二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜
日時: 2017/08/06 22:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

タイトルコール!


八雲サイドによる逃走中、開催!


舞台となるのは鏡のテーマパーク、ミラージュアイランド!この日はアイドルやアーティストが集合し、一大イベントが開催され、最大の賑わいを見せていた。
しかし、その裏でWS世界に関わる事件が起きている事を知らない……!



はじまり>>1 逃走者紹介①>>14-15 ②>>24-25

顔合わせとOPとミッション1>>35-39

ペア写真を撮れ!>>46-49

ミッション①の完結と運命が動き出すミッション②>>58-62

賞金増加!>>69-72

鏡の真相>>80-83

氷結の忍者>>93-97

クッキングパニック>>111-117

伝説の暗殺者>>123-129

逆転の交錯
前編(※修正)>>137-141
後編>>153-160

導く者と定理する者>>165-166 >>168-173

空白の戯曲>>174-184

狂気満る宴会場(別名魔王と堕天使の暗黒なるry)>>190-196

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オマケ1>>104-105
オマケ2>>142-143


注意事項。

1.キャラ崩壊注意。また、二次創作ならではのオリジナル設定が多めです。

2.荒しや誹謗中傷、特定のキャラ叩きは厳禁です。見つけたら即刻削除いたします。

3.不定期更新なので、更新速度は期待できません。因みに本格始動はヴァイスシュヴァルツ小説のあるエピソードが終わってからです。




登場ジャンル

スマブラ ぷよぷよ ポップン ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは SAO ビビオペ 艦これ ???


サブジャンル

逃走中 ギャグ有り キャラ崩壊注意


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Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.125 )
日時: 2016/10/08 17:59
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)

と、ある事に気付いたパシフィカがある事に気付き、顔を青くしながら尋ねてきた。

パシフィカ「あ、あのさ殺せんせー……ひょっとして、ここのボスだったりとか?」

殺せんせー「おやパシフィカさん。良い所に気が付きましたね。その通り!」







殺せんせー「この抜間さんサイドの殺せんせー、第3回戦のボスを勤めさせていただきます!!」

パシフィカ「マ ジ で ! ?」

とんでもない事実発覚。殺せんせーがボスと言う事は、この面子では絶対に倒す事なんて絶対に不可能……!?だが、愕然としている挑戦者達を安心させようと殺せんせーが続きを語る。

殺せんせー「いえいえ。このボス戦では先生を倒す必要はありません。今回のボス戦は防衛線。ここのどこかにある動力室を防衛する事です」

シャマル「防衛?嗅覚とか聴覚とかずば抜けてるからそっちはもう解ってるんじゃないんですか?」

殺せんせー「それが特殊な構造で防音無臭の部屋の中らしく、先生の鼻と耳でも解りません。それに、貴方達では先生を殺すどころか掠り傷一つ負わせることも夢のまた夢でしょうねwww」

真姫「なんか腹立つ!幾ら自分が凄いからって調子に「お前…は…」ん?」

殺せんせーの登場から黙っていた果南が呟いた。だが、何か怒りが込められているような…?

果南「お前だけは……」








果南「お前だけはああああああああ!!!(ガトリングガン用意」

殺せんせー「にゅやあああ!?」

千歌&穂乃果&真姫&パシフィカ&シャマル&エミ「その銃器はいったいどこから用意したんですか松浦さん!?」

怒号と共に大量の対先生用BB弾を大量にばら撒くガトリングガンを器用に回避して退散する。

穂乃果「か、果南ちゃん落ち着いて!」

果南「フーッ!フーッ!フーッ!」

真姫「一体どうしたのよ!?さっきのタコ見た途端に怒り心頭だったわよ!?」

千歌「果南ちゃんがここまで怒るなんて滅多に無いよ!?何があったの!?」

3人がかりで必死に果南を落ち着かせる。暫くして漸く落ち着いたのか、果南がさっきの行動の件を謝罪する。

果南「ごめん……;頭に血が上っちゃって……;」

未来「一体どうしたの?殺せんせーと何かあった?」

千歌「そういえばあの時、変にふらついていたような……?その時に何かあったの?」

穂乃果「果南ちゃん教えて!何があったの?」

果南「……解ったわ」

3人に問い詰められ、観念したように語る果南。あの時、一体何が起きた……?






※回想(果南視点)


その時あたしは、手紙の人物に指示された倉庫に来ていたの。そこには誰もいなかったの。

果南「あれ?おっかしーな。——まだきてないのかしら?」

その倉庫には誰もいなくて、まだ着てないと思ってたのよ。10分ほど待ってたけど、ライブの時間が近くなって帰ろうとした時だったわ……。


ぬちゃ……。


果南「うひゃ!?って、何なのよこれ!?」

いきなり手に変な感触がして手を離すと、ノブに気持ち悪い触手が巻きついていたの。それで今度は……。


ヌルフフフ……。


果南「な、何これ!?いつの間に……!」

変な声と一緒に倉庫じゅうを覆わんばかりの黄色い触手が這い出てきて……。

果南「い、いや!来ないで!いや……いやあああああああああ!!!」


回想終了。


果南「その後、何とか傍にあった鉄パイプで触手を引き千切って脱出したわ……でも、あと少し遅かったら私は……うぅ……」

千歌「果南ちゃん……」

果南「だから決めたの……あいつを殺さなきゃ、私が生きる意味なんて無い!!!」



聖良「いやそんなんで生きる気力なくしちゃダメでしょ!」

理亞「女の子が触手プレイで襲われて傷心しないわけ無いけどさぁ!」



千歌「まさか、あの時(>>61参照)顔を赤くしてふらついていたから変だと思ってたけど、そういうことだったの!?」

未来「……なるほど。ちょっと待ってて」

ふと事情を聞いた未来が声のトーンを低くしながら呟いた。

シャマル「未来ちゃん、どこ行くの?」

未来「武器を持ってくるわ。皆は何とかして奴を止めて」

そう言って迷路の壁を粉砕して(!?)武器を調達しに行った。おい、ノック感覚で壁壊すの止めろ。銀魂ネタにもこういうのあったよね?
その一方で、頭に血が上っている果南を筆頭に殺せんせーを追いかけていくのだった。


戦闘ミッション3、果南と未来が終始暴走します。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.126 )
日時: 2016/10/08 18:10
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)




明日奈「あんなタコみたいなのが襲った……果南はそれが原因で頭に血が上っていたのね」

ツバサ「最低ね。手紙で呼び出しといて襲うなんて。本当にあれ教師?」

カルマ「ううん、先生は戦闘ミッションが始まるまで俺やモヒカンコクッパと一緒にのんびりしてたよ」

希「カルマ君?せやね。幾ら相手がタコやからって自分の恩師があんな事を——」

カルマ「えー何言ってるの?あのタコマッハ20出せるから俺らと一緒にいたアリバイなんて全然役に立たないよ?」

コーラル「恩師を庇おうとする気は無いんですか!」

ステージの方でも殺せんせーが果南を襲撃したと思い込んでる者が出始めている。
だが、あの高速移動と分身なら別の場所にいても無罪とは思えない。だが、ログは異議を唱えるように言う。

ログ「いや、存外免罪かも知れんぞ」

武内「赤羽君。あの教師の暗殺に使われたのは主に何だったんですか?」

カルマ「ナイフと銃だったよ。勿論どっちも殺せんせー用だけど」

海未「それを皆さんは応用したんですよね?網や爆弾に仕込んだりして」

ダイヤ「それと布にも弾や刃と同じ性質の物でしたのよね?」

カルマ「——あー、ひょっとして気づいた?」

凜(デレマス)「何に気付いたの?」

カルマ「えー?みりあちゃんやユキちゃんはともかく他の人達は全然気付かなかったの?案外バカじゃない?」

みりあ&ユキ以外全員(なんか、腹立つ!!)

みりあ&ユキ(・ω・)?





エミ「シャマルさん、殺せんせーの位置は?」

シャマル「大丈夫。クラールヴィントが常にマークしてるわ。流石に超高速の移動は捉えられないけど、今は止まってるわ」

千歌「完全に舐めきってるよね;」

果南「上等じゃないの!絶対にあのタコを殺してやるぅぅぅぅ!!」

真姫「完全に頭に血が上ってるじゃない!」

穂乃果「小日向ちゃんといい、果南ちゃんといい、初戦よりハズレクジじゃないの!?」

頭に血の上っている果南に振り回される形でサポートに回る。
殺せんせーのいる場所は2つのルートから作られた部屋の中であり、挟み撃ちにすればと考えているようだ。因みにシャマルは別の場所でクラールヴィントで殺せんせーをマークしており、千歌はその隙に非常口に鍵を掛け、手掛かりの捜索に当たっている。

エミ「まずはこれで!ウォーターフォール!」

挟み撃ちにする前にエミが水の壁を作り上げる。これで退路を絞り、捕まえやすくする。

エミ「これでよし。良いよ!」

果南「よっしゃ覚悟ォォォォォォ!!!」

すかさず果南を筆頭に襲い掛かる3人。そして次の瞬間……!












3人「」←たこ焼きが口に突っ込まれた。

穂乃果「あぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ!たこ焼きが口にぃぃぃぃぃぃ!!!」

パシフィカ「え?何、どうし(たこ焼きを口に突っ込まれる)ぶわぢゃああああああああああ!!!(顔を出した瞬間たこ焼きを口に突っ込まれた」

エミ「なにがおk(たこ焼きを口に突っ込まれる)○×△□∀⊂≠$£〜〜〜〜〜〜!!!(同上」

果南「しかも出来立てだから余計に熱い!!」

真姫「しかもなんか辛っ!?何これ!?」

殺せんせー「暇だったのでたこ焼きを作りました。退路を絞らせるのは賢明な判断ですが、襲い掛かるまで果南さんの殺気が痛いほど感じていましたよ。あ、因みにたこ焼きは堕天使の涙とかいうのを参考にしました」

果南「あの迷回の迷産物を使ったんかい!!」


※堕天使の涙とは。
ラブライブサンシャイン10話で、ヨハネこと津島善子が作ったたこ焼き(と言う名の何か)。中身はタバスコやらで激辛仕立てになっており、知らずに食べたルビィが悶絶するほどの破壊力(違)を持つ。
因みにここサイドのヨハネはそれほど辛さの耐性は無いです。


殺せんせー「私は手入れをするのが好きでね、特別ハンデで警戒すること以外は手を抜いてあげますが、皆さん全力で私を殺す気で掛かってきなさい……!——殺せると良いですね。ゲームオーバー前に」

元伝説の殺し屋の威圧に思わず言葉を失う5人。本当にコイツを捕まえられるのか?そうとさえ思った時だった。


ドシュウン!


殺せんせー「にゅやあああああ!?な、なんですか今の?」

いきなり放たれた光線を辛うじて回避した。そしてその光線の出所は……。






未来「待たせたわね!」←クロックタワー3のハンマー男を武器にして登場。

エミ&パシフィカ&殺せんせー「本格的にここを破壊しつくすつもりですか小日向さん!?」

すいません、クロックタワー3のボスを名称繋がりで鈍器宜しく振り回しながら登場するの止めてもらえます?
つか、どっから用意した?

未来「別のアトラクションから獲って来た!」

殺せんせー「字が違いますよ!?仕方ありません、一時撤退!」

エミ「あ、待てー!」

流石に未来相手では何をしてくるか解らないと判断したのか、超高速で撤退する。

未来「流石にマッハ20は伊達じゃないわね……!」

真姫「と言うか、あれを捕まえる事事態無理ゲーじゃないの?約2名は殺る気満々だけど」

シャマル『そうね……あ、千歌ちゃんが来て欲しいって言ってたわ』

千歌が呼んでいると言う事で何事かと思いつつシャマルの元に合流する6人。それで、千歌は一体何を見つけたのか?



ゲーム機争奪戦で尊重や王様や魔王を武器にしてた奴いたよね?

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.127 )
日時: 2016/10/08 18:17
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)


千歌が見つけたものとは……?


千歌「それが、色んな所を探してたらこんなのを見つけたの」

シャマル「えっと、一つは知恵の輪で、『殺せんせーの弱点メモ』?」

果南「弱点!?」

千歌が見せたのは、難しそうな知恵の輪と5、6枚のメモ帳サイズの紙だった。サイズとメモ帳の構造から見て、このメモ帳の中身と見て間違いない。
内容は殺せんせーの弱点を書き記した物であり、有力な情報を得られるはず……!その内容は……!

エミ「えーっと、順番に読むと①巨乳美女好き。②カナヅチ。③知恵の輪。④予想外の事でテンパる。⑤殺気に敏感すぎる……だって」

果南&未来「全然役に立ってねぇぇぇぇぇぇ!!」

おい、これのどこが有力な情報だ。完全に個人的なものしかねぇじゃねぇか。あまりの役立たずっぷりの情報に未来と果南は思わず絶叫してしまう。

パシフィカ「これのどこが弱点なの……;」

未来「全然役に立ってないじゃん!何なのこれ、ただのプライベート記したメモ帳じゃん!これのどこが弱点なのよ!?」

果南「アイツ絶対殺される気無いでしょ!必死に振り回されるあたし達を見て笑ってるでしょ絶対に!」

役に立たない情報に逆ギレした未来と果南はげしげしと完成したメモ帳を踏みつける。八つ当たりにも程があるだろ。

シャマル「あはは……;あ、待って。案外3と2は使えるんじゃない?」

エミ「え?うーん……あ、そっか!こうすれば……あ、だとすると、1番も使えるんじゃ……だったら……」

呆れていたシャマルとエミが改めて踏みつけられたメモ帳を見て考えを張り巡らす。そして、何かを思いついたようにぽん、と手を叩いた。

エミ「じゃあ、二重囮の捕獲作戦で捕まえよう!」

パシフィカ「二重の囮作戦?」

エミ「じゃあ説明するね。えーっと……(作戦説明中)って訳。どう?」

果南「なるほどー。で、質問良い?この『誘い出しの囮』って誰がやるの?」

エミ「…………(あさっての方を向く」

果南「ねぇ、囮って誰がやるの?」


エミが考え付いた二重囮作戦とは……?





殺せんせー「やれやれ、こんなにも手を抜いていると言うのに誰も捕まえられないとは。正直がっかりでしたね」

その頃、殺せんせーは歯ごたえの無い相手にうんざりしており、そろそろ帰ろうかと迷路を歩いていた。このまま彼を逃せば、このミッションはCランクまで落ち、ハンターが3体も増加されてしまう……!

殺せんせー「これなら私の生徒やSNS団の方がより楽しい暗殺となれたはずでしょうに……おや?」

とぼとぼと帰ろうとした時、殺せんせーが鏡越しにある物を見つけた。










手首を天井に吊るし上げられて上半身ビキニのシャマルと果南だった(!?)。



シュウ☆ゾー「カイは見るなあああああ!君にはまだ早いから!(カイ(琴)を目隠し」

カイ(琴)「えぇちょ、何!?暗くなったよ!?」

武内「みりあさん向こうに行きましょう!」

ジャクリン(ユ)「ついでにツキノもお願いな」

カイト「ユキの方もお願いしますね」

ビードロ(オーロラ)「つーか純粋組全員避難させろ!」

純粋組(・ω・)?

ヤイバ(琴)「故にあんな事を考えたのはどこのどいつだ!?」

タクト&リューズ「寧ろあれ以外の方法が無かったのか聞きたいんですが」

カルマ(抜)「待ってwwwせんせーを誘うとはいえ大胆すぎwww」

アム「確かあの人って甘党じゃなかったっけ?何でお菓子で誘わなかったの!?」

会場もこの有様です(当たり前だ)。そして肝心のシャマルと果南も……。





シャマル&果南(恥ずかしすぎて死にそうですOTL)

シャマル(クラールヴィントで吊るしてるとはいえこんな格好にする必要あるの!?シグナムが九尾モードになりたがらない理由が解った気がするOTL)

果南(これで失敗したらエミちゃん覚えときなさいよ……!(怒)

当然このリアクションである。だが、今いるのは部屋の中では無い。そうとは知らずに殺せんせーは2人に近付こうと部屋に入る。

殺せんせー「……なるほど。立体映像ですか。やりますね高坂さん」

穂乃果「……!」

殺せんせー「まさか、気付かなかったとでも?部屋の外で殺気だった小日向さんもいますね?」

しかし、立体映像だと気付いていたらしく、隠れていた穂乃果に伝える。
穂乃果も気付かれたと同時にロッカーから姿を現す。同時に立体映像も消えた。

穂乃果「流石ですね。歪鏡・シェンショウジン。あれは鏡の様に光の屈折を利用して、姿を消したり別の場所に立体映像を作ったりできるって未来ちゃんが言ってました。あ、シャマルさんも果南ちゃんも突き当たりの廊下にいますよ」

殺せんせー(この部屋の中には高坂さんだけ。扉の陰に隠れて西木野さんと高海さんと先導さんの臭い。恐らく高坂さんを囮に3方向から襲う作戦でしょうが、甘すぎますよ)

穂乃果「うん。殺せないのはもう解ってるの。だから……覚悟はできました」

穂乃果は諦めたように力なく左手でナイフとエアガンを捨てる。その様子に殺せんせーも一瞬驚くが、まだ警戒を怠らない。

殺せんせー「甘いですよ。後ろから私を——え?」

捨てた武器を拾って振り向くと、扉の開いていた3方向からナイフとエアガンが人数分殺せんせーの元に転がってくる。流石に予想外の事だったらしく動揺が滲む。

穂乃果「じゃあ、最後に一つお願いをしていいですか……?」

殺せんせー「お、お願い?なんですか?」

穂乃果「それは……」












穂乃果「これ、1秒で解いて下さいッ!」

殺せんせー「なっ!?」

突然投げられた知恵の輪を必死に解こうとするが、1秒後にはぐちゃぐちゃに触手がこんがらがってしまった。その隙を逃さず、穂乃果が左の扉に逃げ込むと同時に殺せんせーの左右と背後の扉が閉じる。

殺せんせー「まさか、高坂さんを囮に閉じ込める作戦!?ですが、正面を開けっ放しにしたのは計算違いのようですね!」

すかさず冷静さを取り戻し、開け放たれた扉へと突っ込む殺せんせー。だが、部屋を出た瞬間水の感触が全身を包み込んだ!

殺せんせー「がぼっ!?(み、水!?」

なんと、自ら突っ込む形で水の中にダイブしてしまったのだ。触手は吸水性が高く、吸い過ぎると動けなくなってしまう……!だが、普通気が付かないはず無いのだが……?
と、ここで殺せんせーは穂乃果の台詞を思い出す。『光の屈折で姿が消せる』と。

殺せんせー(まさか、最初からこの水のブロックを隠していたと言うのですか!?身体が動かなくなる前に、なんとか脱出を……!)

エミ「そんな隙、与えません!」

すかさずエミが水のブロックを操り、パシフィカが音波のリングを作りあげ、殺せんせーを縛る枷にする。

エミ&パシフィカ「アクア&ビート、デュエットバインド!」

造り上げた音波と水の枷で、殺せんせーを二重三重に縛り上げて動きを封じ込めた。

パシフィカ「みんな、せんせーを捕まえたよ!」

エミ&パシフィカ以外の挑戦者s「よっし!」

殺せんせー「……まさか誘い込んで生け捕りにするとは。殺気が無いたのは、『目的の場所に引き込めば捕まえられる』のを前提にしていたのですね」

エミ「はい。警戒してる先生に不意打ちは効かないし、まともな方法も無理。だったら罠を張っておいて、捕らえる罠に誘い込んだほうがより確実です」

パシフィカ「それに、あの部屋は3方向は一方通行が多い上に、このルートも分岐点はここと奥のT字路だけ。出口を一つに絞ればよりここに出てくると思ったよ」



まさかの大規模捕獲計画。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.128 )
日時: 2016/10/08 18:23
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)


あれ……?


果南「よくやってくれたわ、エミちゃん……」

エミ「あ、果南さ……ん!?」

振り返ると激怒した鬼の如き殺気を纏わせた果南が鉄パイプを手にこちらに歩みながら迫って来る。彼女の背後ではシャマル達(未来は除外)が必死に止めているようだがずるずると引きずられている。

果南「漸く殺せるわねこのエロタコ……!」

未来「本当♪この時をどれだけ待ってたんだろうね♪」

千歌「ごめん、もう止められない!何とか逃げて!」

パシフィカ「いや逃げろって言われても!?」

もう動きを封じてるから逃げようが無い。ギラリと目を光らせた果南と未来は一気に振りほどいて大きく跳躍して鉄パイプと鈍器男を振り翳す。

果南&未来「女の敵がぁぁぁぁ!!今ここで天誅じゃああああああああああ!!!」



ぐにゃり。


果南&未来「え?どひゃあ!?」

殺せんせーの頭に直撃し、急にへこんだと思ったらゴムの様に跳ね返ってしまい、武器を放り投げてしまう。

殺せんせー「残念ですが、鉄パイプで先生は殺せません。ハンマー男の方は正直予想外でしたが;」

果南「はぁ!?だけど、倉庫の時は……!」

殺せんせー「このパークに来たのは先生初めてですよ?そんな所で対先生用武器を仕込めるとでも?」

エミ「そっか。このパークに対先生用の武器は無いから」

殺せんせー「と言う訳です偽者さん。あなたもここで聞いていたのでしょう?」

パシフィカ「は?」

次の瞬間、廊下の影から一人の女性が現れてきた。顔は計略を見破られた事で苦々しく歪んでおり、小脇には鏡を抱えている。まさか……。

千歌「って事は、あの人が黒幕の一人でもあり、果南ちゃんを襲った犯人……!?」

真姫「そう考えたほうが賢明ね。ねぇ、その鏡返してくれるかしら?」

女性「はぁ?返す?今の状況解ってないんじゃないの?」

そう返した女性が拳銃を鏡に向ける。人質のつもりだろう。そして次の瞬間、鏡から声が発せられた。

?『え?な、なんですかこれ!?』


凜(デレマス)「この声……まさか卯月!?」


女性「目が覚めた見たいね。さぁ下手に動くとこの子を撃っちゃうわよ!」

真姫「……あんまり聞きたくないけど、もし鏡が割れたらどうなるの?」

女性「これ?詳しい話は聞かなかったけど、亀裂が閉じ込めてる人体に触れればそこが斬られたような傷を負うって聞いたわ。粉々になれば当然中の人間も死ぬわよ」

パシフィカ「やっぱ聞くんじゃなかった……!」

女性「でも、助ける方法ならあるわよ。条件さえ飲んでくれればね」

穂乃果「条件?」

女性「一つ目は水ぶくれで動けないそのタコを殺す事。二つ目は穂乃果と千歌と真姫と果南、私側に来る事よ」

女性が指名したのは殺せんせーの暗殺と4人のスクールアイドルの身柄の要求だった。前者は拘束されてるから容易いと思うが、後者は完全に人質の交換でしかない。しかも、助ける人数と引き渡す人数が割りに合わない。
だが、千歌が一歩前に出ようとする。

果南「ちょっと千歌、本気!?」

千歌「だってこのままだと卯月ちゃんが危ないんだよ!それに、これ以外に方法なんて……」

真姫「バカ言わないでよ!大体アイツがすんなり言うとおりにするって保障はあるの?」

穂乃果「でも方法なんて……!」

シャマル(未来ちゃん、シェンショウジン使える?)

未来(一応。隙を見て視界から消せば取り押さえるチャンスができるかも)

エミ(じゃあその隙にあいつを捕まえて……!)

女性「一応言っとくけど、この鏡には爆弾を付けてるわ。人間相手だと多少の火傷程度で済むけど、こんな鏡を粉々にする位簡単よ?」

パシフィカ「そんな……!」

殺せんせー「いやはや、交渉にしても随分割に合わない要求ですね」

3人の会話を聞いていたかのように女性が鏡の裏側を見せる。そこには小さな箱状の物がコードに取り付けられており、左手に持っているものが起爆スイッチだろう。完全に八方塞りとなってしまった。そんな中、抜間さんサイドの殺せんせーが呑気に女性に話しかける。

殺せんせー「アイドルを助けようにも八方塞で手が出せない!そんな君達に『アイドルを人質に取られた時の対処講座』を始めます!」

エミ「何言ってるんですか!こんな時に呑気に講習をしてる場合じゃ(シュン!)ん?——え?」

呑気に講習を受けてる場合じゃない。そう言った時には既に拳銃と鏡を持っていた。更に箱状の爆弾を食べている。あれ?この拳銃と鏡って……?

殺せんせー「その1。武器と人質を奪い取る。爆弾もついでに処分しときました。さぁ皆さんも試してみてください!」

動じない&純粋組「なるほど!」

まとも組「そんな芸当、アンタぐらいしかできねーよ!!!」

会場のリアクションもこの有様である。ってか、超高速で人質と武器を奪い去るなんて殺せんせー位しか出来ないだろ。

果南「んで、その2。犯人を迅速に無力化する。と言う訳でこれ、倉庫での分ね♪」

女性「へ?(ドゴォ!)ぶべらぁ!?」

思わぬ早業に全員が唖然としてる中、果南だけがすかさず女性の背後に回り、渾身のグーパンをお見舞いした。それをまともに喰らった女性も思わずノックダウン。

果南「殺せんせー、この人をじっくりたっぷり手入れしちゃってね♪」

殺せんせー「はい。先生、手入れは大の得意ですからねぇ……♪ヌルフフフフ」

女性は殺せんせーに託し、自分達は鏡を持って迷路から退散。卯月の救出に成功したのだった。



これで戦闘ミッションをクリア。結果は……?

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.129 )
日時: 2016/10/08 18:31
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: kFGs7LN3)



果南「たっだいまー!」

カルマ(抜)「果南ちゃん挑戦前よりスッゲー輝いてるね。あの変態触手女をやっつけられたから?」

果南「もっちろん!(眩しすぎる笑顔」

シェゾ「うぉっまぶしっ!どんだけ輝いてるんだよ!?」

ダイヤ「仇をとれたのは解りましたから早く発表に移って下さい!」

果南の方も問題が解決したらしく、爽快な笑顔が眩しすぎる。さて、結果発表は……。

ルーナ「結果発表の結果が出ました。タイムは20:54、連携、ファインプレーともにSで、アイテムも十分に活用できました。結果は……!」

パシフィカ「これでミッションせいこー!」






















ルーナ「最終結果Aランク!ハンター1体放出です!」

パシフィカ「おおおぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜!?!?(ドッターン!」

真姫「は!?どういうこと!?」

アム「理由はこれです」

まさかのAランクに挑戦者達がルーナを問い詰める。すかさずフォローに入ったアムが映像を見せる。それに映ってたのは……。







爆発の影響で黒コゲになってしまった部屋だった。

挑戦者s「」

アム「殺せんせーが言ってたよね?動力室の防衛戦って。戦闘の影響で爆破しちゃったのがとんでもないマイナス点だったわ;」

ルーナ「因みに原因は動力炉に何か棒状の物が刺さったらしいです」

果南「棒状のって、そんなのどこに——」

千歌「果南ちゃん、殺せんせーの偽者を振りほどいた時に使ったのがあったよね?」

千歌の台詞に果南が言葉を詰まらせる。あの鉄パイプは、殺せんせーを思い切り殴った時、弾き返された影響で手放してしまっていた。つまり……;

殺せんせー「ミッションは失敗、と言う事ですね」

挑戦者s「」





戦闘ミッション3:ハンター1体追加。




殺せんせー「まぁ、先生にとっては役得でしたよwww目の保養も済ますことが出来ましたしwww」

カルマ(抜)「面白いネタも撮れたからさー。ありがとね、果南さんwww」


※暫くお待ちください


殺せんせー&カルマ(抜)「」←へんじがないただのしかばねのようだ

果南&シャマル「うわあああああああああああん!!!」←恥ずかしさに耐え切れず逃走

まさかの手違いによりついにハンターが追加されてしまった。次は前半最後の第4試合だが、果たして……!?
因みにギャグカオス組が撮った写真データは果南が全て削除しました。



ボス情報(やや原作ネタバレ注意)。
『殺せんせー』

おなじみ元暗殺者現教師及び超生物。抜間さんサイドではどういう経緯かは不明だがSNS団と協力している。
人間での姿は伝説の殺し屋通称『死神』であり、ある実験での暴走により今の姿になり、暴走の影響で亡くなった人物の後任として自ら3年E組に赴任した。
普段はふざけているが、ある人物との交流で教師としての仕事はしっかりとやっている。また、彼を殺して名を挙げようとする殺し屋を相手にならないと言わんばかりに返り討ちにして手入れするのも日常茶飯事(待て)である。
弱点は多いが超生物の本領を発揮しており、様々な奥の手も所持している。




「おまけ1」


あんじゅ「そういえば、何であの時助かったんですの?」

音也(ユ)「確かにそうだよな。先生は水のロックで封じられていたんじゃないのか?」

殺せんせー「あー、その事ですか。それなら頭に水を溜め込んでいたので、松浦さんと小日向さんの殴打で水抜きできました」

英玲奈「マリオRPGの水ポンプじゃあるまいし;」

あんじゅ「流石超生物、なんでもアリですね」


「おまけ2」


音也「何やってんですか揃いも揃って」

真斗(ユ)「そっちこそどこ行ってたんですか;」

ロージア(ユ)「こっちはこっちで大変だったんだからね;」

音也「そんな事より、穂乃果さん達はすぐに来てください。花陽とにこが起きました」

穂乃果「本当!?」


※移動中


花陽「皆、心配掛けてゴメン……」

にこ「まさかこんな事になるなんてね……」

穂乃果「気にしなくて良いよ。無事だったんだから」

翼「それで、何か覚えている事は無いのか?」

花陽「……ごめんなさい。誘拐された時から何も覚えていないんです」

にこ「こっちも。協力出来なくてごめん」

パシフィカ「それにしてもどうやって起したの?」

音也「あぁ、ご飯炊いたら起きてくれました」

ラミネート(アインス)「そんな方法で本当に起きたのか!?」

にこ「まぁそこは置いといて、一つ聞いていい?」







にこ「あの部屋の隅っこで落ち込んでる2人、どうしたの?」

シャマル&果南OTL(医務室の隅っこで落ち込んでる)

海未&絵里「知らないほうが身のためです(キッパリ」

花陽(・ω・?)←ご飯食べてます。


感想おk。


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