複雑・ファジー小説

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頑張りやがれクズ野郎
日時: 2012/02/03 19:33
名前: トレモロ (ID: Au8SXDcE)

どうも、トレモロです。
恐らく知らないでしょうが、いろんなところで小説書いてます。
この物語は、【外道成分】【非社会性】【吐き気を催す描写】。
などが含まれます。
嫌な予感がした人は、退去するのをお勧めします。
それでも「俺をみるぞぉっ!!」な人はぜひ見てやってください。
それでは、この物語があなたの反感を買う事を願って。
物語紹介を終了します。



≪目次 番号控え≫


第一部【題尾ですよ編】

>>1』『>>2』『>>9』『>>10』『>>15』『>>20』『>>25-26』『>>27-28』『>>30-31』『>>32-33』『>>35』『>>48-50』『>>61-67



≪感動なる挿絵一覧≫

びたみん様 画
>>42】 
びたみん様の御友人 画
>>40




≪トレモロ他作品≫

複雑・ファジー  『釈迦もキリストも奴等の事はシカトする』
(本作品からの完全派生作品) 
*【】

コメディ・ライト 『萩原さんは今日も不機嫌』
*【】

シリアス・ダーク 『殺す事がお仕事なんです』
*【】

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.18 )
日時: 2011/04/21 01:13
名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 25〜27まで修学旅行ですあ

はいこんばんわ、お久し振りです。
うーん、死神さん? あーいうフリーダムなキャラも捨て切れないね←この浮気性が((
うーむ。
けれどやっぱり主人公にいきたい笑

ではではおやすみまさい←

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.19 )
日時: 2011/04/21 22:53
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

>>18
死神さんのお名前はまだ秘密ですw

主人公にいきたい…だと…!?
いえ、何でもないですw
頑張って、屑な主人公を書いていきますw

おやすみなさ〜い。

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.20 )
日時: 2011/05/08 19:39
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

【説明しますよ】



人は自らの境遇を憐れむ。
人は他人の境遇を羨む。
しかし自分よりも下の境遇は、絶対に存在しないと確信している。
他人の人生を見ると羨む癖に、そう確信出来る神経というものは。
一体どこから来るのだろうね?

———アキラムスト・デ・ラル≪世界構築と皮肉屋の確信≫より抜粋。






『ホムサイド一家って知ってるかい?』
「ホムサイド一家……。いや、知らねえな」
俺が自分の今一番知りたい情報について聞くと、【死神】はこう返してきた。

今、俺に尤も疑問を持たせ、解明したいと思わせる不確定要素。
それは、あのガキだ。
いくら俺でも、金髪のちびっ子にナイフで刺される覚えは無い。
知らず知らずのうちに恨みを買っていたのかもしれないが、あのガキにその様な怨嗟の念は感じなかった。
唯純粋な殺意を感じ取れただけだ。
ならその理由を知っておくのは、別段無意味な事でも無い。
それに、あのガキが正真正銘の屑野郎なのかどうか、それを知っておきたい、という意思もあった。
人を刺した時点で、狂っている事には変わりないだろうが……。

俺の否定の言葉を聞いて、【死神】の説明が始まる。
『正確にはhomicideって発音の英語なんだけどね。語源はフランス語らしい』
「意味は人殺しか?」
俺の返答に電話口の向こうから、軽い驚きの声が上がる。
『へぇ〜、意外と学があるんだね〜。その通りだよ。正確には【人を殺すこと、死にいたらせること】を表す学術的語彙だけどね』
「で? そのホムサイド一家とやらがなんだっていうんだ?」
称賛の言葉を無視して、話の続きを促す。
すると、【死神】はペラペラとまた話し始めた。
『その一家は大分危ないお家でね。彼等は全国警察機構同盟にある、【Special-Personnel-Measures】。略称【SPM】の所に多数人材を輩出しているのさ。あ、【SPM】だからって、浮遊粒子状物質とは関係ないからね?』
……何を言っているのかさっぱりわからん。
最後の言葉もきっと冗談か何かだったのだろうが、意味がわからなければ笑い所も分かるはずがない。
『あー、分かりづらかったかな……?』
俺が押し黙っていると、不安になったのか【死神】が電話口で呟く。
「確かにさっぱりわからねえが、重要な事を知っときゃ別にかまわねえ。つまり、その【SPM】ってのが危険ってことか?」
『危険も危険。大危険ってとこだね。この機関は警察お抱えの暗殺部隊ってとこさ。【特別人事対策室】なんて銘打ってるけど、やってる事は唯の警察への邪魔者を排除する為に存在する、殺人集団だよ』
成程。
つまり、合法的な殺し屋集団と言った所か。
「で、そのイカレ野郎どもへ人材を輩出するとか言う、ホムサイド一家ってのとあのガキの関係は?」
『もう大体分かってるんだろう?』
【死神】の意地の悪い言葉が、耳に入ってくる。
俺はため息を一つ付いて、さっさと言えと無言で促した。
『君が想像している通り、彼女はその最悪一家の一員だよ』
「……チッ」
なんつーめんどくせえ状況だ。
最悪の殺し屋開発一家。
そんな大層な所の出身ののガキが、なんでこんな街に来たんだ?
いや、分かってる。
大体分かるさ。
そんな屑。というより外道が【ゴミ箱】に来る理由。
『まあ、その女の子が来た理由はもう分かったろう? 知らない訳は無いよね、君が。真木一家の【元家族】の君が、知らない筈が無いんだ」
【死神】は楽しそうに、本当にイラつく程楽しそうに俺に聞いてくる。
ああ、分かっているさ糞野郎。
殺し屋などが家業の一族が、半人前の一家の一員に、一人前になる為に課す試練の様なものがある。
元真木一家の一員だった俺が、知らねえわけがねえ。
元人殺し家族の一員だった俺が知らないなんて言える訳ねえ。
殺し屋が一人前に成る為に必要な試練。
それは……。

「意味無き殺人……だろ?」

『ごめいとーう!!』
うざったいテンションで、【死神】が電話口で興奮した声を出す。
なんでこいつはこんなに元気なんだ、偶には大人しくなって欲しいとつくづく思う。
「黙れ。つまり俺はあいつの一人前になるための、試練の的ってわけか?」
『ま、そういう事になるね。ちなみに、黙れと言った後に、回答を求めるという君の矛盾溢れる言葉に、僕は多少興奮したよ』
気持ち悪い事を耳元で言われた。
ホント何なんだこいつは……。
まあ、それは置いておいて。
これはかなり面倒な事になってきた。
あいつを殺すのは簡単だ、だが、あいつは【屑】じゃない。
【外道】だ……。
家柄で仕様が無く、俺の命を狙っているという事になる。
いや、仕様が無く。では無く、幼き頃からの間違った教育の所為で、特に疑問に思わず俺を狙ったのだろう。
きっと、この街に来て、適当にぶらついて、偶々俺が目に入って殺しにかかったのだろう。
その行動は常軌を逸しているが、彼女の所為ではない。
そこには彼女の意思などでは無く、【家】というモノの意思が多数を占めた行動だ。
彼女には罪が無い。それならあの娘を殺す事は間違っている。
明らかにそれは間違いだらけの回答だ。
幼い子供だって、それは不正解。いけない事だと思うだろう。
「まあ、つまりそういう事だよな」
ガキだって、普通に思考する。
「自分を襲ってきたからって、哀れな娘を殺し返すような奴は居ねえよな」
『へ? 何だって?』
【死神】が呆けた声で聞き返してくる。
俺はその言葉を無視して、電話を切った。
そして、顔を糞ったれに蒼い空に向ける。
「そんな奴は最低最悪の糞野郎だ。そういう事なんだよな」
呟く。
誰に聞かせるでもなく、俺は呟く。
文脈が繋がらない言葉を、訥々と。
自分という存在が、どういうものか再確認しながら。
呟く。


「結局俺は最低最悪の屑って事なんだよな……」

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.21 )
日時: 2011/05/08 23:27
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: 閃光 薔薇 氷風 慈愛 家族 使命 希望 絶望 ——終焉。

はじめましてAerithという者です。
正直自分の馬鹿罪悪感過剰なヒロインに飽きt(殴
浮浪者のごとくその辺をふらふらしてたやろーです(実際は野郎ではありませんw)

そしたら変わった題名のこの小説がwぶっちゃけ迷いながらクリックしました。
でも読み進めると面白いではないですか。なんですかこれは。畜生おもし((ry

そんでもって若干ホムサイド一家の金髪の少女が好きになりました。
殺人一家の血族なのにね。不思議((
なんてゆーか・・・あれですね。屑な中にもなんだか魅力を感じます主人公さん。
二人とも好きですよ!やっぱ私も主人公LOVEの気質が抜けないらし(蹴

デハでは、お邪魔しました!引き続き更新がんばってください^^

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.22 )
日時: 2011/05/09 22:59
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

>>21
ハジメマシテ、変態というモノです(マテ
私はそういう人物像大好きですよw
女性なのですね!(興奮

確かに題名が酷いwww
面白い?え、そ、そんな馬鹿な!俺の小説が面白いはずがない!

殺人少女気に入っていただけましたかw
主人公も気に入っていただけたようで、ありがとうございますっ!!!!!

はい!頑張ります!!
書いていて楽しいのでwww
コメント感謝です!!!


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