二次創作小説(紙ほか)
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- マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録
- 日時: 2018/01/17 20:56
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
これはマシュ&マロさんとのコラボ合作です。
順番は私(にゃあこ)→マシュ&マロさんです。
「マジか…」
「嫌まぁ確かに手は付けられないって言ったけどさぁ…」
地獄にすむ獄卒達が閻魔に反乱し幻想郷へその騒動が起こる。
霊夢は手が付けられないと人手が欲しいと言ったところ、別の幻想郷から
助っ人を呼んできたのだ。
「どうも、渡城 一真です」
「あ、あぁ私は平海璃夢です、よ、よろしく」
なんだこのぎこちない緊張感は!と思いつつ霊夢は一つ溜息をついた。
「さぁ、あんた達にもこのことは手伝ってもらうっていうか任せるからね!」
「「え!?」」
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.11 )
- 日時: 2018/01/20 13:52
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「…まぁみんなそこまで柔じゃないし大丈夫じゃないかな?
それに一番面倒になる戦力って言ったらここにいる全員も、
後は紅魔館とかもそうだし、ある程度まとまってればいいと思う」
リムの意見に全員が頷く。
「じゃあ決まりね。それとリムと一真、今日泊っても良いわよ」
■
夜が明け日が昇る。
朝食を済ませ、勾時はどこかへ出かけて行った。
今は霊夢も留守でリムと一真の二人だけが博麗神社に残っていた。
「…なんかここが別の世界の幻想郷なんて嘘みたいだな」
「それはお互い様だよ。霊夢たちも言ってた、一真が別の幻想郷の
住民なんて嘘みたいだ、って。でもきっと異変が終わったら紫さんが
一真を元の幻想郷に返すと思うよ」
二人の間にしんみりとした空気が漂っていた。
出会いがあれば別れもある、それが世界の理というものだろうか?
「やっとてめえらと会えたか」
二人は立ち上がり空を見上げる。
「誰!?」
男は地面に降りてきた。
両腕に包帯が巻いてある。
「俺は十神、早く戦おうぜ?まぁ
——俺の勝ちだろうけどな!!!」
十神は地面を蹴り殴りかかった。
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.12 )
- 日時: 2018/01/21 13:46
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
ここは博霊神社、そこで戦いは始まった。
十神は二人との距離を縮めて大振りの拳を放った。
「アブッ!」
「キャッ!?」
一真はリムを片手に後ろに飛び退き神社の居間に着地した。
「大丈夫か?」
「えっ、えぇ大丈夫」
そう受け答えり二人、そしてどちらも同時に十神に視線を向けた。
「おい男、良い動きしてるな」
「そりゃどうも、でっアンタは俺とリムとの勝負がお望みで?」
「あぁそうさ、サッサッと掛かってきな、体がうずうずしてしかたがなねぇ」
そう言うと十神は笑う、どうやら典型的な戦闘狂のようだ。
「それならお望み通り、リム、サポートお願い」
「うん、任せて」
その返事を聞くと一真は居間を勢い良く飛び出した。
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.13 )
- 日時: 2018/01/21 08:27
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
リムは離れた場所から一真のサポートをしていた。
「(何だろう?ホントに数ミリ手前だけどそこで弾幕が
消えてる?その後に十神の力が上がってる?)」
その答えにやっとたどり着いた。
何処でもいい、どこなら攻撃できる!?どこが弱点だ…!?
■
リムが十神の能力に気付いたころ、一真も異変を感じていた。
「(さっきから可笑しい、リムの弾幕が数ミリ手前で止まっていた。
アイツもそんなことをする奴ではないはず、それに力も
上がってやがる!まさかこいつの能力は…)がッ!?」
メキメキッという音と共に一真の身体が吹き飛ぶ。
「誤算だな。俺の能力に気付いたところまでは予想通りだったが…
まぁ…」
うずくまる一真に近寄り首を掴み強制的に立たせる。
「いいか、そこそこ楽しかったぜ?お前らが予想した通り俺の能力は
喰らう程度の能力だ」
「〜〜〜ッ、なるほどな。リムの弾幕を喰らって力を底上げしてたのか
それとその能力について質問だ」
「……答えてやるよ」
「それは弾幕とかじゃなくて人や空気とかも喰らって自分の力に
するのか?」
「あぁ、そうだなぁ…お前を喰らっても良いんだがあっちの女の方が
腹の足しにはなりそうだな…」
十神は掴んでいた一真の首をさらに強く握り持ち上げ勢いよく
地面に叩きつけた。
「一真!!!」
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.14 )
- 日時: 2018/01/21 13:41
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
頭から神社の石畳に叩きつけられた一真は気絶してしまったのか動きがなかった
「だから言ったろ、勝つのは俺だとな」
そしてニヤッと笑う十神、更に追い打ちをかけるように気絶する一真の顔を掴まえ持ち上げた。
「“星槍「スター・オブ・グングニル」”」
リムの片手に金色に輝くグングニルが現れ即座にリムは槍を放った、だがグングニルは当たる直前で消えて無くなった。
「そんな.....」
目の前に起こる出来事はリムを驚愕と絶望に追いやった、次元が違い過ぎる。
「まあそろそろ、お前を喰らうとするか」
手に持った一真をゴミでも捨てるかのように横に投げ捨てリムへと静かな足取りで近づいてきた。
「“冷気「凍結カーニバル」”
“魔光「マジックバースト」”
“怨霊「夢想呪殺」”」
リムは次々とスペルカードを取りだし攻撃を繰り出す、しかしそれも虚しく消えてゆく。
十神の一歩一歩がリムにとっての死へのタイムリミットの縮みまりだった。
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.15 )
- 日時: 2018/01/21 14:02
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「(何か、何か…!)」
リムは色んな記憶を引っ張り出す。
何でも良い、どうにかなりそうなもの100%でなくても良い。
何かヒントが欲しかった。
「ッ!!」
目前には不敵な笑みを浮かべる十神がいた。
逃げるわけにもいかない、なぜかって?
それは簡単。
「(諦めて…たまるか!!)」
同時に彼女は喰われた。
「やっぱりな、こっちの方がよっぽど力が出る。数百年ぶりに
こんな奴を見つけたな」
舌なずめりをし、気絶している一真に手をかけようとした。
これで自分の勝ちだと思っていたのだろう。
—貴方が頭良くない方で良かったと思ってるよ。
「いてぇぇ!!?」
両足に激痛が走る。
—一寸法師の物語、数百年生きてるんだから知ってるよね?
「グぅ…ぁ‥‥て、めぇ!!」
彼女は確かに喰われた。
その寸前、体を縮めて喰われていた。
「“繋符「一寸の針と嘘」”」
十神の腹部に風穴が開き縮まったリムは外に出て元の大きさに
戻った。
「ア…アァぁ…なんだ、これ!?は、ハハハッ!いいじゃねえか、
ならもっと俺を楽しませてくれよ!!!!?」
腹部の風穴を抑え楽しそうに笑った。
「楽しむ?それは間違いじゃない?」
「あ?」
「勝つのは私だよ」