二次創作小説(紙ほか)
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- 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】
- 日時: 2017/07/23 20:31
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
この物語は、東方と♯FEをクロスオーバーさせたものです。
♯FEの設定を東方に逆輸入させたものです。
主にファイアーエムブレムと東方のキャラが、世界を救う為に頑張るシナリオです。
♯FE本編のキャラはほとんど出ません。
ファイアーエムブレムの設定やネタバレも含みます。
東方旧作のキャラや設定も組み込みます。
個人的に好きなキャラをどんどん贔屓しますので、ご注意ください。
ストーリー
運命に導かれし少女と英雄の物語。
圧倒的な力に抗う術を知らない少女がいた……。
誰かを救うのはいつも「だれか」。自分を忘れた英雄がいた……。
だがしかし。
少女は夢を持つ素晴らしさを知っていた。
英雄は立ち向かう力を持っていた。
幻想郷を舞台に、少女達が異世界の英雄達と共に紡ぐ新たな英雄譚。
登場人物 >>1 >>2 >>44
専門用語 >>3 >>38
ミラージュクラス >>83
オリキャラ募集詳細 >>9
登場人物
>>15 >>20 >>22 >>26 >>42 >>50 >>69 >>75
(続編登場予定)
>>81
目次 >>31
- Re: 東方異聞録♯TH ( No.5 )
- 日時: 2017/06/23 23:49
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
第2話 生命の源パフォーマ
次の日、霊夢は昨日里で情報収集し、メモをとったものをちゃぶ台に並べていた。
「行方不明者が多数・・・ローブを纏った幽霊に、侍みたいな幽霊・・・・」
昨日、里では同じような目撃情報が多数あった。
皆口をそろえて「幽霊を見た」と言っていた。
そしてここ最近、行方不明者が多数出ているとのこと。
霊夢は腕を組み、今考えている結論を元に、紫の元へ行こうと考えた。
ガラガラッ
縁側の引き戸が開き、魔理沙とエレンが室内に入ってくる。
「おはよう霊夢、なんかわかったか?」
「おはよう!今日はお菓子作ってきたよ、差し入れ!」
エレンは手に様々な形のクッキーの入った籠を霊夢に差し出した。
「お茶にするわね」と霊夢は、立ち上がりお茶を入れるために部屋を出た。
「ほーん、で霊夢。今日早速紫んとこ行くのか?」
「口にモノを入れたまましゃべるな!」
霊夢はハァとため息をつき、
「そうよ、行方不明者が多数出てる、幽霊を見た。これだけで異変と呼べるわ。
まあ、原因はわからず・・・だけど。」
霊夢が説明をし終えると、タイミングを見計らったかのように大雨が降る。
「雨・・・?さっきまで晴れていたのに・・・」
「す、すみません・・・」
ふと、外から弱弱しい男の声がした。
霊夢が様子を見に外に出ると、
白い髪に白い鎧を身にまとった幽霊が倒れていた。
「あ、あんた、どこから・・・!?」
「た、たすけ・・・」
白い髪の男は弱弱しく言うと半透明になっていた。
「わわっ!?この人、誰!?」
エレンが男を見るや、驚く。
魔理沙も男を指さして、
「こ、こいつだよ!私が見たのは・・・・・ってあれ、青いローブを付けてないな・・・・」
「あんた、助けてって、どうしたらいいのよ」
霊夢は男に近づいて話しかける。
男は、弱弱しく
「ぱ、パフォーマ・・・」
「ぱふぉーま・・・?」
霊夢が戸惑っている。
「み、皆さんが・・・もってい、る、命の・・・・源です・・・・」
男はせき込む
「ヨコセ・・・・・」
突如、暗く低い声が響いた。
声のする方を見ると、そこには、青いツギハギのローブを着た幽霊がたっていた。
「パフォーマヲ・・・・」
「な、な、あいつだ!アイツが私を襲ってきたんだ!!」
魔理沙は指を刺しながら激昂する。
「も、もう追いついて・・・・お願いします、パフォーマを・・・」
男は霊夢に助けを求める。
次の瞬間、霊夢の中からまばゆい光が現れた。
「グググ・・・・ウギィィ」
その光を見て、ローブの幽霊は怯んだ。
「な、これは・・・!?」
「霊夢、それがパフォーマだよ!」
エレンが戸惑う霊夢に言う。
「それをその白い髪の人にぶつけると、多分いいと思う!」
「よ、よくわからんが・・・・」
霊夢はその光を白い男に勢いよくぶつける。
「うおぉぉぉ!!」
- Re: 東方異聞録♯TH ( No.6 )
- 日時: 2017/06/25 06:44
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
第3話 ミラージュマスター、覚醒
輝く光の玉を白い髪の男にぶつけると、
白い髪の男は、みるみる回復していき、男自身も輝きを増していく。
「ありがとうございます、お嬢さん!」
先ほどより回復した男は、霊夢に向かって感謝を述べる。
「ウギギギ、アアアアアァァ!!」
怯んでいた青いローブの幽霊は、態勢を立て直していた。
「わわわ、あいつめっちゃ怒ってるぜ!」
「えっと、赤くて白い人!僕が力を貸します、協力してください!」
「えっ、ちょ!?」
白い髪の男は、霊夢の手を握りしめると、光に包まれる。
「ちょ、何事!?」
「あれは、『カルネージ・フォーム』だよ!」
魔理沙の誰に投げかけるでもない質問に答えるエレン。
「なんでお前、そんなこと知ってんだよ!」
「あとで教えるよ」
「「カルネージ・フォーム!!」」
白い髪の男と霊夢は同時に叫んだ。
光が晴れたかと思うと、そこには、まるで女騎士のような衣装をまとう、
髪色も白のグラデーションがかかった色合いになっている、霊夢の姿があった。
「・・・って何よこの格好!?」
霊夢が驚いている。
「えっと、霊夢さん・・・・だっけ、どうも、はじめまして。」
「あぁ、こりゃご丁寧に・・・」
白い髪の男は、姿が見えないが、声は聞こえている。
「で、早速なんですけど、あの青いローブの男は、正気を失っているのです。」
「確かに、気がしっかりしてなきゃ、人なんか襲わないわよね」
「そして、あの幽霊・・・ミラージュは、ミラージュの力でしか対抗できません。」
「つまり?」
「ミラージュマスターとなった、霊夢さんのお力が必要です。」
「そのミラージュってのが、今回の異変の原因なわけね。」
白い髪の男の声に応える霊夢。
「ところで、あんた、名前きいてなかったわね」
「え、あ、ハイ・・・カムイです。」
カムイは慌てて霊夢の質問に答える。
「それじゃカムイ、あの青いローブのミラージュを倒すわよ!」
「はい!」
霊夢は、黄金に輝く剣を握りしめる。
青いローブのミラージュは、呪文のようなものを唱えた。
「エクスカリバー!」
すると、刃となった風が霊夢たちを襲う。
霊夢はそれを避けた。
「うわっ、あぶなっ!」
「きゃう!?」
魔理沙とエレンもそれを避ける。
ミシミシ、ドォォン!
後ろの林に風が直撃して、無残に切り刻まれていた。
「あ、あんなの当たったら、挽肉じゃすまないな・・・」
「いくわよ、カムイ!」
「はい!」
霊夢は、青いローブのミラージュに斬りかかった。
「ハァ!!」
「イギッ!?」
青いローブのミラージュは悶える。
「いくわよ、貫くッ!」
霊夢は光を剣に集中させ、青いローブのミラージュに命中させた。
「ギャアアアアアアア!」
青いローブのミラージュは、断末魔を上げて、消えてしまった。
「やったか!?」
「・・・・いや、逃がした。」
霊夢はそういうと、元の姿に戻り、カムイの姿も現れる。
「すみません、僕の力不足で・・・・」
カムイは申し訳なさそうに頭を下げる。
「それより、何が起きてんだよ、あとエレン、お前なんか知ってそうだな?」
魔理沙はエレンを睨みつける。
エレンは
「うん、だって私もミラージュマスターだもん。」
「「・・・・は?」」
霊夢と魔理沙は、呆けた顔でエレンを見た。
- Re: 東方異聞録♯TH ( No.7 )
- 日時: 2017/06/26 20:57
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
第4話 雑木林のイドラスフィア
そして、次の日・・・・
「カムイ、この辺にあのミラージュがいるってホントなのか?」
魔理沙は帽子と髪についた蔦や葉をはらいながらぼやいた。
昨日————
「あんた、いつからミラージュマスターになってたのよ・・・」
霊夢があきれてエレンに問いかける。
「うーん、おとといだよ。」
エレンは迷いなく答えた。
カムイは、
「エレンさんはミラージュマスターなんですね、どういったミラージュのマスターなんですか?」
カムイの問いかけに答えるように、青い髪の白い仮面を被った騎士のような女性のミラージュが、エレンの背後に現れた。
「うん、この子がパートナーの、カチュア。」
「はじめまして、みなさん。」
エレンの紹介に、少し戸惑いながら自己紹介をするカチュア。
「で、その話は置いておいて・・・・皆さん、先ほど逃げたミラージュは、多分、この先のイドラスフィアで回復を試みていると思います。」
カチュアが林の向こう側を指さして言った。
「て、ことは・・・・回復したら誰かのパフォーマを狙って暴れるってことか!?」
「そうなります。しかし、もう日が暮れかけています。暗闇の中でイドラスフィアを探すのは困難です。」
「・・・・いどらすふぃあ?」
聞きなれないワードに魔理沙は首をかしげる。
「ミラージュが作り出す、異空間のようなものです。」
「ホントにこの林に、イドラスフィアがあるのかよ・・・」
魔理沙は愚痴を言いながら歩いた。
「ちょっと、口動かさずに足動かしなさい。」
霊夢が魔理沙につっこむ。
へいへいと軽い返事をして、一同は歩いて行った。
- Re: 東方異聞録♯TH ( No.8 )
- 日時: 2017/06/27 21:02
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
第5話 青いローブのミラージュ
「あったよ皆さん、あれがイドラスフィアです。」
カムイが指を刺した先に、天高くまで穴が開いた入口のようなものがあった。
「あれがイドラスフィア?なんかすげーな」
魔理沙が感心していた。
「あれを放置していると、外にミラージュが溢れて、ミラージュに対抗できない人々はパフォーマを奪われてしまいます。」
「そういや、気になってたんだけど、パフォーマを奪われたら、人間とか妖怪とか妖精って、どうなるのよ?」
霊夢の質問に、カムイは静かに答える。
「パフォーマを奪われた人間は、生気がなくなり、最悪の場合死亡します。」
「・・・・ッ!?」
「ですから・・・悪いミラージュや、昨日のミラージュを止めないと、この世界は大変なことになってしまうんですよ。」
カチュアも静かに語る。
「ミラージュの存在自体、異変ってわけね」
霊夢は拳を握りしめる。
「よし、いくわよみんな!」
「すっげー!ここがイドラスフィアか!」
入口から中に入るとそこは、西洋の街並みが広がっていた。
ドラゴンやペガサスなどが飛んでおり、人ではないが、ミラージュたちが歩いていた。
「この中に、昨日の青いローブのミラージュが?」
「うん、この中にいるはずです、行きましょう、霊夢さん!」
カムイの言葉に、霊夢は怪訝そうな顔をした。
「カムイ、あんたさ・・・いつまで私に敬語使ってんのよ」
「・・・え?」
カムイは驚いて間抜けな声をあげる。
「え?じゃないわよ、私たちはパートナーなんだから、今更敬語使う相手でもないでしょ、あと呼び捨てにしなさい。」
霊夢の言葉にカムイは、嬉しそうな顔をして
「わ、わかったよ、霊夢!」
と元気よく答えた。
しばらく、街並みを見ながら進んでいくと、
昨日の青いローブのミラージュを見つけた。
「あ、いた、昨日の!」
「キ、キ、キサマラ!!」
「ていうかあいつ、しゃべれたのかよ!」
魔理沙のツッコミに青いローブのミラージュは激昂した。
「クッ・・・・マダ回復ガデキテナイ・・・・ダガ・・・・」
ミラージュは手元の魔術書を開き、呪文を唱える。
「エクスカリバー!」
巨大な風の刃を生み出し、霊夢たちに仕掛けた。
「「カルネージ・フォーム!」」
霊夢とエレンは、変身して風の刃を斬り捨てた。
「あんた、成仏してもらうわよ!」
霊夢はローブのミラージュに指をさして叫んだ。
「いくわよ!カムイ、私に力を!」
「カチュア、いくよ!」
霊夢とエレンは、青いローブのミラージュに攻撃を仕掛けた。
「穿て、竜の力!」
霊夢は黄金に輝く剣でミラージュを斬る
「グアッ・・・・マダ・・・・・!!」
「ホラホラいくよ!」
エレンは休む暇など与えず、ペガサスの翼が特徴的の槍でミラージュを貫く
「グオオオオッ!!」
ミラージュはヨロヨロとふらついていた。
「クソッ、コノママデハ・・・・」
ふと、ミラージュが魔理沙を見ると、
魔理沙の胸の上に、光の玉が輝いていた。
「アレハ・・・・ソイツヲヨコセエエエエエエ!!」
「っ・・・!魔理沙っ!!」
ローブのミラージュは、魔理沙に狙いを定め、魔理沙に突撃する
霊夢は一足遅く、追いかけるが間に合わない
「でありゃあああああああああっ!!」
刹那、魔理沙は胸の光の玉をローブのミラージュにぶつける。
「ナ・・・ニィ!?」
「あ、あれは・・・・」
ローブのミラージュは光に包まれ、やがて、青みがかかった緑の髪。青いローブを羽織るミラージュへと姿が変わった。
「ぼ、僕は、一体・・・・」
緑の髪のミラージュが我に返ったかのようにあたりを見渡す。
「あ、あなたは、マリクさん?」
カチュアが緑の髪のミラージュ・・・・マリクに問いかけた。
「カチュア・・・・?」
「なるほど、僕はみんなにご迷惑をおかけしたようだね・・・・」
マリクは申し訳なさそうにしていた。
「というかカチュアの知り合いってことは、あんた、記憶があるの?」
「いや、僕も皆さんと同じく、元の世界のことはおろか、自分自身の事すら・・・・」
「やっぱわからず仕舞いかぁ・・・・」
エレンはがっかりしていた。
「お詫びといってはなんだけど、僕はみんなに迷惑をかけたようだし、あなた達に協力するよ。」
マリクは気を取り直していった。
「マジか!じゃあ私もあの「カルネージ・フォーム!」ってのができるのか!?」
「えっ!?ああ、そ、そうだよ」
魔理沙の勢いにたじろいでしまうマリク。
「じゃあ私のミラージュになってくれよ!なあなあ!あと、あのエクスカリバー!ってのも教えてくれよ!」
「あ、ああ・・・」
「よっしゃ!じゃあさっそく、エクスカリバーを教えてくれよマリク!
・・・・というか私たちって名前がちょっと似てるな。仲良くしていこうぜ!!」
「あ、ああ!そうだね・・・よろしく、マイマスター、魔理沙!」
- Re: 東方異聞録♯TH ( No.9 )
- 日時: 2017/07/06 20:02
- 名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)
【オリキャラ募集のお知らせ】
閲覧数40突破と、第一章完結を記念(?)して
オリキャラを募集したいと思います。
実は、ラスボスとラスボスの前座は思いついているのですが、
敵キャラは一向に思いついていません。
なので皆さんの素敵な敵キャラをぜひ応募お願いいたします。
キャラの管理ができないので、何人とは言いませんが、少数募集したいと思います。
ミラージュは大歓迎です。
ミラージュマスターはなるべく少数募集とさせていただきます。
先着順で採用いたしますので、ご了承ください。
採用したキャラがキャラ崩壊したり、大けが、死亡する可能性がありますので、
それも踏まえてご応募いただければなと思います。
(敵キャラだし、多少はね?)
<ミラージュマスターの募集は終了いたしました、ご協力感謝いたします>
それでは、下記がテンプレです。
オリキャラ(ミラージュ)応募テンプレ
名前:
性別:
性格:
容姿:
(ミラージュのほとんどは、顔が隠れていたり、人型ですが人間とはかけ離れている姿です。)
一人称など:
カルネージ・フォーム時のスタイル:
(マスター側の容姿や、ミラージュの武器などを詳しく書いてくださるとうれしいです。)
他FEキャラとの関係:
(あれば関係しているFEキャラと絡ませて出演させますが、必須項目ではありませんので無視してもかまいません。)
過去・設定など:
得意属性:
(地水火風闇光からお選びください、一つまでです。)
ミラージュクラス:
(専門用語のミラージュクラスの項目をご参照ください)
サンプルボイス:
(たくさんあると書きやすいです)
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