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文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】
日時: 2016/06/19 07:20
名前: ハフェズ (ID: 9KS5hO21)

注意

太宰×中也書こうと思います
(思ったよりシリアス展開です。太宰さんが病んでます)

太中(中太)嫌いと言う方は御遠慮下さい
全て自己責任でお願い致します

初投稿になりますので、誤字脱字、その他色々な
御迷惑をお掛けするやもしれません。御了承下さい

評価に限らずコメントなど頂けると嬉しいです
太宰・中也について共感し合いましょう!

多分ですが、数ヶ月の間更新することができません
できるだけ早くここに来て、続きを書けるようにがんばります



【2016.1/31 参照1000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.3/14 参照2000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.4/14 参照3000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.4/23 参照4000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/1 参照5000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/8 参照6000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/20 参照7000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.5/30 参照8000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.6/10 参照9000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.6/19 参照10000突破致しました!ありがとうございます!】

Re: 文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】 ( No.36 )
日時: 2016/03/03 00:24
名前: ハフェズ (ID: WVWOtXoZ)






紅葉:「先に言うておくが、此れは本編とは関係無い当人のお遊びじゃ」

鏡花:「…今回は中也さんと太宰さんではないのですね…」

紅葉:「偶には斯う言うのも善いかも知れぬの。
    …さて、早速じゃが作者からお知らせがあるとの事であるが」

鏡花:「大変ご迷惑をお掛けしますが、暫くの間作者は更新出来ないそうです」

紅葉:「現実世界とはそう甘くはないからのう…かと言って現実逃避されても困る」

鏡花:「閲覧者様方には心から感謝しています。こんなお話を見て行って下さって…」

紅葉:「中々思う様に話が進まぬでな…寄り道ばかりで本当に申し訳無い。早く試験の場面まで進めたいのじゃが、一度筆を手に執ると要る事要らぬ事思い付き次第書き連ねて仕舞う癖が出る。…作者の修行不足と言えば其れ迄ではあるが、全く如何にかならぬものか」

鏡花:「とりあえず更新は暫くありません。よろしくお願いします」

紅葉:「とは言え、作者も気紛れ者。事の状況によっては、書き込む事があるやも知れぬ。時々此処へ足を運んで呉れると作者も嬉しいそうじゃ。図々しくて済まぬ」

鏡花:「…ところで紅葉さん」

紅葉:「おお、何じゃ?」

鏡花:「私……出番少ない気がするのですが…」

紅葉:「其れは私も思うて居った。お主、茶を出した他に喋っておらんかったな」

鏡花:「紅葉さんはいっぱい話しているのに…。一寸羨ましいです」

紅葉:「じゃがの、鏡花、案ずるでないぞ。中也等の試験が終われば、また出番がある故」

鏡花:「! …待ち遠しい…早く試験、終わらないかな…」

紅葉:「…前にも言うたらしいが、作者は如何しても早く樋口に『芥川先輩!』と言わせたい様なのじゃ。お主が登場する頃には其の願い叶っておると良いな」

鏡花:「はい。それまで作者も頑張ります。なので、応援の程、改めてよろしくお願いします」

紅葉:「此処まで読んで呉れて礼を言う」

鏡花:「これからもより一層、精進して参ります。閲覧、有難うございました」





今回は紅葉さん&鏡花ちゃんに語ってもらいました
そして、しばらく来れませんが、申し訳ありません
一日でも早く話を進める(樋口さん出したい!)べく、頑張ります!ハフェズでした!

Re: 文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】 ( No.37 )
日時: 2016/04/14 01:00
名前: ハフェズ (ID: YhMlOecY)




「中也、居る?」

応接室から廊下を進んで屋敷の奥の方に行くと、そこには屋敷の子ども達に与えられた部屋が続いている。太宰はその中の一つの扉を開けて隙間から室内を覗き込んだ。

「ん、太宰?どうした」

「もう帰ろうと思って、その前に中也と話したくなった」

「ははっ、何だそれ」

一人が使用するには少々広過ぎるとも思える部屋の、中央に置かれた低目のテーブルの上に参考書を広げて中也は勉強していた。太宰に気付くと彼は掛けていた眼鏡を外し、参考書を整理してスペースを作り始めたので、そっと部屋に入り後ろ手で扉を閉めてソファへと移動する。
太宰が腰を沈めると、「で?」と口許で微笑して中也が催促して来た。

「帰んだろ。帰り道がわかンなくなったか?」

「違うよ。ただ話しに来ただけ」

「気味が悪ぃな」

くくっと中也が笑う。太宰はその表情に暫く見惚れていたが、中也に気付かれることは無かった。

「さっき姐さんと少し話してね、その時、一寸した取引をしたんだ」

何やら含みのある言い方に、中也は頭に疑問符を浮かべる。
どんな?と中也が問うた。

「…門限の話」

「もんげん…」

太宰の言葉に中也は疑問符が増える思いだった。
誰の、と言うと、中也の、と太宰は言う。

「俺の門限がどうしたってんだよ。…もしかして昨日のやつか」

「そうそう、厳し過ぎると思わない? 八時なんてさ。高校生だよ、私たち」

「姐さんは俺たちのことを思って…」

「でも矢っ張り、厳しいよねえ」

ねえ?と同意を求められても、中也は戸惑うしかなかった。別に不便は感じたことは無い。ただ、自ずと外出が少なくなって仕舞うだけで。
決まりは決まりだし…。彼の呟きに太宰は笑みを深めて、

「だから、取引をしたと言っただろう」



更新遅くなりました。そしてしばらく来ません
だいぶ間が空くと思います……気長にお待ちください

Re: 文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】 ( No.38 )
日時: 2016/04/17 16:53
名前: ハフェズ (ID: YhMlOecY)


大変嬉しいことに、この度参照が3000を突破致しました!
閲覧してくださった皆様(?)には、心から感謝しています!

前回2000を突破した時には、色々あってここに来ることができませんでした
なので、以前考えていたお話を記念の代わりに置いていこうと思います 笑

と言っても、太宰さんや中也は出てきません
今回は乱歩さんと、ポオのお話です(実は乱歩さんも大好きなのです)
近いうちに更新したいと思います

本当に嬉しいです
これからもどうぞよろしくお願い致します!

※訂正 乱歩さんとポオの話の予定が、ほとんど乱歩さんと与謝野先生の話になりそうです。予告しておきながら、申し訳ありません!

Re: 文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】 ( No.42 )
日時: 2016/05/03 01:26
名前: ハフェズ (ID: 6Nc9ZRhz)




「と、言う訳さ」

「いや、『姐さんと少し話して結果中也が外出出来るようにしてもらった』って言う説明で何を解れってんだよ。〝少し〟って何だよ。一体手前は姐さんに何を吹き込んだんだ?」

「あ、これ補足説明なんだけど、外出には外泊も含まれるよ」

「俺の質問に答えろ」

「だからまた太宰治の家へ勉強しにおいでよ。泊まり掛けで」

「聞いてるか?」

「安心して、枕は持ち込み可だからね?」

「俺は手前の頭の方が心配なんだが」

ご機嫌なのは良いが、人の話を聞きゃしない。太宰と言う客人は我が物顔で中也の部屋のソファに腰掛け、嬉しそうに笑顔を振り撒いていた。
此奴がこれ程嬉しそうにすると言うことは、姐さんとの交渉が余程上手く行ったのだろう。時々目に見えて判り易いところがある奴だな、と不気味な程の笑顔を見乍ら思った。でもそれと人の話を聞かないのとは違う話だ。

「自由が増えたと言うのに、なに、不満?」

「そりゃ、俺の知らねえところで勝手に決められるのは」

「感謝し給えよ、この太宰治に」

「…手前のそう言うとこが嫌いなんだよ」

けっと吐き捨てるように言ったのにも構うこと無く、太宰は微笑む。

「見せ付けて遣ればいい」

「は…?何を?」

「あの規則が姐さんが君のことを思っての決まりだったからこそ躊躇いがあるんだろう?
 ならば、証明してみせればいい。君が如何に成長したのかと言うことを」

太宰がさらりと言った。

どうやって?
中也の頭の中に、疑問符が幾つも浮かんだ。

「成長って…どうすりゃ証明出来んだよ」

「例えば、そうだなあ……〝次の定期試験で好成績を収める〟、とかは?」

ニィ。
口端を吊り上げた太宰。

此奴の狙いは、若しや…、

「最初っから俺にそうさせるのが目的かーー?」

「どうかな。 でも一番判り易いのは、数字だと思うんだよねえ」

Re: 文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】 ( No.43 )
日時: 2016/05/08 01:14
名前: ハフェズ (ID: jJ9F5GeG)




太宰の言っていることは正直噛み合っていない。点を稼ぐことがそのまま外出(外泊)OKの理由になるとは余り思えなかった。

と言うか、何故太宰治がこうまでして中也のプライベートに干渉して来るのか、その理由すらわからなかった。
如何してこんなに拘るのだろう。姐さんに取引まで持ち掛けて、見返りは十分だと言えるだろうか。
只、中也は疑問には思うものの訊ねることはしなかった。

何故か訊くのが怖かった。
訊いてはいけないのだと、訊くなと、線引きをする自分がいた。

だから訊くにも訊けなくて、知りたいけれど知りたくないようなそんな思いだった。

「……あぁー…。 もう…いいよ。 好きにすれば」

中也の出を待っていた太宰治は、それを聞いてふふ、と笑った。

それからもうすることは無くなったのか、太宰治はソファから身を離しながら、

「じゃあ、これで」

「おう。 門まで、見送る」

別に帰り道はわかってるよ?と揶揄い面で言うのも軽くあしらって、とっとと帰りやがれと言う代わりに玄関では足で小突いてやった。

また明日。
朝になれば、嫌でも顔を合わせることになる。
結局彼奴は何がしたかったのだろうか、中也は太宰治の背を見送り乍ら考えていた。

 まぁ…彼奴のことだから、きっと厭がらせの一環なんだろうけど

取り敢えず今はそう言うことにしておこう、と思い至り、中也は舞姫荘へと踵を返した。


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