二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナクロ〜なくしたくない物〜参照23,000突破感謝!!〜
日時: 2016/02/10 23:59
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: JuyJRz6j)

どうも。
イナGOの「なくしたくない物」がイナクロなるってことで、続編つくりました←
いちおう、>>1にキャラ紹介をのせときます。オリキャラも。


   ※注意事項※

・キャラ崩壊のおそれあり
・なんかいろいろ意味不
・更新おそい(中学生だもん、部活入ってるもん←)
・絶叫多しww
・荒し、パクリは厳禁
・ひとの目によって、駄作に見え……いや、駄作
・なんかシリアスでもコメディでもなし(←わかんねえよ、あいまいで)
・「駄作お断り!」のかたはさよならです(二度目)

注意事項はどんどん追加されていきます←
もしこれのうちひとつでも「守れるわけねえだろ!」という人は、そよかぜステップで退散!
「いいよ^^」という神様は、どうぞおとおりください!



オリキャラ募集のお知らせです
>>95

《更新再開の大号令》
>>342



〜もくじ〜

ストーリー説明〜第2章まで
>>230
第3章〜第5章まで
>>328
第6章まで
>>345



☆番外編☆     また会う日まで
第1話〜第10話まで
>>317
第11話〜第20話まで
>>329
第21話〜第30話まで
>>344
第31話
>>346
第32話
>>347
第33話
>>349

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Re: イナクロ〜なくしたくない物〜番外編更新中&700越え ( No.92 )
日時: 2012/08/26 12:32
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)

☆番外編☆第八話   「くもり空」



カラカラと音をたてて、病室のとびらがひらいた。

「あっ、みんな。」
「だいじょうぶ、風花ちゃん?」
「ケガいたいの?」
「いたいのいたいの飛んでいけしてあげようか?」

風花のすわっているベッドに、幼稚園からきてくれた園児たちがわっと群がる。そのなかには、年長さんできたばかりの輝もいた。

「へ、へいきだよ、風花は。みんながきてくれて、うれしいよ。」

風花はそういうと、にこっとみんなにわらいかけた。だが、そのわらいは、いつもよりも弱々しくて……。

「面会の時間すくないから、もうでちゃいますよ。残りたいひとは?」
「風花ちゃん、ごめんね。わたし、ピアノの練習があって……。」

ちぐさが、両手を顔のまえであわせて、あやまった。ほかの子も、家の用事があるとか、習いごとがあるとか、歯科にいかなければいけないとかいう理由で帰っていった。残ったのは、輝と風花、中村先生の三人だけ。

「輝はだいじょうぶなの? 帰らなくて。」
「うん、おれはへいき。明日は、ちょっとむりだけど。それより、風花のほうがだいじょうぶなの?」
「風花はへいき……だよ。うん。」

きのう母に話されたことがまだあたまであまり理解できなく……いや、したくなくて、あまりへいきではないのだが。
輝にそんなことをいってしまっては、心配させてしまうだろう。

「そっか。ならよかったや。」
「お母さんからのお話は、どうだった?」
「えっと……ちょ、ちょっと難しかった……かな。」
「そうよね、そりゃ。あっ、やだあ。先生ったら、男の子と女の子の大切な恋愛(はぁと)ムードを台無しにぶちこわしちゃう存在じゃないの☆ じゃあ、ちょっとでてるわね☆」
「えっ、ちょ、先生!?」

いいたい放題いった後、中村先生はバタンととびらをしめ、でていってしまった。

「れんあいむーどってなあに、輝?」
「えっ、そ、それは……//」
(ふ、風花、意味知らないの!? おれが教えるとか……はずかしすぎるっ////)
「なな、なに? 熱でもあるの? すっごく赤いけど……。」
「ええっ!?//// い、いや、べつにっ……///////」
「かくしちゃだめだよ。こっちきて。」

この年齢で赤くなっている輝もどうかとは思うが、風花が輝に手招きをする。輝は頑としていこうとしないが、風花は「はやくおいでよ。」と手招きをつづけていた。

「風花さんの面接にきていたかた、そろそろお時間ですよ。」
「あっ、はい。」

輝はホッとしたようにしながらも、さびしそうにチラッと風花を見て、部屋をでていった。
パタンと音がしてしまったとびらを見つめながら、風花は、思わず小さなため息をついてしまう。しょうじき、つかれてしまった。
友撫がきて、父が幼稚園におそってきて、母がいきなりこわくなってしまって……。なんだか、もうわけのわからないことのフルコースという感じで……。精神的にも体力的にも、限界だということが、自分でわかっているほどだった。

(パパもママも、すっごく仲悪くなっちゃったな。なんでだろう……。友撫ちゃん、どうなっちゃうんだろ……。)

自分より、友撫のことのほうが心配になる。
風花は、まどを見上げた。大きなまどは、空がいっぱいいっぱい見えていた。気持ちのいい空ではなく、暗い雲の出た、気持ちの悪い天気。いまにも雪かなにかが降り出しそうだ。
部屋からながめるくもり空は、なんだか悲しくなってしまって。

カラカラ……

くもり空をながめていたらとびらがひらき、看護婦が入ってきた。

「これ。さっききた男の子が。」
「えっ、風花に?」

風花は、看護婦にもらったものを手にとった。少しうすめのふつうの紙で、いくつかに折り込まれている。

「なんだろ……。」

風花は、紙をひらいた。

『ふうかへ
  からだだいじょうぶ? げんきになったら、またあそぼーね。
  ふうかのこと、ふーさゃんってよんでいい?』

「ぷっ。輝、まちがってるし。」

風花は思わずふきだした。「ふーちゃん」だったのだろうが、「ち」と「さ」をまちがえたらしい。

「……いいよ、ふーちゃんでも。」

風花はぽつりとつぶやいた。

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜番外編更新中&700越え ( No.93 )
日時: 2012/08/26 14:46
名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)

自分の事を選択肢に入れないのね;
風花ちゃん、友撫ちゃんも大事だけど自分の体も大事にしてください…

輝君の間違い可愛いなぁ///
私なんか「き」が言えなくてずっと「ち」とか言ってたww

沙「ハッ…」

盛大に見下した顔で笑うの止めてくれません?なんかすごい虚しくなってきたから。

中村先生すごい空気読んだねww
この頃から風花ちゃんは天然だったんだね…なんか微笑ましい。


全国頑張ってくれ!!見たいのです。

携帯を持ってくる…うちのところはもっと違う物かな。
日焼け止め?くし?ゆいらの所に比べたらちょろいなww

なんかちゃんとやらない人見ると喧嘩売りたくなるよね。
部活でもそうなんだけど、音楽の授業がパートごとになってさ、先生の目が届かなくなるんだよね。
そうなると…まぁご想像の通りになるわけですよ。


課題曲に落ちた人がもうひとつの音楽室で…
え!?もしかして音楽室2つあんの!?

沙「志保の所はボロイ上に設備が整ってないからな。」

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜番外編更新中&700越え ( No.94 )
日時: 2012/08/26 17:59
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)

>>>志保



風花「だって、自分のこと考えるより、まわりのことだろ。」

風花、おまえ……いい奴なんだね。

風花「なんだよ、きゅうに改まって。俺のことをそんなふうにいうな……ていうか、俺のことをいい奴とは思ってなかったのか?」

う゛う゛っ……;; そ、それは……(目が泳ぎはじめる

風花「殺す(怒)」

殺さないでぇ——ッ!!


可愛いだろう? むかしのわたしのまちがいと似てるんだ。

風花「おまえのまちがいと一緒ってかんがえると、可愛くなくなるな。」

ええっ;; ひ、ひどっ;;
ていうか、沙羅ちゃんっ;; 盛大に見くだしちゃだめっ。見くだすならわたしを……。

風花「見くだしてやろうか?」

いえ、けっこうです。


そう、風花はむかしから天然ちゃんなんだ。輝は、ずいぶんむかしから苦労してたみたいだけど。

風花「??」

やっぱ、わかんないんだ。


全国いきたいけど、東海・北陸大会突破しなきゃね。でも、北陸の方が強いらしいんだよねー……(約二十年前の情報)。


携帯を持ってくるのは、かなりの問題です←


うん、ケンカ売りたくなる……っていうか、うっちゃったしww
授業がパートごと……か。あたしもはやくパート練習したいなあ。はやくパート練習♪

第一音楽室と第二音楽室があるよ。第二音楽室が、合唱部の練習場所なんだ。
ボロい……そこは伝統あるっていってあげようぜ、沙羅ちゃん;;

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜番外編更新中&700越え ( No.95 )
日時: 2012/08/27 17:53
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)

〜いろんな考えの結果、オリキャラを応募しちゃおうと思ってるんで、オリキャラ用紙はります〜




風花「長ッ。たのむから、↑みたいな題名、もっと簡潔にしろよ!」

いいじゃん。って、本題にいっていいかな?

風花「ああ。ってか、とっとといけ。」

はいはい。

     ☆

それでは本題に。
最近、なんかいろいろ考えてたんですね。新キャラ。

風花「まだ出すつもりだったのかよ、キャラクター。」

うん、まあね。

ただ、わたしが考えると、どうしても異常なくらい個性的なキャラができてしまうので、強烈なキャラが多いのはなーと思いまして。

風花(それって、俺も個性的で強烈なキャラ? ってか、友撫も強烈キャラの仲間入り? なんか失礼じゃね?)

というわけなので、オリキャラ募集します!


オリキャラ用紙は、↓をコピペして、ばーんっと貼ってください。



名まえ:

年齢:

学年:

性別:

性格:

外見:(髪とか、目の色とかくらいで十分です^^)

化身はつかえる or つかえない
化身アームドはできる orできない

(化身がつかえるなら)

名まえ:

外見:(髪と目の色でOKです)

(化身アームドできるなら)

名まえ:

外見:(なんかずっと同じこといってますが、髪と目の色のみでいいです^^)



と、いうことです。

〆切りは

☆☆☆☆☆     2012月/09月/15日(ここ重要です)     ☆☆☆☆☆

ということなのです。
やあ、わたしも勉強やら部活やらがあって、けっこうたいへんなんで。

風花「自分でいうな。自称いそがしいひとかよ。」

アハハ。まあ、そういうな。
実際、9月は目が回るほどいそがしいんだ。

09/09(日)…NHK全国音楽コンクール  東海・北陸ブロック大会(勝てば全国大会へ)
                           ↓
09/14、15(おぼえてない)…CBCコンクール
                           ↓
09/30(曜日はわからん)…お泊まりで、朝日新聞主催の中部大会。福井へいってきます

ってわけなのさ。

風花「休みはなさそうだな。」

まあ、そういうことだよ。


というわけです。
ご投稿、お待ちしてます((ペコッ





               なんか最近、企画多いな  by風花

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜オリキャラ募集中&800越え ( No.96 )
日時: 2012/08/27 20:17
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)

☆番外編☆第九話   「心から」



カーテンの間から漏れてくる朝日に、風花は目をさました。からだを起こすと、そばにおいてあったたなから、きのうの紙をとりだし、ながめはじめる。
きのうから、ずっとこうしていた。どうしても「ふーさゃん」というまちがいには吹いてしまうが、子どもっぽい字が、風花をいやしてくれているような気がした。

「はやくこないかな、輝。」
「あら、風花ちゃん。起きていたのね。」
「看護婦さん。」
「もう起きちゃってるみたいだから、検査していいかしら?」
「はい。」

風花はゆっくり、ベッドから降りた。
父が幼稚園にのりこんできて、もう一週間。背中の傷はまだいたむものの、立って歩けるまでに回復していた。みんなも毎日お見舞いにきてくれたし、話がはずむこともあって、だんだん精神的に回復してきている気がする。

「はい、おわりましたよ、検査。」
「はーい。なにかあった?」
「とくには、なにもなかったわ。あさってには、退院できそうよ。」
「やったぁー!」
「こらこら、はしゃがない。また傷が悪くなっちゃうわよ。」
「ううっ……。は、はい……;;」

風花は傷が悪化するということをもちだされて、おとなしくなる風花。
病室にもどると、友撫がベッドの上をはいまわっていた。

「ゆ、友撫ちゃんっ;;」
「あら、風花。」
「あっ……ママ……。」
「検査結果、どうだったの?」

母は、友撫をベッドからだき上げると、ベッド付近のいすにすわる。

「う、うん。あさって、退院できそうなんだって。」
「そう。」

しーん……

いきなり、沈黙がおとずれる。風花は、その場でうつむいた。
母とは、父のことについて話されて以来、ずっと気まずいまま。風花から話しかけても、消極的になることが多くなっていた。

(ママ、なんか、怒ってる……。)

風花は、ちらっと母を見た。つーんとしていて、まえの母とは、ぜんぜんちがう。なんだか、こわい。

(ママ……。)
「風花、なにつったってるの。ちゃんとベッドに入りなさい。」
「う、うん……。」

風花はベッドに上がるとすわり、もういちど母を見た。すると、ぐうぜんにも目があう。風花は、思わず目をそらしてしまった。

「なに。親の目を見て、目をそらすなんて。」
「あ、いや、その……。」
「なんて子なの。そんなふうに育てたおぼえはないわよ?」

母が、じりじりと近づいてくる。
こわい。こわい。こわい。
風花が目をつぶった、そのとき。

「ううっ、うううっ……。」

母の腕のなかで、泣きはじめる声がした。ふたりとも、ハッと反応する。
友撫だった。友撫が、この緊迫した空気のせいか、耐えがたくなり、目をなみだ目にして泣きはじめていた。

「うっ……ふえぇ……ん……。」
「ああら、よしよし。だいじょうぶよ。よしよし。」

母が友撫をあやしはじめたのを見て、風花はほっとむねをなでおろした。どうやら、さっきのことは、母のなかではすっかりわすれさられただろう。わすれっぽいのも、母のひとつの特徴のようなものだから。

「あうぅ……。」
「なんで、泣いてるのかしら。」
「ねえ、ママ。もしかしたら、お腹空いてるんじゃない?」
「えっ?」

そういってふりかえった母を見るのがこわかったが、母は「そうなのね。」といって、バッグから哺乳瓶をとり出すと、友撫にくわえさせた。友撫はすなおに思いきりくらいつき、遠慮なくゴクゴク飲んでいく。
そして飲みおわると、すやすやとねむってしまった。

「風花は、たよりになるわねえ。」
「ありがとう。でも、友撫ちゃんが泣いてるときって、たいていお腹空いてるときか、きげんが悪いときくらいだもん。」
「よく見てるのねえ。」

友撫のおかげでやさしくなってくれたらしい。母は、いつも小さい子がいるところでは、やさしくなる。

「そういえば、よかったわね。あさって退院できて。友撫のことも、めんどう見てちょうだい。この子、あなたがいないこと、わかるみたいで。ずっと泣きどおしなのよ。」
「うん、友撫ちゃんのお世話、頑張るね。」

風花はにこっとわらった。母もわらいかえしてくれる。
だが、すぐに立ち上がると、

「ごめんなさい。そろそろ面会時間、おわりなの。」
「そっか。ごめん。バイバイ。」
「バイバイ、風花。」

そういって、母は病室をでていった。でていったのを確認したあと、風花は大きくため息をつく。
風花はかなり内心あせっていた。だって、あんなにこわい母は、はじめて見たから。

(ママ……元に戻ってくれないのかな……?)

風花は、心からもとにもどってくれるのをねがった。


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