複雑・ファジー小説
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- 武装シンキ【オリジナルキャラクター募集!】
- 日時: 2016/09/01 17:13
- 名前: JD (ID: Btri0/Fl)
初めまして。
ここには初めて書かせていただきます。
更新事態はスローペースになると思いますがよろしくお願いします。
〜〜〜〜注意書き〜〜〜〜
1、この話はファンタジー・戦闘・恋愛表現(エロ・グロ)を含みます。
2、過激な表現(流血・欠損)がある可能性もありますので注意ください。
3、上記にも書きましたが基本スローペースです。
4、アドバイス・コメントも歓迎しております。よろしくお願いします
ほかにもまた増えるかもしれません。
もしよろしかったら暖かな目で見ていただけたらいいと思います。
では、よろしくお願い致します。
〜〜〜登場人物〜〜〜
紫藤桜花・野崎恵理・藤堂ヒカリ>>23
〜〜〜目次〜〜〜
【プロローグ】>>1-5
【第1話】>>6-11
【第2話】>>13-17
【第3話】>>18-22
【第4話】>>24-27
【第5話】>>25-32
【第6話】>>33-34
【第7話】>>35-37
【第8話】>>38-41
【第9話】>>42-48
- Re: 武装シンキ ( No.47 )
- 日時: 2016/08/14 12:34
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
よく見るとヒカリもこちらを見る目が鋭くなっている。
どうやら、向こうもスイッチが入ってきたということだろう。
雰囲気というか空気というかそういうものが変わった……。
肌がピリピリしてくる。
だめだ……緊張する。
一歩進むだけで状況が一瞬で変わってしまう。
どうする?
進むべき?
後退するべき?
……。
よし、決まった。
「行くよ!」
一気に踏み込み相手の懐を目掛けて走り出す。
大剣のリーチを生かす。
うまくいけば抜刀術を封じることができる!
だが、ヒカリはその場から消え。
どこかに消えた。
……だけど、この状況、見覚えがある。
そう、彼は大剣の上にいた。
もう既に彼は刀を引き抜く瞬間……。
しまった……取られた……。
私は恐怖で目を閉じ、痛みが来るのを待つ。
だけど、いつまでも痛みが来ないのでちらっと目を開け様子を見ると。
首のぎりぎりのところで刃が止まっていた。
そして、ヒカリは刀を鞘に戻し。
少し呼吸を整えた。
「すまない……つい、本気で相手をしてしまった」
「え?あ、うん……」
ヒカリは申し訳なさそうに顔を逸らし、こちらを見ようとしない。
私はどうすればいいのだろう。
勝ったのはそっちなのになんでそんな顔をするのだろう。
「いいんだよ?私に勝ったんだし、もう少し嬉しそうにしなよ」
「違う!そうじゃない!」
ヒカリは大きな声を上げて言う。
「君はもう少しで死ぬとこだったんだぞ!なんでそんな普通にしてられるんだよ!!」
何を言っているんだろう?
「だって、ヒカリがそんなことしないと思ってたしそれにさ」
「信じていたからね」
私はそう言いにっこりと笑った。
多分、これでいいかな?
- Re: 武装シンキ ( No.48 )
- 日時: 2016/08/14 14:16
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
「んで、ボス。どっちが勝ったんだ?」
「さあな。勝ち負けなんて考えてやってはいなかったよ」
なーに言ってるんだか。
最終的にはマジだった癖に。
と、私はヒカリの横でぷっと笑った。
リースは不思議そうにこちらを見た後。
また、視線をヒカリに戻す。
「しかし、よほどお気に入りみたいだな」
「お気に入りって何が?」
「え?ああ、そりゃあおm……」
突然、リースの口を思いっきり手で覆い。
「桜花、部屋に戻っててくれるか?後でまたそっちに行くよ」
そう笑顔で言ってきた。
まあ、わけもわからずにとりあえず部屋に戻ることにした。
殺風景の部屋でベッドに横たわりながら天井を眺める。
シミもなければ電気しかない天井。
横の壁を見てもポスターはない。
女の子の部屋とはかけ離れているのだろう……。
というか、それは女の子の部屋なのだろうか?
こんど恵理と家具について話してみようかな。
————か。
———うか。
「桜花?起きてるか?」
「ん……私寝てたの?」
時計を見る。
時刻は20時を回っていた。
あのヒカリとの戦いが18時くらいかな?
そうすると約2時間くらいか。
私は体を起こして欠伸をする。
そして、じーっとヒカリを見続ける。
というかなんでここにヒカリがいるの?
「な、なんだよ……」
顔がちょっと赤くなっているヒカリに対して私は
「おなか減った。今日の食堂のメニューなに?」
と聞いた。
【第10話に続く】
- Re: 武装シンキ ( No.49 )
- 日時: 2016/08/14 14:20
- 名前: ほーんけ&亞兎 (ID: P/XU6MHR)
初めまして、目次があり、よみやすいです!
繋がっているのは、>>1-4←こーするといいですよー!!
長ければ、4つくらいで区切るといいですよorzorz
- Re: 武装シンキ ( No.50 )
- 日時: 2016/08/14 15:15
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
>>49
アドバイスありがとうございます。
基本的に4本ずつで行こうと思います。
ありがとうございました。
- Re: 武装シンキ ( No.51 )
- 日時: 2016/08/14 18:47
- 名前: JD (ID: SjxNUQ9k)
【第10話 学校】
朝。
本来ならカーテンの隙間から眩しい日差しが来るはずだが。
ここにはそんなものはない。
個人的にはこの方が別にいいんだけど。
鳥のさえずりも聞こえなければ、清々しい朝という感じはまったくない。
だが、普段と変わらないものもそこにはある。
コンコンッ。
「桜花ー起きてるー?学校行くよー?」
恵理が起こしに来てくれることだ。
私はそれが素直にうれしい。
本来ならそこにいないはずの人物だから。
私一人では救えなかったから。
「うん、起きてるよ。今行くね」
私は寝間着を脱ぎ始める。
ふかふかで意外とお気に入りだ。
そして、脱いだ服を無造作にベッドに投げ。
制服に手をかける。
よし、制服を着ようとしたとき。
ピップシュー
と、ドアが開いた。
「桜花、確認したいことがあるんだが……!!」
「ん?後にしてもらっていい?」
ドアの前にいたのは恵理ではなくヒカリ。
そして、確認したいことがあるらしく来たのだろうけど……。
「何?顔赤いけど?」
そう、ヒカリの顔は真っ赤になっていた。
「い、いいから早く服を着ろ!!なんで下着姿なんだよ!!」
「水着みて今更じゃない?」
「水着と下着は違うだろ!!!」
そうかなぁ?
まあ早く着ろと言われたなら仕方ない。
素早くスカートと上着を着て。
完璧。
元々これぐらいしかしないんだよね。
よし、じゃあ鞄を持って。
「こっち見てもいいよ」
「お、おお……」
ヒカリはこちらに近付き一枚の紙を渡す。
そこには理事長のサイン付きの学校の書類らしい。
どうやらこれから私は特別扱いされるようだ。
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