複雑・ファジー小説

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(リメ)陰陽呪黎キリカ 
日時: 2013/02/12 12:20
名前: 風猫(元:風 ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)
参照: 修復断念(オイ……

 「第一章 序幕」(エロ描写注意)

  
 時は平安。策謀渦巻き、人々の感情が絡み合う時代。京の都には多くの妖怪が百鬼夜行をなし、跋扈していた。
 妖怪とは、人間達のが持つ不の感情と恐怖が、形を成した者達。
 人々に不幸と災いをもたらし、時には命を奪う。人間達にとって、害悪でしかない輩だ。
 文官として、天候を読み取り未来を占うかたわら、そんな人智を超えた神妙不可視の徒輩を、日夜調伏する影の英雄たちがいた。

 その者達の名は陰陽師。力にて陰を打ち破り、聖なる光を都に注ぐことを職務とする、文武両道の者達だ。

 ——今宵、丑三つ時を過ぎたころ。貴族の男を連れた牛車が、不可視の化け物すなわち妖怪に襲われた。
 恐らくは深夜に姫君と、逢瀬を楽しんでいたのだろう。
 慌てふためく男の前に、地味な濃紺の狩衣を着た人物が舞い降りる。
 髭面で筋骨隆々とした大男だ。彼が現れた瞬間に、貴族は慌てふためくのをやめた。目の前の男の実力を知るがゆえだ。  

 「この程度の妖に、私が負けるはずがあるまい!」
  
 目の前にいる妖怪を雑魚と断じた巨漢は、奇怪な術を発動させ、一瞬にして土の蛇を作り、標的を滅ぼす。
  
 「うっうむ、芦屋道満よ大儀で……って、これいくでない!」

 貴族の男の謝礼など聞きもせず、道満と呼ばれた男は駆け抜けて行く。
 彼こそが稀代の大陰陽師と謳われる、都最強の官人陰陽師安倍清明最大の好敵手。
 民間陰陽師の雄、芦屋道満(あしやどうまん)だ。
 今日もどうやら清明と妖怪退治で、競っているらしい。

 「おらおらぁ、私の前に立つ妖怪共は、全て排除するぞぉ! これで二十体ぃ!」

 風を足に纏(まと)わせ、韋駄天(いだてん)の如く速度で夜の平安京を走る。
 術の効力を高める符(ふ)を使い、大量のカマイタチを発しながら、妖怪の群れを蹴散らしていく。
 そのさま正に一騎当千。
 彼以外に清明の相手は務まらないだろうと言わしめるほどの、苛烈(かれつ)な霊力を道満はみなぎらせていた。
 
 貴公子を助けてから数十分、目的の場所へと向って、彼は都を疾走し続ける。
 疲れて足を止めると、生活感を微塵(みじん)も感じさせない廃墟(はいきょ)が、視界に広がっていた。
 道満は、ここで安倍清明と落ち合い、勝負の結果を言い合う約束をしている。
 彼が居ないか、周りを見回す。
 清明は勝負事に余り興味がなく、適当に煙(けむ)に巻くことが有るのだ。
 幾ら探しても、清明の姿が見当たらず、忌々しげに道満は舌を打つ。
 
 「逃げたか」
  
 対戦相手が居なくなったのでは、勝負は成り立たない。
 道満はこれ以上粘っても意味がないと、踵(きびす)を返す。
 夜も遅い。そろそろ寝ないと、明日の業務に支障が出るだろう。
 今回の勝負は水入りとなった。良くある事だ。
 そう、己の心に言い聞かせ、清明等という適当で身勝手な男を、好敵手と認めた自分を責める。
 道満が歩き出して、数秒後。突然、強大な気配を背後に感じたのは。

 「相変わらず、あつっくるしいのぉ道満よ?」
 「清明? お前は相変わらず、透かした腹立たしい顔だな?」

 道満が振り返ると。崩れ落ち、蜘蛛の巣掛かった家屋の屋根上に。紫色の着物を着た男が立っている。
 切れ長で、異性を誘うような優しげな瞳。理知的な雰囲気をかもし出す甘いマスク。非の打ち所のない、絵に描いたような美男子だ。
 彼こそが安倍清明。道満が、唯一の好敵手と認めた男だ。  
 
 清明は暑苦しい道満に、冷やかな視線を送りながら、あくびをする。
 そんな彼の態度に、業を煮やした道満がいきり立つ。 

 「まぁまぁ、夜も遅いし、勝負の結果を発表しないか? 私はここに到着するまでに、四十三体滅ぼした」
  
 道満と清明が行った勝負。
 それは、目的の場所まで到達するのに、何体の妖怪を討伐したかという、単純明快なものだ。
 清明の提示した数に、道満は押し黙る。
 力を押し隠し潜んでいただけで、本当は自分より速く目的地に到着した居たのだろう。
 霊気の出現の仕方から、容易く推測できることだ。だというのに、自分より十体近くも多く滅している。
 彼自身は、清明とさして実力差がないと思っていたのだから、愕然とするのも当然だろう。

 「くくっ、はっはっはっはっは! それでこそ超え甲斐があるというものよ清明!」
 「私も、お前のような強者がいないと詰まらないからな。お前が播磨(はりま)の国から上京してきたこと嬉しく思うよ?」

 道満は怒鳴っても仕方ない事と心を律し、鬱屈した感情を吹き飛ばすように、大声で笑った。
 そんな盟友を見て、清明もまた嬉しそうな表情で、彼を賞賛した。
 清明と彼以外の陰陽師との実力の壁は、当時果てしなく大きかったのだ。

 これは清明と道満の馴れ初めの頃である。

 それから数年間、彼等は常に研鑽し賞賛しあい、高めあった。しかし、その関係は次第に悪化していく。
 いくら修行しても、全く清明に追いつくことができないという、道満の焦り。
 常に二位というのは、気持ちの良くないものだ。
 次第に成長が遅くなっていき、彼は悶々とした日々を送るようになる。
 彼自身も、清明に劣らぬほどの華々しい経歴をいくつもうちたてたが、実力ではいまだに全く及ばない。そんなある日だった。

 "安倍清明は妖怪の血を引いているから、人間離れした霊力を持っているのだ”

 という推論が、都内に伝播したのは。それが道満には許し難かった。
 話によれば、金だけの大した才能も無い父親が、圧倒的な妖力(ようりょく)を誇る妖狐を、優秀な陰陽師を何人も雇い、捕縛したそうだ。そして、その妖狐に子種を植えつけたのだという。

 その事を耳にしてから更に月日は経過し、彼の中の嫉妬心や憎悪は育っていった。
 そして、ある時清明に道満で会う。

 「清明、私はお前を見損なったぞ」
 「何を言っている道満!? お前、あんな戯言を信じているのか!?」

 道満は自分の思いのたけを、憤懣やるかたなし、といった風情で語り、清明に背を向けた。
 清明は止めようとしたが、二度と彼の言葉に道満が答えることはしなかったという。
 長年の友を、些細ないさかいで失った道満は、嘆き続けた。
 自分の愚かさと、そんな清明に勝ちたいという、愚劣な情念を捨てきれない弱さを——

 「清明! 清明ぃ!」
 「まるで、呪うような口調だな。その怨嗟、凄まじい強さだ。知っているか、それが魔道の入り口ぞ、陰陽師?」

 十年前に娶(めと)った妻はすでに家を出て、道満は一人空しく泣き続けた。
 そんな日夜悲嘆に泣き暮れる彼に、掛けられる綺麗だが感情の無い空虚な声。道満は振り向く。
 そこには当時大妖怪として、都内に名を轟かせる大物が立っていた。
 茨木童子。半分に割れた仮面で、左顔面を覆った、鋭い目付きの男だ。

 魔道か、それも良いと思いながらも、道満は陰陽師の理念に従い、茨木を滅そうと、印を結ぶ。
 
 「何用だ!? 貴様知っているぞ、確か茨木童子といったな! 私の家に土足で踏み入るとは、自殺志願者か!?」

 だが、すぐに術を発動させることは無く、用件を道満は問う。
 茨木童子ほどの大物が、こうやって一人で赴(おもむ)くのだから、それなりの理由があると思ったのだ。

 「げーんげん! そんなことないよぉ? 茨木童子は強いんだぞぉ優秀な陰陽師さん?」

 強い声で恫喝(どうかつ)する道満の言葉に、妙な挨拶とともに現れた女が答える。
 女の服装は露出度が高く、そこから覗く透き通るような白い肌は、挑発的な色香をかもし出す。
 更に唇の下にあるほくろが、性欲をそそる。顔は少し幼いが、間違いなく美人だ。
 聞き慣れない名前と、妖気の高さに、何者だと道満はいぶかしむ。
 実力のある妖怪は、大半把握しているはずなのに、と。
 
 「彼女の名は言々(げんげん)。強き渇望(かつぼう)に囚われし者よ。お前は正しい。安倍清明など妖狐の霊力が無ければ、何もできぬ平凡な術者に過ぎないはずだ。そんな邪道の輩がのさばり、人の身でここまで至ったお前がが日陰者とは、何と悲しいことだ?」

 女の紹介を簡潔に済ませ、茨木童子が流れるような口調で話し出す。
 言葉を切り出す場所が無く、道満は黙り込む。
 そして、彼の言葉を聞いているうちに、清明への怒りが、再び沸々(ふつふつ)と湧き上がってくる。
 彼の言っていることは、今の道満の心の全てに当てはまり、道満はそれが正しいことだと思い込む。
 清明は、朝廷に恩を売り、全幅の信頼を得ることにより、裏から平安京を掌握せんとする悪逆の徒だと、自分に言い聞かせる。

 “滅ぼさねばならない。友だなどと、最大の悪を見逃していた自分の罪滅ぼしのためにも”

 彼はそう心に誓った。
 その心情の変化、いや正確には覚悟の芽生えを敏感に察した茨木が、更に言葉を続ける。

 「安倍清明は、帝を甘言でおだて、君等の愛する平安京を手中にせんとす悪逆非道の輩だ。正義を信奉(しんぽう)し、世界を光に満たさんとする、お前なら許すべからずはずだ。強くならねばならん。芦屋道満よ、お前は今までより、遥かに高みに至れる」
 「それはっ! それは一体、どうすれば叶うのだ!?」

 道満が掛けてもらいたかった言葉の数々が、茨木の口から、吐き出されていく。
 すべてを見透かしているような態度に、本来の彼なら絶句し、疑念を抱くはずだが。
 今の彼に、そんな余裕は無い。
 ただ強くなれるという望みが目の前にあることを、疑いもせず手を伸ばす。
 どこまでも暗い絶望の海で、初めて見付けた光明に。

 「簡単だ。言々と性をまじわすだけでいい」
 「えっ、そんな馬鹿な! 私に安倍清明の父親と同じ業に、手を染めろと言っているようなものではないか!?」

 方法を問う道満に、言々と秘め事をしろと茨木は躊躇(ちゅうちょ)なく言い放つ。
 それに彼は驚く。
 いかに美女とはいえ、妖怪に手を出すなど、陰陽の者として有ってはならぬことだ。
 そして、清明を超えた力を手にするために、その父と同じ罪を背負うなど、言語道断だ。
  
 「断じて違うぞ、芦屋道満よ? 言々との間に、子を成すのではない。彼女は交わった相手に、妖力を受け渡す力を持っているのだ」
 「なーに、迷ってるの素敵な叔父様? あ・た・し、もうアソコずぶ濡れだよぉ?」

 逡巡する道満に、先程の覚悟に満ちた目はどうしたと、言外に口にしながら、茨木童子は本旨を説明した。その説明を聞いて道満は思い直す。
 妖怪と交わること自体、陰陽師としては業深きことだが、今の彼にはそれはどうでも良かった。
 安倍清明の父親と同じにさえならなければ良いと、思ったのだ。

 なおも悩む彼を見て、一応の申し訳のために迷っているふりをしているだけだと、見抜いた言々が歩み寄る。
 そして、彼女はピンク色の着物の上着を脱ぎ、上半身をさらけ出す。
 大き目ながら綺麗な形をした乳房。桜色をした綺麗な乳首。
 言々はそれをひけらかせながら、扇情的(せんじょうてき)な仕草で道満に絡みつく。
  
 「あぁ、綺麗だ。もう、どうでも良い。力が欲しい」

 道満は男の本能をあらわにして、獣のように言々を押し倒す。
 強く胸を揉みながら、言々の小振りな桜色をした唇をむさぼる。

 「あっ、あぁん。うっ、はぁはぁ。道満様ったら、野性的な容姿通り激しい人っ」
 「言々よ。入れるぞ? 良いか? 良いと言わずとも、お前は濡れているといっていたではないか!」

 猛々しく女の体などお構いなしに、道満は言々を犯し続けた。
 下の履物を破りさり、一物を彼女の恥部にねじり込む。
 そして、野獣のように激しく、後ろから彼女を突く。
 十数分間の行為の末、彼は彼女の中に射精し儀式は終わった——

 「はぁはぁ、道満様、素敵ぃ」
 「堕ちたな。ふっ、我々はお前を歓迎するよ芦屋道満」

 疲れきって倒れこむ道満を見下ろし、茨木は無感動な声で告げる。
 息は荒く、立ち上がることもできない道満だが、確かに霊力の総量は言々を抱く前より、大きく上昇していた。

 「これにて新たなる同士、芦屋道満の“呪黎(じゅれい)”の儀を終了する。言々、行くぞ」
 「はぁはぁ、駄目、腰が抜けて……道満様本当に激しすぎて。凄い」

 力無く倒れる裸の二人を背負って、茨木童子は闇の中に消える。
  
 そして、物語は現代へと移ろう。

  
 ————————————————

「お終い」

次は、「第一章 第一話、幼き刃達 第一節」です



〜作者状況〜

執筆中【】
申し訳ありませんが執筆中に〇が付いている時は書き込まないで下さい。



題名、読み方は「オンミョウジュレイ キリカ」です。前スレで発言した通りリメイクします。
始めましての方は、初めまして。
いつも来てくださっている方々は有難う御座います^^

グロ要素やエロ要素は、ふんだんに入ると思います。
苦手な方や不快に思う方は、見ない事を推奨します。
最後に、更新速度は、亀以下になると思いますがお許しを。



お客様

旬様(雑談の方でお世話になってます! お客様第一号♪)
Walker様(まだまだ、小説の実力は高くないですが順調に成長しそうな人です^^楽しみ!)
羽風様(黒白円舞曲の方にもコメントくださって感謝です!)
白波様(凄く上手な文章を書くお方です! Fateシリーズは私も好きだぜ!)
いちご牛乳。様(自分の事を変体と評す辺り親近感を感じます! ビバ変態★)
檜原武甲様(格好良い名前ですな^^ 最近結構見かけるお方ですね)
火矢 八重様(ファジーの銀賞だか銅賞を取ったお方です! パチパチパチパチィ★)
月那様(プロローグに力を入れると言うのはいいことだと思いますよ!)
紫様(文才に秀でた真摯なお方です!)
猫飼あや様(一芸に秀でるものは多芸に秀でる……朔様と言い適用される言葉なのでしょうなぁ)
日向様(えっと、軍事系の小説を書いていられる珍しいお方です^^中々文章もお上手ですよ!)
トレモロ様(我が心の兄弟にして変態紳士です! 結構な有名人さんなので知ってる人居るかも?)
陽様(私の大事な友達です! いつも嬉しいコメントくれて有難う!)
朝倉疾風様(有名な方ですので知っている人も多いのでは? 凄く真面目なコメントを書いてくれます)
葵様(様を付け辛いよ……僕のストーカーさん★)
茜崎あんず様(陰陽師物書くんですか? 私も暇が有ったら覗いて見ますね?)
狒牙様(BLEACH仲間です! そして、同士です!)
汽水様(結構良く見かけますよね? 主戦場はコメディ?)
柚子様(柑橘系男子。長らく女だと思っていたと言ったら長らく男だと思ってたと意趣返しされた)
ゆぅ様(白黒円舞曲も読んでくださった方です!)
凛様(鑑定してくださいました!)
琥珀様(奇抜なキャラクタを主人公に面白い物語を展開しています★)
藤田光規様(同じく陰陽師系の小説書いてます!)
バンビ様(更新速度が速くて一話一話が短くて簡潔で憧れます!)
白月様(素敵で綺麗な文章をお持ちのお方です♪)
野宮詩織様(絵も上手で小説も上手で、趣味のよろしい楽しいお方です!)
世移様(パラノイアのほうはいつも感想ありがとうございます! 最近は更新滞ってましてすみません)
葉月涼花様(色々な漫画など知っている人です。コメントが何だか雰囲気あります)
黒雪様(私の企画板でお世話になっている人です。なかなかに素敵な小説を書いていますよ!)
柴犬様(ファジー版で書いていた作品は中々に奥深く共感できる良い作品でした!)
デミグラス様(久方ぶりの新規のお客様です! 軍記物を書いたいらっしゃるそうです!)
伯方の塩様(真面目な鑑定有難うございました! 大変ためになりました)
ルリ様(ずいぶん遅くなってしまい申し訳ありません。鑑定士さんです)
冬ノ華 神ノ音様(BLEACHを知っている友人として……お世話になりました!)

34名様

閲覧して下さったお客様方! 真に感謝です!

目次

 第一章

【第一章 第一話 愛せ愛せ 第一節】 >>1 
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第二節】 >>5
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第三節】 >>9
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第四節】 >>13
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第五節】 >>23
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第六節】 >>29
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第七節】 >>33
【第一章 第一話 愛せ愛せ 第八節】 >>46 
 
 第一章第一話 終了
 
 第一章第二話 開幕

【第一章 第二話、迷え迷え 第一節】 >>53
【第一章 第二話、迷え迷え 第二節】 >>62
【第一章 第二話 迷え迷え 第三節】 >>73


設定資料及び小休止及び貰い物等
キネリ様作 キリカ絵 >>36
魔ん堂様作 蘭樹絵 >>42
キャラクタプロフィール >>52 随時更新
羽月リリ様作 言々絵 >>54
読者様投稿オリキャラプロフィール >>63 随時更新
月森和葉様作 魅剣クラン&夢氷絵 >>66
風マ様作 天月絵 >>67
月森和葉様作 天月絵 >>76

Re: (リメ)陰陽呪黎キリカ 一章 一ノ六更新 6/18 ( No.32 )
日時: 2012/06/21 18:23
名前: 風猫(元:風  ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)

白月様へ

いや、好きだから感想残しているわけで、余り気にしないでくださいな^^

リメイクして面白くなかったら可笑しい、のかなぁ? いや、リメイクって唯、文章を読みやすくするだけってのも有りますし!
本作品は完全に以前とは違うように見えますが、唯単にあの作品の過去の部分から書いているだけで(鑑定師さんに指摘受けて

蘭樹人気高いですね。上条さんとか鍋師とか前は人気有ったんだけど。アザリさんの人気が伸びないのが以外です。
此方こそ応援してます!



Re: (リメ)陰陽呪黎キリカ 一章 一ノ六更新 6/18 ( No.33 )
日時: 2012/07/26 23:46
名前: 風猫(元:風 ◆Z1iQc90X/A (ID: fr2jnXWa)

  紫のザンバラ頭をした褐色肌が威圧的な男、騰蛇は凄絶な笑みを浮かべる。久々に遣り甲斐のある相手と遭遇したことに歓喜しているのだろう。そもそも騰蛇は式神達の中でも別格に強い存在で、普段まず召還されることがない。久々の現世の空気に、新鮮さを感じているというのも有るかもしれない。

  余裕に満ち溢れた態度の神将を強い眼差しで睨みながら、蘭樹は術式を脳内で念じ続ける。口に出して言うのと口に出さずに念じるのでは、後者が明らかに威力は劣るがどのような術を使うか察知されないと言うのは強みだ。

  彼は樹海降誕と炎熱爆発の絡め技による焔で、いまだ赤い空を背に最初にあびせた草葉の小刀を連続で投擲した。今度はあらかじめ仕掛けておいた符からも、草の刃が発射される。四方八方からの多角攻撃が、アザリと騰蛇を襲う。しかし、二人は余裕の表情を浮かべていた。

  「なるほど、あらかじめ準備はしていたということか。しかし、この程度の遠隔術式では、余にとどくことはないぞ?」
  「……分っとるで。とどかなくて良いんよ? そいつは殺傷が目的じゃあらへんから」

  迫り来る木属性の力を纏った刃を見ながら、騰蛇は感嘆した。子供の喧嘩と侮っていたが、出来る限り計画を練って全力で挑んできているのだということを、彼は理解する。賞賛の念を口にする騰蛇。

  しかし、蘭樹の実力を理解したからこそ彼の中に疑問符が浮ぶ。計画して居たにしては少し甘い術式だ。威力も技の階位も目の前の男が行使するには少し劣っているように感じる。何かの意図があるのかと、彼は蘭樹に探りを入れる。

 すると蘭樹は嘲笑するような顔つきで騰蛇を見詰め、アザリが発動させた焔の円を発する術により迎撃された符に、更なる術式をくみこんだ。正確には一つの符に組み込まれていた二つ目の命令式を、発動させたといった方が正しいだろうか。
 
  打ち払われた灰となった護符から、緑色の細いツタが大量に現れる。空中で現れたそれは落ちることも無く重力に逆らい動き、アザリと騰蛇を縛り上げた。

  「二段術式か。こんなの教えた憶えはないぞ?」
  
  今までに教えたこともない高度な技を使いこなす、蘭樹にアザリは驚愕し眉根をひそめる。

  「良い、若き天才よ。余は貴君を気に入ったぞ」
  「私の気苦労も少しは考えてくれよ?」

  しかし、焦るアザリに反し、騰蛇は余裕綽々としたふぜいで笑った。体の動きを封じられては術を発動できない陰陽師と違い、人間とは本質が違う騰蛇はいかなる状態でも焔を召還出来る。

  もちろんアザリもその点は把握しているが、彼が感じている焦燥感は蘭樹の成長速度の速さのほうだ。今の時点の蘭樹などアザリにとっては然したる脅威ではない。才ある者に出会い純粋に感嘆する騰蛇を諌めながら、彼は嘆息した。

  「アザリよ。貴君は少し下らぬことに捕らわれ過ぎだ。その者の今考えることではなかろう?」
  「水属性の力をぎょうさん融合してあるんや、そう簡単に焼ききれへんでぇ?」

  情けない表情を浮かべる主君に、騰蛇は喝を入れるように強い口調で指摘する。事実、アザリが今見るべきは蘭樹の成長した未来ではなく、現在の目の前にいる自らにむかって力を振う蘭樹だ。

  もっともな騰蛇の叱責に彼は笑う。今はただこの戦いを収束させるために、全力を傾けるべきだ。アザリは詰らないしがらみから解き放たれたかのように、吹っ切れた凄絶な笑みを浮かべる。彼自身もまた自分の絶大な力を振うことが好きな、困った性分があるのだ。
 
  二重命令式に続き、さらには多属性混合技の連発。目の前にいる自らの息子は魅剣家の長い歴史においても間違えなく指折りの天才だろう。心が躍っていた。手が震え更新が揺れる。
 
  それを見た騰蛇はニヤリと笑うと、圧倒的な火力で火属性に強い水の力も物ともせず、無限に絡まるツルを焼き払った。

  「止めてくれよ清明。もう、我慢できないじゃないか——」

  雷属性を秘めた身体能力強化の呪符を手に取り、アザリは術を発動させる。雲も無いのに彼目掛けて落雷が落ち、彼を紫電が包み込んだ。

  予想以上に早くツルが燃やし尽くされたことの焦りで蘭樹は舌打ちをする。さらに父アザリの不可解な言動を怪訝に思い、蘭樹は眉間にしわをよせるが、それを気にしている場合ではないと護符を使って、丸い水の弾丸をうつ。

  それは容易くアザリに回避され、一瞬で蘭樹は十メートル近くあった間合いを詰められる。

  「はやっ!?」

  蘭樹が回避しようとした頃には、すでにアザリは彼の懐に入り、雷を発する術を発動していた。符を使うことはおろか、詠唱すらしていない下級の技に、なすすべなく蘭樹は吹飛ばされる。さらに追撃して勝負を終らせようとするアザリ。そこに第三者の声が響いた。

  「ナウアクサマンダ、アルアハッタウンキリキリ! 神水烈怒!」

  若い。子供の声。アザリも蘭樹も聞き覚えのある声だ。声のしたほうに顔を向けると水属性の術を得意とする陰陽五家の少年、上条康弘が池の上に立っていた。

  

  
      
              陰陽呪黎キリカ【第一章 第一話、愛せ愛せ 第七節】



  

  康弘の持つ護符からは、苛烈な青色の霊力が放出されている。神水烈怒は水属性の術の中でも、最上位に属する技だ。本来なら才能があると言っても、蘭樹ほどではない康弘が使えるような術ではないのだが。どうやら、一旦家に帰り上条家の上位の者から符を拝借してきたらしい。水場が近くに有るということも要因か、巨大な水柱が完成する。
 
  「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 
  康弘は迷いを振り払うかのような怒号をあげると、巨大な三角錐型をし水の塊を勢い良く振り下ろした。怒涛の勢いで地面に激突した水は広がり、近くにあった部屋をすべて飲み込み、桜の木すら巻き込んだ。準備の質の差もあってか、蘭樹が最初に発動させた木属性最高位の術である樹海降誕を、大きく凌ぐ威力を有していた。

  「スゲェ、康弘スゲェ!」
  「悪いな遅れて。護符拝借するのに苦労した」
  
  信頼できる助っ人の出現と感動で、蘭樹は眼を丸くする。今まで年不相応な強張った表情をしていた彼が、久し振りに感情の綻びを見せた瞬間だった。康弘は一つ会釈して詫びを入れる。本当はもっと早く来て、最初から戦いに参加するつもりだったらしい。

  「さて、ここからやで。お父さんが二体目の神将出したりしたら——」

  頼もしい仲間が来たせいかいつもより楽しげな声で話す蘭樹。しかし、その言葉は本音だった。今の所は二対二。戦力は違っても、数の上では五部だ。死角を付かれたりする心配は少ない。だが、ここで新たなる戦力を出されたら。蘭樹にこれ以上増援は求められないだろうから、勝負は決まったも同然となる。用意してきたカードも、最強の切り札以外には雑魚ばかり。彼は喜んで良い状況ではないことを思い出す。

  木端微塵となった木片や電子機器群が、宙に舞った水流とともに落ちて行く。水しぶきも少しずつ晴れてゆき、視界が良好になる。蘭樹と康弘の視線の先には、騰蛇とアザリ以外にもう一つの影。

  地面までとどくほど長い青色をしたくせっ毛の女だ。体格は細身で貧乳。絹のように決め細やかな透き通った肌の持ち主で、顔は仮面で覆い隠している。全ての十二神将を見たことがあるわけではない蘭樹だが、彼女のことは父が良く使うからか知っていた。

  「神将辰輝(しんしょうたつき)。水属性を食う草属性の力を持った式!」
  「マジかよ!? 俺たちみたいな餓鬼相手に、神将二体もだすのかよ!?」
  
  康弘は強力な神の眷属たる十二神将のうち二体もを年端も行かない自分たちに使用する容赦のなさに驚く。対して蘭樹はそれだけではなく康、弘の得意属性である水を防ごうと、木属性の戦士を召還した厳しさに呆然とした。水属性に弱い騰蛇の援護の意味も有るのだろう。アザリの陣営は、蘭樹たちにとって、まさに鉄壁の軍勢となった。

  何をやっても勝ち目はない。そう、二人は結論付けた。だが、だからといって用意した力を使いきらずに諦められるほど彼等は大人ではなかった。二人は自分が所持している術札で、最も強力な物を手に取り、走り出す。

  「康弘は、騰蛇を抑えてや! 辰輝(たつき)の攻撃は僕が体で受けきれるはずやから!」
  「分った! 信じるぞ蘭樹!」

  蘭樹が左端に陣取る辰輝よりに走りこむ。彼女の攻撃力が低いことを知っている彼は、彼女の発する技を全て受けた上で、アザリに妖怪を式神にするために開発された特殊な呪札(じゅさつ)を打ち込む覚悟のようだ。

  康弘は彼を信じ、蘭樹の言うことを素直に聞く。彼は符を使い、騰蛇に向かい大量の泡を飛ばす。苦手な属性である水の力が近付いているのにも関わらず、威厳と余裕に満ち溢れた態度を崩さない騰蛇。康弘の発した水泡は全て、騰蛇に到達する前に消滅した。

  「何、だと!?」
  「上条家の小僧だな? その程度か?」

  騰蛇は今度は此方から行くと、康弘を指差しで宣言し突進してくる。康弘は咄嗟に防御の術を発動させ、彼の一撃を防ごうとするが水の防護壁ごと吹飛ばされてしまう。

  攻撃の衝撃で脳が揺られ意識が朦朧とする。地面に叩き付けられた衝撃で内臓が傷付けられ、血が逆流し鉄の味が口内に広がった。一撃でこれなのだ。圧倒的な神将の力を前に、彼は確信する。自分では彼の相手は、十秒もできないだろう、と。

  「全部の力をこの符に……」
  「ほぉ、大した霊力の量ではないか。小僧お前も及第点だ」

  ならばいっそのことこの一撃に全ての力を賭ける。そう心に決めた上条康弘は、手持ちで最高の出来を誇る護符を持ち裂帛の気とともに術を発動させた。彼が発動させたのは、水属性でもっとも凶悪とされるものだ。名を紅殺しという。相手の体内にある水分を操作し内部を破壊する術だ。

  小物も大物も関係なく、膨大な霊力を使う上に精緻な水属性の操作技術が必要なため、使う者はほとんどいない。それに騰蛇のように甚大な力の持ち主なら、すぐに体勢を立て直してしまうだろう。それでも片膝を突かせ十数秒は動きを止められる自信が有った。

  そして、十数秒あれば蘭樹ならアザリに呪札を命中させられるだろうという確信があった。

  「これは、紅殺しか。紅き血を操る禁忌の術。だが、余にはきかん。余の神気はその程度の霊力では揺るがん」
  「…………」

  康弘の術が発動されたあとも、騰蛇は何事も無いかのように立ったままだ。人間には有し得ない十二神将のもつ圧倒的な霊力を、神気という。彼が全く披露していないのは、体内に神気を叩き込み康弘の霊力を相殺する力技が成功したゆえだった。

  康弘は愕然とする。背筋が寒さで氷結したように冷たくて、固まって動かない。まるで蛇に睨まれたかえるだ。彼は立ち尽くす。

  「あちらも終りだな。小僧どもの謀り。中々に有意義であった。良いぞ。もっと、力をつけ改めて挑むが良い」
  「蘭樹!?」

  茫然自失とする康弘の耳に、どさりという何かが倒れこむような音がとどく。まさか、と思い目をやろうとした矢先、騰蛇が目で見るより早く状況を教えてくれた。「負けたのか」と、小さくうめき康弘はその場に崩れ落ちる。
 
  視線を滑らせた先には大きな柱に叩き付けられ、悶絶する蘭樹の姿があった。辰輝と蘭樹の直線状にある大地は小さな凸凹が刻まれている。視線を泳がせた先、地面から飛び出た植物の先端は蛇のようになっていて。彼は草の使い手である辰輝が放ったと思われる、蔓の蛇に拘束されているようだ。

  呪札は辰輝のすぐ近くに真っ二つに裂けておちている。草の力でも刃のように鋭い攻撃はできるが、基本的に一点集中型で、地面まで裂くような広範囲に及ぶものはない。康弘は眉間にしわを寄せいぶかしむ。

  「あれは!?」

  何かに思い至り、康弘はふと蘭樹の父であるアザリに眼を向ける。視界に移ったアザリはどこかで見たことのある剣を握っていた。陰陽武器大全というものに、特記兵器として明記されていたものだ。それは“草薙の剣”とよばれる名刀。鋼をもはるかに凌ぐ硬度を有し、竜の鱗をも切裂くとされる快刀乱麻の一振りだ。

  「あの、アザリ様。宜しいのでしょうか?」
  「何がだい? 蘭樹はあの程度じゃ、壊れたりしないさ? 体も心もね」

  寡黙に力を振っていた女性神将が口を開く。辰輝の問いにアザリは興奮冷め止まぬ様子で答える。蘭樹が魅剣家のなかでも尋常ではない回復力を有すること、そして気が強いことの両方を知っている彼女は、それ以上は言及せず姿を消した。

  「余もそろそろ帰るぞ?」
  「あぁ、お休み」

  騰蛇が一応の挨拶をして霊界に帰ろうとした時だった。肌に纏わり付くような、凶悪な冷気が降り立ったのは。

  「よぉ、今日は何て素晴らしい日だろうな? 新たなる当主の器の誕生というだけでも心躍るのに、このような催しまで行われているとは。来た甲斐が有ったというものだよアザリ?」

  崩壊した家屋群の柱の上に立つ雁衣姿の影。夜でも昼のように見える目を手にする暗視の術により、夜中でも明確に男の姿をとらえられるアザリは、驚愕した。

  柱の上に立つ男のことを知っている。否。その男は陰陽師なら知らぬ者などいないと言われるほどの、大妖怪だった。 

  「茨城童子!」
  「そう、睨むなアザリ? 俺はお前を祝福しに来ただけだ——」

  気迫に満ちた声で男の名を叫ぶアザリに対し、茨城童子は淡々としたふぜいだ。ギラギラとした紅い瞳は繊維に満ちていたが、それはいつものことで霊力を察知してみれば確かに殺気立ってはいない。一先ず安心しアザリは一息つく。

  歴代の怪物とはいえ、本家内に土足で妖怪に踏み込まれるのは看過できない問題だなと、冷静に考えながらいつ気が変わるとも知れない男の攻撃を警戒し、臨戦態勢を解くことは無い。
  
  「満月が綺麗だなぁ」

  ひときわ大きく見える満月を見上げて、茨城童子はつぶやく。

  「さて、一つ忠告だ——近い将来、妖蓮檜(ようれんかい)の幹部が兵を大挙して現世に現れるだろう。準備を怠るな!」

  そう言うと茨城童子は、宵闇に溶けるように姿を消した。
    
  
  
  ————————————————

【お終い】

次は、【第一章 第一話、愛せ愛せ 第八節】です


Re: (リメ)陰陽呪黎キリカ 一章 一ノ七更新 6/27 ( No.35 )
日時: 2012/06/28 17:13
名前: 狒牙 ◆nadZQ.XKhM (ID: Phf/a9pc)

○がついていないのでコメントを……。
リメイクしてから初めてになるのかな、俺は。

出生時から始まるとは……って感じですね。
蘭樹強いなぁ……。

それにしても、意図していない場合は聴き流してくれて欲しいのですが、読んでてジャンプの気配が相当漂ってますね。
先代当主のアイゼンに始まり、マダラとか初代火影っぽい樹海降誕とか……詠唱もこの前読んだ青エクと良く似ていて。
まあ、好きな作品揃ってるから別に俺としては良いですね。

あ、後最新話で『寡黙』と思われる箇所が『科目』になってましたー。

Re: (リメ)陰陽呪黎キリカ 一章 一ノ七更新 プロロ変更! ( No.36 )
日時: 2012/06/29 18:34
名前: 風猫(元:風  ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)
参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/256png.html

本レスURLにキネリ様作キリカを添付。
すげぇ美人ですね^^

狒牙さまへ

そうですね^^
リメイク後初です。いつきてくれるかと心待ちにしていました(笑
そうですねぇ。流石に遡り過ぎたかなとか(汗
蘭樹は、最初から天才の設定です♪

意図してます☆ 青エクのくだんは違いますが、藍染様や樹海降誕は完全に意識していますね♪
おぉ、指摘ありがとうございます!

Re: (リメ)陰陽呪黎キリカ 一章 一ノ七更新 プロロ変更! ( No.38 )
日時: 2012/06/30 13:03
名前: 朝倉疾風 (ID: FZws4pft)
参照: http://ameblo.jp/asakura-3-hayate/

女性からしてみれば、やっぱり
表面に傷が残るということは
辛く悲しいことでしょうね。
外に出て人目に触れるだけで
億劫だという人も少ないと思います。


上にいる者は時に身を裂かれるような
決断をしなければいけないのは、
今でも同じですよね。
難しい話ですが 仕方がないと
諦めるしかないのでしょう(´・ω・`)


そして、あれです。
朝倉は蘭樹も大好きですが、アザリ様も好きですよ。
父親は子からして見るといつか越えたい壁のような
ものだと聞きましたが、アザリ様が無敵すぎる・・・。
そんなアザリ様が大好きです。
もちろん、蘭樹も大好きですが!


それで颯爽(?)と登場した康弘がこれまた
パワフルで・・・(笑)
それにしても子ども相手にも容赦ない・・・。
辰輝さんのイメージ像を自分で想像して
ああ仮面を取ってえええええと乱舞しております。


あの程度では心も体も壊れない、ということは
蘭樹のことをある程度は認めていると・・・!
そう解釈していいのですかアザリ様。←
負けてはしまったけれど、朝倉は蘭樹や康弘の
ほうを母親的視線で見守ります(`・ω・´)

あと、キリカの絵が可愛いです。○


テスト期間でコメントが遅くなってしまって
申し訳ないです(>О<)!
では(o・・o)/


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