二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドタバタ逃走中4.8!学生さんだけで逃走中!
- 日時: 2013/10/29 00:00
- 名前: りゅーと (ID: P.nd5.WZ)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
サユリ「タイトルコールだよ!せーの・・・!」
タロー「今回の逃走中は番外編逃走中!学生キャラが逃げ回るよー!!ジャンル数は少ないけど、メンバーは豪華だからねー!!」
アミティ「ジャンルはぷよぷよとポップンと黒バスと・・・」
苗木「僕達、新ジャンルの「ダンガンロンパ」の4ジャンルのキャラ達が逃げ回るよ!!初めてだけど、頑張ってみるね!」
ラフィーナ「今度の逃走中はホワイトランドで起きたお菓子フェスティバルを舞台に逃走者達が大暴れですわ!」
火神「ストーリーはラフィーナの言葉の通りにお菓子の国にいる知り合いの元へ行く紫原とポエットが応援に行く中、そこである事件に巻き込まれる。その事件は国を揺るがす事態に・・・!」
今吉「今回はお菓子をモチーフにしているから甘いものが好きな人は大歓迎やで!今回の衣装は久々に衣裳チェンジするから、そこにも注目をしてーな!」
霧切「実を言うと、今回の逃走中は別のサブタイトルがあるのよ。たしか、「ホワイトランドのお菓子フェスティバル」だったわね?シンプルだわ・・・」
ナカジ&十神「こんな感じだが、よろしく頼む!」
タグ:逃走中 クロスオーバー ぷよぷよ ポップン 黒子のバスケ ダンガンロンパ オリジナル設定あり キャラ崩壊要注意
「追記」暇な時にWSTのデータを更新しますのでちょくちょく見に来て下さい。
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- Re: ドタバタ逃走中4.8!学生さんだけで逃走中! ( No.59 )
- 日時: 2013/11/23 02:22
- 名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)
>雨柳さん
クルークだろうと葉隠だろうと同じフラグ臭しかしない空笑いしか起きないのは分かりますwww
差し入れはどうもです・・・って、ロンギルの死体はヤバいってば;一部、血が苦手な子もいるんですよ;
>軒杜さん
アブラハム、ディーク、それは言っちゃアカンって;葉隠の占いは凄いですし、有名な人が使うほど凄い話題なんですよ;本人の胡散臭さや過去があるので・・・;
ちーたんは可愛がられてますし、人気がありますからね〜。女子のおもちゃにされるのは事実だよな。大和田君はこれが通常運転ですし、この調子で行きます。
十神「これをつければどうだ?(鼻眼鏡」
霧切「カリスマ度もアップ!(無表情で鼻眼鏡」
リナ「ぶふぉんぬwww」
- 3:お菓子好きの想い(その1) ( No.60 )
- 日時: 2013/11/25 17:43
- 名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)
ついに始まった逃走中。肝心のドラマは?
「ちょっとしたクイズ」ポップン・戦国無双・戦国BASARA・お願いランキング。共通点は?ヒントはキャラに注目。
葉隠の逆転敗北的なハンター放出が起きたオープニングゲームのあと、残った逃走者達はエリア内に散り散りになった。現時点でミッションや通達は来ておらず、逃走者達はエリア内を調べたりハンターに見つからないように移動をするしかない。
桜井「・・・」
逃走中のエリアの一つであるダージリンタウンを歩くのは桐皇の特攻隊長である桜井良。地図を見ながら移動をする彼はどこか不機嫌だった。その理由は・・・
桜井「青峰君の件です!あの放送のせいで桐皇の人気が大きくランクダウンしたんですよ!?」
そう、忘れもしないドタバタ逃走中3の青峰の自首。誰が自首をするのは勝手であるが、その時のタイミングが悪すぎたのだ。ハンターが動き回る中での戦闘ミッションをしている最中でハンター放出ありの自首をしてしまい、残った逃走者達に迷惑をかけてしまったのだ。その際のとばっちりは大きく、確保された人もいる・・・;
しかも、黒バスチームはドタバタ逃走中3からの初参戦であり、初参戦でとんでもない結果を残した・・・。その上、青峰と黄瀬は最悪な結果を残したのと相棒達が活躍したので、所属組にとっては・・・;あの放送を見た桐皇の反応は様々であり、全員が絶句と激怒しかない。
桜井「僕同様に言葉を失った諏佐さんの顔とマジ切れした若松さんの顔は覚えてますよ・・・;しかも、YUMAさんところの桐皇組に凄い慰められて・・・;」
チームがやらかしたミスの尻拭いをするために桜井と今吉は参加した。二人はどう活躍するのか・・・?
シグ「電話はどこにあるの〜?」
同じくダージリンタウンにいる虫好きのぷよぷよフィーバー主人公であるシグ。処女作では少ない金額で自首をしたのが印象的だ。今回も少ない額だけ貰って自首をする気だ。
シグ「今回はエリアが広いから移動が大変だ〜・・・」
D「ようやく来たぜ・・・」
逃走中のエリアの一つであるアールグレイシティにDes組のロッカーであるDがいた。彼は前回の逃走中では獄卒の手によって生命の危機に晒された。その後は運営や時空管理局の医務組、さらには他の作者さんが用意した名医や差し入れなどにより、後遺症もなくみんなのおかげで奇跡的に復活したのだ・・・。
D「今回は万全の体勢で参加する!リュカやアイクやカジカ達のように頑張りたいぜ・・・!」
Q:D君に質問です。あなたはWSTの勧誘がありましたけど、断ったみたいですよね?
D「あれか?WSTには必要な人材はいるし、リュカやティアナやアイクがいるから大丈夫だろう。まあ、秘かに連絡は取り合っているし、バックの方はやるつもりだ・・・」
知り合いの成長と活躍を見守るために手を引いたようだ。肩をグルグルと回す彼はリベンジを誓う!
烈「ついにつぎドカが逃走中に参加!いやったー!!」
同じアールグレイシティの広場で炎を司りしリーダーである烈が意気込む。ビーマニでいろいろ引っ張りだこの能力所持者である学生達がこの逃走中に出れた事に喜びを隠せない。活躍をするのはもちろん・・・
烈「あと、もう一つだけ目標がある!」
そう言うと携帯を取り出し、ある人物にかける。その人物とは・・・
ピピピピピ!
風雅「誰だ?もしもし「風雅、俺だぜ!」烈、お前は・・・;」
電話の相手は風を司りしスピナーである風雅だった。同じつぎドカメンバーからのメールに嫌な予感はした。何しろ自分とは真逆の性格を持つ相手にいろいろと勝負毎を持ちかけられるからだ。相手の考えは絶対に自分よりも長く残るだろう。
烈「風雅よりも活躍して残るぜ!」
予感的中。
風雅「そうか?こっちも負けないからな・・・」
烈「お前、つれねーなー・・・。氷海がいないからなのか?」
風雅「氷海は関係ないだろ!?」
烈「確かに四人一緒に出れなかったのは残念だ。だけど、あいつも応援するとは言ってたし、俺ら三人も頑張らないといけないだろ?」
今回は氷海がいないので恋人の風雅はやや不調であるが、つぎドカの看板を背負っている以上頑張らないといけない。一人残された氷の生徒会長のためにも・・・!
霧切「初参戦と言えど緊張するわね・・・」
同じアールグレイシティでは霧切がエリア内を散策していた。少し進むと町に入る。町はイベントのために人が多くおり、ハンターの不意打ちに注意しないといけない。すると・・・
町人「そこのお嬢さん。あんた、見かけない顔だね?観光客?」
霧切「ええ、そうだけど・・・」
町人「やっぱり大会目当てで来たんでしょ?応援を頼むな!」
霧切「大会・・・?」
同時刻、タージリンタウンでも・・・
青年「聞いたか。王子の奴、また女の子を口説いてたらしいぞ・・・」
郵便屋「またかよ・・・。どれだけ女の子を選んでるんだよ・・・?」
フェーリ「すみません、その話って何?」
青年「君は噂を知らないのか?この国の王子はお菓子嫌いで女癖が酷いんだよ!」
郵便屋「君も可愛い方に入るから気をつけた方がいいぞ」
フェーリ「はあ・・・」
スイーツランドの人々はある話題で持ちきりだった。人々が口にするのは大会とお菓子が嫌いな女好きの王子のどっちか二つ・・・。
レムレス「そっちはハンターは見なかった?」
木吉「俺も見てないぞー」
逃走中のエリアであるアッサムビレッジを歩くのは彗星の魔導師であるレムレスと鉄心の名を持つ木吉鉄平の二人。偶然出会った二人は少しだけ会話をする。
レムレス「僕ね、甘いお菓子が好きだからこのステージで参加出来た事に感動してるんだ!終わった後はお菓子の購入とキットの購入でもしようかと考えているんだ!」
木吉「俺もだぞー。和菓子は売ってるのか気になるけど」
レムレス「和菓子は売ってるよ!洋菓子と和菓子だけじゃなく、世界各国のお菓子があるんだって!」
木吉「やった!」
お菓子好きの二人の話はどんどん広がる。逃走中終了後のプランは決まっている中、近くの広場で人が多く集まっているのが見えた。気になった二人はそこへ行く。
子供「ジェリーお姉ちゃんのお菓子が来たよ!そこのお兄さん達もどうぞ!」
レムレス「え!?ただで貰っていいの!?うわっ!おいしそう!!」
木吉「もぐもぐ。最高のお菓子だ・・・」
子供「そりゃーそうだよ。ジェリーお姉ちゃんの手作りだし、大会優勝者候補だもん!」
二人「ジェリー・・・?大会・・・?」
次はドラマパート
- 3:お菓子好きの想い(その2) ( No.61 )
- 日時: 2013/11/25 17:49
- 名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)
ドラマ
スイーツドリームフェスティバルが開催される一週間前・・・
メイド(なのは)「ジェリー様は見なかった?」
メイド2(フェイト)「いえ、見てませんけど・・・」
メイド(なのは)「またジェリー様が逃げ出したわ・・・;」
メイド2(フェイト)「無理もないですわ;大会があるから仕方ありませんわ・・・」
アッサムビレッジの小さな屋敷でメイド達がある人物を探していた。彼女達が通り過ぎると中庭に生えている木から何者かがジャンプして屋敷の塀を乗り越えた。その人物は動きやすさと可愛さを重視した服を身に着けた美しい女性。彼女の手にはお菓子の本とお財布と買い物リスト、さらに手作りのお菓子が入ったバスケットが握られていた。
ジェリー(アルル)「大会があるというのにお勉強なんかやってられないわ!この日をどれだけ待っていたのやら・・・」
彼女はジェリー。お菓子作りの家系に生まれた一人娘。貴族でありながらも誰に対しても気さくに話しかけ、趣味で作った村の人達や知り合いに手作りお菓子を配るのだ。
両親はお菓子作りに関係する職業に就いていると完全なサラブレッドでもある。もちろん、お菓子作りやお菓子が好きな人が集う国の人の血は濃く、お菓子やお菓子作りは大好きでもある。
ジェリー(アルル)「新作の本を購入するためならば・・・」
村の子(キャロ)「ジェリーお姉ちゃん、また脱走をしたのー?」
ジェリー(アルル)「ええ!脱走をしたわ!お嬢ちゃん、お菓子をあげるから黙っててね?」
村の子2(エリオ)「うん!」
バスケットのお菓子をアッサムビレッジの村の人達に配るジェリー。バスケットにいっぱいあったお菓子はどんどん減り、最後の一つに。その一つを誰に渡そうかと思った時、横から手が伸びて来た。最後のお菓子を奪った手の持ち主を見ると、彼女はぎょっとする。そこにいたのは天使の翼が入った鎧を身にまとう白い騎士の男。お菓子を手にして喜んでいるはずだが、顔はどこか怒りを含んでいた。
ジェリー(アルル)「ジュレ、いつの間に・・・;」
ジュレ(シェゾ)「いつの間にじゃねぇよアホ(^ω^#)また脱走したのか?」
白騎士の男の名前はジュレ。彼はホワイトランド王族護衛騎士隊長でもあり、ジェリーの幼馴染だ。彼は幼少期から幼馴染の事を知っている。
だが、お菓子に対しての情熱は強く努力をする半面、国に入荷した素材や機材の購入、本の貸し出しのために屋敷を脱走する癖がある。そのせいで幼馴染のジュレと屋敷のお手伝いさんの悩みのタネにもなっている・・・。
ジュレ(シェゾ)「お前が逃げ出す度におめーの親父さんに怒られる俺の身にもなれよアホ!」
ジェリー(アルル)「いいじゃん、いいじゃん。いつもの事なら仕方ないけど、今回ばかりはお勉強なんかする暇なんてないもん!」
脱走癖はいつもの事であるが、今回の脱走癖はいつもとは違っていた。何故なら、このスイーツランドで毎年行われるイベントが関係しているからだ。
ジェリー(アルル)「だって、スイーツマスターになれるチャンスがあるんだからね!」
スイーツランドでは毎年一回にプロのお菓子作り職人こと「スイーツマスター」を決める「スイーツドリームフェスティバル」が開催されるのだ。大会ではプロのお菓子職人達が集い、そこで長年培った技術や知識、自分の五感で集めた食材を使って最高のお菓子を作るのだ。作られたお菓子はプロの職人や研究家、さらにはスイーツランドを統治する王族が試食し、その中からスイーツマスターを決めるのだ。歴代のスイーツマスターには世界各地で活躍するお菓子職人や研究家やマイスターなどがおり、歴史上で有名な人物がスイーツマスターのお菓子を口にしてたり、世に出回る便利な調理器具の発案にも関係している。今年も新たなスイーツマスターの誕生に国民だけじゃなくホワイトランドやこの手のに興味を持つ人達も楽しみにしているのだ。
ただ、この大会に出るには人以上に努力をし、お菓子を愛する心を持つ者じゃないと大会に出れない。最初に複数の予選を行い、そのあとに本大会とあり、その頂点に立てるのはほんの一握り・・・!ここで逃したら、また来年を待たないといけないのだ・・・。
ジェリーはお菓子作りの修行をしただけじゃなく、他の専門分野も極めた。その結果、大会参加をしてもおかしくはないとアッサムビレッジの人達は言う。さらに国は彼女の噂を知っており、その腕前は初代スイーツマスターに似ていると言われている。憧れのスイーツマスターになるためにここまで来た幼馴染をジュレは見て来たので彼女の考えは分かる。幼少期から彼女の味や努力を知っており、その証拠に勝手に奪ったお菓子もおいしかった。
主役であるジェリーとジュレはアルルとシェゾ
- 3:お菓子好きの想い(その3) ( No.62 )
- 日時: 2013/11/25 17:56
- 名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)
ジュレ(シェゾ)「味は美味しかった。優勝は狙えるんじゃないのか?」
ジェリー(アルル)「そう言ってくれると嬉しいわ!だけど、本番までは気が抜けないからね・・・;大会が近くなると世界各国から材料や書物や器材、専門家がここに集うからね?毎日確認しないといけないし・・・」
ジュレ(シェゾ)「相当熱が入っているな・・・;今日は親父さんが帰って来る日だから、家にいないといけないんじゃないのか?」
ジェリー(アルル)「パパが帰ってくるの!?ありえない・・・;今日は本の入荷日であり、限定食材が入荷するのに・・・;小麦粉とフルーツとフライパンと本と・・・(リストを確認」
ジュレ(シェゾ)「どんだけ購入しに行く気なのかよ!?」
ジェリー(アルル)「ダメ?」
この日限定の食材や予約した本や取り寄せた物を取りに行く彼女にジュレはため息を吐く。しばし考えた後、彼はリストを確認する。
ジュレ(シェゾ)「だったら、注文した本や器材は俺が取りに行こうか?引換券とリストを渡してくれ。」
ジェリー(アルル)「いいの!?本当に助かるわー!!」
ジュレ(シェゾ)「お前の親父さんに怒られたくないからだ!・・・ったく;」
脱走癖が酷い幼馴染。リストを受け取る彼は残ったお菓子を一気に食べる。優しい甘みのクッキーに思わず笑みが零れる・・・。
こんな幼馴染に悩まされている自分だが、こんな幼馴染に付き合っている自分も自分だ。最初は幼馴染という付き合いでずっと一緒にいた。一緒にいたため、両者は相手の考えが分かる。相手のいいところや悪いところ、そして夢・・・。
二人には幼少期から掲げている夢があった。ジェリーは言うまでもなくスイーツマスター、自分はホワイトランド所属の白騎士。白騎士になろうと思ったのはスイーツランドやホワイトランドを守るためであり、そして・・・
ジュレ(シェゾ)(大事なジェリーを守るため・・・!)
ずっと想いを寄せていた幼馴染を自分の手で守るため・・・!
ジェリー(アルル)「ジュレ、どうしたの?」
ジュレ(シェゾ)「あ!いや、何でもない!それよりも買いに行くぞ!」
同時刻、アールグレイシティにあるお城。お城のある一室である男が女性を多く侍らせていた。女性達は男に気に入られようとアピールをし、そのアピールに気をよくした男は女達に綺麗な髪飾りをプレゼントする。プレゼントを受け取った女達は彼に笑顔で会う約束をし、城をあとにする。
スフレ(サタン)「彼女達も可愛かったな。来週のデートが楽しみだ・・・」
男の名前はスフレ。スイーツランドを統治する王族の次期国王である王子。彼の一族はスイーツランドを統治する王族の子でありながらも、先祖には多くのスイーツマスターがいる。しかも、彼のご先祖様である初代スイーツマスターは伝説のお菓子を作ったのは有名であり、スイーツランドやホワイトランドでも伝わっている。
一族の血が流れているスフレなら、お菓子の事に興味は・・・
執事(フォックス)「王子、ファンの子達からお菓子のプレゼントが来ています。あと、ご兄弟や親戚や知人達からお祝いのお菓子が来ていますが・・・」
スフレ(サタン)「すべて処分しろ」
執事(フォックス)「え・・・?まだ封を開けてませんよ・・・?せっかくの贈り物やプレゼントですが・・・」
スフレ(サタン)「私はお菓子が嫌いだ!何度も言わせるな!」
そう、スフレはお菓子嫌いだった。理由はお菓子の匂いや甘さ、自分の一族の事、さらにはお菓子作りに対する情熱などの全てが嫌だった。鼻に入る甘い匂いは王子の気分を悪くし、行事ごとで用意されるお菓子や自分を好きと言ってくる異性からの差し入れは自分の怒りの原因にもなる・・・。その上、スフレは女癖が酷く、仕事の合間に城に女性を連れ込む事が多いのだ・・・。
テーブルの上には先ほどの女性達が持参した手作りのケーキがあり、それをお皿ごとゴミ箱に捨てた・・・。
執事(フォックス)「分かりました・・・あと、スイーツドリームフェスティバルで審査員のはキャンセルでいいですよね?」
スフレ(サタン)「毎年通りに欠席で頼む」
執事(フォックス)「あと、国王がおっしゃってましたが、スフレ様が次期国王になる以上、お妃を探すようにとありました・・・」
スフレ(サタン)「またか・・・」
スフレの怒りの種がもう一つ。それは国を治める立場になる以上、お妃を探すように父親に言われているのだ。今の暮らしに満足している彼は女遊びをするのが楽しいため、見合いの話には興味はない。ちなみに彼の悪い部分は国王は知らない・・・。
スフレ(サタン)「それよりも今から町の方へ行く。夕方には帰って来るからな。」
執事(フォックス)「はっ!それまでの間に処分をしておきます!」
王子はお忍びで町へ行くので軽く変装をする。例の如く、女を見つけようとダージリンタウンへ足を運ぶ。町はスイーツドリームフェスティバルのために人が多くなっている。お菓子の匂いや話題にスフレはイライラするが、いつも通りに女性を探す。
スフレがお忍びで女性を探す中、同じダージリンタウンにはジェリーが素材の買い出しをしているところだった。
ジェリー(アルル)「ふふ〜ん!まさか、シルバーパイナップルとマジカルパウダーが入荷してたなんてラッキー!冷たいデザートも悪くないわね!」
スフレ(サタン)「今日はどんな女性がいるんだろうか・・・?」
ジェリー(アルル)「急いで帰らないとパパに怒られちゃうわ!ジュレもカンカンだし・・・」
スフレ(サタン)「キャラメルバーに行ってみるか・・・」
ある道では掘り出し物を見つけて上機嫌のジェリー、またある道では好みの女性を探すスフレ。二人は自分の目的のためで注意力が散漫になり、歩くスピードが速くなっている。そして、先にある交差点に差し掛かり・・・
ドンッ
見事にぶつかった・・・
王子はサタン。しかし、運命の悪戯ゆえに・・・
- 3:お菓子好きの想い(その4) ( No.63 )
- 日時: 2013/11/25 18:08
- 名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)
ジェリー(アルル)「ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
スフレ(サタン)「ああ・・・大丈夫だ・・・」
ぶつかって尻もちをつく王子に声をかけたのは美しい女性だった・・・。女性の外見は美しく、声は透き通っており、目には希望に満ち溢れていた。今までに遊んだ女性達よりも群を抜いて美しく、国中を探しても彼女のような女性はいない。その美しい外見にしばし見とれてしまう。
ジェリー(アルル)「怪我はしてない・・・?」
スフレ(サタン)「ああ・・・平気だ・・・」
ジェリー(アルル)「急いでいたのですみません・・・!」
再度謝罪をすると、ジェリーは急いでその場から去る。残されたスフレは刹那の時に出会った女性に恋をした・・・。
スフレ(サタン)「娘の名前はジェリーというのか・・・」
城に返った王子はすぐさまに部下にジェリーの情報を集めさせた。完全に好みの女性に出会った彼は資料を見て、ジェリーに近づくために策を練る。何かないかと調べていると、今年のスイーツドリームフェスティバルに初参戦するという情報を知った。先ほどぶつかった際にもお菓子の食材を抱えていたのは覚えている。これを見たスフレはニヤリと笑い、すぐに執事を呼び出す。
執事(フォックス)「王子、お呼びでしょうか?」
スフレ(サタン)「すまないが、今回の大会の審査員は出席に変えてくれ」
執事(フォックス)「はっ!って、どうされたのですか!?いつもは欠席なさるのに・・・」
スフレ(サタン)「ちょっとした気分転換だ・・・」
どういう風の吹き回しか、お菓子嫌いのスフレが大会の審査員をすると言い出したのだ。この意図にはどういう意味が・・・?
スイーツドリームフェスティバルが開催される二日前・・・
紫原「スイーツマスターのスキルを極めるには・・・うーんと・・・」
街中でキセキの世代の一人であり、陽泉バスケ部のセンターである紫原がお菓子作りの本を見て自分のスキルを研究していた。新しいスキルを与えられた彼は自分好みのスキルを選び、戦いや日常でも役に立てるように研究中。
紫原のスキルであるスイーツマスターはお菓子を召喚するスキルだ。このスキルを聞くと、甘いものやお菓子が好きな人にとってはたまらないもの。だが、このスキルにもそれなりの難しさがある。それは召喚したいお菓子を具体的に想像しないといけないのだ。普通にわたあめを召喚しても、舌触りが悪く味がしない白い綿みたいなものが出て来るだけだ。なので、美味しいわたあめが食べたい場合は「天使の羽のようにふわふわしてて、さらっと解ける舌触りであり、甘すぎずに優しい甘さであり、べたつかないわたあめ」とイメージしてから美味しいお菓子にありつけるのだ。これだけではない、イメージ次第では戦いにも役に立てるので是非とも極めたい。
紫原「ある程度は習得済みだから、新しいお菓子に幅を広げようかなー?海外のお菓子を勉強するのも悪くないし・・・」
挑戦する価値はある。そう思い、行きつけのお菓子屋に向かう。珍しいお菓子をメインに購入し、店員にお菓子の料金を払う。店を出ようとした時、壁に貼られたポスターを見つける。
紫原「スイーツドリームフェスティバル開催・・・!?」
ちょうどいいタイミングでお菓子のレパートリーを増やせるものを発見。開催地はホワイトランドのスイーツランドであり、明後日に行われるのだ。これを知った彼は大急ぎでスケジュールのチェックをする。結果は休みはあった。
紫原「絶対に行かないと・・・!!」
当日・・・
紫原「早く来すぎた・・・」
当日は人が多くなると聞き、紫原は朝一でホワイトランド行きの飛行船に乗り込む。幸運にも終点がホワイトランドなので仮眠は取れる。さっさと席に座ろうとした時、開いている席に知り合いがいるのを発見。
紫原「ポエちん、ここに座ってもいーい?」
ポエット「うん!いいよ!」
そう、ポエットだ。同じタイプの二人は元から仲良くなり、プライベートでも顔を合わせている。共通点は癒し要員であるのと知り合いが容赦のない赤である事(笑)。ポエットの方は少しオシャレをしており、元からある可愛さを引き出していた。さらに手には色とりどりの花のブーケがあり、そのブーケは誰かに渡すのだろう。
紫原「故郷へ帰るの?」
ポエット「うん!一時的の帰郷だよ!それと、スイーツドリームフェスティバルがあるからね。」
紫原「ポエちんも知ってるんだ」
ポエット「ポエットも毎年楽しみにしてるんだよ!だけど、今回はポエットの友達が参加するから、応援に来たの!」
紫原「ポエちんの友達が大会に参加するの!?凄いねー・・・」
どうやら、ポエットは自分の大親友が大会に参加するため、応援に来たのだ。久々に会える親友の応援となると黙ってはいられないのだ。紫原は親友の事が気になり、話を聞く。
この偶然すぎる多くの出来事は逃走中に関係しており、そして・・・
りゅーと「まずはこのミッションで軽く腕鳴らしを!」
ミニノートを操作し、最初のミッションを発動させた・・・。
ピピピピピ!
セレス「あら、メールが来ましたわ」
ハヤト「最初のミッションですね!『ミッション1』・・・」
アミティ「『違うジャンル同士のキャラと一緒にペアで写真撮影をせよ。』シンプルに協力系だね。」
火神「作者らしいな・・・」
『ミッション1』ペアで写真撮影をせよ!
残り120分になると、逃走者の腕に付けられた発信機が起動し、ハンターに位置情報が伝えられてしまう。阻止するには違うジャンル同士のキャラがペアになって写真撮影をし、撮影した写真を運営へ送信する必要がある。ちなみに何度でも撮影が可能だ。
最初のミッションは他の逃走者の協力が必要なミッション。時間内に逃走者はクリアが出来るのか・・・!?
「残っている逃走者」
ぷよぷよチーム:アミティ・ラフィーナ・リデル・レムレス・フェーリ・クルーク・シグ
ポップンチーム:ナカジ・タロー・サユリ・D・ハヤト・みっちゃん・烈・風雅・鈴花
黒バスチーム:火神・木吉・今吉・桜井
ロンパチーム:苗木・十神・霧切・舞園・大和田・不二咲・朝日奈・セレス
補足:今回のお話は大江戸シンデレラをベースにしてます
王子も動き、別主役の紫原とポエットも動く!そして、ミッション1!感想OKです!
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