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文スト 太中 【文豪ストレイドッグス】
日時: 2016/06/19 07:20
名前: ハフェズ (ID: 9KS5hO21)

注意

太宰×中也書こうと思います
(思ったよりシリアス展開です。太宰さんが病んでます)

太中(中太)嫌いと言う方は御遠慮下さい
全て自己責任でお願い致します

初投稿になりますので、誤字脱字、その他色々な
御迷惑をお掛けするやもしれません。御了承下さい

評価に限らずコメントなど頂けると嬉しいです
太宰・中也について共感し合いましょう!

多分ですが、数ヶ月の間更新することができません
できるだけ早くここに来て、続きを書けるようにがんばります



【2016.1/31 参照1000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.3/14 参照2000突破致しました!ありがとうございます!】
【2016.4/14 参照3000突破致しました!ありがとうございます!】
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Re: 文スト 太中 ( No.15 )
日時: 2015/12/02 20:46
名前: ハフェズ (ID: Zxn9v51j)




「はぁっ……畜生…」

遅かった。姐さんも、もう入れては呉れねぇだろう。…やっちまった。如何してもっと、早く気が付けなかったのか。太宰に夕飯馳走になった時、そのまま帰るべきだった。満腹感とは恐ろしいもので、門限の事などすっかり頭から消えて無くなっていた。まぁ美味しかったから良かったんだけど…。いや、良くねぇ。そもそも太宰が俺を誘ったからこうなってる訳で、彼奴に誘われていなければこんな事にはならなかったんじゃないか。でも何か、太宰を責めるのは一寸違う気がする。結局己の不注意や油断が引き起こした、俺のミスだ。今回のは俺が確りしていればそれで避ける事が出来た。
玄関から零れる光は温かそうだった。走った所為で汗が出たが、それが冷えて今度は俺から体温を奪っていく。躰の先の方から冷たくなって来るのを、手の平に息を掛け擦って誤魔化すが、寒い。暗い夜道に、門の前で一人突っ立っていると、何だか居た堪れない気持ちになった。追い出された…或いは捨てられた子供みてぇな、惨めな気持ちに。…あぁ、寒い…。

「矢っ張り駄目だったかぁ」

遅ぇよ、何してやがった。手には、スーパーの袋みたいなのを持ってるし。おいおい。

「、あれ?俺の鞄は…?」

「ああ、中也の鞄なら途中で置いて来たよ。どうせ間に合わないだろうと思ってね」

「何勝手な事してんだよ手前!?俺の鞄は!!?」

「しー静かに。今何時だと思ってるの?もう八時五十分だよ。夜の」

言われなくても解ってる!何なんだ、コイツは。俺は家に入れなくて困ってるってのに。

「最悪だ…」

「で、如何する気?今夜は野宿かい、可哀想にねぇ」

人の話訊けよ。

「忍び込もうかと思ってたんだが」

「え、此処にかい。…健闘を祈る」

いや、そんな目されても。

「矢っ張り、無理そうだなぁ…」

「紅葉姐さんの事だからね。きっと忍び込む隙間も無いんだろうよ」

紅葉姐さん…そうか、太宰は姐さんの事をそう呼ぶのか。何やら知った風な物言いだ。太宰は姐さんと面識があっただろうか。

「…待つよ。開けて呉れるの」

「…この寒い中を」

「反省したって解ったら、暫く経ったらいつも開けて呉れるから」

「暫く、か…」

太宰は空を見上げた。俺は下を向いて地面を見下ろす。

「…」

「…」

何時までいる気だ。早く帰れよ。寒いんだし。お前、寒いの苦手だろうが。
そう思っていた時、不意に、足許にスーパーの買い物袋が置かれた。しかも二つある内の、中身が詰まってて重そうな方を。

「それ、中也の分」

「は?」

余りの唐突さに、突拍子抜けして仕舞う。

「中也の、明日の朝ご飯」

…はは、笑わせる。だが、太宰の眼は俺を莫迦にしている様には見えなかった。
もう一度、確かめる様に太宰が言う。

「半分は中也の分なんだから、中也が自分で持って」

「………ぷっ…」

「なにさ」

「いやァ、面白くって…ふっ」

「あぁ、そ。折角の良い雰囲気だったのに。て言うか、好い加減寒くなって来たんだけど」

「お前がこんな、下手な芝居するからだろ」

「あー寒い。上に何か羽織って来れば良かった、凍えそう」

それは詰まり、早く家に帰りたいと言う事で。さっさと付いて来い、と言う意味でもあって。
相変わらず俺の言う事に耳を貸さない太宰だったが、寒いと言うのは同感するところであったので、ここは一つ此奴のお遊びに乗って遣ろうと足許に置かれた袋を手にした。ほぅ、と息を吐くと、真っ白な湯気となって消えた。


さあ、帰ろう。観たいドラマがあるんだ。
素直じゃねぇな、お前も。
十時からなんだよ。それ迄に、お風呂に入らないと。
それは間に合わなねぇだろ。
間に合うさ。取り敢えず太宰治はね。中也の事は知らないよ。
お前…先に入る心算かよ。
当たり前でしょ、自分の家なんだから。
はん。好きにしとけ。てか俺の話無視すんな。
え?何って?
…もーいい。


結局その日、俺は太宰の言うドラマの最初を観逃した。
その後の話は…気が向けば、話すかも知れねぇ。

Re: 文スト 太中 ( No.16 )
日時: 2015/12/07 23:00
名前: ハフェズ (ID: Zxn9v51j)



朝、目が覚めると中也が居る。
これ以上の事があるだろうか。いや、無い。絶対無い。
目の前でスヤスヤと眠る中也を、飽きもせずに眺める。こんなの、私だけの特権じゃない?中也は寝てると綺麗だよね。睫毛とか長いし、凄く整った顔立ちをしている。
柔らかそうな亜麻色の髪に手を伸ばすと、微かに睫毛が揺れた。何度か頭を撫でている内に、彼が目を覚ました。私はふんわりとした笑みを浮かべて、

「お早う中也。良い朝だよ」

「…………ん?」

徐々に取り戻される意識の中、漸く己の状況を理解した中也が、みるみる目を大きくしていった。

「っ何で、」

「ほうら良く思い出して、君は昨日私の家に泊まったんだよ」

「あ…」

そーだった、と言って、中也は苦い顔を作る。
私は未だ中也の髪を、名残惜しそうに見詰めていた。もう少し寝たままでも良かったのに。

「学校、サボらない」

「莫迦言え、この上学校まで休んだら、今度こそ姐さんに八つ裂きにされちまう」

「だよねぇ…中也なら、そう言うと思った」

ゆったり目のカウチソファに中也が、その横の床に布団を敷いて寝たのが私だった。上から中也が落ちて来ないかな、なんて思ったけど、残念ながら彼はソファから腕や脚を出す事さえ無かった。寝相が良いと言うよりも、丸まって眠るのが好みらしい。
私は立ち上がると中也に制服に着替えるように言った。

「乾燥機にもかけたし、乾いてると思う」

「おう…」

ノロっと中也が立ち上がる。中也は今、私が貸した私の服を着ていて、サイズの違いから袖口を大分持て余していた。それについて昨晩飽きる程弄ったのだが、改めて見ると矢張り面白い。ぷふ。笑いが漏れて仕舞った。

「笑うな太宰」

「だって〜」

「煩い。お前が態々こんなでかいサイズのを出してくるのが悪い」

「それ太宰治が中学生の時に着てたやつだよ」

「手ン前ェ…」

そろそろ中也の機嫌が傾いて来たので、私はキッチンへと急いだ。
本当、彼は見ていて愉しいな。
昨日中也の後を追って舞姫荘に行く途中、スーパーで購入した食材たちをカウンターの上にざっと並べてみる。買って来たのは、人参やピーマン、キャベツなどの野菜に、ベーコンとハム、卵、安かったので鶏肉、そして牛乳だ。無論牛乳は1L、中也用である。


(切ります。続きは書きますので。
てか誤字脱字が多い…(涙))

Re: 文スト 太中 ( No.17 )
日時: 2015/12/13 23:12
名前: ハフェズ (ID: Zxn9v51j)





太宰:「はい、毎度お馴染みの〝双黒に相談!〟のコーナーでーす!」

中也:「無ぇよそんなもん!作るな勝手に」

太宰:「あれ?〝元相棒組に相談!〟の方が良かった?」

中也:「違う違う、お前は根本的に間違ってる。そんなコーナー無ぇから」

太宰:「解ってるよ。一寸くらい乗って呉れても良いのに、中也の分からず屋」

中也:「煩ぇ、黙ってろ。…つー事でこれは小説とは何の関係も無ぇ作者の独り言だ」

太宰:「前回も言ったけどね、時間があるなら本編を書き進めるべきだと私は思うよ」

中也:「同感だが仕方無ぇ。作者がやる気を無くしかけてるんだとか」

太宰:「読む方からすれば、そんな事知るかって感じだよね」

中也:「でも不安にならねぇ?一体誰が読んで呉れてんのか。そもそも読者居るのか、これ?」

太宰:「何言ってるんだい中也、〝居るよ〟」

中也:「…目が怖いんだけど」

太宰:「もう少し話が進めば、芥川って子が出てくるから!そうすれば読者も右肩上がりだよ!」

中也:「作者的には、樋口に『先輩っ!』って言わせたいみてぇだけど、どれだけ待たせる気だ?」

太宰:「取り敢えず待とう。他に術は無い」

中也:「そう、だな…。気長に」

太宰:「そうそう。いつ完結するか解らないけれど、作者はきっと死ぬ程頑張るだろうから、応援の程を宜しく頼むよ」

中也:「何で上からなんだ」

太宰:「それでは皆さん、お休み!良い夢を!」

中也:「…ったく…」




こんな感じです…(・_・;
最初の方に秋口って書きましたが、
もう2015年も終わろうとしていますね。季節外れ…(泣)
なんとかテストの話まで漕ぎ着けたいものです
ぼちぼち更新して行きたいと思います!

Re: 文スト 太中 ( No.18 )
日時: 2015/12/16 16:50
名前: リオ (ID: P747iv5N)

はじめましてー。太中って……良いですよね(*´ω`*)なんかもう表現できないぐらい可愛い(*´ω`*)テスト終わって更新されるの気長に待ってます。

Re: 文スト 太中 ( No.19 )
日時: 2015/12/16 18:59
名前: ハフェズ (ID: Zxn9v51j)


リオさん!!\(≧∇≦)/

初めまして
閲覧ありがとうございます!
お待ちしていましたよ!ずっと!
一人で寂しかったです…良かった、書き続けて( ´ ▽ ` )
太中は良いですよね…私も言葉では言い尽くせません
頑張って更新しますので、どうかお待ち頂ければと思います
またお越し下さいね*


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