二次創作小説(紙ほか)
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- マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録
- 日時: 2018/01/17 20:56
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
これはマシュ&マロさんとのコラボ合作です。
順番は私(にゃあこ)→マシュ&マロさんです。
「マジか…」
「嫌まぁ確かに手は付けられないって言ったけどさぁ…」
地獄にすむ獄卒達が閻魔に反乱し幻想郷へその騒動が起こる。
霊夢は手が付けられないと人手が欲しいと言ったところ、別の幻想郷から
助っ人を呼んできたのだ。
「どうも、渡城 一真です」
「あ、あぁ私は平海璃夢です、よ、よろしく」
なんだこのぎこちない緊張感は!と思いつつ霊夢は一つ溜息をついた。
「さぁ、あんた達にもこのことは手伝ってもらうっていうか任せるからね!」
「「え!?」」
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.6 )
- 日時: 2018/01/19 21:15
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
妖刀の刀が二人に振り落とされた
「フンッ!」
一真は片手に骨の盾を形成し防いだ。
「ッ!、意外と固いな」
盾と刀が力の押し合いをする中、妖刀はそう言った。
「そんな事を言ってる暇あるんですか?」
「んっ?」
すると一真はもう片方の手に骨の剣を形成し突き出した、しかし剣は妖刀が飛び退いた事で足を掠め切っただけだった。
よく考えると一真の姿は鎧に剣と盾を装備した中世の騎士のようになっていた。
「お前は逃がさねぜッ!! “骨切「骨密剣」”」
一真は一瞬にして妖刀の懐に現れ、剣を横に振った。キンッ!!
突然の攻撃にも実力と根性で防ぎ、二人は再び力の押し合いへと変わった。
「ぎぎぎぎ!! “妖術「シャドーパーズ」”」
妖刀の刀がまた黒く輝き、零距離からの闇を纏った斬撃が連続で放たれた。
「ッ!!」
一真は後ろへと飛ばされ後ろにあった木に背中から打ち付けられた。
「ははははははッ!!」
高笑いをしながら一真へとゆっくりとした足取りで近づく妖刀。
「“霊魔「夢想スパーク」”」
「えっ?」
一瞬動きを止める妖刀、目に映るのは周囲を無数の陰陽玉が旋回したリムの姿だった。
「喰らえェェェエーーーーーーッ!!」
両手を突き出すリム、その手から赤色をした極太レーザーが発射された。
「ッ!! ぎゃぁああああアアアアァァァァァアーーーーーーッ!! ・ ・ ・ ・ 」
妖刀の姿はレーザーに飲み込まれ、叫び声も後からの爆発音によって掻き消されたのであった。
そして森の中に爆風が吹き荒れた・・・
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.7 )
- 日時: 2018/01/19 21:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
風がやむと地面にうつ伏せに倒れている妖刀の姿があった。
「フフフ、ハハハハハ…まだ、俺は…死んでない!」
両手を握り、笑う妖刀を二人は見ていた。
「しぶとい、ですね…」
「まぁ、あっちにも譲れないなんかがあるんだろうな」
「死、ねェェェェェェェェェェェェェ!!!!!」
ガバッと立ち上がり大きく跳躍し刀を振り下そうとする。
だがその刀は振り下ろされることはなかった。
「…は?」
二人も目を開いた。
霊夢ともう一人の男がいた。
「霊夢と…アンタは確か…」
「博麗勾時、よろしく…それと、よくも一度ならず二度もはめようと
してくれたな妖刀」
妖刀の顔面には二枚の御札が貼られていた。
妖刀はどうにかしてはがそうとするも取れることは愚か触れることすら
困難だった。
「グギギギギギギぎギギィ……」
「これで終わりだな…」
「っ!?」
御札が二枚同時に爆破し煙が立ち込める。
煙が晴れると白目をむき倒れる妖刀の姿が見えた。
「さ、流石だな…」
「それよりも、だ。霊夢から聞いた、一真、リム、この件は俺が
どうにかするべきだったのに悪かったな、礼を言う」
リムも一真も首を振る。
「いや、気にしないでくれ。そういえばアンタ霊夢と血縁者か?」
「ん?あぁ霊夢の兄だ」
一真は耳を疑った。
それもそのはず一真のいた幻想郷には霊夢の兄などいないのだから。
だがここから大きな異変と化していくとは思ってもいなかっただろう。
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.8 )
- 日時: 2018/01/20 10:34
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
ここは夕日の沈みかけた博霊神社、神社の居間には四人の人物が座っていた
「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
目を白黒させながら一真は霊夢と今回の異変について色々と話し合っている勾時を見つめていた。
「どうしたの一真?」
リムはそう一真に問いかける、ハッと気づいたように一真はリムを見る
「ん〜、こっちの幻想郷には霊夢の兄がいるっていう事がまだ受け入れられなくて ・ ・ ・ ・ 」
頬を掻きながら苦笑する一真、そして勾夢をもう一度見てみた、するとちょうど霊夢と勾時がこっちに向き直って少しだけドキッ!とした
「今回の異変の黒幕だけど、私の知ってる奴には地獄の全獄卒を手玉に取れるまでの奴はいないし絶対にヤらないと思うの、たぶん・・・」
そこまで言うと霊夢は一回話しを止めた。
「たぶん?」
リムが首を傾けながら呟いた。
「たぶん最近になって幻想郷にきた奴の仕業だと思うの、でもそれだと実力も未知数、情報も無しって事になるのよね」
そして霊夢は考え込むように片手でアゴを触った。
「確かに、それだと事を進めようにも進められないしね」
そう言って一真も考えに更けるように腕組みをした・・・・。
■
だが、そんな博霊神社での様子を遠目から嘲笑う者もいたのだった ・ ・ ・ ・
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.9 )
- 日時: 2018/01/20 08:18
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「あーあ、負けちゃった…でもそんだけの奴らなんだよね?」
青紫の髪を揺らし隣に立つ少年の方を向く。
「そう、だな…だが貴方の能力ならアイツらの仲を引き裂くことは
容易いだろう?不神さま…」
不神は口元を歪まし笑った。
■
「お邪魔させていただきますよ」
声のした方には閻魔の四季映姫と死神の小野塚小町が立っていた。
「貴方達が獄卒達を手玉にとった黒幕を倒そうとしているのでしょう?
だったら気をつけなさい」
真剣なまなざしで話を続ける。
もちろん他も真剣に話を聞いていた。
「手玉に取られた獄卒は大半が捻くれた性格の者です」
「まぁ獄卒ってのは地獄に居る鬼、そういう奴がいても
おかしくないな」
その言葉を言ったのは一真や勾時、もちろん霊夢たちでもない。
「響樹、魔理沙?なんでここに」
「いや、何。俺たちもその辺のことを手伝わせて欲しいと思っただけ
それと一真って言ってたな俺は霧雨響樹よろしくな」
リムは一真の方を見る、予想通り目を白黒させ呆然としている。
「えーと話、済ませちゃいますね。黒幕の能力は恐らく仲や争いを
司るものだと思います」
「この中で一番敵に回してはいけないのは一真とリム、だな。
お前ら気を付けてくれよ?」
- Re: マシュ&マロさんとコラボ 東方骸璃録 ( No.10 )
- 日時: 2018/01/20 10:36
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
ここは所変わって紅い悪魔が住まう紅魔館、そこの主は椅子に頬杖をつきながら微笑んでいた
「また異変が起こるようね、咲夜」
主であるレミリア・スカーレットは誰もいない真横を向いて言った。
「・・・はい、今度の異変は地獄の鬼が閻魔に反乱を起こして幻想郷へ消えたとか」
突然としてレミリアの向いた場所にメイドの咲夜が現れて主の質問に応答した。
「そう・・・だとしたら今回は荒れそうな気がするわね」
確信でもあるのか、はたまた自身の勘なのかレミリアは事ありげに呟き口元をニヤッとさせた。
「まあ“コイツ”もその中の一人だったってわけね」
そう言うレミリアの足元には打ち伏せられた数人の獄卒がいた。
■
「そんで霊夢、これからどうするんだ?」
魔理沙はそう霊夢に問いかけた、それとどうやら映姫達は帰ってしまったらしい。
「う〜ん、一人一人で手分けして探した方が効率は良いと思うけど夕日も沈みかけてきたし一人だと敵に遭遇したら危険かもしれないし・・・・」
心配そうに言う霊夢、そんな霊夢の言葉を弾き返すかのように勾時はある事を言った。
「おいおい霊夢、どんな敵でも俺達は倒してきたじゃねぇかよ」
「・・・まあ確かにね....じゃあ皆どうする?」
皆に意見を求めるように霊夢は全員の顔を見渡して問いかけた。