二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- とある彼らの日常日和2
- 日時: 2016/09/27 18:40
- 名前: ユリカ (ID: W3pbx6e8)
あたらしい「とある彼らの日常日和」に来てくださりありがとうございます!目次機能を搭載していますのでそこから飛んで行ってください。
タグ:スマブラ・ぷよぷよ・ダンガンロンパ・ストライクウィッチーズ・世界樹の迷宮・ポップン・オリジナルキャラクター・キャラ崩壊要注意・裸族・オリジナル設定あり・NL
「目次」(9/27更新)
「そうだ、テストをしよう」
テスト1 >>1-6
テスト2 >>19-23
テスト3 >>32-39
年末スペシャル >>198-199
「短編」
陣内パロ >>93-96
ある伊豆での出来事 >>106-114
壊れてしまった、特別な… >>207-212
アンジャッシュパロ >>218-221
ナエギリで30の質問 >>229-231
ヴェニシリン探訪記 >>300-308
シュガーステップとビターソング >>318-323
アイドルロンパ(没ネタ) >>327-332
「長編」
ポケモンサマーコンテスト1>>242 >>245-247
ポケモンサマーコンテスト2>>259-264
ポケモンサマーコンテスト3>>270-276
ポケモンサマーコンテスト終>>284-287
「裸族講座」
1.5 >>127-136
2 >>170-177
それでは、いってらっしゃい!
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- コメント返信 ( No.317 )
- 日時: 2016/08/27 20:34
- 名前: ユリカ (ID: 6FfG2jNs)
SB69で限定阿吽コンビが出てテンション上がりました。お師匠様が出なかったのは残念だけど阿ちゃんも吽ちゃんも可愛い。溜めてた石200個溶かした甲斐はあった。そしてSB69といえばアニメのしょ〜とがヤバい。完全にギャグ方面に突っ走ってるwwwアカンwwwそれに加えて2期があるらしいけどどう転ぶやら。他は秋にはうたプリ4期もスタートするしちょっと勝負の季節かも。キービジュアルの衣装がカッコ良かった。
>羽清さん
仰る通りあの大根共がまたやらかしていました…;ですがコリエンテらの活躍により奴らは国際警察に引き渡されました。これでもう奴らに泣かされる人はいなくなるでしょう。…MZDがいつになく真面目だと思ったら彼は音楽の神様ですもんね。当たり前か。
コリエンテ「音楽をバカにしてその上ヴェニシリンで悪さをするからこうなるんだよ!ざまーみろ!!!」m9(^д^)プギャー
タロー「だね!もうこういう奴らが現れないといいね!」
真斗「全くだ。…実を言うとあのMZDが音楽の神だと知った時はかなり驚いたが…;」
カミュ「当初愛島やシンガンクリムゾンズの輩が喚いていたな;…緑間とやらよ、貴様も中々見所あるではないか。人事を尽くさぬ者にステージに立つ資格はないからな」
美園「そういえば彼もピアノ弾くらしいし…。あと時見さんって耳良いんですね。演奏の要が分かってもらえて嬉しいです」(にこっ
「スレ上げも兼ねてキャラの分類についての細かな説明」
・まともな人orツッコミ→その名の通りまともな感性を持つ人々。日常の日々で起こるドタバタ騒ぎやカオスな出来事に呆然としたりツッコミを入れたり呆れたりすることが多い。ツッコミの才能がある人も多く、そういう人たちはカオス騒動や裸族が暴れた際などにきっぱりツッコミを入れ、ナレーションや読者の皆さんの考えを代弁してくれる頼れる存在になる。ただしカオス組への制裁は苦手(不得意)な他、必然的に数が多いことから存在感や個性がないと埋もれてしまうことが欠点か。なお特別な条件下ではオシオキ組などに化けたりもする。
・ギャグとカオス大好物組→通称ギャグカオス組。面白いことをこよなく愛し、イタズラやカオスな騒動に便乗して暴れる人たちのこと。成績は低飛行気味でも自分が興味ある出来事に限ってはかなりの知恵と機転と行動力を発揮するため厄介。しかもギャグカオス組同士の団結力は非常に強く、大体は出会って5秒でメアド・ツイッター・フェイスブック等の交換を済ませている。後述する裸族のファンや裸族に肯定的な人たちも多く(というかギャグカオス組のほとんどが裸族ファンであるwww)、特に裸族がハッスルした際には持ち前の頭の回転の速さと団結力で大暴れする。そして全てが終わった時カオスクラッシャーの皆さんにシバかれるがほとんどの場合懲りない(笑)。こいつらが集うと確実に被害が広がったり不憫組の多くが犠牲や生贄になるので不憫キャラたちからは非常に恐れられている。だが彼らにもプライドはあり真面目にやる時はちゃんとやる他、本気でキレると怖い人たちも多いんだとか…。酷さによってランク分けされている。
・カオスクラッシャー→別名オシオキ組。その名の通り行き過ぎたカオスな騒動や裸族の暴走を嫌い、然るべき制裁を加える。彼らの団結力も強くカオスクラッシャーズの連携技は食らうと3日は立てなくなるとか何とか。新入りだろうがベテランだろうが彼らのシバきはヤバい。他作者さんのキャラでも対応に容赦がない。それゆえギャグカオス組や裸族の天敵である。…普段は温厚だったり優しい人物も多いため、地雷を踏まなければ良いだけなのだが…;
・気絶組→下品な物事への耐性がなくショックな出来事を目の当たりにすると気絶してしまう人たちのこと。特に裸族たちが服を脱いで暴れ出したが最後間違いなく倒れてしまう。ある意味では純粋組の亜種ではないかと考える声もある。
・純粋組→穢れないピュアな心を持つ人々の総称。何事にも一生懸命取り組み頑張り屋で素直なため多くの人から可愛がられる。基本的に小さな子供が多いが大人にも純粋組に該当するキャラはおり、彼らが集うとマイナスイオンが溢れ出る癒しの空間になることが多い。もちろんカオス展開や裸族登場時は間違いなく保護者組やまともな人たちから避難させられる。当の本人はよく分かっていないらしい。
・動じない組→カオスな状況下や裸族が服を脱いで暴れても特に騒ぐことなく動じていない人たちのこと。パターンとしては幾つかあり、冷静沈着ゆえ裸族如きでは反応しない人(七海などが該当)、あまりに天然過ぎて自然にカオスを受け入れてしまっている人、元の世界との文化の違いから「これがクロスオーバーの常識」と変な方向に解釈してしまった人などがいる。
・裸族→ある意味最も著名なお騒がせ集団であり、違う意味でクロスオーバー小説の目玉となってしまった集団。主に全裸になったり布面積の異常に少ないアウトな服装をしたりR-18イラストの描かれた衣装を身に纏ったりして体を張ったパフォーマンスをこなす変態集団。場合によっては替え歌も披露する。裸族同士の団結力は非常に高く大体服を脱ぎ合えば友達の他、各地で裸族サミットなるものを開いて交流しているとか。他サイドの裸族が多く集結し過ぎると大型裸族テーマパーク「ラゾシック・パーク」が始動するので要注意(笑)。こいつらが出てくると最終的にはオシオキ組にシバかれるのがお約束。
こんな彼らだが裸族としての誇りは高く、凶悪犯の逮捕や性犯罪の取り締まりなど社会貢献に役立つ活動もしている。裸族の中には裸族として生まれ変わったことで心が晴れやかになった、友好関係が改善した、以前より強くなれた、挙げ句の果てには恋人が出来たというものも(逆に友人からの信用が落ちた、慕っていた人物から絶交宣言されたというケースもあるので要注意)。彼らの熱狂的なファンも多く裸族専門雑誌や裸族イベント、裸族オンリーのミュージカルやファッションショーも行われる始末。一体どうしてこうなった。…特に有名な裸族とした某Rさんのマリオ、ワリオ、ガノンドロフ、キャプテン・ファルコン、スネークの5人を指す人々は多い。彼ら(特にマリオ)は裸族全ての師匠として崇められている。
- ビターソングとシュガーステップ ( No.318 )
- 日時: 2016/08/29 17:36
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
夏もそろそろ終わりということで(?)、息抜きに書いてみました。基本ほのぼのギャグも少々(?)。あと全体に渡ってなんとなくノマカプっぽいのでご注意ください。
監督「…はいカット!今日の撮影はこれで終わりです!皆お疲れ様ー!」
ポップンワールドのとある撮影現場。ここではつい先ほどまで雑誌の撮影が行われていた。特にトラブルもなく無事に撮影は終了し、アーティスト・スタッフ問わず次々現場から出て行く。だが、ここで監督がある人物を呼び出した。
監督「…ああ、そうだ!君、ちょっとだけ時間良いかな?」
カミュ「監督?…構わないが、俺に何か問題が?」
監督「いや、そういう訳じゃないよ。特に今日の撮影は完璧だった!さすがはユーリさん直々にスカウトされた期待の星の1人なだけあるね」
カミュ「ふっ、当然だ。俺はいずれクロスオーバー音楽界の頂点に立つ男。アイドルユニット『QUARTET NIGHT』の一員なのだからな。…それで用件というのは?」
監督「あー、長くなってごめんね。実は次回の撮影のことなんだけどね。君たちメインで記事を組んでみようかってスタッフさんの間で決まったんだよ。君たちは今話題だし、とても輝いているからね。前に雑誌ですごく評判の良かったテーマでやってもらうことになったんだ」
カミュ「ほう…。そのテーマとやらは何なのだ」
監督「ズバリ、『ドコ行く!?』!1アーティスト×1シチュエーションでもし彼女とデートしたらどうなるかっていうコーナー。これは前にミラクル☆4の皆を特集してやったんだけど、反響がとっても大きかったんだよ!これを君たちでやってみたらどう転ぶかなーってスタッフ皆がワクワクしてるんだ!…あ、このコーナーなんだけどね。1人1人担当するシチュエーションが別なんだ。くじで決まったんだけど、今回君はテーマパーク担当ね!」
カミュ「…俺がか。問題はないが、少しアンバランスなのでは?こういう類は寿の方がイメージに合うだろう?」
監督「ちょっとアンバランスな方が面白いじゃないか。だからくじで決めてるの。正直全部意外な組み合わせだし今回もどうなるか全く予想がつかないしw…あ、他の3人には既にユーリさん通して伝えてあるからね。君は今日撮影があったから直接言った方がいいよなって話したんだよ。あとこれ、その時の特集載ってある雑誌。資料として持っていきなよ。はい」
カミュ「…感謝する、受け取っておこう」
監督「…クロスオーバーワールドの頂点、取るんでしょ?出来ることは全部やってみなよ。僕らも君たちには期待してるからさ。…それだけ!んじゃ、お疲れ様!」
雑誌を手渡した後、監督は鼻歌交じりに部屋を後にした。それを横目で見つつ着替えを済ませ、撮影現場を後にする。今日の撮影はこれで終わりだが予想以上に早く終わったため時間が余ってしまった。それを利用して資料である雑誌を読んでみるも…。
カミュ「…分からん。これを寿ではなく俺にこなせというのか。しかも前回のモデルとやらがこのいかにも軽薄そうな男…。『ハートをバキューンでズキューンだせ!』とは一体どういうシチュエーションだこれは;」
珍しくイメージが掴めず苦戦する。しかも自分の担当する項目に写っていた人物がおバカでお調子者で女の子大好きなフォースだったため余計に混乱する羽目になった(笑)。しかし自分はクロスオーバーワールドの頂点を目指すアーティスト、この仕事もしっかりこなさなくては頂点どころか数多くいるライバルたちにも追いつかない。現にミラクル☆4はナンバーワンユニットであるDeuilほどではないにせよ、現在ポップンワールド及びクロスオーバーワールド全体で強く支持されている男性アイドルユニットであり、言わば大きな壁なのだ。
カミュ「いっそ自ら出向いてみるか?実際現場を歩いた方が掴めるものがあるかもしれん。問題は1人だと意味がないことだ。特に今回は…ん?」
ふとここである考えが彼の脳裏をよぎる。その発想に至った自分に驚き少し葛藤するも、結局はスマホを弄り…。
1時間後…
凛音「どうしたの、カミュさん?急に『今日時間があるなら来い』って…?」
カミュ「話があったから呼んだまでだ。それとも何か予定があったのか?」
凛音「ううん、大丈夫!何にもなかったよ。ただ急だったから何かあったのかなってちょっと心配になっちゃった。…あっ、新しいものが入ってる!どれにしようかな?…あっ、見てこれ!カミュさんこれ美味しそうだと思わない?」
カミュ「『厚切りパンケーキ生クリームふんだん乗せ〜アイスとソースもあるよ!〜』か。ふっ、悪くない。…おい天宮、今日は奢るぞ。呼び出した俺の責任だからな」
凛音「平気平気、この間の依頼で貰ったお金があるから大丈、夫…」
ポップンワールド某所の喫茶店に2人はいた。いきなり呼ばれたことに驚いたものの、呼ばれたこと事態に問題はなかったらしくメニューを見て顔を綻ばせている。だが、それはこの間の依頼の話になりふと消えた。楽しい祭典の最中起こった騒動、そしてその裏に隠された信じがたい真相…。思い出したのか珍しく表情が暗くなる。
カミュ「…平気か」
凛音「…うん、大丈夫。ありがとう。…でもカミュさんたちも大変だったんでしょ?ほら、ヴェニシリンで起こった…。美園ちゃんから聞いたよ」
カミュ「まあな。だが特に問題はなかった。怪我人等は出なかったし、被害者のアフターケアも済ませたしな。…それより本題に移るぞ。お前は今週の日曜に何か予定はあるのか」
凛音「日曜日?ちょっと待ってね…。うん、大丈夫。何もないよ?金曜日は真理子ちゃんたちとカラオケに行くけど…」
カミュ「田名部らと?…おい、楽しいのか?」
凛音「すっごく楽しいよ!この前は真理子ちゃん、『チルノのパーフェクトさんすう教室』をヲタ芸?付きで歌ったり『HOT LIMIT』をコーラ振りながら歌ったりしたんだ!他の皆もハッスルして物凄く楽しかったー!!!」
カミュ「そうか;いや、今それは良い。…フリーパスはお前もあるだろう。次の撮影に関係があるのだ、少し付き合え。ジュエルランドに行くぞ」
凛音「ジュエルランド!!!うん、行こう!…あれ?撮影のことなら私と一緒じゃなくても良いんじゃ…?」
カミュ「ただでさえこの暑い中に寿や愛島のような輩と行くのはまっぴらだからな。…それに俺がお前を誘っているのだ。問題ないな?」
凛音「…うん!じゃあ早く待ち合わせの時間も決めないとね!」
話が弾む2人を尻目にとある2人組が喫茶店を後にする。その2人組は急ぎ足で店を離れ、少し経ったベンチに腰掛けた。短い間だが汗をかいており1人は明るい茶髪にショートカット、もう1人は銀髪に白い肌の少女たち。手には新発売の特典付きゲームの箱。…ここまで言えば分かるだろうが彼女たちはゲーマー組の一員、サーニャだ。
サーニャ「はあ、はあ…。疲れた…。真理子ちゃん、何で急に出ようって…;」
真理子「…サーニャちゃん、今の聞いた?」
サーニャ「うん、聞いたわ。日曜に凛音ちゃんたちがジュエルランドに行くんでしょ?…それがどうかしたの?」
真理子「『どうかしたの?』じゃないよサーニャちゃん!あのカミュさんが女の子誘って遊園地に行くんだよ!?絶対面白い予感しかしないよ!!!…凛ちゃんには悪いけど、これはぜひ尾行しないとね。日曜日は新作ゲームのコンプをしようかと思ってたけどそれ以上に良い予定が出来て良かったよwww」
サーニャ「真理子ちゃん…;」
真理子ェ…www
- ビターソングとシュガーステップ ( No.319 )
- 日時: 2016/08/29 20:31
- 名前: ユリカ (ID: yOB.1d3z)
そして当日…
凛音「…おおおおお、やっぱり人がすごく多いね…!早めに待ち合わせして正解だったね」
カミュ「だから言っただろう。開園時に行くのは間違っていると。ただでさえ今日は休日なのだ、混むのは道理と言って良い。まあそれでも予想よりはマシだがな。…天宮、お前は購買や限定品の販売時に時間通りに並ぶタイプだろう?こういう風に覚えておけ?いずれ後悔するぞ」
凛音「はーい;…今日は誘ってくれてありがとう。ちょっとでも役に立てるように頑張るね。あと、今日1日思い切り楽しもうね!」
カミュ「…それは後に取っておく言葉だ馬鹿者め」
ゲート前に並んで談笑する2人のやや後方。帽子を被り無地のワンピースにレギンス姿のサーニャと星型ヘアピンにTシャツ、ショートパンツ姿の真理子がその姿をしっかり見張っていた。やや気まずそうな様子のサーニャとは違い、真理子は完全に尾行する気満々で目を爛々と輝かせている。
真理子「いやー、それにしても本当良かったよね。あたしたち逃走中1に出場しててさ。…おかげでここの無期限フリーパス貰っちゃってるんだからwwwまさかこうやって使う機会が来るなんて思ってなかったよwww」
サーニャ「それは私もだよ;というか真理子ちゃん、いつも以上に目がキラキラしてるし;」
真理子「当たり前じゃん!だって楽しいんだもんwww…そーれーに?いくら良い子のサーニャちゃんでもさすがにこういうのは気になるでしょ?」(ちらっ
サーニャ「…うん、実はちょっと…。何となく否定出来ないのが悔しい;でもどうするの?私たちは魔力や特別な力を持つ組織のメンバー。でもそれは相手も同じ。尾行なんて普通にしてたらすぐにバレちゃうわよ?」
真理子「チッチッ、甘いねリトヴャク中尉?ここは人気テーマパークなんだよ?木の葉を隠すなら森の中!人を隠すなら人の中だよ!わざわざどこにでもいそうな目立たない服装してきたのはそのためじゃん!どうせ100メートルくらい間隔置いとけばバレやしないってwww」
サーニャ「うーん、そうかなあ…?」
真理子「…それにさ、こうしてせっかく来たんだよ。尾行だけじゃなくてあたしたちも目一杯楽しまなきゃ損だよ!今日は女子2人だけど、楽しんで行こうね!」
サーニャ「真理子ちゃん…。…ええ!こうなったら思い切り楽しまなきゃ損よね!私も気合い入れるわ!」
真理子「その調子その調子!…さーて、見失わないようにはどうしようか。そうだ、最近取得した探索用の新しいスキルを使っちゃおっかなー?」
サーニャ「…やっぱりさ、真理子ちゃんっていい子なんだけど…。結構悪い子な部分もあるよね?;」
真理子「最高の褒め言葉ありがとうwww」
おい、せっかくのスキルを尾行に使うなよ、尾行に。途中せっかく良いこと言ってたのに。
…そんなことなど一切知らず、尾行されている2人はゲートを潜り抜け1度来たこと自体はあるものの、こうしてするのは初めてだ。現に凛音は入り口で楽しそうにキョロキョロ辺りを見渡している。
凛音「それでカミュさん、撮影のことだけど…。ざっくりに言うとモデルさんとか、そういうヒロイン役の女の子をカミュさんがエスコートするんだったよね?」
カミュ「ああ、そうだ。どうやら以前ミラクル☆4のフォースとやらも同じ企画に挑み成功、その反響は大きかったらしい。…だが俺とて引き下がる道理はない。それをさらに超えるため、今日という日を通して何かを掴まねば」
凛音「フォースさん…。ああ、あの人ね!会ったことあるよ!私たちカミュさんたちが来る結構前にユーリさんたちのお手伝いでポップンテレビ局に行ったの!そこの顔合わせで他の人たちと一緒に会ったよ。気さくで面白い人だったな…。あと私もだけど奏ちゃんとか芳佳ちゃんにも声を掛けてたよ」
カミュ「…ふん。それはどうでも良い。行くぞ天宮」
凛音「あっ、ちょっと待って!…ヒロイン役の女の子がいるってことでしょ?だったらまず、その子のイメージを作った方が上手くいくんじゃないかなーなんて思ったんだけど…ダメかな?」
「…ヒロイン役の?」
凛音「逃走中1の時にそうだったんだけどね、自分の中でシャーロット・ダイヤモンドってどんな子なんだろうって台本を読みながら考えてたの。考えてその中でシャロちゃんはこういう子なんだぞって思いながらやってたんだ。そうしたらすごく上手くいったの!…だからって言う訳じゃないんだけどザーッとしたものよりははっきりこういう子だ!って決めてた方が上手くいくかなーって。私だけの考えかも知れないけど」
カミュ「…まさに素人の意見だな。だが悪くはない。その意見、採用するぞ」
凛音「やったあ!…じゃあカミュさん、カミュさんと一緒に来た女の子はどういう子ですか?」
「そうだな…。その女はぼんやりしていそうに見えるが変わり者でな、普通女が悲鳴を上げて嫌がるようなでも喜んで乗ろうとするのだ。ちょうどお前のようにな」
凛音「それじゃあ早速行ってみようよ!」
カミュ「決まりだな。おい、どちらに行く」
パンフレットを見つつ廻るルートを模索する2人、それを少し離れた場所からさりげなく見つつアップルキャラメル味のポップコーンを2人で仲良く食べる真理子とサーニャ。ただしサーニャはジェットコースターという言葉が出てきたため少し苦笑いを浮かべている。
真理子「…へー、早速ジェットコースター乗っちゃうんだ。意外にヘヴィだね」
サーニャ「い、1番目にジェットコースター乗っちゃうの!?普通肩慣らしに何か別のものに乗ってからじゃない?;」
真理子「いや、うちの作者は某海の国では真っ先に某センターなアトラクションか某ハイタワーなアトラクションに乗るらしいよ?すごくテンション上がるんだってさwww夢の国では某プーさんの蜂蜜壺がトップらしいけどwww」
サーニャ「真理子ちゃん、正直もうそれ全然隠す気ないよね;…はぁー、そんなに得意じゃないけど、行くしかないか」
真理子「サーセンwww…あっ、動くよ!あたしたちもダッシュだ!」
ゲーマー2人組は何だかんだでノリノリ
- ビターソングとシュガーステップ ( No.320 )
- 日時: 2016/08/30 18:01
- 名前: ユリカ (ID: Xr//JkA7)
一方、そのように追跡されていることなど露も知らない2人は方や軽快に足を弾ませ、方やそれを見守るかのように踏みしめつつ先へと進んで行く。その間にも凛音が話を続ける。
凛音「ねえ、カミュさんはこのクロスオーバーワールドにはもう慣れた?」
カミュ「…異常過ぎて苦痛だ、と言ったらどうする?」
凛音「…えっ?ええっ!?」Σ(°д°;)
「冗談だ、間に受けるな。…おいその顔…!くくっ」
凛音「だ、だってびっくりしたもの!冗談って…!恥ずかしいからこっち見ないで!?そんなに笑わないでー!?」
カミュ「お前の反応が一々おかしいからだ。笑われるような反応をする方が悪い。…で、クロスオーバーの世界についてか」
凛音「ううっ…;それで、本当のことを聞かせて?」
カミュ「俺は以前までは異世界など信じてもいなかった。…だがここで目にしたのは行き交う異世界の人間たちに科学と魔法の共存に獣人に魔族。挙げ句の果てには別の異世界からの来訪者たち。普通の者から見れば明らかに異常だが悪い気はしない。それに俺はクロスオーバーワールド音楽界の頂点を目指すと決めた。当分この世界から離れることはないし離れようとも思わん」
凛音「楽しい?」
カミュ「…そうだな。まあ、やり甲斐はある。そのことに否定はせん」
凛音「良かった!…そういえば今までずっと気になってたんだけど…。クロスオーバーワールドの頂点ってどうやって掴むものなの?今はユーリさんたちが頂点に立っているんだって、皆言ってるけど…?」
「カミュ…実を言うとだな。俺たちやST☆RISHの奴らやシアンたち、その他の者もよく理解していないのだ。今現在ポップンワールドやサウンドワールド、その他大勢のアーティストたちがクロスオーバーワールドの音楽を牽引するナンバーワンアーティストの座を目指して日々研鑽…努力を重ねている。だが今現在、トップに立っているユーリらに挑戦する資格を持つ者は現れていないのだ」
凛音「…え?そ、そうなの?」
カミュ「そうだ。かつて生ける伝説とも言われたアイドル1人と究極のロックンローラー1人がそれぞれかなり惜しいところまで支持を集め、追い上げたとは聞いている。だがその2人でさえ結局は頂点に立つことはなかった。…だからこそ俺たちは頂点から見る景色を望み、その座を求めるのだろうな」
凛音「そうなんだ…。やっぱり厳しい世界なんだね…」
カミュ「己で決めて挑戦しているのだ、何も問題はない。…これはオフレコだが次回の撮影を担当する監督だが、かつては今の俺たちと同じように音楽界の頂点を目指して挑戦するバンドマンの1人だったそうだ。だが歴然とした実力の差と演出という他の目標を見つけ、それを追い求めようと決意して今に至っていると聞いた。…だからだろうか、他の世界からわざわざ来て挑戦を始めた俺たちに一目置いているらしい。その人物が言ったのだ。自分に出来ることは全てやってみろと」
凛音「…そっか。それなら絶対に成功させないとね!」
カミュ「当たり前だ。課題は納得の行くところへ至るまでこなし、目標へと進まなくてはいけない。それは同胞もライバルも同じだ。だからこそ今回こうしてお前の力も借りている。あらかじめ言っておくが俺は普通はこういったことはしない。…頼むぞ」
凛音「うん!ちゃんとお手伝いが出来るように頑張るね。…あっ、着いたよ!あそこにいるお姉さんにフリーパスを渡して…」
カミュ「急いで走ろうとするな!お前は早速…!おい、俺の横に並べ」
早速走ろうとして躓きかける彼女に呆れつつも、掛けた声は穏やかなものだった。これをざっくり耳にしつつ、真理子とサーニャは顔を見合わせる。
真理子「…聞いた?」
サーニャ「ええ、聞いたわ。…その伝説のアイドルさんとロックンローラーさんってどんな人だったのかしら?情報は載ってないのかな…」
真理子「ちょwww確かに気になるけどwww…ま、あたしたちも乗ろー!でさ、待ち時間にちょっとポケモンGOでもやらない?ここレアなポケモンたくさん出るらしいよー」
サーニャ「本当に!?」
カミュ「…相変わらずオクタヴィアの演出は見事だったな。だが分かっていても最後は…」
凛音「うん、落ちる時はビクってなっちゃったよー;あ、私たちのところの…。カミュさん見て!カミュさんすごい顔で映ってる!?…ふふふっ」
カミュ「大声で言うな馬鹿者め!すごい顔とは何だ…おい、笑うな!!!」
凛音「ごめんなさい、我慢出来なくて…。あ、でもさんもさっき笑ったでしょ?これはそれのお返し!」
カミュ「ほう、貴様言ったな…!?お前は笑っているが別にこれも先ほどのお前と比べれば普通だろう?」
凛音「えっ、違うよ!?もう、カミュさんの意地悪!」
サーニャ「何で真理子ちゃん落ちる時に手を挙げられるのー;」(こそこそ
真理子「見よリトヴャク中尉!これこそ写真撮影の格式美なのだよ!」(こそこそ
凛音「…見てカミュさん。あの人たちデートで来てるのかな…?」
カミュ「見なくても分かることだろう。男が女に密着していて相手も嫌がる様子を見せない。あれは深い仲の男女でなければまずあり得ん。…おい天宮。そういえば気になることを思い出したのだが」
凛音「え?なあに?」
カミュ「…クロスオーバーで有名な話だが、別の世界にある人物がいる。多分お前も知っているだろうが敢えて名は伏せる。そいつは名の知れた歌手で恋人がいるらしい。仲間に脅しやコネの効く輩がいるのか世間一般的には広まっていないようだがな。…その者は恋人のことが大好きで仕方ないと仲間に公言しており休暇は恋人の別荘で過ごす、その惚気っぷりはその世界では俄然有名で名物にもなりつつある…。などと聞いたのだが、お前の意見が聞きたい。例えば幾ら何でも惚気過ぎていると批判する輩もいるが…」
凛音「うーん、どうなんだろう?難しいな…。ユーリさんとかアンちゃんたちのこともあるし、人に迷惑をかけ過ぎなければ大丈夫なんじゃないのかな?あっ、でも別荘は行ってみたい!」
カミュ「…おい、食いつくのはそこか;」
サーニャ「…ねえ、今の話私少し思い当たるところがあるんだけど…;」(こそこそ
真理子「確かに。それよりサーニャちゃん、あの男の人!顔が純和風過ぎてアロハシャツが全く似合ってないしwwwアンバランス過ぎてヤバいwww」(こそこそ
サーニャ「い、言われて見れば確かに…www」(こそこそ
カミュ「ここのアトラクションは気に入ってるぞ。辺りに漂う蜂蜜の香りは悪くない」
凛音「私も!…そうだ!この間食べたパンケーキの生クリーム乗せ、美味しかったよね!メープルシロップ掛けて正解だった!」
カミュ「そうだな、あの店の商品にはハズレがない。…だがこの前撮影帰りに愛島と出向いた時はあいつが…」
サーニャ「…うわっ!真理子ちゃん真理子ちゃん!見て!ビークインが出たわ!!!」(こそこそ
真理子「マジで!?…あっ、こっちはペロリームだったよ!」(こそこそ
それから彼らは当初の予定通りテーマパークを満喫していた。撮影のヒントになるようにというのが目的なのでデートに来ていたカップルを観察したりすることはあったものの、基本的には自分たちも十分楽しんでいた。
- ビターソングとシュガーステップ ( No.321 )
- 日時: 2016/08/30 19:18
- 名前: ユリカ (ID: yOB.1d3z)
だが…。
テーマパーク内でテンポ良く言葉を交わしつつ廻る2人だが、楽しそうに笑顔を浮かべるに対していつもより柔らかい表情で対応するカミュというとても和やかな空気だった。それを見ていた儚いナイトウィッチは一旦ポケモンGOをやめ、少し頬を赤らめる。これに親友が気付かない訳がなく、暑さが影響してしまったのかと心配そうにサーニャを気遣う。
真理子「…どうしたのサーニャちゃん?顔赤いよ?熱いなら日陰行く?それとも何か飲もっか?」
サーニャ「だ、大丈夫よ!平気、ありがとう!…ねえ、真理子ちゃん?」
真理子「何?どしたの?」
サーニャ「あのね、私気付いちゃったんだけど…。何だかこれ、すごくいけないことをしているような…///」
真理子「え、マジ?そんなの今更じゃんwww熱じゃなくて良かったwww」
サーニャ「良かったじゃないわよ、もう…;私すごく恥ずかしくなって来たんだから「ねえねえ、そこのお姉さんたち!」…はい?」
チャラ男1「君たちすっごく可愛いじゃん?彼氏とかいないの?2人で来てるのー?」
真理子「あー、そうですね。残念だけどこの子はともかく、あたしは縁が無くって」(うわっ、頭悪そうなチャラ男が2匹www服もダサいし似合ってないwwwこいつら絶対彼女いない歴=年齢の奴らだwwwww)
チャラ男2「なら俺たちと一緒にサマーランデブーに行っちゃおうよ!お金とかは俺らがサービスするからさ!」
サーニャ「あの、すみません!そういうのはちょっと困ります!」
チャラ男1「つれないなー!可愛い顔してるんだからそんなに怒んないでよ!夏の思い出ってことで1つ!どうよ?」
真理子「まあまあちょっと落ち着いて!…あー、ごめんなさい!実はあたしたち、ここで友達と待ち合わせしてて!あそこのパレード見るところで落ち合う約束なんです!だからちょっと今回は…」
チャラ男2「友達ってどうせ女の子でしょ?ならその子たちも一緒に行こうぜ?あといい加減名前を教えてよー!」(キラッ☆
だがここで最悪なことにいかにも頭の弱そうなチャラ男たちのナンパに引っかかってしまった。憤慨するサーニャを諌め、真理子が上手いことデタラメを言って離れようとするも、チャラ男たちはかなりしつこく一向に引き下がらろうとしない。しかも走って逃げようとしたのを悟られたのかガッと腕を掴まれた。
真理子「すみません、友達って男子なんです。学校の…」(うわっ、しつこっ!?こいつら悪い意味でナンパ慣れしてね?つかあたしにここまで言わせるってどうよ?)
チャラ男1「ならそいつら振り切って俺たちと一緒に廻ろうぜ!ほらほらほら!!!」
サーニャ「うう…;」(真理子ちゃん、どうしよう…;)
真理子「えーっと、あのですねー…」(楽しい時間を潰してこいつらどうしてくれようか…?大声で「変態!痴漢です!」って叫んで怯ませるか?スタンガン代わりに電撃流して気絶させるか?…あっ!あそこに凛ちゃんたちが!こうなったら偶然を装ってヘルプ頼もう!)
何かチャラ男たちを引き剥がす方法はないかと周りを見渡し、偶然彼女たちがパレードを見ていくことに気がつく。こうなったら仕方ないと少しずつチャラ男たちを誘導するように動き、談笑している凛音とに助けを求めようとしたのだが…。
凛音「今日は有名な大道芸人さんの演舞で、夏場だからシャワースプレーをかけながらのパレードだって!」
カミュ「ほう、さすがに気が効くではないか。早速手並み拝見と見るか」
真理子「ほらほらあっち!あっちにもあたしなんかより綺麗なお姉さんとかたくさんいるじゃないですかー!」(よーし、あともうちょっと…!)
サーニャ「そ、そうですよ!あはははは…;」(凛音ちゃん、こっちに気付いてー!!!)
牙山・ヴィズル「ズンドコズンドコズンドコイエー!!!!!」
カミュ・サーニャ・チャラ男共「」
凛音(・ω・)?
真理子「ちょwwwここであいつらが出てくるとかマジなのwww」
はい、ここでユリカサイドの裸族である牙山とヴィズルがリオのカーニバル衣装で腰を振りながら現れましたよコンチキショウ(爆弾投下)。お前らはこの間までせっかくオリンピックやっていたのに全部台無しにするつもりなのか。ちなみに需要はないと思いますが一応説明しておくと、こいつらの衣装は大量のスパンコールやスワロフスキーで彩られたあこや貝と真珠を用いた痛ビキニを主体とするカーニバル衣装です。そして褌にはお馴染みR-18イラストの代わりに今年開催されたリオデジャネイロオリンピックのシンボルマークが描かれていると違う意味で最悪である。
牙山「それは言いがかりだぞナレーション!俺たち裸族は常に流行の最先端に生きているのだ!流行を先取りするオシャレ裸族になることでユリカ裸族の品位と誇り高き裸舞を同志たちやファンに伝えているのだ!それに今回のコーデには大きな自信があるんだぞ!!!」
ヴィズル「今回は人気の裸族専門雑誌MAPPAでも取り上げられていた『夏に目立っちゃう☆カーニバル風ビキニコーデ』を参考にしているのだからな!これには忌まわしきハイランダーを始めとするお洋服愛好家たちも戦慄するに違いない!それに最近ワシは他の同志たちと比べて出番控えめだったんだ!ジャンルを知られていないなんてどうでも良い!今回は堂々暴れてワシの裸舞をあらゆる方面にアピールするのだ!」
牙山「うおおおおおー!!!!!同志ヴィズルよ、俺が付いているぞおおおおおおおおおおー!!!!!」
うっせえわ!お前らが知られていようがいまいがどうでも良いわ!つか裸族は相変わらず一々ナレーションに突っかかってくるんじゃねえよ!?
まさかの裸族wwwあ、感想まだ
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