です。
実はですね、私の家のパソコン、一週間ほど前からショートしまして
使えなかったんです。今日やっとこさ戻ってきました。
なので!皆さんに言いたくても言えなかった一言を、ここで言わせて
下さい。
メリークリスマス&良いお年を!!
これからも、冬休み中バリバリ更新したいと思います。
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