二次創作小説(紙ほか)
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- ゆっくり討伐していってね!!【ゆく育】
- 日時: 2023/02/22 16:23
- 名前: \(^o^)/ (ID: AtgNBmF5)
こんにちは、\(^o^)/と申します。
「ゆっくり育てていってね!」様の二次創作、
『ゆっくり討伐していってね!!』のご観覧ありがとうございます。
最近投稿サボっててすみませんでした。
この度、垢移動します。
自分の書きやすさという点から、別サイトさんへ移動させていただきます。
もし出会えたらよろしくおねがいします。
ここに出てくるゆっくりたちは、
○○ゆっくりとか言いますが、主本人は擬人化して小説を書いてます。
本編へどうぞ
- ムカシバナシ1 侍編8 ( No.32 )
- 日時: 2022/09/04 12:12
- 名前: \(^o^)/ (ID: 8DXjmx02)
いる、確定している。
…今突撃するのが吉か?冷静になれない。
…のは普通なのかだろうか…
突然、襖が飛んできた。
「やはり侵入者が居たな」
声が聞こえてきた。俺でもすぐわかった。
九尾の狐だ。
…まあ居るからここに来たのだが…
「妖術・ゆ旋丸!」
広範囲攻撃。瞬刃閃で楽々避けられる。
一瞬当たったが、……九尾の狐にしては弱い。
「まあ、強くないと燃えないわな」
なにか呟いている。
…爆雷閃が4回連続で当たれば倒せるレベルに弱い。でも何か引っかかる。
はあ。
早く終わらせよう。
侍の刀が緑に光った。
「くぅっ…!」
九尾の狐が吹っ飛んだ。これは俺が勝てる。
最後の一振り__
「まて、古のまんじゅうでも何でもくれてやる、だから、いのち……いのちだけは…!」
命乞い。
わかっていた。ここで見逃したら、反撃されるということも。
ゆっくり近づく。
九尾の狐は怯えている。
ここで一振りすれば、妖怪の黒幕は倒せ、英雄になれる。でも、
「……じゃあ、」
自分でも、なんでこんなことを言ったのか分からない。いつもの自分ならもう切っているのに。
「もう二度とヒトを襲わないこと。それだけでいいから、……ほら、立ちな」
手を伸ばしていた。声も出ていた。
僕はなにをしてるんだ…
「……え?古の饅頭……アッ」
本来襖があった場所に、赤髪の妖怪が立っていた。息を殺して居たのだろうか…
…全く気付かなかった…
「……いたのか、天狗」
九尾の狐の表情が、「助けてくれても良かったのに…」的な表情になっているのが見て取れる。…ん?
「天狗?」
そういやぁ、あの赤い盾のやつっぽいな
「あぁ、リフレクションのやつか」
あそこでしにかけたんだっけ…
改めて癒やしまんじゅうの偉大さに気付く。
「…今頃だが、お前の名前は…?」
…名前。
こいつらを信用していいのか。
…まぁ第一名のほうが呼ばれてるし…
「…侍」
これが、僕らのはじめましてだった。
- ムカシバナシ1 侍編9 ( No.33 )
- 日時: 2022/09/17 17:33
- 名前: \(^o^)/ (ID: 8DXjmx02)
なんか和解できた。
…しかしなにか裏があるのでは…?
そう疑ってしまう自分、侍がいた。
その前に討伐依頼を出してくれた木こりさんにどう説明すればいいのか…
…"父の敵"ということも忘れるほど九尾の狐は明るかった。
一週間に一度はアマノ=ハシタデに訪れ、敵対意識があるかどうか確かめめたりした。大丈夫そうだけど。
「ねえ、九尾の狐、木こりさんに何て言おうかな、って…」
あまりヒトとはなしてこなかった俺は、唯一の話題と言う名の手札を使った。
「…わっちは九尾だ。九尾の狐とは違う。まぁ、その妖怪は倒した〜って言ってくれれば…」
少し声のトーンが下がりつつも、九尾はアドバイスをくれた。
「リョ、了解…」
「安心しろ。もう決して誰も傷つけない。…例外もいるがな…」
自信ありげに喋る。懲りたらしい。
「……な〜にイチャコライチャコラ、してるんですか??うん???」
真上から声が聞こえてきた。青っぽい妖気が見える。
「あ…猫又…」
猫又は狂気に満ちた笑顔で話しかける。九尾の顔が青ざめていく。…トラウマでもあるのだろうか…
「…じゃ」
…その場は何とか切り抜けた。
木こりさんには「九尾の狐はもう居ません」と伝えた。…嘘は言ってないし…
…それから約一年後、"あの"手紙が届いた。
もしもあそこで手紙を破っていたら、九尾は死ななくても良かったのかもしれない。そしたらここ、アマノ=ハシタデも騒がしく、いつも通り過ごせたのかもしれない。たまに雪女がいた頃の冷気も感じるし、幽霊になった今でもここに来ているのだろうか…
後悔が何度も何度もやってくる。
でも、ホームのメンバーにとっては白熱した戦だっただけなのかもしれない。
思考がぐちゃぐちゃになる。
それでも、
……何日経っても、妖怪による被害は絶えなかった。
- 話 ( No.34 )
- 日時: 2022/10/01 19:25
- 名前: \(^o^)/ (ID: 8DXjmx02)
画面にノイズが走る。
すっかり見入っていた。
「まぁ、以上です。…あの後の物語もちょこっと有りましたね」
目の前に居る男?は満足げに言う。
テレビのような顔の画面が笑顔に切り替わる。
「あなたもここから満足していただけるかもわかりませんし、この画面が不調であまり見れなかったりにますし…それでも見ていただけるのですね。」
ゆっくりと、しかしどこか力強く声が響き渡る。
「では次は侍が妖怪サイドに行ったときの物語を…」
「ちょっとまったっ!」
彼、もとい 超最高責任者 が次の物語を再生しようとしたとき、どこからか声が聞こえてきた。
「まーーた客人に物語押し付けようとしてるんですか???爆発させますよ!!!」
…目が赤い。さっきみた物語の中ではゐ寺家しか赤目のゆっくりは居ないと説明を受けた気が…
…爆発?
「あー…ここ狭い…し、無理なのでは…」
かなり広い真っ白な殺風景の気が…
「…あなたは、ここから先の物語を望むのですか?」
急にこちらに水を向けられた。
でも、答えは一つ。
首を迷うことなく縦に頷く。
「それならいいですが…」
赤目の魔女の帽子らしきモノをかぶったゆっくりは、白い霧に消えていった。また続きが見れるようだ。
「…少々はしたないところを見せてしまいましたね…」
咳払いらしき動作をして、真っ直ぐこちらを見る。
「では改めて、 侍が妖怪サイドに行ったときの物語 を見ていきましょうか。」
超最高責任者の画面、顔が笑顔になる。
自分も自然と笑顔になる。
後ろの画面が巻き戻しされていった。
- 一話 新たなる始まり ( No.35 )
- 日時: 2022/10/27 17:21
- 名前: \(^o^)/ (ID: 8DXjmx02)
ポストになにか入った音がする
自分でもわかるほどのコミュ症だから郵便物を受け取るのは苦手だったりもする…
…じゃなくて、さっさと取りに行こう
ポストを開けてみると、赤い色紙に包まれた招待状があった。なにかのパーティとやらか?いずれにせよ行くことはないけども…
とりあえずよんでみる。
「侍殿。
貴方の成績を賛え、"ホーム"のメンバーになることを許可する。拒否権もある。ホーム代表 ヴァルキリー」
…ホーム?家?成績??ヴァルキリー???
頭にはてなマークが出てくるんじゃないか、というくらいに疑問がでる
こんな時は…
「九尾に聞くしか無いだろう」
久しぶりだし、元気にしてるだろうか
なにか土産物でももって行ってやろう
アマノ=ハシダテの目の前の扉
よくカッパゆっくりが門番をしている
「あ!侍さん!」
気付くのはやい。
「…こんにちは」
会釈とともに挨拶はする。
「九尾様とご対面ですね!今開けます!」
そう言うと、重そうな厚い扉をゆっくり開けた
毎回大変そうなんだよな…
九尾は薔薇の間にでもいるかな…
廊下にあしを踏み入れた途端角から金髪の女性が走ってきた。
「お、おお!侍くん!よく来たな!」
いつも通り、九尾の明るさだ。
「ん。よもぎまんじゅうもってきた」
「たすかる!!」
喜んでいる。…ようには見える。
「……で、何故来た?何かあったのか?」
一瞬で顔が不安げになる
「…それがね、」
手早く、パパッと話した。これでも理解してくれるいい友達だ。
やっぱり来てよかった。
- 2話 ホーム ( No.36 )
- 日時: 2022/11/11 16:20
- 名前: \(^o^)/ (ID: 8DXjmx02)
”ホーム”
…それは、政府に知られず、ひっそりと運営している自称ヒーロー集団。
ネットで依頼され、重要性の高いものからこなされていく。
…でも最近は依頼はあまりこないので、自分たちで色々やっている。
「…で、ここの構造はこうなってて…」
「じゃあここはこう動くのが正解だね」
「なら自分がこっちから攻めるので…」
…作戦会議中…入っていいのか…?
「…ん?あの人は?」
白髪の目立って大人感あふれる女性がこちらを見て言う。
「へ?あ、侍さん…かな?」
グレーで秀麗な髪飾りをつけた女性が言う。
声が子供感…
「あ…ハイ。」
どうしよう、小さい頃人と話して無さ過ぎてのコミュ障がまた…
「はじめまして!私はヴァルキリー、ここ、”ホーム”の代表です!よろしくぅ!」
あああああ挨拶を返さなくでは…
「はい。私は巫女、ここの自然治癒を担当してます」
ヒャイ
「はい!次は私!私は魔法少女!よろおね!」
…なんかこれ返せないのでは…
「次は自分かな…自分は狩人です。狩人だけどあんま獲物とれません。何ででしょうね。」
少し暗めに言う。
「騎士居ないけど…まあいっか」
辺りを見回しながら言う。覚えられるかわからん。
知らない人沢山居ると喋れなくなる。これこそ何でだろう。
「ねえねえ侍さん!というか侍くんって呼んでいい?言いやすいし!ちな得意必殺技は!!スキル系統は!!住んている場所!!連絡先!後明日暇??」
ああ、駄目だ。
「明日は暇ではないっす…」
って何を言ってるんだ、明日は予定無いだろ…
「あ、そっか…ならみんなの予定合うの一週間後?かな?」
「一週間後、何が…?」
どうしても気になってしまう。もやもやを感じながら。
「ああ、本来明日ね、」
どこか恐怖をあおるような笑顔だった。
「アマノ=ハシタデを落としに行くの!!」
蔓延の笑みだった。
この言葉を聞いた途端、顔が青くなっているのが自分でもわかった。