複雑・ファジー小説
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- 武装シンキ【オリジナルキャラクター募集!】
- 日時: 2016/09/01 17:13
- 名前: JD (ID: Btri0/Fl)
初めまして。
ここには初めて書かせていただきます。
更新事態はスローペースになると思いますがよろしくお願いします。
〜〜〜〜注意書き〜〜〜〜
1、この話はファンタジー・戦闘・恋愛表現(エロ・グロ)を含みます。
2、過激な表現(流血・欠損)がある可能性もありますので注意ください。
3、上記にも書きましたが基本スローペースです。
4、アドバイス・コメントも歓迎しております。よろしくお願いします
ほかにもまた増えるかもしれません。
もしよろしかったら暖かな目で見ていただけたらいいと思います。
では、よろしくお願い致します。
〜〜〜登場人物〜〜〜
紫藤桜花・野崎恵理・藤堂ヒカリ>>23
〜〜〜目次〜〜〜
【プロローグ】>>1-5
【第1話】>>6-11
【第2話】>>13-17
【第3話】>>18-22
【第4話】>>24-27
【第5話】>>25-32
【第6話】>>33-34
【第7話】>>35-37
【第8話】>>38-41
【第9話】>>42-48
- Re: 武装シンキ ( No.22 )
- 日時: 2016/08/08 11:35
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
「早速だが話をさせてもらうぞ」
金髪がテーブルをトントンッと叩き注目を集める。
そして後ろのホワイトボードに何かを書き始めていく。
どうやら敵の組織の状況とアジトの情報のようだ。
「我々を敵対視しているトパーズからの宣戦布告を受けた」
「この中央都市の我々、ガーネットが指揮をとっている場所での抗争が発覚した」
「あのジェットと言う男もまたその一人だ」
ああ、ジェットてそういう感じの奴なのね。
確かに何度かスカウトしに来たけどめんどくさくて追い返していたのよね。(物理的に)
「そして、トパーズの部隊がどうやらこの場所を狙い始めているということも発覚した」
「ぼ、ボス……。それって結構まずいんじゃ……」
「ああ、相当な。ガーネットが納めてる地域に奴らの基地を残すというのは不安要素が高すぎる」
「だからそれを取り除くってわけ?」
「ああ、正解だ。桜花」
敵対しているトパーズも多分多くのシンキ使いがいるはず。
簡単には突破できるはずはないけど……どうするんだか。
っていうか。
「なんで私の名前知ってるの?」
「え?だって廊下で恵理君が君を呼んでいたから」
そういえばそうだった……。
「じゃあ金髪の名前はなんなのさ」
「え?俺?俺はヒカリっていうんだ。よろしくな」
ヒカリは手をこちらに差し出す。
こいつは本当に私を信じているみたい……。
悪い気はしないけど……その手を取りたくなってしまう。
私は手を握り、挨拶を交わす。
だが、それは一瞬だ。
この協力関係は今回だけだろうから。
【第4話に続く】
- Re: 武装シンキ ( No.23 )
- 日時: 2016/08/09 01:31
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
【登場人物紹介】
【名前:紫藤 桜花】
【年齢:15】【性別:女】
【武装シンキタイプ:神器 大剣】
【過去にシンキ使いによって両親を殺害され、家を破壊され中央都市で一人孤独に生活を始めた。
ヤンキー等の財布を狙いながら物漁りをしている間に巷ではハイエナとか野良ネコとかとも呼ばれている。
容姿端麗成績普通といった感じだ。好きなものは生クリームたっぷりのショートケーキらしい】
【名前:野崎 恵理】
【年齢:15】【性別:女】
【武装シンキタイプ:なし】
【桜花の友達で人懐っこい性格。誰にでも話すぐに打ち解けることができるある意味すごい人。
桜花と知り合ったのは中1の時。
一人で隅の方でお弁当を食べているのを見つけそこからずっと桜花についてきているようだ】
【名前:藤堂 ヒカリ】
【年齢:15】【性別:男】
【武装シンキタイプ:神器 刀】
【シンキ組織『トパーズ』のリーダーを務めているらしい少年。戦闘能力は非常に高く。
桜花との一戦も一撃で勝利を収めるほどの強さ。
顔だちはとても綺麗な顔だちで地毛で金髪】
- Re: 武装シンキ ( No.24 )
- 日時: 2016/08/09 03:25
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
【第4話 よろしくね】
作戦会議は終了したらしく、3人は部屋から出始めた。
私もここにいる理由もないのでとりあえず医務室の方に足を進める。
もしかしたら恵理が目覚めてるかもしれないし。
でも、もし目覚めてたらなんて言えばいいのかな?
おはよう?いや、ごめんなさい?
それとも……さようならなのかな。
「なーに暗い顔してんのよ」
ドンッ!と不意に後ろから押されたというか叩かれたというか。
まあ、痛いわけで。
「……痛いんだけど」
「おっと、ごめんごめん!」
この人は確か、ホーク……さん?
「あんたって普段は何してるのよ」
「え?普段?」
話の意味がよくわからないけど……。
「普段ですか……まあ、ヤンキー共の財布を漁ったりとか……」
「まてまてまてまて!!あんた年頃なのにそんな野蛮なことしてんの!?」
「え?あ、まあ……バイトもできないですし生活費が」
ホークは呆れたように溜息を吐いた後。
私の頭をぽんぽんと叩き。
「あんたにはもう辛い思いなんかさせないわよ」
どういう意味なんだろう。
辛い思い?私が?
そうなのかな……わかんないや。
だって、奴らはそうやって私から大事なものを奪ったんだもん。
「よーし!この作戦が終わったら海にでも行きましょ!きっと楽しいわよ!」
「海?」
「そそ、波がざざーんってね!プールもいいわねぇ〜どっちにしようかしらぁ」
ホークはそうぶつぶついいながら奥の方に歩いて行ってしまった。
私は医務室に入り、考える。
私のやり方が間違っていたのかな。
- Re: 武装シンキ ( No.25 )
- 日時: 2016/08/09 11:32
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
私は自分が寝ていたベッドに腰を掛け考える。
これでいいのかと。
本当に協力するべきなのだろうか。
ある程度の治療を受けているのなら恵理はこのまま自然と目覚める。
それに恵理に私の秘密がばれたと言うことは私は彼女の前から消えなくてはならない。
だって、普通怖いじゃない。
自分と同じ大きさの剣を片手に召喚し暴れまわる人が友達だったなんて。
私だったら引くね。
だからと言ってかわいい系のステッキも嫌だけどね。
「どうしたらいいのかな……」
「決まってるだろ、このまま協力してくれればいいんだ」
シュッとドアが開き。
金髪……もとい、ヒカリがドアの前に立っていた。
なんでこいつはいつもこうタイミングがいいのだろうか?
もしかして……。
「ストーカー?」
「たまたまだ!」
本当かなぁ……。
イケメンで金髪でストーカーって……。
「おい、なんだよその疑いの目」
「じゃあ、私がさっきまで一緒に歩いていた人は?」
「え?誰かと歩いていたのか?君が?」
おい、なんだこいつ。
失礼すぎじゃないのか?
私はコミュ障じゃないわ。
- Re: 武装シンキ ( No.26 )
- 日時: 2016/08/10 08:55
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
ヒカリは恵理が寝ているベッドのカーテンを少し開け。
彼女の寝顔を見る。
少し、申し訳なさそうな顔をしながら。
「彼女には悪いことをしたね」
彼はそう呟いた。
多分、あの場に巻き込んだことを言っているのだろう。
確かにそうだ。
恵理には悪いことをしてしまった……。
私が余計なことをして、ジェットに目を付けられてしまったのがすべての原因の一つだ。
しっかりと後始末さえしていれば……。
でも、悔やんでいても今の現状を変えられるわけじゃない。
今はヒカリに協力して治してもらうのが先決だと思う。
それがいま、私にできる最良の考えだ。
「本当にあなたに協力すれば恵理は治してもらえるんだね」
「ああ、本当だ。信じてくれ」
彼の真剣な眼差しが真っすぐと私の目を見る。
多分、この人は嘘が苦手なんだろうな。
そう思うと私は笑っていた。
いつぶりだろう。
こんなに気持ちよく笑えるのは。
なぜ笑い出したかわからないヒカリは顔を赤くしてアワアワしてるけど……まあ、それも面白いからいいか。
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