複雑・ファジー小説
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- 武装シンキ【オリジナルキャラクター募集！】
- 日時： 2016/09/01 17:13
- 名前： ＪＤ （ID: Btri0/Fl）
初めまして。
ここには初めて書かせていただきます。
更新事態はスローペースになると思いますがよろしくお願いします。
〜〜〜〜注意書き〜〜〜〜
１、この話はファンタジー・戦闘・恋愛表現（エロ・グロ）を含みます。
２、過激な表現（流血・欠損）がある可能性もありますので注意ください。
３、上記にも書きましたが基本スローペースです。
４、アドバイス・コメントも歓迎しております。よろしくお願いします
ほかにもまた増えるかもしれません。
もしよろしかったら暖かな目で見ていただけたらいいと思います。
では、よろしくお願い致します。
〜〜〜登場人物〜〜〜
紫藤桜花・野崎恵理・藤堂ヒカリ>>23
〜〜〜目次〜〜〜
【プロローグ】>>1-5
【第１話】>>6-11
【第２話】>>13-17
【第３話】>>18-22
【第４話】>>24-27
【第５話】>>25-32
【第６話】>>33-34
【第７話】>>35-37
【第８話】>>38-41
【第９話】>>42-48
- Re: 武装シンキ ( No.62 )
- 日時： 2016/08/19 02:50
- 名前： ＪＤ （ID: SjxNUQ9k）
「桜花、トパーズとの戦いを比べてはだめだぞ」
ヒカリが私に忠告をする。
だけど、特にそんなことは考えてもいない。
何故なら、『私にはわからない』からだ。
どんなにイメージしてもふーんとかすごいねーとかしか思い浮かばない。
だって、相手はシンキ使いなんでしょ？
なら余裕で５０００人を５０人ぐらいに減らすことも可能でしょう。
それ程強力な力なんだよ。
「ふふ、きっと桜花さんは強さのイメージができないようですね」
「まあ、ヒカリより強いって言うのはわかったかな」
「結構です。では、運動場に出てもらえますか？」
翡翠はソファーから立ち上がる。
どうやら本当に運動場に向かうみたいだ。
生徒全員が見ているのに？
よくわからないまま私は翡翠についていく。
そこで始まることを知らないまま……。
【第１３話に続く】
- Re: 武装シンキ ( No.63 )
- 日時： 2016/08/19 11:14
- 名前： ＪＤ （ID: SjxNUQ9k）
【第１３話 届かない力】
翡翠に呼ばれ、運動場に足を運んだ桜花。
当然、運動場には翡翠と桜花とヒカリだけ。
校舎の方からはなんだ？なんだ？とか野次馬が多く現れ始めた。
不穏な風が二人の間を通り過ぎる。
次に起こることはわかっている……けど、戦う理由がない。
「桜花さん。あなたは私と戦う理由がないと思っていますか？」
「……実際ないじゃん」
「確かにそうですね。では、これならどうですか？」
翡翠はヒカリに近付きそっと顔に触れ。
キスをした。
なんだろう、どうでもいいのに……。
どうでもいいのにこいつに無性にイライラする。
こいつ……嫌いだ！
「今すぐヒカリから離れて」
「なら、あなたのやる事は決まっていますよね？」
戦うことは避けられない。
なら、この怒りを鎮める為にやってやる。
こいつを潰す！！
「武装シンキ！！」
「お覚悟を……桜花」
- Re: 武装シンキ ( No.64 )
- 日時： 2016/08/19 11:25
- 名前： ＪＤ （ID: SjxNUQ9k）
戦いが始まり、辺りはギャラリーの声援で包まれる。
まるで闘技場の見世物にされているような感じ。
そして、今戦っているこの運動場も非常に戦いやすい場所だ。
「てえええええい！！」
思いっきり剣を叩き付け、砂を巻き上げる。
目暗ましと私の姿を消すための策だ。
少々汚いと思うけど、私はこいつを徹底的に潰す。
だが、翡翠は自分の武器を回転させ風を起こし砂をかき消す。
奴の武器は鎌……と言っても鎖鎌とか見たいな短いのではなく。
私の武器みたいに自分の背丈以上ある死神の様な鎌。
「その程度の攻撃。甘いですよ？」
「今のは小手調べに決まってるじゃん」
武器のリーチ的には同じ。
だが、こちらの方がパワーがある！
私は思いっきり大剣を横から振りきる。
翡翠を思いっきりぶっ飛ばす為だ。
だが、その考えが甘かった。
「隙だらけですよ」
翡翠は一瞬で懐に潜り込み鎌の持ち手の先でお腹を押し込む。
軽い攻撃に見え、一気に衝撃が走る。
口から物が出そうになるが一度それを我慢し、翡翠の方を睨む。
だが、先ほどいた場所には翡翠はいない……。
どこに……。
「桜花ぁ！上だよ！！」
校舎の方から恵理の声が聞こえてきた。
私は急いで上を見上げる。
そこには鎌を構え落下してきている翡翠がいた……。
- Re: 武装シンキ ( No.65 )
- 日時： 2016/08/19 12:25
- 名前： ＪＤ （ID: SjxNUQ9k）
今更だが彼女はとても綺麗なドレスを着て今この場に挑んでいる。
一方の私はただの制服なのだが。
彼女が動くたびにドレスがヒラヒラと美しく舞うのだ。
だが、今空に浮かんでいる彼女のドレスは違った。
まるで死神の纏っている布切れの様に禍々しい姿と、薄い布が魂を絡めとろうとする。
私は彼女に魅了されていた。
だめだ……動けない。
避けなければ首を取られる。
一瞬だ。
きっと痛みもなく私の体は赤い噴水に変わる……。
「私……これで終わるの……？」
「桜花ぁ！！！」
恵理の声が聞こえる。
ふふ、最期に恵理の声が聞こえて満足だよ。
後は一瞬の痛みに耐えるだけ……。
「さっさと避けなさいよばか！！」
ドンッ！！
- Re: 武装シンキ ( No.66 )
- 日時： 2016/08/19 15:16
- 名前： ＪＤ （ID: SjxNUQ9k）
「いつつ……え？あれ？」
おかしい、体には擦り傷以外の外傷がない？
ふと、体が重いことに気が付く。
なんと私の体に飛びついてきていたのはあのいじめっ子の彩華だった。
息を切らし、私を見下ろしてる。
「何してんのよ！なんで避けようとしないの！」
「え？というか、なんでここに？」
えーっと、彩華は私が嫌いだからイジメてきて。
死ぬなとは言うし、今も危ない中助けに来た？
なんかよくわかんないなぁ……。
でもまあ、何か知らないけど。
気が楽になったかも。
「あなたは？ここは危険ですよ。早く校舎にお戻りなさい」
翡翠は彩華にそう告げると。
彩華は私の前に立ち。
「ふ、ふざけるな！こ、こいつは……こいつはだめだ！！」
「……ならば仕方ないですね」
翡翠は鎌を振り上げ、空にその鎌をかざした後。
一気に振り下ろす。
「き、きゃああああああああ！！！！」
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