複雑・ファジー小説

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貴方と過ごした日々
日時: 2017/06/16 16:44
名前: 小鈴 (ID: C1fQ.kq4)

はじめまして小鈴です。ここからまた続きを書いていこうと思います。
『私は貴方たちを忘れない』の続きです。明治時代編の始まりです。
ここよりほとんどが作り話をさせていただきます。
陽菜と楓と紫衣の夫婦話になります。

主人公 楠 楓【くすのき かえで】十九歳
    
    立川 紫衣【たちかわ しい】十九歳
   
    望月 陽菜【もちずき ひな】十八歳 

登場人物 土方歳三 三十五歳。大久保利通 三十九歳。

     木戸孝允 三十六歳。

明治二年の話で夫婦になるまでの話となってから手記を書くまでの話を書いていこうと思います。これからもよろしくお願いします。


    

Re: 貴方と過ごした日々 ( No.1 )
日時: 2017/06/17 10:32
名前: 小鈴 (ID: C1fQ.kq4)

明治2年。
いきなり結婚はしないのかと聞かれた3人は動揺した。
確かにそれぞれに思う人はいた。

陽菜の場合。
「なぁ。どうして今だに独り身なんだよ」
「え?それは・・・・」
答えようがなかったので眉を下げてしまう。
「それとも先の戦でいいなずけをなくしたのか」
いいなずけ?驚き過ぎて何も言えない。いっせいに視線が集まってしまう。ここは江戸にある謹慎場だった。
新選組関係者たちは笑みをたたえる。
「なんだったら俺が立候補してもいいのか」
いきなり手を握ってきた。意外と手の力が強くて外れない。
おろおろしていたら別の男が声をかけてきた。
「伊之助。そのくらいにしておけ」
陽菜を助けてくれた。
「すまない。美人さんなもんだから。ちとからかっただけだ。だからあんたたちも本気にとらえないでくれ」
伊之助の頭を叩き手をはなれさせる。
「は、はい」
陽菜を知る彼らも視線をようやく緩めた。気をつけないといけない。彼らは今もその牙をしまってはいないのだから。
美人?私が。
心では疑問だらけだった。

陽菜が気分を変えるため外に出ていった。
井戸で水をくむためにそこにいた。人の気配にばっと振り返る。

驚いて井戸の中に桶を落としてしまった。

ガラン。


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