二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- とある彼らの日常日和2
- 日時: 2016/09/27 18:40
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
あたらしい「とある彼らの日常日和」に来てくださりありがとうございます!目次機能を搭載していますのでそこから飛んで行ってください。
タグ:スマブラ・ぷよぷよ・ダンガンロンパ・ストライクウィッチーズ・世界樹の迷宮・ポップン・オリジナルキャラクター・キャラ崩壊要注意・裸族・オリジナル設定あり・NL
「目次」(9/27更新)
「そうだ、テストをしよう」
テスト1 >>1-6
テスト2 >>19-23
テスト3 >>32-39
年末スペシャル >>198-199
「短編」
陣内パロ >>93-96
ある伊豆での出来事 >>106-114
壊れてしまった、特別な… >>207-212
アンジャッシュパロ >>218-221
ナエギリで30の質問 >>229-231
ヴェニシリン探訪記 >>300-308
シュガーステップとビターソング >>318-323
アイドルロンパ(没ネタ) >>327-332
「長編」
ポケモンサマーコンテスト1>>242 >>245-247
ポケモンサマーコンテスト2>>259-264
ポケモンサマーコンテスト3>>270-276
ポケモンサマーコンテスト終>>284-287
「裸族講座」
1.5 >>127-136
2 >>170-177
それでは、いってらっしゃい!
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- 壊れてしまった、特別な… ( No.207 )
- 日時: 2016/01/22 18:26
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
小ネタ「もしユリカがSB69キャラを扱うならこうなる」(アニメで出てきたメインキャラ+@のみ)
ツッコミ→レトリー、ヤイバ、ロージア
ギャグカオス組→社長、シュウ☆ゾー、カイ、吽、ジャクリン
カオスクラッシャー→クロウ、ロム、ダル太夫
気絶組→チュチュ、アイオーン、阿、ホルミー
純粋組→シアン、リク
動じない組→ツキノ、モア(ギャグカオス組になるかも?)
裸族→ダークリーパーなど一部のダークモンスター
苗木「なるほd…ってちょっと待ってよ!?ダークモンスターが裸族化ってどういうこと!?」
ユリカ「うちのヴィズルみたいに裸舞を諭されて大事なものに気付いたと同時に裸族化…って感じ?あとあのモンスターんあかタブーに似てるじゃん(爆弾投下)」
日向「クリクリの分類がどれもバラバラでヤバくないか;…あと、他にお気に入りキャラがいるならそいつらはどうすんだよ?」
ユリカ「まりまりが純粋組なのは確定。他は…コリエンテちゃんがギャグカオス好き、しばりんとフジレイド姐さんがツッコミ、ハライクさんが動じない組、ダイシゼンさんがオシオキ組かなwwwあと書いてないけど多分シミースワンズは不憫組になるよwww初URでお気に入りのリックスちゃんはまだ未定」
ロッシュ「殴っていいか?つか何気にギャグカオス組が多いとかふざけんな」(^ω^#)
他の作者様が最近SB69を加えているのでうちでやったらこうなるだろうなー…というのをまとめてみました。ちなみにSB69好きなキャラランキングは1位まりまり、2位シアン、3位クロウです。そして好きなバンドはプラマジシンガンは勿論、雫シークレットマインドとしにものぐるい!!!徒然やクリティクリスタもいい曲ぞろいでお気に入りです。最近は全くノーマークだったラボムンクやシロラクラスカ?もきています。というよりどれもいい曲揃いで素敵(どうでもいい)。
今回はある漫画のパロディです。ギャグなので軽く読んでくださるとありがたいです。この漫画好きだったな。
「壊れてしまった、特別な…」
真理子「っ…と!よっしゃあああああー!!!!!」
サーニャ「あー、負けた…」
ある日のWSTギルド。そこにはWST屈指のゲーマーである真理子とサーニャがスマブラUで対戦をしていた。キャラはDLCで加わった新キャラのみという縛り付きの特別ルールでありどちらも激しい戦いを繰り広げていたが、一進一退の攻防の末真理子が勝利を掴み取った。
サーニャ「負けちゃった…。でもいい勝負だったね。ありがとう、真理子ちゃん!」
真理子「こちらこそありがと!…にしてもDLCってどれもキャラ強烈だよねwwwストリートファイターズにベヨネッタに実質6人目のFEキャラって何wwwファーwwwww」
サーニャ「そういえばこれを受けてスマブラメンバーにも新しい仲間が加わるみたいだよね。あっちはもっと賑やかになるのかな?」
真理子「そうみたいだねー。WSTにも何人か加わるっていう噂もあるよ。ま、あたしは面白ければどんな人でも歓迎するよ!」
サーニャ「これ以上カオスになるのだけはやめてほしいな…;」
いつものようにテンポよくたわいない会話を繰り広げていくゲーマー少女と北国のウィッチ。と、そこへ新たに2人の人影が近づいた。
七海「2人共ここにいたんだね。すぐ見つかって良かったよ」
まぐろ「スマブラやってたんだね☆」
サーニャ「あ、千秋ちゃんにまぐろ君。どうしたの?」
まぐろ「実はうちの商店街に住んでいるおじいさんから古いゲーム機とソフトを譲り受けたんだ☆それで皆でやってみないか…ってことになってさ」
真理子「おー、いいじゃんいいじゃん!どんなの?」
七海「かなり古い機種だけど何とか遊べるみたい。さっきメンテしたけど冷却機能が弱くて4時間以上やるとオーバーヒートを起こしちゃうんだ。でもそこに気を付けてやれば大丈夫…だと思うよ」
サーニャ「4時間以上か…。私たちならそんなに時間がかかることもなさそうだし、大丈夫そうだね」
真理子「なんせここにいるのは各サイドきってのゲーマーだもんね!そうと決まれば早速やってクリアしちゃお!」
ゲームという共通の趣味を持つ4人は盛り上がり、早速準備に取り掛かる。その機械はファミコンのようであり、確かに古い機種だった。カセットをはめ込み、ゲームを始める…。
ゲーマーたちはゲームに情熱をかけています。
- 壊れてしまった、特別な… ( No.208 )
- 日時: 2016/01/22 18:54
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
ワクワクしながらカセットをはめ込み、機械を起動させる。そんな彼らの目とまず画面に映し出されたのは…。
「SPECIAL MARIKO BROKEN」と大きく表示された某マ○オブラザーズ風のスタート画面だった(爆弾投下)。
4人「なにこれ」
サーニャ「え、何…。このパクリ全開のタイトル画面は…;」
まぐろ「どう見てもこれ某マリ○のステージじゃない?しかも初期のずいぶん懐かしめのグラフィック…;」
真理子「というかこれそもそもまぐろ君がもらってきたやつじゃん…。何か聞いてないの?」
まぐろ「いや、何も聞いてないよ!?ただそのおじいさんが『君ゲームが好きなんじゃろ?だったらこのファンユンを持っていくがいい!』ってくれてさ…;」
サーニャ「ファンユン!?ファンユンって何!?ファミコンじゃなくて!?」
真理子「これファミコンだと思ってた…。だってファミコンと瓜二つじゃん…;」
七海「あ、ここにゲーム機とソフトの説明書があるよ」
ここで動じない組に該当する七海が説明書を取出し、戸惑う3人にゲーム機とソフトの説明を読み上げる。だが、記されていたのはさらに衝撃的な内容だった。
七海「まずこのゲーム機の正式名称は『ファンシーユンピョウター』、略して『ファンユン』。ファミコンとは似て非なるもので、決して関係もないしパクリでもないんだって」
サーニャ「どう見てもファミコンと瓜二つなんですがそれは」
七海「ファンユンはかの昔、30年くらい前にひっそりと隠れブームの起こっていた『知る人ぞ知る』ゲームだったんだって。でもファミコンの人気に押されてその姿を消した、悲しい運命を背負う家庭用ゲーム機…なんだって」
真理子「へ、へぇ…。どうりで知らないわけだと思ったよ」
まぐろ「じゃああのおじいさんはファンユンマニアだったのかな…?そういや何だか妙に嬉しそうだったし;」
七海「ちなみにこのゲーム機、及びソフトを開発したのは黄(ウォン)老師という伝説のゲームの名士。このファンユンの他にも知る人ぞ知るゲームを次々編み出した知る人は知ってるかもしれない伝説の偉人…だって」
サーニャ・まぐろ「いや誰だよ黄老師って!!?」
真理子「ちょwww黄老師www何だかチープで香ばしい香りしかしないwwwもしかしてあたしたち騙されちゃったんじゃない?www」
七海「そのおじいさん、絶対黄老師のファンだね」
黄老師とは一体何者なのか。そして何のためにこのゲーム機を開発したのか。その謎とツッコミどころしかない説明にサーニャとまぐろは適格なツッコミを入れ、真理子はあまりのチープさに笑い転げる始末である。そんな3人をものともせず、七海は淡々と説明を読み上げていく。
七海「そしてこのソフトはファンユンの唯一にして最高の代表作…。タイトルは『壊れてしまった特別な真理子』」
サーニャ・まぐろ「……」
真理子「ちょっと、あたしを見ないで。つか関係ないでしょ?ゲームの登場人物と名前が被ったってだけだし;」
七海「主なあらすじは普通の会社員である『真理子』が上司の『亀井本部長』と特別な関係になってしまい、大恋愛の末心が壊れてしまう…。そんな彼女が亀井本部長への愛を引きづりながらも彼との決別を目指す横スクロールアクションだよ」
まぐろ「対象者に何やらせてんの黄老師!?これファミコンと間違えて買った当時の小学生とか絶対いるdせしょ!?」
七海「ちなみにCEROはAみたいだね」
サーニャ「絶対設定間違えてるよねそれ?」
「何で昼ドラみたいなストーリーなんだ」とツッコミを入れるメンバー。そして彼らは思った。もしかしたら自分たちはゲーマーが最も恐れる存在、『クソゲー』を手にしてしまったのではないか?と。
だが同時に彼らは思った。自分たちゲーマーは神ゲーもクソゲーも問わない。ゲームを楽しみ、笑い飛ばし、そして愛する…。そんな真のゲーマーを目指しているからこそ、このゲームをやらなくてはいけない、と。
真理子「まあまあ、とりあえずやってみよ?案外面白いかもしれないし。もしクソつまんなかったらそのおじいちゃんに送り返せばいいだけなんだしさ」
サーニャ「そ、そうだね…」
黄老師www
- 壊れてしまった、特別な… ( No.209 )
- 日時: 2016/01/22 19:20
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
真理子「まずはあたしがやっていくよー!」
1番初めに名乗りを上げたのは真理子だ。どうやらこの神ゲーかクソゲーか何なのかよく分からない不思議な雰囲気は初めてだったらしく、ツッコミ疲れてげんなりしている他2名よりは元気なようである。早速コントローラーを持ち、スタートボタンを押したが…。
真理子「横スクロールってことはマリオみたいなんでしょ?だったら何回もやったことあるし、楽勝d「ブギャギュッ!!!」ちょっと、よく分からないうちにゲームオーバーになったんだけど!?」
七海「…真理子ちゃん、今マリコを動かしてなかったでしょ?」
真理子「嘘…。だってあたしちゃんとキャラを見てたよ?」
サーニャ「そうよ、だってあの緑色の髪の女性がマリコでしょ?」
七海「ううん、あれはルイジアナっていうマリコの妹。スタート地点でいつもマリコを見守る存在なんだって」
まぐろ「いや、初見だとさっぱり分からないし何より紛らわしいんですが;」
七海「ちなみにマリコはスタート共に空から降ってくるから「はばたき」をしないと撃墜扱いになるんだって」
主人公のマリコかと思っていた人物はその妹だった。気を取り直して空から降ってくるマリコを操作しようとするも…。
真理子「「はばたき」って何だろ…?ま、普通に考えればAボタン連打でOKだよn「ブギャギュ!!!」え、「はばたき」出来ないんだけど;」
七海「「はばたき」はGボタン連打だよ」
まごろ「Gボタン?え、そんなのどこに…ってうわっ!?」
サーニャ「コントローラーに10個以上ボタンがあるわ!?Aボタン、Bボタン、Cボタン…。真理子ちゃん、Gボタンはその特別大きいの!」
真理子「ちょ、コントローラーにボタンがひしめき合って気持ち悪っ!?つか操作性0じゃん!!!」
これなら初代プレステやファミコンの方がちゃんと操作できるし、快適なんですが。そう思いつつも一応Gボタンを連打するとはばたきはこなせ、無事にマリコは地に降り立った。ここからが本当のスタートだ。
七海「ダッシュはCボタンを押しながら十字キーを押せばできるよ。基本はその操作で何とかなるんだって」
真理子「へー、はばたきさえこなせばなんとかなりそうだね」
サーニャ「…あ、真理子ちゃん!あそこに○リオのごとくキノコが!」
北国のウィッチが指差した画面上のキノコらしきグラフィック。某マリオではこれを取れば巨大化し、スムーズにゲーム進行出来るようになる。それはこれでも同じなのかと迷わず取ろうとするが、キノコはよりによって5種類もあった。赤、青、緑、黄色、そしてやたら光るピンク。
まぐろ「こんなにキノコあっていいのかな?というかどれも色が派手で毒々しいんだけど…;」
サーニャ「食べたらキノコ中毒起こしそうだよね。…真理子ちゃん、どれ選ぶ?」
真理子「うーん…。じゃ、ピンクで。1番キラキラ光ってるし、特別な効果がありそうじゃん?」
迷わずピンクのキノコを採った真理子。その効果は…。
真理子「さーて、どうなるk「ブギャギュ!!!」勝手にギブアップしちゃった!?何で!?」
七海「どうやらピンクのキノコは「ギブアップキノコ」で採ると残機が減っちゃうみたいだね。効果があるのは赤だけで、他3つも特に何もないみたい」
真理子「うわぁ…。それ早くいってよ…;」
七海「早く言いたいんだけど、この説明書もとっても読み辛いの…。何故かスマブラの完全版ガイドみたいな厚さがあるし、書いてある内容も日記とかどうでもいい内容も混ざってるし…」
説明書ェ…。
- Re: とある彼らの日常日和2 ( No.210 )
- 日時: 2016/01/22 19:42
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
真理子「ちょっと疲れた:サーニャちゃん、交代して〜」
サーニャ「オーケー・・;」
さすがのギャグカオス組もここまでのゲームは初めてだったらしく、疲れを見せながら休憩に入る。2番手は北国のウィッチであり、緊張の色を見せつつコントローラーを握った。
サーニャ「まずはGボタンではばたくんだよね…」
「お、いい感じ☆まずは順調だね」
七海「キノコは赤だけ取っていけば十分だって。次に気を付けるのは敵との遭遇だけど…」
サーニャ「あ、これって敵?避け…られない!?」
真理子「仕様かな?」
言おうとした傍からサーニャが敵と遭遇。マリオのように踏みつけるか避けて対処しようとしたが、何故か出来ない。そして画面は切り替わり…。
何故か某ドラ○エ風に切り替わったのだ(!?)。
4人「」
サーニャ「え、だって今私がプレイしているのはマ○オもどきで…。ド○クエじゃないでしょ!?」
まぐろ「サーニャちゃん、思っててももどきと言っちゃダメだと思う」
真理子「『エリンギが しょうぶを しかけてきた!』だって。これ完全にドラク○じゃん;」
七海「敵と遭遇しちゃったらコマンドを操作して倒すんだって。ちなみにコマンドはDボタンを押して開けばいいらしいよ」
サーニャ「これかな?…うん、コマンドだ。『たたかう』があるからそれを押して…。あ、行き過ぎちゃった;」
真理子「大丈夫大丈夫、戻って『たたかう』を押せば…」
サーニャ「行き過ぎて戻すことが出来ないよ!?しかもやたらコマンドがあるし!?」
まぐろ「本当だ…。えっと、『にげる』、『ぼうぎょ』、『ねる』、『おやにでんわ』、『ひやかす』、『ゆうわくする』!?冷やかすとか誘惑するとかいらないでしょこれ!!?」
真理子「しかもコマンド選択に制限時間があるし!?10秒とかあり得ないんだけど!?自由度少なすぎ!!!」
七海「ちなみにコマンドは60種類以上あるらしいよ」
サーニャ「早く戻って『たたかう』コマンドにしなk『ブギャギュ!!!』勝手にギブアップ状態になったあああああー!!!!!」
まぐろ「もうこれクソゲーでいいよ!プレイヤーにストレスしか与えてないじゃん!!!」
真理子「というか何気にやられた時の音がむかつくね」
何回やっても理不尽な仕様によって1面クリアすら妨げられる状態にさすがのゲーマーも匙を投げかける。ここまでストレスの溜まるゲームは初めてであり、思わず普段は温厚なサーニャがコントローラーを投げつけようとする始末である。まあ、謎のコマンドによって順調だったプレイが妨げられたらそうもなるわな…。
と、ここで満を持して彼女が動いた。
七海「やれやれ…。ここまで私たちが苦戦するゲームも初めてだね。サーニャちゃん、コントローラーを貸して」
真理子「お?遂に超高校級のゲーマーのお出まし?」
七海「どんなクソゲーでも愛する。それが超高校級のゲーマーの名を持つ私の使命。そしてプライドでもあるよ。必ずこれはクリアしなきゃ」
サーニャ「千秋ちゃん…」
まぐろ「燃えてるね、七海さん」(まるで実験中のりんごちゃんみたいだな;)
そこから彼女の無双はすごかった。2人が苦戦したはばたきや不自由な操作性、謎の戦い、キノコ、その他もろもろをすべて払いのけ、1面クリアにこぎつけたのだ。
サーニャ「…すごい…」
真理子「本当に1面クリアしちゃった…」
七海「まだまだこれからだよ。7面あるらしいし、早くクリアして私たちもDLC組の使い心地を確かめたいからね。早く終わらせよう」
まぐろ「そうだね…。あ、次ボクに貸してくれない?」
こうして、ゲーマーたちの戦いという名のファンユンワールドでの冒険は始まったのだ!
ドラクエwww
- Re: とある彼らの日常日和2 ( No.211 )
- 日時: 2016/01/22 20:20
- 名前: ユリカ (ID: oBSlWdE9)
それから3時間と50分、彼らは「壊れてしまった特別な真理子」をとにかくやりこんだ。その戦いは素晴らしく、そして険しいものだった。彼らの得意分野や幾多のプレイ記録によって培ってきた知識をフル動員させ、とうとうラスボスである亀井本部長戦までたどり着いたのだ!が…。
カメイ「マリコ…。君を愛しているんだ…」
マリコ「やめて!もう私の心は壊れてしまうの!」
七海「どうして?何で本部長が倒せないの…!?」
まぐろ「マリコはレベルカンストしたし、裏ステージで手に入れた最強武器と最強防具を装備している…。ステータスも上限までフルドーピングしたのに…!」
サーニャ「それだけじゃない!覚えられる魔法と呪文はすべて覚えたし、召喚獣だって…。能力のキャリアアップを重ねて会社の名誉会長まで上り詰めたのに!」
真理子「というか役職だけでいったらもう本部長倒せるよね。どうして攻撃が効かないの…!?」
そう、何度ラスボス戦に臨んでも最後の敵である亀井本部長を倒すことができないのだ。何度も言うが、彼らはユリカサイド屈指の凄腕ゲーマー揃い。得意ジャンルはそれぞれ違うものの、どれもゲームに対しては並々ならぬ情熱とプライドを持っている。一見、というかどう見てもクソゲー確定のこのゲームなのだが、クソゲー要素の中に隠された確かな面白さとやり込み要素になる4人はすっかり取り憑かれてしまったのだ…。そこから普通のステージクリアは勿論、特別な条件下で手に入るアイテムは全て回収してマリコのステータスを上げに上げた。挙句の果てには常人なら絶対攻略不能である裏ステージをクリアし、報酬である最強装備まで手にしてしまったのだ。にも関わらず、なぜ倒せない…!?
サーニャ「最強召喚獣であるブルーアイズエターナルドラゴンの攻撃までも避けるなんて…!?」
まぐろ「七海さん、他に進めるステージはないよね!?」
七海「うん、あの死の裏ステージで最後のはず…。あとはこの本部長を倒してエンディングなんだけど…」
まぐろ「じゃあどうして!?」
本部長にマリコは倒され、再びスタート地点まで戻る。これで3度目であるためプレーヤーである4人にも失望と諦めの色が浮かんでいた。変わらないのは羽ばたいてくるマリコと、それを優しく見つめるルイジアナのみ…。
真理子(にしてもあのルイジアナ、いつもニコニコマリコを見送っているだけだよね…。仮にもお姉さんが悩んでいるのに何も協力しないなんて、ちょっとひどい妹だよね。もしあたしが華ちゃんや千秋ちゃんやサーニャちゃんたちがひどい目に遭わされて苦しんでいたら何か出来ないかって奮闘するのにさ…。ん?)
真理子はルイジアナわ見つめる。そして次の瞬間、不意に叫んでいた。
真理子「ねえ、一か八かちょっとルイジアナに話しかけてみない!?何かヒントがあるかもしれない!!!」
サーニャ「え?ルイジアナに?」
まぐろ「ルイジアナにはずいぶん前に話しかけたけど、たわい無い世間話で10クリック無駄にしただけじゃない?意味ないんじゃ…?」
七海「…ううん、何か変わるかもしれない。ちょっとやってみよう?」
真理子「よし!じゃあ話しかけるよ?」
一か八か。その願いを込めてマリコを操作し、ルイジアナとの会話コマンドを起動させる(ちなみに会話はEボタンを押す)。何かクリアに役立つ情報があるといいが。息を飲み、ルイジアナを見つめる4人…。
BGM:やけに壮大な音楽
ルイジアナ「やっと話しかけてくれたね、お姉ちゃん…」
マリコ「ごめんね、ルイジアナ…。お姉ちゃんすっかりあいつに騙されてた…」
ルイジアナ「だから言ったのよ!あいつにはいい噂がないし、お姉ちゃんが変なことをされてないかって私心配で心配で…!私…!!!」
マリコ「あんたの言うことわ無視していたお姉ちゃんがバカだった…!ごめんね、ごめんね…!!!」
4人「」
何度目かは分からないが場に衝撃が走る。いきなり超豪華なグラフィックによるムービーが始まりだしたのだ。映っているのは誰がどう見ても美少女だと言うマリコとルイジアナであり、普段のお粗末なグラフィックが嘘のようだ。壮大な音楽のバックの元で、涙を流し抱き合う姉妹…。
エンディング?
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