複雑・ファジー小説

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頑張りやがれクズ野郎
日時: 2012/02/03 19:33
名前: トレモロ (ID: Au8SXDcE)

どうも、トレモロです。
恐らく知らないでしょうが、いろんなところで小説書いてます。
この物語は、【外道成分】【非社会性】【吐き気を催す描写】。
などが含まれます。
嫌な予感がした人は、退去するのをお勧めします。
それでも「俺をみるぞぉっ!!」な人はぜひ見てやってください。
それでは、この物語があなたの反感を買う事を願って。
物語紹介を終了します。



≪目次 番号控え≫


第一部【題尾ですよ編】

>>1』『>>2』『>>9』『>>10』『>>15』『>>20』『>>25-26』『>>27-28』『>>30-31』『>>32-33』『>>35』『>>48-50』『>>61-67



≪感動なる挿絵一覧≫

びたみん様 画
>>42】 
びたみん様の御友人 画
>>40




≪トレモロ他作品≫

複雑・ファジー  『釈迦もキリストも奴等の事はシカトする』
(本作品からの完全派生作品) 
*【】

コメディ・ライト 『萩原さんは今日も不機嫌』
*【】

シリアス・ダーク 『殺す事がお仕事なんです』
*【】

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.8 )
日時: 2011/03/22 22:54
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

>>7
ありがとうございます。
頑張りますw

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.9 )
日時: 2011/05/06 14:16
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

【殺しますよ】

三日目。
何をやっても長続きしない俺だが、この日記はどこまで続けられるだろうか?
まあ、やめたくても【アイツ】の許可がなけりゃあ、やめる事は出来ないのだが……。
そういや、前回は【アイツ】に刺された所で終わっていたな。
じゃあ、余計な前振りは抜きにして、続きを書いちまうか。
この日記……じゃなくて、自叙伝だったな。
【アイツ】にも、自叙伝でいいだろと言ったら、了承の返事をもらったから、今日からこの日記は自叙伝という事にする。
おめでとう、世界の誰か。

さて、与太話もこの位にして、続きを書くか。
【アイツ】に刺された後、俺がどうしたか。
ああ、ったく、今思い出しても相当痛かったぜ……。










「あぁ? 俺が……屑だっ……て?」
「そうだよ! おじさんは屑人間さんでしょう? 違うとかほざかないでね?」
なんてにこやかな笑顔でとんでもねぇ事を言いやがるんだ、このガキは。
俺の苦悶の表情を見てもそんな表情が出来るとは。
まともな神経じゃねえ。
普通なら、心配してしかるべきだろう。
尤も、普通の人間なら、人を殺そうとはしねえだろうがな。
つまりこれは単純な話ってことだ。
こいつも【屑】。ってことさ。
笑えるねェ。心の底から笑いがこみ上げてきちまう。
どうやら、ナイフで刺された所の痛みも消えてきたみてぇだ。
怒りってのは、全ての事象を塗りつぶすって事だろうなぁ。
「オイ、ガキ」
「ん? 何おじさん。遺言?」
「てめぇよぉ、俺をおじさんと言ったな?」
「言ったけど?」
こいつは知らない。
俺が世界で一番嫌いな種類の人間を。
見ると吐き気を催す種類の人間を。
まあ、同族嫌悪って奴なんだがな。
だが、そんなこたぁ、どうでもいい。
大事なのは、俺がそういう種類の人間を見るとどうしようもなく、視界から消したくなる。って感情が大事なんだ。
そう、俺はこの世で一番。

【屑な人間】が大っ嫌いだ。

「ひとつ重要な事を教えてやるよガキんちょ」
「ん〜? なぁに、おじさん?」
ニコニコと暢気そうに笑っているガキの腕を、自分の腰を強引に捻じ曲げて掴みながら、俺は獰猛な笑みを浮かべる。
「俺はおじさんじゃあねえ……」
ガキは一瞬しまった、といった顔をしたが、もう時すでに遅しって奴だ。
てめぇが子供だろうが、女だろうが関係ねぇ。
俺の目の前から消え失せろ!!


「俺はまだ二十五歳だぁあああああああああああああああああああああああ!!」


腰の捻りを利用して、ブンッ、という音と共に、俺はガキの体を、腕を始点にして。
文字通り【ブン投げた】。
小さい体の為か、面白いように飛んでったガキは、傍にあった電柱にぶつかって制止する。
「がぐ、はっ! げほ、がっ、げほっ」
ガキは、物凄い勢いで電柱に叩きつけられ、口から血を吐きだし、せき込む。
「おいおい、どうしたぁ? 俺を殺すんじゃなかったのか?」
九の字に体を折り曲げながら、ゲホゲホと血を吐き出すガキ。
俺は腰に刺さったナイフを抜き取って、そこらへんに投げつつ、ケタケタと笑いながらガキに近づいていく。
「てめぇさぁ、もしかして俺を殺せるとか思ったのか? 笑えねえなぁ? 笑えねえぞ糞ガキ」
「が、ぐあぁっ!?」
ガキの髪をつかんで、自分の顔辺りまで持ち上げた。
さて、どうやってすり潰してやろうか。
とりあえず俺を怒らせたガキがどんな表情をしているのか見る事にするか。
俺はそう考え、視線を動かしてと目の前のガキの全体像を眺める。
そこで漸く、俺は【少女】をゆっくり観察する事になった。
「う、うぅ」
俺の目の前で、痛みで唸っているガキの容姿は、中々上等なものだった。
髪は短いが綺麗な金色をしている。
顔は整っており、将来確実に美女になりそうだ。
年齢は……14歳程度だろうか?
服装は淡いピンク色のキャミソールを着ていた。
そして、何より印象的なのが透き通った蒼い瞳だ。
ん?
もしかしてこいつ……。
「外……人?」
なのか?
別に外国人を見た事が無いわけじゃあない、だが、外国人の少女というのは、中々俺たちの様な人間には会う機会の少ない人種だ。
「げ、げほげほっ! ……お、おじさんじゃなかったら、お兄さん……だったのかな?」
俺が呆けていると、ガキがニコニコと笑いながら俺に言ってくる。
なんなんだこいつは?
俺にふっ飛ばされて、髪を掴まれても何で笑ってられるんだ?
意味がわかんねぇ。
「おいガキ。なんでてめぇは笑ってやがんだ? 頭沸いてんのか?」
「ごめんねぇ、そんな髭がボーボーだったからおじさんにしか見えなかったの」
俺の言葉を無視して、失礼な事をしゃべりやがる糞ガキ。
……あー、なんかかったるいな。殺すか?
いや、さっき場違いな屑を殺したばっかだ。
一日で殺し二人はマズイ。俺の精神がイカれちまう。
いや、すでに頭はおかしくなっているだろうが、それでもあの不快感はなるだけなら味わいたくはない。
「じゃあ、おじさん改めお兄さん。早く死んでくれる?」
……。
やっぱ、殺しとくか。
なんかこのガキ危ねえし、殺しといたほうがいいだろう。
多分。
え〜と、予備のナイフはどこにあったか——。

「動くな」

突然聞こえる重い声。
俺はナイフを探す手を停止する。
理由は、その声色にはかなり純度の高い【殺意】が込められていたからだ。
この感じは……ヤバい。
「ああ?」
俺はその声が聞こえてきた方へ、ゆっくり振り返る。
そこには、今までなんで気付かなかったのか分からないほどの大人数で、俺に【銃】を向けてるチンピラ共がいた。
「なんだてめぇら?」
その十数人のチンピラ連中のリーダー格っぽい、サングラスを付けた汚らしい服の奴に疑問の声を投げかける。
すると、そのサングラスは口の両端を釣りあげながら、俺が嫌いなフレーズをほざきやがった。


「今日がてめぇの命日だぜ。【人屑】さんよぉ!!」

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.10 )
日時: 2011/04/08 15:13
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

【逃亡しますよ】

さて、四日目だ。
どうだ、ここまで来たぞ?
三日坊主って言葉は俺には当てはまらなかったようだ。
誰かさんが言ってたが、人間三日続けりゃそれは習慣になるらしい。
つまりこの自叙伝を書くという事は、もう俺の生活の一部ってぇ事だ。
凄いだろ?
まあ、読者様にとっちゃあ凄くねえのかもしれねェが、俺にとっちゃあ凄いんだよ。
褒めてくれ。
誰も褒めてくれねえなら、俺が俺自身を褒めるぜ。
良くやった俺。

さて、三日目に描いた内容は……。
ああ、ここか……。
このころの俺は本当に最低だな。
【アイツ】の行動も行動だが、俺の行動もひでえな。
出会いがしらに人を殺そうとするなんてよ……。
まあ、いい。
話の続き書くぜ。

ちょっとばかし、嫌な過去なんだがな……。









「ひとくず? ってお兄さんの事かな?」
目の前でいまだ俺に髪を掴まれ、地に足がついてねえ糞ガキが何か質問してくる。
「知らねえよ」
一々ガキに律儀に答えるのも面倒だ。
それにしても【人屑】ね……。
こいつら、その言葉の意味分かって言ったのだろうか。
「知らねえってこたぁねえだろ? 小さい女の子にゃ優しくするべきだぜぇ? ほら、教えてやれよ。てめぇがどんな野郎かって事をよ」
サングラスが、俺に向かって厭らしい目を向けつつほざく。
面倒すぎる。
あまりにテンプレートな挑発。しかも、数に頼って俺を潰そうとする姿勢。
ああ、嫌だ嫌だ。腐った人間のする典型的な行動。
俺は嫌いなんだよ、お前らみたいな連中が大っきらいなんだよ。
この糞ゴミ共が。
「俺がどんな奴かって? ケッ、んなとこと始めっから分かってんだろうが。なあ、ガキ」
「え? あ、うん。お兄さんは屑野郎だよね!!」
またも良い笑顔でガキが言ってくる。
だが、その通りだ。
分かってんなら良いんだ。
だから。俺がこれから何をやったって。

恨むなよ?

「おい。チンピラ共。一つてめえらに教えておいてやる。基本的な事だ」
「ああ?」
グラサンが俺の言葉に反応して、疑問の声を上げる。
「なんだよ? 命乞いかぁ?」
「ヒャヒヒヒヒヒヒ!!」
グラサンの厭らしい言葉に、後ろで銃を構えていたチンピラの一人が同調して笑う。
嫌な笑い方だな、オイ。
「違う違う。そーじゃねえ」
「じゃあ、なんだっていうんだよぉ?」
またも後ろのチンピラが馬鹿にした様に言う。
俺はそっちには特に気を向けず、グラサンの方に視線を固定しつつ話し続ける。
「てめえらは今。俺の前で仲良く並んで銃を構えてる様だがな。それじゃあ、駄目だ」
「は?」
「誰か一人を行動停止に追い込むにゃあ、逃げ道を作っちゃいけねえ。囲むように周りを固めねえと……」
言いながら、髪をつかんで拘束していたガキを一回抱きよせ、今度は服をつかむ。
「わわっ!」
ガキが驚いた様に声をあげるが、無視。
そのまま、自分とガキの体重を一旦後ろに移動させ、そのまま弾みをつけて行き良いよく前に戻す。
結果。
「ぶわはっ!?」
「きゃあっ!!」
ガキは先程と似たような感じに吹っ飛び、今度は電柱ではなく前に立っていたグラサンに当たり停止する。
「ボス!!」
「やべぇ、ボスが白目剥いて倒れてやがる!!」
「クソっ! 病院に連れてかねえと!」
「でも、このガキはどうする!?」
「知るか! ほっとけ!!」
取り巻きどもが急いでグラサンに駆けよっていくのが遠目に見える。

そう、【遠目】だ。

投げた瞬間俺はすでに、走って路地の裏に隠れた。
あいつ等が俺の存在を思い出す頃には、既に俺はとっくにどっかに行っちまってるって事だ。
「まあ、こういう事があるから気をつけろってな」
俺は、誰に対してでもなくさっきの言葉の続きを言いながら、路地の裏を歩く。
ガキを置いてきちまった所為で、なんで俺を殺そうとしたか聞けなかったな。
まあいいか。恨みなら沢山買っている。
それこそ数え切れないほどに。
思い出すのも面倒だ。
それよりも。
「人屑……ね」
嫌な名前だ。
どうせならあの馬鹿共みたいに、【死神】とか【狂犬】とかいう名前の方がましだったかもしれない。
つーか、あいつ等は何もんだ?
襲われる理由は一体何だ?
「ああ、畜生……」
面倒臭い事になってきた。
あいつ等がまた絡んできやがったら、どうするかな。
殺すか?
あの人数相手に?
武器も持っていやがるのに?
「ちっ、だから嫌いなんだ、この街は……」
何時も何時も、面倒臭い屑共が蔓延りやがって。

「かったりいなぁ、糞野郎が……」

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.11 )
日時: 2011/04/08 17:21
名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 風邪が治らず、熱は下がらず←寝ろや

暇だったから来てしまった。←
こちらではお初にお目に掛かるかと。

ふうむ。
主人公愛癖って治らないものですね。
もう一種の病気なんじゃないか((

もちろんトレモロ先輩(←)も好きだよ…?
とかいうさりげない告白((タヒ

屑ねぇ。
自分も屑というか、最早屑以下だと思う今日この頃。
何においても人1倍変だというか。劣っているというか。

Re: 頑張りやがれクズ野郎 ( No.12 )
日時: 2011/04/08 22:37
名前: トレモロ (ID: vQ/ewclL)

>>11
ね、熱大丈夫ですか!?
心配です……。
無理せずゆっくり休んでくださいな!

この小説の主人公…に愛?w
流石に、ちょっと駄目男君な気がw

……。
ちょ、お嬢さん。
君。
男のこの野性をしりたいのk(黙

いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ!!!!!!!!!
何を仰いますやら!
女性はもれなく、天上人です!!
異論は認めません!!!!


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