二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 最初で……
- 日時: 2012/06/29 20:31
- 名前: 杞憂 (ID: jADmD8Xa)
初めまして
杞憂と申しますm(__)m
人生初の書き込みです(*^^*)
私の将来の夢は漫画家になることです。
まだなため
まず第一歩として
ここに書き込もうと思いました。
コメントは厳しいものでも構いません
ただし、作品を馬鹿にするような書き込みは
お止めいただきたいと思っています(>_<)
ちなみにこの書き方とかよくわからないので
おかしなことになっていたり
するかもしれませんが
そこは暖かく見守って頂きたいです。
これを読みおわったあなたの心に
この作品が片隅にでも
残りますように……
目次
>>1
>>2
>>7第3話 出逢い
>>8第4話 分岐点
>>9第5話 不完全
>>10第6話 苦笑い
>>11第7話 人間臭さ
>>14番外第壱話 金平糖
>>19第8話 王手
>>23第9話 あがく心
>>27第10話 紡ぐ未来
>>33第11話 興味
>>34第12話 イラつく心
>>35第13話 悪だくみ
>>40第14話不安定
>>42第15話 生き方
>>46第16話 染まる雪
>>49第17話 目的
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今日の月は今にも消えそうなぐらい
細くて淡い月。
きっと明日は新月だ。
夜風が頬をかすめた。
その風には
微かに心揺さぶる香りが混ざっていた。
−−−血の匂い−−−−
数年前までは、この匂いが嫌で嫌で仕方がなかった。
だけど今は違う。
この匂いを嗅ぐと、流れる血が沸騰して、
それに反応するように心臓がドクドク動いて、
それが気持ち良くて
もっともっと欲しくなる。
思わず笑みが溢れた。
我ながら化け物になったものだ
そう思いながら自分の足は
この匂いの元へ向かっていった。
ここから私の人生は狂い始める。
- Re: 薄桜鬼 最初で…… ( No.6 )
- 日時: 2012/06/11 23:31
- 名前: 杞憂 (ID: LkHrxW/C)
カノンさんへ!!!
ゴメン(--;)
君へのお返事間違えて君の小説のとこに
しちゃった(・・;)
今度からちゃんとこっちに書くねm(__)m
- Re: 薄桜鬼 最初で……第3話 出逢い ( No.7 )
- 日時: 2012/06/10 18:17
- 名前: 杞憂 (ID: WIx7UXCq)
足がすくんで動かない。
よく耳にする言葉。
まさか自分が体験するなんて
思ってもみなかった。
上手く動かないこの体を抱え込み
再び物陰に身を隠し、
目をぎゅっと固く閉じた。
彼らに見つかった今、
そんな行為など無に等しいが、
そうせずにはいられなかった。
腰に携えた小太刀は最早飾り同然。
そこにいるのはただの弱々しい娘。
ジャリッジャリッと
着々と近づく死への警鐘。
父様…
私は父様に会うために京へ来たのに
会えないまま死んでしまうの?
目的も果たせないまま……?
「………ッ」
そう思うと息が苦しくなった。
うっすら目を開けても上手く見えない。
涙が私の視界を奪う。
声をあげそうになるのを押さえつけるのに
もう精一杯で。
「ひひひひひひひ」
すぐそこに感じる笑い声。
まるで哀れに泣く私を
嘲笑っているかのように。
私はすぐに来るであろう
身を裂く痛みを、理不尽な死を覚悟した。
あれ……?
一向に待っても来ない痛み。
耳を澄ますが、何も聞こえない。
ピチャッ
私の手の甲に生暖かい何かがあたった。
予想してさえいなかった感触に驚き顔を上げる
そこには
菅笠を深く被り、
膝下まである真っ黒な合羽を纏っている
道中姿の者が一人。
その人の足元には
私を殺そうとした狂った獣が二人。
その人の手には赤い液体で彩られた刀。
ふと目が合った。
「……!!!」
その人の目は、
髪は、
私を殺そうとした獣と同じ。
「……」
私のそんな心境を読み取ってか
その人はばつが悪そうに私から目を逸らした。
空気を斬り、刀についた血を払った。
そしてそれを鞘に収める。
「………?」
さっきの人達は私を襲って来たのに…
そう考えているとその人は
私に向かって歩いて来た。
「!!!」
思わず後ずさる。
だけど、後ろは壁で逃げ場所なんかなかった。
あの恐怖が帰ってくる。
私はぎゅっと目を閉じた。
あとがき−ーーー
英検終わりました★
どういう風に意味を取るかは
あなた次第です(笑
コメントくださったカノンさん、
桜舞姫さんほんとありがとぉ(^○^)
それにここまで読んでくださった方々にも
感謝感激です。(*^^*)
これからも未熟な私の作品を見守って下さい。
- Re: 薄桜鬼 最初で……第4話 分岐点 ( No.8 )
- 日時: 2012/06/11 23:32
- 名前: 杞憂 (ID: LkHrxW/C)
フラフラと特に期待もせず、まぁ見つかればいいかな
なんて軽い気持ちで歩いていた冬の道。
そういえば確かこの辺には
かの有名な人斬り集団、
新撰組……だっけな?
そんなのがいたようないなかったような。
もしかしたらさっきの死体は
彼らがやったものなのかもしれない。
「人斬り…か」
自分もそういわれた時期があった。
けど、今はうってかわって
血染めの化け物
と言われている。
誰がつけたのか知らないが
自分にとてもよく合っていると思う。
「……ひ……ひ…」
何処からか笑い声が聞こえてきた。
もう町は静かに寝静まっているというのに…
なんとなく胸騒ぎがした。
よくわからないが、声の先には
何か自分にとって大事なものがあるような……
突発的な感情に身を任せて
足早に路地を歩いた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
……まさか…
白髪で血に狂った人間……
羅刹。
そいつらと自分には切っても切れない縁がある。
だから殺した。
それが責任というものだ。
そう。
ただそれだけだった。
それ以外何もいらなかった。
だけど……
ふとあたしの目を見る男装した少女。
ぱっちりした黒目がちな目はしっかりとあたしを見ていて
千鶴………
その少女の名を頭の中で呼んだ
あとがき−ーーー
ここから物語が動き出します。
ここまで読んでくださった方々の中には
飽きちゃう一歩手前の人もいることでしょう(・・;)
それでもここまで読んでくれたあなたに感謝しますm(__)m
たぶん次回からは新撰組が出てくるでしょう(*^^*)
- Re: 薄桜鬼 最初で……第5話 不完全 ( No.9 )
- 日時: 2012/06/11 23:33
- 名前: 杞憂 (ID: 4dKRj7K1)
温かい……
あたしの腕の中で小刻みに震える華奢な体から
伝わってくる体温。
今、あたしの髪は小麦色で
目は茶色という元々の色に戻っている。
だけどあれだけのことがあった後だ。
温室育ちの千鶴には、
刺激が強すぎたのかもしれない。
段々と大きくなっていく震え。
きっとあたしを怖がっているのだろう。
羅刹の姿をしていたあたしを。
「大丈夫。」
そう言うとビクンッと
千鶴の体が跳ねた。
「怖くないよ。」
背中をゆっくりと擦ってやる。
まるで泣く子をあやすように。
優しく、安心させるように。
すると突然ガクンッと、千鶴の体から力が抜けた。
「!」
千鶴の顔を覗く。
どうやら意識が飛んだようだ。
ふぅッとあたしは息を吐く。
安堵や嬉しさ、戸惑いに後悔、
それを吐き出すように長く、深く。
"血染めの化け物"
その異名の通り、あたしは化け物になれたと
思っていた。
だけど千鶴のことになると
あたしの人間らしい所が息を吹き返す。
千鶴はあたしにとって
恩人であり
友達であり
妹のような存在。
でも
どうやら千鶴はあたしに気づいてないようだ。
………それでいい
千鶴は何も知らない方がいい。
知ったら知ったで
千鶴はあたしのために
泣いて
怒って
同情してくれるだろう。
それだけは嫌だった。
もし、そんなことをされたら
いくら千鶴といえど、
あたしは殺めてしまうだろう。
あたしは千鶴を起こさないように慎重に
壁に寄っ掛からせた。
静かに息をする千鶴。
「すぐ終わるから…」
あたしは刀を鞘から抜いた。
あとがき−ーーー
ごめんなさいm(__)m
今回こそは出すつもりだったんですけど
書いてみると、長くなってしまって(・・;)
次は絶対でます!!!
痺れをきらしている方、
もう少々お待ちを…(((・・;)
- Re: 薄桜鬼 最初で……第6話 苦笑い ( No.10 )
- 日時: 2012/06/11 23:35
- 名前: 杞憂 (ID: 4dKRj7K1)
あーあ
一くん何処行っちゃったんだろ。
全く困っちゃうよね、先々行っちゃってさ。
探すこっちの身にもなってよ。
段々とめんどくさい……
という気持ちか浮き彫りになっていく。
一くんもう子供じゃないんだし
一人で屯所にぐらい戻って来れるよね。
先に帰っちゃおうかな?
そんなことを考えながら
狭い路地を歩いていると
奥の開けた大通りから
赤い液体が飛び上がった。
僕の左右には家が並んでいて
ここから大路が見える範囲は
かぎられてはいたけれど、
確かにそれはみてとれた。
僕はさっきまでの憂鬱感を忘れ
足早に目的の場所まで向かう。
あの血は、一くんがやったものなのか、
それとも羅刹がやったものなのか、
はたまたただの小競すき、真相を確かめるべく
僕は家の陰に隠れて様子を伺った。
そこには
道中姿の人。
握っている刀や纏っている服に
鮮血が付着している。
そして横たわる狂った部下達。
彼らを斬った本人であろうその人の
菅笠から覗く軽く結われた長い髪は…
……いや、
きっと気のせいだ。
だってまばたきをしてから僕の目に映ったのは
紛れもない小麦色の髪だった。
「怖くないよ。」
凛とした声。
男にしては、高すぎる声。
後ろ姿は男に見えるが、
震える少女を安心させるように
抱き締めて、背中を擦る姿は
幼子をあやす母親のようだった。
僕は足音も息も殺し、彼女の背後へ迫った。
刀を静かに抜きながら刀をくるりと回し、
峰を彼女に向けた。
試してみたかったんだ。
失敗作を殺した君を
「すぐ終わるから…」
…何が起きたのかわからなかった。
ただ刀を持っていたはずの手は
ビリビリ痺れて、
僕の手から刀は消えていた。
すると鋭い刃が僕を殺そうと
迫ってきた。
反射的に避けはしたが、
首に紅い線が一筋走った。
あとから来たチクリとした痛み。
痛み具合から察して
傷口はあまり深くはないようだ。
「何の用だ。」
さっきまでの声とは全く違う
低くて、妙に冷めたその声は
僕の鼓膜を揺らす。
スッと僕の首もとに構えられた刀。
よくみると峰がない。
「………!」
そういえば
風の噂で聞いたことがある。
"血染めの化け物"
峰のない刀を携え、たちまちその場を
血色の世界に変える
冷血非道の悪人。
「………君、もしかして"血染めの化け物"
だったりする?」
こんな状況でそんなことを聞く僕は
馬鹿なのかもしれない。
だけど聞かずにはいられなかったんだ。
君がまるで人形のように
光りのない眼をしていたから。
あとがき−ーーー
大分長くなってしまいました。
さて今日から一週間の始まり、
学校の始まりです。(ToT)
私はハマると病的なレベルで
集中してしまうので
きっと宿題そっちのけで
小説を書くことでしょう。(笑
次回からその他の面子が出てきます。
ここまで読んでくださった皆さん。
ありがとうございました。
シリアスな話ですが
ホッとするほのぼの話や
思わず微笑んでしまうような話など
色々書きたいと思っています(*^^*)
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