複雑・ファジー小説

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悪魔と神に魅入られし者 続編
日時: 2011/06/11 12:50
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

はじめまして?久しぶり?どちらかはわかりませんがついにこちらまで手を伸ばしてしまいました。
描写もないし・・・というダメ文ですので見たくない方はここで戻るボタンクリック。小説もどきしか書けない作者なので・・・

とりあえずルール説明です。

1、「神文作者はここか?」→ここには紙文作者しか居ませんが?
2、「かりん?知らないよ」→読むか読まないかはご自由に
3、「更新亀はちょっと・・・」→読まなくて結構です
4、「荒らしに来たぜ☆」→お帰り願います
5、「そんなに小説書いて大丈夫?」→大丈夫なはずです
6、「かりんだ〜☆」→スクローr(殴
7、「題名に惹かれてやってきました」→内容があれでも文句言われないことを望みます
8、「ダメ文なんて・・・読めるか?」→最初に戻るボタンクリックしてくださいと申し上げましたヨ?
9、「わたしor僕も同じだよ?」→ありがとうございます。慰めてくださって・・・
10、「オリキャラ投稿だけに来た」→やめてください

ルールが長くなりましが、お楽しみ下さい

Re: 悪魔と神に魅入られし者【オリキャラ募集いたします】  ( No.49 )
日時: 2011/06/06 18:24
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

第18話

そら、いや、からにつれてきてもらった場所は……テレビがおいてある。

いや、待て。何でそんなのあるんだよ。

「ちゃんと○デ○化は終ってるから安心しろ」

そんな問題じゃねぇ!

「とりあえずっと」

空が、リモコンを操作し、テレビをつける。

そして、映っていたのは……

戦の光景。

たくさんの人が死んでいっていた。

「この映像を見て、何か思うか?」

「……」

「それでいいんだ」

「で、結局これは何なんですか?」

「皐月と沙織が人間界にばれたときの映像」

「は?時代劇じゃないんですか?」

「いや。これは、2000年前の人間界」

「……」

正直、歴史は嫌いだ。

「源平合戦だ。もし、あいつらのことが人間界にばれれば、このようなことになるだろう。ただ、お前は人間だ。そのうちあいつらのことをばらしてしまう。だから……」

空は、そこで言葉を濁した。

言いたいことはわかっている。

つまり……

沙織と皐月と別れろと言いたいのだろう。

「言いたいことはわかっています」

「なら、記憶を消すぞ?」

「へ?」

「つまり、あいつらと暮らした記憶、全てを抹消すると言うことだ」

「じゃあ……沙織と皐月と暮らした記憶は……」

「勿論……消える。弥生のことも、紅火のことも。お前も、あいつらが居なくても……真月は助けられるだろ?」

「……あいつらは……あいつらは、了承したんですか?」

「人間界が救われるなら……だそうだ」

5分ほど考えた。

そして、結論が出た。

「結論が出ました。俺は———」

第18話オワリ

Re: 悪魔と神に魅入られし者【オリキャラ募集いたします】  ( No.50 )
日時: 2011/06/08 16:13
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

第19話

「駄目ーー!」

声が聞こえ、振り向くと、肩で息をしている、沙織と皐月の姿があった。

「空……お願いだから……誠人の記憶は……消さないで……お願い」

皐月が泣きそうな顔で空に頼む。

「皐月……」

「空、わたしからもお願い」

「沙織……」

「そら!沙織さんが言ってるんですから」

「……駄目だ」

俺は短く、皐月と沙織に言い放った。

「誠人……」

「ちょっとあんた!どういうつもりよ!」

紅火が俺に殴りかかろうとしたときに、沙織が止めた。

「誠人が決めたことだもん。わたし達はかまわない」

「沙織さん……」

沙織……

「そうよ。だって、誠人の記憶は消えたって……」

最後のほうは涙声になって聞こえなかった。

「誠人、決まったか?」

「はい」

「じゃあ、結論を述べよ」

「俺は、記憶を……消します。沙織と皐月を守るために……」

「誠人……」







「わかった。記憶を……抹消する。そして……沙織たちと会うまでの日に戻す」

からの体が青白く輝き、俺の体を包んだ。

そのとき!

「誠人……わたし、誠人のこと———」

皐月が何か言った。

でも、最後のほうはもう、聞き取れなかった。

———そして、深い眠りについた。

第19話オワリ

Re: 悪魔と神に魅入られし者【オリキャラ募集いたします】  ( No.51 )
日時: 2011/06/08 16:14
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

次回、いよいよ完結☆

Re: 悪魔と神に魅入られし者【オリキャラ募集いたします】  ( No.52 )
日時: 2011/06/08 16:29
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

第20話

「きゃ……やめてよ」
 
真月が小さな悲鳴をあげた。

そう……真月はいじめられていたのだ。

そして、俺は勇気を振り絞り、いじめっ子のそばへ近づいた。

「お、真月。王子様が助けに来たぞ」

「ま、誠人?」

真月が驚いた表情で俺を見つめる。

「ヒューヒュー。熱いねぇ。彼氏が彼女を助けに来るなんて」

「違う」

俺の低く鋭い声が、響く。

いじめていたやつらは驚いた表情で固まっている。

「ほら、いくぞ」

俺は、真月の手を握り、走り出した。

「ちょ、誠人……早いし何処行く気?」

「何処でもいいだろ?」

少し走り、少々ばててきた……

ちょっと休むか。

俺は座り込む。

その横に、息を切らした、真月が座る。

「で、ハァハァ……何の……用?」

「お前に言いたいことがあったから」

「いいたいことって?」

「俺は……お前が……」

そこまで言ようとしたとき、俺は、女の子の嬉しそうな顔を思い出した。

誰だっけ……

「お前が、何?」

真月が訊ねる。

俺は真っ赤になりながら答える。

「……好きだ」

真月も真っ赤になり、うつむく。

そして、聞こえるか聞こえないかぐらいの声で、

「わたしも……」

とつぶやいていた。

「良かった」

俺は優しく、でも強く真月を抱き締めた。

第20話END

Re: 悪魔と神に魅入られし者【オリキャラ募集いたします】  ( No.53 )
日時: 2011/06/08 16:33
名前: 秋桜 ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
参照: 元、「かりん」です

エピローグ

「良かったの?」

沙織がわたしに訊ねる。

「ええ。だって、誠人には、あの子がお似合いだもん」

わざと明るく振舞った。

本とは……誠人に記憶を失ってほしくなかった。

ずっと一緒に居たかった。

でも、結局わたしの恋はかなわない。

だって、わたしと、誠人は、人間と神だから。

叶う訳がなかったんだよね。

さようなら。

わたしの初恋。


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