複雑・ファジー小説
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- 神様チルドレン【久々更新】
- 日時: 2013/07/10 19:17
- 名前: 三月兎 (ID: kJLdBB9S)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6843
こんにちは、駄作者三月兎です。
またまた新たな話を書いてしまいました(^◇^;)
今回の話は能力をもった犯罪組織の話です。
彼らはいったい何を目的に……的な(-_-;)
リク・依頼掲示板より、オリキャラを募集しています。ぜひご確認ください。
【お客様】
・無花果様
・けろけ様
・純金リップ様
・tetu様
・めい様
・秋桜様
・てら様
・竜胆様
・馬屋様
・いんせ様
【オリキャラ提供者様】
・666様
・磁石様
・金平糖様
・無花果様
・いたみ様
・小説馬子様
・グレイ様
・tetu様
・柚子様
・ミク様
・忍月様
・たもつ様
・馬屋様
・てら様
・noeru様
・Dr.クロ様
・柏様
【世界観、メンバー】>>1
【物語】
プロローグ>>2
第一章〜神様チルドレン〜
>>3>>4>>10>>14>>18>>21>>25>>26>>29->>33>>35>>38>>45>>56>>59
【参照900突破記念雑談】>>34
【バレンタイン番外編】>>41
【替え歌(ナル姫様より)】>>44
- Re: 神様チルドレン【オリキャラ募集中】 ( No.18 )
- 日時: 2012/11/25 10:14
- 名前: 三月兎 (ID: eldbtQ7Y)
電車に乗ること一時間。
蘭斗はようやく目的地付近に到着した。
足速に目的地へと向かいつつ、携帯にも視線をやる。あれ以降連絡は来ていなかったのだが。
蘭斗は顔をあげ、どこにでもある住宅地に足を踏み入れた。
同じ色、同じ形の家々を見上げながら、蘭斗は少しずつ駆け足になっていく。
そして、【鐘咲】という表札のある家の前で足を止めた。
軽くあたりを見回し、その家のインターフォンをおす。
「はい」
ハスキーな声とともにドアを開けたのは、金色のセミロングを編み込みしている大人の女性だった。
Tシャツにカーゴパンツと、完全に緩み切った服装である。
女性は大きな焦げ茶の瞳をパチクリさせた後、パアッと顔を輝かせた。
「蘭斗!久しぶりね!」
「わっ!」
女性は両手を広げ、勢いよく蘭斗に飛びつく。
Eカップは超えるだろう豊満な胸に顔を押しつけられ、蘭斗は慌てたような声を漏らした。
「ひ、久しぶり。立華さん」
蘭斗は苦笑を浮かべながら、今だ抱きついてくる立華を引きはがす。
立華は少し残念そうに離れたが、すぐにキュッと目を細めた。
「響さんがお待ちかねよ」
「え!?もう皆来てるのか?」
「まさか。樹も影無も雅も純一もまいも」
「……だよな」
蘭斗は再び苦笑し、「お邪魔します」と言って家に入っていく。
玄関には9足の靴が綺麗に並べられていた。
「それね、詩織がやったのよ。蘭斗と綺麗に並べとかないとね」
立華はクスッと笑い、蘭斗より先に家の奥へと進んでいく。
蘭斗は玄関にしゃがみ、自分の履いていたローファーを整えた。
そして立華の後を追うように、リビングの扉を開く。
「やあ、久しぶり」
扉を開けると、そこには9人の男女の姿があった。
蘭斗に声をかけたのは、イスに腰をかけたこの家の主、団長こと鐘咲響だ。
足と手を組み、にこやかな笑みを浮かべている。
そしてTVの前の黄色いソファーには、小柄な夢穂と細身なちとせが並んで座っていた。
ちとせは室内だというのに、黒い猫の耳のように恥の尖った帽子をかぶっている。
「遅かったな。何をしていたんだ?」
身長174cmほどの青年が、壁に持たれながら言った。
黒縁メガネの下で、エメラルドグリーンの瞳が強い光をおびている。
前下がりの黒髪とワイシャツに黒い長ズボンという服装が、彼に秀才的オーラを放たせていた。
蘭斗は「航さん……」と声を漏らし、困ったような表情で笑った。
「これでもホームルームを飛ばして来たんだけどな」
「だめじゃない!サボるなんて!!」
蘭斗の言葉に、絨毯の上に座っていた少女が声を荒げる。
藍色の長い髪を赤いリボンで結び、セーラー服に身を包んだその姿は、可愛らしくも覇気が感じられた。瞳が赤く、つり上がっているからだろうか。
「相変わらず生真面目だなあ。詩織は」
愉快そうに肩を揺らし、響は口を開いた。
「まあ、まだ人集まってないけど話を始めさせてもらおうか」
皆はただ、彼の言葉の続きを待つ。
その表情は、真剣だがどこか楽しげな……そんなものだった。
- Re: 神様チルドレン【オリキャラ募集中】 ( No.19 )
- 日時: 2012/11/24 19:34
- 名前: 秋桜 ◆hIJueew2tI (ID: owLb9sMx)
何だかとっても面白そうな小説がA・RU・ZE☆←
はい、ごめんなさい。
変なテンションでこんばんは。秋桜と書いてあきと読む大馬鹿者です((
何だか面白そうな小説があるじゃぁないかァ・・・!!(パァアア)←
みたいなテンションで見ていったら本当に素晴らしかったので只今ノーパソの画面前で感動の嵐が吹き荒れております
しかもオリキャラ募集中だってェ・・・!!?よし、行ってきます((
本当に変なテンションですみません・・・。
更新頑張って下さいね!ではでは
- Re: 神様チルドレン【オリキャラ募集中】 ( No.20 )
- 日時: 2012/11/25 17:32
- 名前: 三月兎 (ID: eldbtQ7Y)
秋桜さん!
こんにちは!コメありがとうございます(o^^o)
嬉しすぎて……っえ?
素晴らしい!?感動の嵐!?
い、言い過ぎです!褒めすぎですよ!!
いや、とてつもないくらいの喜びに襲われているんですが(笑)
お、オリキャラまで投稿してくださるんですか!?
天使様です*\(^o^)/*
俄然更新頑張ろうと思えました!
本当にありがとうございます♪───O(≧∇≦)O────♪
- Re: 神様チルドレン【オリキャラ募集中】 ( No.21 )
- 日時: 2012/11/28 21:16
- 名前: 三月兎 (ID: eldbtQ7Y)
「でね!お父さんったら……」
そこまで言って、奈々希は言葉をとめた。
自分の話しかけている相手が、話をあまり聞いていないことに気づいたのだ。
むうっとした表情をつくり、奈々希は隣に立っている少年の青いカーディガンを引っ張る。
「樹君。聞いてる?」
樹はハッとした様子でiPhoneから視線を外し、奈々希の茶色い瞳を見つめた。
「なにを?」
「だからぁ!お父さんが調べてる変な事件の話……ってだいたい人が話してる時に携帯をいじる時点でおかしいでしょ!このマイペース男!」
奈々希はそうまくし立てると、樹の真ん中わけになった紺色の髪を引っ張る。
と言っても樹は178cm、奈々希は164cmなので、掴んでいるのはしたの方なのだが。
「何でもかんでも引っ張るなよ」
樹は呆れたように呟き、奈々希の手を引き離した。
奈々希は納得いかないのだろう。表情を変えずに樹を睨む。
今は放課後デート……とでも言うのだろうか。
放課後の教室で二人、帰りもせずに話すのが彼らの日課なのである。
その最中に携帯に夢中になられては、イライラするのも仕方が無い。
「……もう、今日は帰ろう」
突然の奈々希の変化に、樹は「えっ」と小さく声を漏らした。
その綺麗な紅眼で奈々希を見据える。
あまりにまっすぐ見てくるので、奈々希は少々顔を赤くして「な、なに?」と聞き返した。
「いや?あ、俺今日行くとこあるから一緒に帰れない」
「……え?」
「じゃあな。気をつけて帰れよ」
樹は眈々とした口調でそう言うと、そばにある机においておいたバッグを掴んだ。
そしてヒラヒラと手をふりながら、教室をでていってしまう。
残された奈々希は、そばにあるイスを乱暴にひき、ドスンと腰をかけた。
「ほんっっとデリカシーないんだから……!」
奈々希は大きな瞳を潤ませ、唇をとがらせる。
するとそこに、奈々希の友達がやって来た。
「泉実……」
ガラッというドアのあく音に反応し、奈々希は顔をあげてそう言った。
泉実と呼ばれた少女は短い黒髪をゆらし、苦笑を浮かべている。
「風谷君、相変わらずクールねえ」
「あれはクールなんじゃないの。冷たいんだよ」
奈々希は顔をしかめ、泉実にふてぶてしい態度をみせた。
泉実は慰めるように続ける。
「冷たくはないでしょ!用事あるからってさっさと帰らなかったんだし」
「いつから聞いてたのよ」
力説する泉実に、奈々希は少し困った顔で笑った。
「仕方ないんだろうけどさ……。私が告ったんだし、樹君は恋愛とか興味なさそうだし……でもさ……付き合って3ヶ月でキスもないんだよね……」
「手をつなぐどまり?」
「うん。それに、今日みたいな用事も言うのが突然で、何のようかとか教えてくれないの」
奈々希は言い終えると、深いため息をついた。
- Re: 神様チルドレン【オリキャラ募集中】 ( No.22 )
- 日時: 2012/11/27 19:38
- 名前: tetu ◆bk8TpmBxRM (ID: B2ieMulP)
徐々にストーリー進んできていますね
頑張ってください
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